私、性欲はある程度あるんだけど恋愛感情が全くないの。でも将来孤独は嫌だし、どうしたら…
恋愛感情がない一方で、性的感情はあるタイプの人を「アロマンティック」と呼びます。
性行為には興味はあるものの、人を愛することができず、交際したいという願望さえ持てない。そんなセクシュアリティを持つ人はそう少なくありません。
人への恋愛感情が持たないけど性的感情はある。加えて孤独を避けたい場合どうしたら良いのか。皆さんのお悩みを解消するため、アロマンティックの人の傾向と今後の自分との向き合い方について解説していきます。
アロマンティックとは?
アロマンティックとは、性的感情はあるものの恋愛感情を抱かないセクシュアリティを指します。
「アセクシュアル」という類似した言葉がありますが、こちらはアロマンティックとは対照的に性的感情を持たないタイプの人のこと。
中には、恋愛感情ないし性的感情を持たない「アロマンティック・アセクシュアル」な人もいます。今回は、性的感情はあるけど恋愛感情がないアロマンティックな人をテーマとして今後の自分との向き合い方までご紹介していきます。
アロマンティックな人の傾向
まずは、アロマンティックな人に共通する傾向について確認していきましょう。主な特徴としては、以下の3つが挙げられます。
自分と向き合うため、そしてセクシュアリティのひとつである「アロマンティック」を理解するため、その傾向についてしっかりと押さえておきましょう。
恋愛感情がなく性的感情はある
繰り返しになりますが、アロマンティックな人は恋愛感情を抱くことはないものの、性的感情は感じる恋愛傾向を持ちます。
分かりやすく言うと、性行為をしたい気持ちや興味はあるけど恋愛的に人を好きになれないということ。
体の関係は持てても交際までの願望はないのが、アロマンティックな人の大きな特徴となります。
恋愛ドラマや映画に共感できない
皆さん、恋愛ドラマや映画を観たことはありますか?恋愛感情がなく性的感情はある人は、恋愛ドラマや映画を見た際、ストーリーや登場人物の感情に共感できないことが多々あるそう。
あー言われてみれば共感できたことはないし、あんま観ようとも思わんね
アロマンティックは恋愛感情がなく性的感情はあるセクシュアリティ。他人の恋愛を観て共感できず違和感を覚えるのも無理はありません。
もちろん、誰しもが作品に否定的であるというわけではなく、アロマンティックな人の中には作品を楽しむ方もいます。
ここでお話ししているのは、アロマンティックな人は恋愛作品に共感しにくいということ。アロマンティックだから恋愛作品は楽しめないということではありません。
友人との恋愛トークにうまく馴染めない
友人との恋愛トークにうまく馴染めないのもアロマンティックの特徴のひとつ。
「最近彼氏できた!ちょー幸せ」「付き合って3年経ったんだけど、そろそろ結婚とかありだよねー」そんな恋愛のトークにうまく入れない、あるいは興味あるフリをした経験はないでしょうか。
アロマンティックの人は恋愛感情を持たないがゆえ、恋愛ドラマ同様に他人の恋愛に対し共感はあまり示しません。中には、それでは場が冷めてしまうと、興味を示すフリをする方も一定数いるようですが。
恋愛感情がないけど性的感情はある人に必要な自分との向き合い方
アロマンティックに共通する特徴について触れたところで、早速恋愛感情はないけど性的感情はある人に必要な自分との向き合い方についてみていきましょう。
いずれもアロマンティックな人には必要な自分との向き合い方。自分への見方や周りへの見方を少しでも変えることができれば、皆さんが今感じている心のモヤつきもきっと晴れるはずです。
特に、将来結婚できず孤独になることに不安感を覚えている方はぜひ参考にしてみてください。
アロマンティックは多様性のひとつであると受け入れる
人の価値観というのはまさに千差万別。恋愛においても、異性を好む人もいれば同性を好む人もおり、中には恋愛感情をそもそも抱かないという人もいます。
いずれも多様性のひとつであり、「その人らしさ」をつくる個性でもあります。
「恋愛感情を持たないからおかしい」というわけではなく、ひとつの価値観であると自分を受け入れてみると少しは自分への見方も変わってくるのではないでしょうか。
孤独への心配は不要だと心に留めて焦りをなくす
恋愛感情を抱くことができないことから、将来結婚せず孤独となってしまうのではないかと不安に思っている方も多くいるかと思います。
結論ですが、結婚というのは愛情が必須なものではありません。友情や信頼から友情結婚される方も中にはいます。もちろん、アロマンティックな人同士が結婚するケースも。
無理に焦ってしまうと自分を追い詰めてしまうだけ。将来の孤独への心配は不要だということしっかりと心に留めておきましょう。
自分への理解ある人との付き合いを大切にする
ご存知の通り、恋愛感情がないけど性的感情はある皆さんをよく理解してくれる方がいる一方で、全く理解してくれない方もいます。
どっちかといえば理解ない人が多いよね
お互いに価値観や考え方が大きく異なるのですから、互いに違和感を覚えるのも自然なこと。ですが、皆さんをよく理解してくれる人との付き合いは大切にしていくべきです。
異なった考え方を持っていたとしても、理解しようとしてくれる人は皆さんにとっての良き理解者。
孤独への不安が拭えないのであれば、こうした自分をよく理解してくれる人との付き合いを大切にしていくと、自然と輪も広がってくれるはずです。
まとめ:結婚は「愛」が全てではない!
結婚には、愛が必要だと思われがちですが、必ずしもお互いに恋愛感情が必要というわけではありません。
現在では、恋愛感情がないものの性的感情はあるという者同士で「友情結婚」をされる方もみられています。
将来孤独が嫌だと感じる方は、恋愛感情がないけど性的感情はある自分をよく理解してくれる相手をぜひ探してみてください。きっと、お互いに過度な愛情を持たずにいられる関係を築けるお相手が見つかるはずです。
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