「女友達を好きになっちゃった、どうしたらいいの…。」「男友達を好きなるのは、やっぱりよくないのかな。」「1人の友達が好きすぎる。」等、友人関係で悩んでいませんか?
実は、友達に強い想いを抱いたことで、苦しい思いをしている人は少なくないんです。
”好きでいるのが辛い…”と、必死に諦めようとする人もいれば、”気持ちだけ伝えられればいい”と、思い切って告白する人もいます。
でも、多くの人が、どうするかを決めかねたまま、想いを隠し続けているようです。
しかし、悩みを抱えたままでいるのは、辛いですよね。それなら、この記事の知識を参考にして、どうしていくのかを、決めてみてはいかがでしょうか。
これから、好きすぎて辛い4つの理由や、好き 依存 執着のこと、LGBTQ+などについて、お話していきます。
「迷いたくない、どうするか決めたい。」「どうしたらいいのか分からない。助けて欲しい!」「好きすぎる時の対処法を教えて欲しい。」という人は、ぜひチェックしてみて下さいね。
好きすぎて辛い4つの理由
1. 言えない
「好き。」と言えない。
すごく友達が好きなんだけど、そのことを相手に伝えられないことが辛い。
もし、言ってしまったら、「え?本気で?」と引かれたり、「あ〜、ごめん。」と避けられたりして、傷つくことになるかも…と、考えているからです。
自分の気持ちを知って…友達がどう思うのか、関係は気まずくならないのか、不安で怖くて言えないのです。
2. 嫉妬してしまう
他の友達と仲良くしていることに嫉妬する。
自分以外にも、仲が良い友達はいますよね。その人達と楽しそうにしているのを見る度に、イライラしてしまいます。
そして、”そいつに笑いかけないで”、”触るな、そんなに近づくな!”等、モヤモヤした気持ちで、心がいっぱいになってしまうんです。
本当は今すぐにでも引き離したいけど、「止めたら悪く思われそう…。」「邪魔したいけど…やったら怒るよな。」と、友達に嫌われるのが怖くて、なかなか行動に移せません。
それでも、友達への想いが強ければ強いほど、いろいろな人に嫉妬してしまい、どんどんイライラが溜まっていってしまいます。
そして、嫉妬することに心が疲れてしまい、”もう辛い…”と思ってしまうんです。
3. 可能性が低い
同じ意味(love)で好きになってもらえる可能性が低い。
友人としての好き(like)はあっても、同じ好きになってもらえるかどうかは、分かりません。
「異性でないと、そういう対象に見られない。」「ドキドキしないし、好きにはなれない。」という人が多いからです。
自分でも、”報われないだろうなぁ”、”本当は止めた方がいいんだろうけど…”等、思ってはいるんだけど、好きな気持ちが消えないから、なかなか諦めることができないんです。
”これからも、この状態が続くのか…”と考えるだけで、胸が引き裂かれそうなくらい痛くなり、好きという想いが、すごく辛く感じてしまうのです。
4. 好きになったこと
友達を好き(同性愛)になってしまったことに対して、罪悪感などを感じる。
「小さい頃から同性の人に好意を持っていた。」という人もいれば、「今回が初めて…。」という人もいます。
初めての人の中には…同性愛者だと知って強いショックを受けてしまい、”こんな自分が大っ嫌い!”、”絶対にありえない!間違いだ!”と、自分自身を否定してしまう人もいるようです。
でも、人が人に好意を持つことは、決して悪いことではありません。
しかし、真面目な人ほど、「同性を好きになってしまった。」「こんな気持ち…相手に申し訳ない。」「気持ち悪いと思われたくない。」という思いから、自責の念を抱いてしまうようです。
自分に対する怒りや恨み、悲しみで…心が辛くなってしまうんです。
好き 依存 執着とは?
恋愛においては、好き・依存・執着は似ている、と言われています。どういう違いがあるのか、見ていきましょう。
好き
相手の気持ちや考えを尊重し、見返りを求めず、好きな人の幸せを願うことができます。
それは、”好きな人が喜んでくれれば、それでいい!”という思いが強いから。だから、自分よりも相手の気持ちを汲み取ろうとするんです。
そして、相手に対して思いやりや、優しさを持って接するため、お互いに良い気持ちで過ごすことができます。
好きという気持ちは、相手の幸せを見ると自分も幸せになれる、とても温かい感情なのです。
依存
相手の気持ちを考えずに、自分の望むように頼り続けます。
承認欲求が強い人ほど、なりやすい傾向にあります。
依存している人は、自分が必要とされることで、心の安定を保つことができます。
そのため、”自分ができることは何でもやる。だから傍にいさせて!自分を必要として欲しい!”と、考えるんです。
相手が、それを嫌だと思っていても、”もっとやってあげれば、きっと必要だと思ってくれる!”と、自分の気持ちを押し付けてきます。
尽くすための苦労は、苦痛だとは全く思いません。
「今日、○○頑張ったの!ついでに、コレとコレ。あれも〜…。」と、自主的に頑張ったり「頼まれたことやっておいたよ。ついでに〜もやっておいたから。」と、言いなりになったりします。
依存すると…物事を決める時は、尽くしているもの(人)が最優先。自分の基準ではなく、依存相手の基準(目線)で勝手に決めてしまうんです。
「いや、そんなの頼んでないし…。」と困る人もいれば、「そうか。じゃあ、あとついでに~…。」と、さらに要求してくる人もいるため、相手次第では、いいように使われ続けてしまいます。
依存は、相手の気持ちを考えず、自分の気持ちを最優先します。一方的に尽くして、見返りを求めてくるんです。
しかし、好きは、相手の気持ちが最優先で、見返りを求めません。それに、自分一人でも幸せを感じられるため、相手の存在は必須ではないんです。
つまり…依存は、自分のため。好きは、相手のためです。
そして、大きく違う点は、好きじゃなくても依存はできるということ。
例えば…彼氏のことはもう好きじゃないけど、いないと不安になるから付き合っている、等の話を聞いたこと、ありませんか?。
自分を分かってくれる、救ってくれる相手ならば、特に好きはなくても、依存はできるのです。
執着
心が深く囚われて離れないこと。つまり、こだわることですね。
自分に自信がない人が、なりやすい傾向にあるようです。
執着するもの(人)で自分が”救われた”、”認めてもらえた”という経験から、「この人じゃないと駄目。」「この人よりも、分かってくれる人はいない!」と、離れられなくなってしまいます。
自分の周りには、いろいろな選択肢(人)があるのに、それらはダメだと決めつけ、1つのものに自分からこだわってしまうのです。
依存した相手に嫌われたり、捨てられたりすることに対し、強い恐怖心があります。
そのため、常に全力でしがみ続けます。相手によっては、”気持ちが重過ぎる…”と思われることもあるようです。
2つとも…対象から離れられないこと、存在がないと自分の心を満たせない、好きじゃなくてもできること、気持ちの押し付けなど、似てるところが多いです。
依存は、自分の世界が対象者を中心に回っていて、幸せにも不安にもなります。必要とされたら嬉しくてたまらないのに、少しでも冷たくされると塞ぎ込みます。
執着は、「○○じゃないと無理!駄目!」という強いこだわりがあるため、捨てられることを極度に嫌がります。そして、対象者を自分のモノのように扱います。
依存の方がメンタルが弱くて、執着の方が気持ちの押しつけが強い、という感じですね。
LGBTQ+とは?
生まれた性別にとらわれない、性的少数者の人達を指す言葉です。
Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender(トランスジェンダー)QueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)の頭文字を使った言葉です。
「LGBT」とは:レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障がい者を含む、心と出生時の性別が一致しない人)、クイア(自分の性のあり方がわからない、定まらない人)のアルファベットの頭文字を取った言葉で、「性的少数者の総称」として用いられることもあります。
また、Q+のクィアは(性的マイノリティの人みんなを指す)。クエスチョニングは(自分のセクシュアリティを定義していない人)です。
LGBTQ+の世界の人口の割合は、約8%だとされています。
それに比べて、日本の割合は、約9%だとされています。9〜10人に1人くらいですね。
ちなみに、世界のLGBTQ+多いランキングでは、日本は29位と低いです。
日本でも、知名度は高くなってきてはいますが、「めんどくさいなぁ。」「うんざり。」という声が多く、「いちいち主張しすぎ!」「理解できない。」と、反対している人が大勢います。
”受け入れられるよ”、”ごめん、無理”と、感じるのは人それぞれですが、どちらも強要せずに理解し合える日が来るといいですね。
好きすぎる時の4つの対処法
1. 距離を置く
一緒にいる時間を減らして、物理&心理的に距離を置きます。
気持ちが強い分、離れるのは…すごく辛いですよね。
でも、人間は慣れる生き物なので、時間が経つにつれ、少しずつ気分が落ち着いていきますよ。
もし、頭に友達のことが浮かんで離れなくなったら、そのまま考えてOK。無理に消そうとしないようにします。
なぜなら、無理に忘れよう(消そう)とすると、より相手のことを意識してしまうからです。
考えて少し気持ちが落ち着いてきたら、テレビを見てみる、外に出て気分転換に走ってみるなど、自然な感じで、他のことに意識を持っていってみましょう。
そして、目の前のこと一つ一つに集中していきます。そうすれば、徐々に考えないようになっていきますよ。
とは言っても、最初は「どうしても、ずっと考えてしまう。」という人もいると思います。その場合は、できる範囲で大丈夫です。
友達と距離を置きつつ、無理のない程度から、意識を変える練習をしていきましょう。
2. 新しい恋を見つける
新しい恋を見つけてみましょう。
恋で恋を塗り替えるような感じです。
でも、”あの人が大好きだから、他の人なんて好きになれない”、という人もいると思います。
しかし、このままでは、貴方自身が辛いままです。
それに、すぐに見つけられなくても…思わぬ出会いや、気づきがあるかもしれません。
それが、今の状況を変える、大きなきっかけになるかも◎。
友達にこだわらずに、他の人にも目を向けてみましょう。
3. 誰かに話す
信頼できる人に話をしてみましょう。
辛い気持ちを口に出すことで、溜まった重たい気持ちを吐き出すことができます。
気持ちの整理もでき、”私、諦めたかったんだ”とか、”辛くても俺は諦めたくなかったのか…”など、本当の自分の気持ちを、知ることができるかもしれません。
気持ちを溜め込まずに、信頼できる人に話をしてみて下さいね。
4. 気持ちを知る
”自分を1番に見て欲しい!”、”そばにいたい!”その気持ちについて、よく考えてみましょう。
本当に好き、なのでしょうか。
もしかしたら…好きではなく、相手に『依存』や『執着』しているだけなのかもしれません。
上記でもお話ししましたが、依存は他者頼み、執着は自分で深く囚われていること。両者も、自分を満たすために、相手を利用(頼る)しています。だから、「○○じゃないと駄目!」になるんです。
友達のことを考えたら…依存心や執着心は、手放した方がいいでしょう。
あとは、同性愛・友愛の裏に、依存心や執着心がコッソリ隠れている場合もあります。
”必要として欲しい”、”この人じゃないと”、”他の人との幸せなんてダメ”、と思っていませんか?
それは、好きだからではなく、依存や執着が原因なのかも…。
恋愛を諦めるのと、依存・執着をやめるのは別です。
『好き』という気持ちで、全てを一括りにして考えていないか、今一度自分に問いてみましょう。
好きという気持ちを伝えてもいい?
できることなら…好きな人に「大好きだよって伝えたい。」ですよね。
友達に告白してもいいのでしょうか。
結論を言うと…人による、です。
同性愛を受け入れられる人、理解はあるけど自分は受け入れられない人、それ自体が無理な人、がいるからです。
何も考えず、好きだからといって告白してしまうと…、「え…無理、怖いんだけど。」「ごめん、迷惑だから。」と言われたり、避けられたりして、言ったことを後悔してしまうかもしれません。
まずは、さりげなく日常の会話で、有名人(同性愛)の話をしながら、「同性を好きになるのって、どう思う?」「自分だったら?」と、探りを入れてみましょう。
その時の様子や、相手の性格を考えて、告白するかどうか、決めるようにしてみて下さいね。
まとめ
好きすぎて辛い4つの理由は…①言えない②嫉妬してしまう③可能性が低い④好きになってしまったこと、です。
好きと依存と執着について。好きは…見返りを求めず、ただ好きな人の幸せを願うことができます。相手の幸せが自分の幸せであり、献身的で与えられる愛です。
依存は…相手の気持ちを考えずに、ただ自分の望むように頼り続けること。世界が相手(依存)を中心に回っており、言われた通りしにします。必要とされるために、全力で尽くします。
執着は…特定の人にこだわることです。この人じゃないと駄目!と自分の中で決めており、他の人は対象外です。必死にしがみついて、相手から離れようとはしません。
LGBTQ+は…Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender(トランスジェンダー)、QueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)の頭文字を使った言葉で、性的少数者の総称として用いられます。
日本でも、知名度は高くなってきていますが、反対している人が多いです。
好きすぎる時の4つの対処法は…①距離を置く②新しい恋を見つける③誰かに話す④気持ちを知る、です。
好きという気持ちを伝えてもいい?という疑問の答えは…人による。
同性愛を受け入れられる人もいれば、受け入れられない人もいるからです。事前に探りを入れて、相手が同性愛について、どのように考えているのかチェックしておきましょう。
どうか、貴方にとって最善の選択ができますよう、心より祈っております。
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