神社や寺院にお参りするとき、お賽銭をいくら入れるか迷うことはありませんか?財布の中にあるのは1円玉だけだったり、1円以外は高額なお札しかなかったり…。
そんなとき、1円玉を入れるのは失礼ではないかと思う人もいるかもしれません。
しかし、実は1円玉にも意味があるのです。
実際、神社関係者によると、1円でも心からの感謝の気持ちが込められていれば、神様は喜んでくださるという。
神社関係者が明かす、1円玉のお賽銭にまつわる驚きの事実をご紹介します。
ただし神社によっては小銭が禁止されているところもあるので、その場合は注意しましょう。
お賽銭は1円でも大丈夫な理由!「安心して1円を入れてください。」
お賽銭の本当の意味は「神様に感謝の気持を伝える」こと
お賽銭は金額ではなく心が大切です。自分の無理のない範囲で、神様に感謝を伝えることで、神様は誠実な気持ちを見てくださるでしょう。
金額の語呂合わせは迷信ですから、自分が良いと思う金額を入れて構いません。
ただし、硬貨の入金手数料が有料化されたことで、神社は1円玉ばかりを換金すると赤字になる可能性があります。
そこで、お賽銭で1円しかないときは、その金額を入れた上で、神社内でお守りを買ったり、お祓いや七五三などの行事に参加したりして、神社に寄付する方法もあります。
いずれにしても、お賽銭で1円しかないときでも、小銭禁止の神社でなければ、そのまま入れて大丈夫です。
そして、できれば5円以上を入れることを心がければ、神社が赤字にならずに済むでしょう。
神社や寺院は1円玉でもありがたく受け取ってくれる
お賽銭は神社や寺院の維持費や神主や僧侶の生活費に充てられます。
そもそも、お賽銭は無税ですから、貰って困るということはないという考え方の神社仏閣も多いんですね。
そのため、少額でも心からのお賽銭はありがたく受け取ってくれますよ。
小銭の預け入れが有料化されたことで、硬貨の扱いに困っている神社や寺院は電子マネーでお賽銭をするといった対策をしているところもあります。
私達参拝者の心がけも大切ですが、本当に困っている神社は何かしらの対策もしているはずなので、安心して1円玉を入れて大丈夫でしょう。
お賽銭が1円しかないときの対処法
お賽銭は、神様に感謝の気持ちを伝える大切な行為です。
しかし、お賽銭が1円しかないときはどうすればいいのでしょうか。
お賽銭を入れないでお祈りだけする
お賽銭は、神様に感謝の気持ちを伝えるためのものですが、必ずしもお金でなくても構いません。
実際、お賽銭箱がない神社も存在します。
心からの祈りや拍手やお辞儀などでも、神様に感謝の気持ちを伝えることができます。
お賽銭は強制ではなく任意ですから、1円を入れるのが気が引けるなら、お賽銭を入れずにお祈りするのも一つの方法です。
お賽銭を入れないでお参りするときは、特に丁寧に礼儀正しくお参りするようにしましょう。
1円玉に願いを込める
お賽銭は、金額ではなく心が大切です。
1円玉にも、自分の願いや感謝の気持ちを込めて、神様にお供えしましょう。
神様は、誠実な気持ちを見てくださると信じています。
他の硬貨と組み合わせる
1円玉だけではなく、他の硬貨と組み合わせて、縁起の良い金額にすることもできます。
この語呂合わせは迷信なので、自分が考えた気持ちの良い金額にしたり、自分に縁の深い数字にしたりするのも良いでしょう。
例えば、50円玉と1円玉で51円にして、「ご縁が一生続きますように」という意味で入れる方もいるそうです。
また1円玉が複数ある場合は、5枚や11枚になどにして演技の良い数字で金額を調整することもできます。
電子マネーでお賽銭をする
最近では、電子マネーでお賽銭をすることができる神社や寺院も増えています。
スマートフォンやICカードで、自分の好きな金額を支払うことができます。
これなら、硬貨の枚数や手数料を気にする必要がありません。
神社 | 電子マネー |
---|---|
たやの宮神明社 | J-Coin Pay, StarPay |
神田明神 | J-Coin Pay |
東本願寺 | J-Coin Pay |
平等寺 | Amazon Pay, d払い, pring, PAY ID, アリペイ, ウィーチャットペイ, NETS Pay |
日光二荒山神社 | アリペイ, ウィーチャットペイ |
以上のように、電子マネーでお賽銭ができる神社は、主に外国人観光客や若者に向けてキャッシュレス化を進めているところが多いようです。
ただし、電子マネーでお賽銭ができるとしても、期間限定や金額制限などの条件がある場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。
神社内でお守りを買う
お賽銭だけではなく、神社内でお守りを買うことも、神様への感謝や寄付になります。
お守りは、自分の願いや目的に合わせて選ぶことができます。
また、お守りは自分用だけではなく、家族や友人へのプレゼントとしても喜ばれますよ。
その分お守りを買うというのは神社にとっても自分にとってもWin-Winになる選択肢ですね。
神社内でおみくじをする
お賽銭は、神様に感謝の気持ちを伝えるためのものですが、必ずしもお金でなくても構いません。
おみくじは、神様からのメッセージやアドバイスを受けるためのものです。
お賽銭が1円しかないときは、その金額を入れた上で、おみくじを引くことで、神様に自分の願いや悩みを伝えることができるでしょう。
- お賽銭箱に1円を入れます。
- おみくじの料金(通常は100円)を支払います。
- おみくじ筒や自動販売機などからおみくじを引きます。
- おみくじに書かれた吉凶や運勢の説明を読みます。
- おみくじに従って祈ります。
- おみくじを木や専用の掛け物に結びます。
おみくじを引いた後は、神様に感謝の気持ちを忘れずに、運勢の説明に沿って行動するようにしましょう。
また、おみくじはあまり気にしすぎないことも大切です。最終的には自分の努力や選択が未来を決めるからです。
神社や寺院の行事に参加する
お賽銭だけではなく、神社や寺院の行事に参加することも、神様への感謝や寄付になります。
例えば、お祓いや七五三などの祝い事や、節分やお盆などの年中行事などです。
これらの行事は、神様との交流や信仰心を深める機会にもなります。
おわりに
いかがでしたか?お賽銭は金額ではなく、感謝の気持ちが大切なのだということがわかりましたね。
1円玉にも「縁がつながる」という意味がありますし、神社や寺院は1円玉でもありがたく受け取ってくれます。
もちろん、自分の身の丈に合った金額を入れることが望ましいですが、1円玉しかない場合は気兼ねなく入れても大丈夫です。
ただし、1円玉を入れる場合は、他の硬貨と一緒に入れるよりも、1枚だけ入れる方が縁起がいいそうです。
次回お参りする際は、このことを覚えておくとよいでしょう。
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