上司と部下で体の関係になるというのは映画やアニメなど創作の世界ではよく見られることですが、実は現実でもそれほど少ないことではないのです。
社会人になると一日のほとんどを職場で過ごすことになるため、多くの時間を一緒に過ごしている上司や部下に気持ちを入れ込んでは、いつしか関係ができてしまっていることもあります。
ですが、互いの立場や周囲の目などを気にせずに感情のまま行動すると、場合によっては大きなリスクを背負うことになるため、きちんと考える必要があるのです。
今回はそんな、上司と部下で体の関係になったらどうするべきなのかを解説します。
上司と部下で体の関係を持つことはリスクになる?
上司と部下で体の関係を持つことはリスクにならないこともあれば、相手の立場によっては大きなリスクを背負ってしまうこともあります。
相手やあなたが既婚者であったりその事実を周囲の人が知っている場合、そもそも職場が社内恋愛を禁止にしている場合など、上司と部下で体の関係を持つことはリスクとなるでしょう。
ゆえに職場によって当然異なるものの、社内恋愛を禁止にしていると部署移動や左遷・退職になりかねません。
また、相手が既婚者だとパートナーから慰謝料を請求されることで、職場に知られてしまうこともあるでしょう。
そのため、上司と部下で体の関係を持つ前に既婚者の確認はもちろん職場のルールなど、きちんと確認しておくことが自分のためにも大切になります。
上司と部下が体の関係になりやすい3つの理由や心理
一日のほとんどの時間を同じ空間で過ごしているため、一緒の業務を取り組む中で「いつの間にか目で追っていた」「考えることが増えていた」など、意識しているのかもしれません。
まずは、どのような理由や心理から体の関係になりやすいのかをチェックしてみましょう。
職場で常に顔を合わせているため
同じ職場はもちろん部署やチームで顔を合わせることが多いことで、気づけば惹かれていたと自然と相手を目で追ってしまうことが多いでしょう。
初めはそれほど意識していなくても一緒の空間・業務に取り組むことで物理的にも精神的にも距離が縮まり、相手の良いところも悪いところも見えて信頼関係ができます。
その結果、いつしか親しくなってはプライベートな話までするようになっては、さらに距離が近づいてしまうもの。
そのため、初めは一緒に働く上司と部下の関係だったとしても、気づくとさまざまな想いを抱いてしまっているのです。
2人っきりになる機会が多い
プライベートで関わりがなかったとしても、一緒に業務をしたり2人っきりになることが多いと意識してしまうのかもしれません。
上司と部下ということでプライベートの関わりがない人がほとんどでしょう。
ですが、教育係や出張・チームや残業など業務を取り組む上で2人っきりになる時間ができると「こんな部分があったんだ!」「こんなところも意識できるんだ」など、2人ということで新たに見えてくる部分があります。
時間と空間の共有で信頼関係ができるものですが、こうして新たに見える部分からも相手を意識するきっかけとなっては関係ができることも少なくありません。
頼りになる上司で好意を抱いてしまう
上司が頼れる存在になると男らしさや魅力を感じては、惹かれて体の関係を持ってしまうのかもしれません。
特に女性は男性に対して頼りたい・甘えたい、守られたい気持ちがあるもの。
そのため、なにもわからず不安を抱えている新入社員だと仕事で頼りになり、どんなことも相談できて優しく大人の魅力がある上司には好意を持ってしまうのでしょう。
また、反対に男性は本能的に女性を守りたい気持ちが強く心の奥底に抱いているため、心配ゆえに気にかけていたりサポートしていると「助けになってあげたい」「支えてあげたい」と、好意を抱いてしまうのかもしれません。
部下と体の関係を持った後の気持ちの変化3つ【上司側】
人との関係というものはこれまでのつながりや、新たにつながりができると当然変わってしまうため、体の関係後にこれまでと同じような気持ちを持つことができなくなるもの。
特に上司という立場なこともあり自分の気持ちを優先できないことが多いものですが、中には体の関係がきっかけで新たな気持ちが芽生えることがあるのです。
ここでは、部下と体の関係を持ったあとに起こる、上司の気持ちの変化を解説します。
独占欲が芽生える
男性は狩猟本能を心の奥底に抱いていることもあり、体の関係のあとには部下に独占欲を抱いてしまう人も少なくありません。
必ずしも当てはまってしまう人ばかりではないものの、男性の多くは狩猟本能があるため「好きな人は自分のものにしたい」という気持ちを抱いているのです。
そのため、体の関係を持ってしまうと物理的にも精神的にもこれまで以上に距離が縮まるため、特にそれほど好意を抱いてなかったとしても独占欲が芽生えてしまうことがあります。
意識するきっかけになる
体の関係を持ったことで部下を意識し、好意へとつなげるきっかけになることもあります。
これまで仕事でどれほどの時間を共有していたとしてもすべてを知っているわけではないため、関係を持ったことで新たに見える部分や惹かれる部分が増えるでしょう。
ただの部下としか思っていなかったとしても、良い意味でも悪い意味でもプライベートな一面が見えるようになるため「こんなにも素敵な人だったんだ!」「こうしたところにも惹かれる!」と、意識するようになることも多いのです。
関係を持てたことで満足
体の関係を持てたことで気持ちが満たされ、線引きしてしまう人もいます。
性別によって恋愛の捉え方などが異なるため、体の関係ができたとしても純粋な想いが生まれるとは限らないのです。
そのため、多少なりとも好意的に想っていたとしても恋愛関係までは求めておらず、体の関係を持てたことで「心も体も満たされた!」と、距離を置こうとする人も少なくありません。
上司と体の関係を持った後の3つの気持ちの変化【部下側】
頼りになることから憧れの気持ちを抱いては、いつの間にか恋心に変わっていることもあるもの。
そのため、体の関係を持ったからこそ「あの人はこう想ってくれているはず!」などと思い込んでしまうこともありますが、曖昧だったことを明確にしたい気持ちが強くなることもあるのです。
次に、上司と体の関係を持ったあとに起こる、部下の気持ちの変化を解説します。
彼女になりたい気持ちが強まる
体の関係を持ってしまうと相手との距離が物理的にも精神的にも近くなってしまうため「好きになってほしい」「彼女になりたい」などといった気持ちが強くなってしまうもの。
女性は特に一度でも体の関係を持ってしまうと相手に信頼感を寄せてしまうことが多く、これまでにあった距離を感じられなくなり、求めるものが強くなってしまいます。
そのため、相手が特別な感情を抱いてなかったとしても「彼女にしてほしい」「一番に想ってほしい」など、相手を求めてしまう感情を抱いてしまうのです。
相手の本音を知りたくなる
上司と体の関係を持つきっかけは「なんとなく流れで……」「いつの間にか関係を持ってしまっていた」などということもあるでしょう。
このような場合、互いに特別深い想いを抱いていないことが多いですが、中には関係を持ったことで好意が芽生えることがあります。
そのため、純粋に体の関係を持ったことに対しての想いであったり「付き合うことは考えてないのかな」などと、相手がどのように想っているのかを知りたくなってしまうのでしょう。
業務中の気まずさを感じる
上司と体の関係を持ってしまうとこれまでの距離感や関わり方など大きく違ってしまうため、業務中に顔を合わせることに多少の気まずさを感じてしまう人も少なくありません。
今までは仕事上の関係だけであったものの、体の関係を持ってしまったことでこれまで隠れていたプライベートな部分が明確になってしまったのです。
そのため、業務中であるもののプライベートな部分を思い出しては、気まずさを感じては距離を保ちたいと思う人もいます。
また、周囲に2人の関係がバレてしまわないようにあえて気まずさを演じ、一定の距離を保つ人も少なくないでしょう。
上司と部下で体の関係後に絶対にやってはいけないNG行動
上司や部下に憧れや好意などの想いを抱いていると嬉しさから「実は……」と、同僚に関係を持ってしまったことを言いたくなってしまうもの。
ですが、相手が既婚者の場合はもちろん職場のルールなどから恋愛を禁止されている場合、たとえ口止めをしていたとしてもバレては左遷や処罰を受けてしまいかねません。
また、言葉で伝えていなくとも勘のいい人であれば「あの2人まさか……」と、2人の距離感や雰囲気でバレてしまうこともあるでしょう。
そのため、体の関係を持てたことで嬉しい気持ちがあるかもしれません。
ですが、2人の関係がバレてしまうと多少なりともリスクがあることを念頭において、これまでと変わらない距離感や雰囲気を意識するようにしましょう。
ピンチを乗り越えるための対処法
相手に好意を抱いていたとしても既婚者であったり、周囲の目などさまざまな問題を考えると上司と部下で関係を持つことに躊躇してしまうもの。
ですが、場合によっては相手との距離感や雰囲気など、流されて関係を持ってしまうこともあるでしょう。
このようなとき焦りゆえ正常な判断ができなくなってしまいますが、自分の気持ちを優先してしまうと大きな問題やトラブルになりかねません。
最後に、ピンチを乗り越えるための賢い対処法を解説します。
関係を持ったら一切口外しない
上記でもすこし触れてしまいましたが、上司と部下で体の関係を持ったら一切口外しないことです。
相手に強い想いを抱いていると距離が縮まり関係を持てたことに嬉しく、誰かに伝えたくなってしまうもの。
特に女性同士が集まると仲の良い人ほど恋愛話が多くなってしまいますが、相手が社内の人であるとバレる可能性はゼロではなく、名前を伝えてしまうと今後の業務に支障が出てしまうこともあるでしょう。
嬉しい気持ちを仲の良い同僚と共有したいかもしれませんが、お互いのためにも関係を持ってしまったら絶対に口外しないことです。
これまでの距離感を忘れない
人は物理的な距離が縮まると精神的な距離も縮まると言われていることもあり、体の関係を持ったあとに突然2人の距離が無意識に縮まってしまうこともあるでしょう。
ですが、当人同士が思っているよりも周囲の人間はよく見ており、距離や雰囲気の変化に気づくもの。
そのため、体の関係を持ち親密になったことで距離感や相手への想いを業務中に出してしまうと、たとえ口外していなくても雰囲気からバレてしまうこともあります。
ゆえに「仲良くなったから」などさまざまな理由を伝えていたとしても周囲にはバレてしまうため、あまり距離を縮めないようにしましょう。
まとめ
社会人になると一日のほとんどを職場で過ごすため「出会いがない……」と、異性に目を向ける相手が上司や部下になってしまうもの。
憧れの気持ちで止めることができればいいですが、一線を越えて体の関係を持ってしまうと相手や職場の状況によっては大きなリスクを背負いかねません。
そのため、一時の感情や雰囲気に流されて後悔しないようにしっかりと自分で考え、後悔しない選択をしましょう。
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