この記事を読んでいただいている皆様の中でも、蒙古斑をご存知の方は多いかと思われます。
蒙古斑とは、ほとんどの赤ちゃんのお尻あたりに見られる青あざのことで、年齢と共に消えることが多いといわれていますが、中には大人になっても消えない人もいらっしゃいます。
今回は、大人になっても蒙古斑が消えないことのスピリチュアルなメッセージや、部位別の蒙古斑の意味についても分かりやすく紹介していきたいと思いますので、参考になさってみて下さい。
蒙古斑とは
蒙古斑(もうこはん・Mongolian Spot、Mongolian Blue Spot)とは、生後1週間から1ヶ月ごろの赤ちゃんのお尻から背中にかけて見られる青あざのことを示し、男女共に同じ割合で発生するものです。
蒙古斑 – Wikipedia
青あざは、メラノサイトが真皮(皮膚の深い部分)に集まって出来るあざで、生まれて間もなく出来るものと、思春期以降の大人になってから出来るものがあります。
日本人のほぼ100%に見られるあざの1つですが、5~6歳までには自然に消えるため、さほど問題にはならないとされています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/蒙古斑
ただ、まれに手や足、顔など通常では見られない部位にできてしまう異所性蒙古斑というものがあり、消えるのが遅い(学童期~成人前頃)という特徴があります。
消えないというのは、目で見たときに確認できるという意味で、20歳を超えても消えない蒙古斑は、全体の2~3%という確率でいるといわれています。
蒙古斑は、身体の病気と関連するという報告はないといわれていますが、見えにくい、目立たない部分にあっても蒙古斑をもつ本人が気にしていたり、コンプレックスになっている場合は、精神的な悩みをやわらげるために治療をするケースもあります。
蒙古斑の由来
蒙古斑の「蒙古」の意味は、モンゴル人種(黄色人種)のことを示しています。
発見者であるドイツの内科学教授エルヴィン・フォン・ベルツ氏が、蒙古民族の特徴として1885年にMongolian Spotの名で発表したことから、その謎が解明され、蒙古斑と呼ばれるようになりました。
このことが発表される前の日本では、蒙古斑ができる原因を妊娠中の性交により内出血した跡と考えられていました。
エルヴィン・フォン・ベルツ氏は、日本政府に招かれ、帝国大学(現・東京大学)医学部の前身である東京医学校で20年以上教師を務めた方で、現在でも東京大学本郷キャンパスには胸像が建っています。
日本での多大なる貢献が認められ、後に明治天皇からは勲章を与えられ、ドイツでも皇帝から貴族に列せられたほどの偉人です。
また、アメリカの国立医学図書館の情報では、蒙古斑は、アジア人80%、アメリカ大陸原住民族90%、ヒスパニック系70%などにだけ見られる身体的な特徴で、白人系の場合は10%以下だといわれています。
世界的に見ても、白人の子供の場合は10%以下の割合しか、蒙古斑を持っていないとされていますので、白人社会においては蒙古斑を知らない人たちが存在しています。
蒙古斑はなぜできる?
蒙古斑が青あざのように見えるのは、真皮層のメラノサイトという色素細胞が原因です。
赤ちゃんがお腹の中で育つときに、メラノサイトというメラニンを作る色素細胞が、神経堤という部分から皮膚の表面である表皮まで移動する過程で、真皮層にメラノサイトがとどまってしまうことが蒙古斑の原因とされています。
多くの日本人の赤ちゃんの蒙古斑は、真皮層にメラニン色素が存在するため、肌の上から見たときは青く見え、皮膚の浅い部分にメラニン色素が存在した場合は茶色く見えます。
蒙古斑は、10歳ころまでにはほとんどが自然に消えるといわれているため、治療をせずに経過を見ることが多いとされています。
ただ、赤ちゃんのころにあった蒙古斑が、成長してからも残っている原因については、解明されていないと伝えられています。
蒙古斑の言い伝え・蒙古斑と神様
蒙古斑には、神様が赤ちゃんをこの世に送り出したときにつけた手の跡や、人が猿だった時代の尻だこだ、などの言い伝えがあります。
また、欧米では蒙古斑を持つ赤ちゃんに対して、天使にキスマークをつけられ祝福されて生まれてきた子供という言い伝えがあります。
蒙古斑と神様については、国立民族学博物館の記事が参考になりますので、一部抜粋して紹介したいと思います。
韓国のサン神とは、子授祈願、産前、分娩、産後といった出生の全過程に関わり、子供の成長まで見守ってくれる神です。
サン神の「サン」の漢字表記に関しては、朝鮮固有語で「生」を意味するとする説や、「産、三、山」の漢字説などがありますが、定説はありません。
祀られたサン神は、懐胎をもたらし、分娩時には安産をうながし、分娩の最後に産婦に力を添えてくれるため、赤ちゃんの蒙古斑は、サン神が早く出て行けとお尻を蹴ったために生じるあざだと冗談のようにいわれています。
サン神は、産後にも母親の回復や子供の病気、10歳までの成長に関わり見守ってくれる神ですが、もし怒らせると母親と子供を保護せずに立ち去ってしまうため、サン神に膳を供えることは民間では普通のことだとされています。
出産を守ってくれるサン神 ~韓国~ | 国立民族学博物館
https://older.minpaku.ac.jp/museum/enews/233
大人になっても蒙古斑が消えない!そのスピリチュアル意味
大人になっても蒙古斑が消えないことで悩んでいる方もいらしゃるかと思われますが、蒙古斑には、先祖からの望みを託された子孫の証しだったり、前世・過去世からの忘れてはいけないことの印など、多くのスピリチュアル的な意味が込められています。
この項目では、大人になっても蒙古斑が消えないスピリチュアルな意味を紹介したいと思います。
多くの人たちからの恨みである
前世・過去世で多くの人たちから激しく恨まれたことがあるため、蒙古斑が消えないというスピリチュアルな意味があります。
魂に深く刻み込まれるような多くの人たちからの視線は、何代にもわたって恨みが残るといわれていて、特に顔の蒙古斑は、宗教的・民族的などの迫害の視線を受けた恨みの印であることが考えられているといわれています。
また、蒙古斑の大きさや色の濃さによっては、完全に消えるまでには輪廻転生を何度か繰り返す必要があるとされています。
前世・過去世の記憶
前世・過去世で、致命傷を負ったときの傷に強い念が込められていたため蒙古斑が消えないというスピリチュアルな意味があります。
致命傷を負ったときの激痛、後悔や怒りの感情に支配された念は、魂に深く刻みこまれるといわれています。
生まれて間もない赤ちゃんには、前世・過去世の記憶を覚えているという特徴があります。
その記憶も年齢と共に薄れ、6歳ころになると完全に忘れるといわれていますが、前世・過去世の記憶が消えても、蒙古斑は残るものです。
現世で身体に蒙古斑を残すことには、前世・過去世で致命傷を負った原因を突き止め、そのときの記憶を忘れずに同じ過ちを繰り返さないで欲しいというメッセージが込められています。
蒙古斑のスピリチュアルメッセージ・意味
この項目では、蒙古斑が持つスピリチュアルメッセージを紹介したいと思います。
願望成就を願っている
目に見える部分にある蒙古斑には、生まれ変わりを示していますというスピリチュアルメッセージが込められています。
輪廻転生で生まれ変わってきた魂は、前世・過去世で与えられた使命を達成することができず、現世で使命の願望成就を望んでいるといわれています。
現世での願望成就を強く望む魂は、生まれ変わったときに、使命があることに気がつきやすいように、前世・過去世で目に見える部分に蒙古斑をつけたとされています。
先祖や神からの使命
蒙古斑には、先祖や神から使命を与えられているというスピリチュアルメッセージが込められています。
先祖や神から選ばれた人には、現世で世の中を救うという特別な使命が与えられていますが、霊界とは違うさまざまなノイズにあふれた現代では、その特別な使命に気がつくことは難しい傾向にありますので、与えられた使命に気づかせるために、魂が蒙古斑を通してメッセージを送ってきているとされています。
現世でその使命を果たすためには、まずは自分に与えられた使命を知ることが大切です。
ツインレイ・ツインソウルと出会うための目印である
蒙古斑には、ツインレイやツインソウルの証しであるというスピリチュアルメッセージが込められています。
前世・過去世において魂レベルで深い繋がりがあった2人は、ツインレイやツインソウルとして、数々の試練や困難を乗り越えていきながら、来世で再び出会うことを誓い合うといわれています。
ツインレイやツインソウルとは、初めて会ったはずなのに、昔からの知り合いのような懐かしさを感じたり、共通する点があるなど不思議な感覚を味わうとされています。
もし、出会った相手の蒙古斑やほくろに目がいく、お互い同じ場所に似た蒙古斑やほくろがあるなどの場合は、その相手とは前世・過去世からの繋がりがある可能性が高くなります。
人は何度も輪廻転生を繰り返しながら多くの人たちと出会いますが、ツインレイやツインソウルと呼ばれる運命の相手は1人だけで、お互いに引き寄せられるといわれています。蒙古斑やほくろがあるのは、運命の人に現世でも再会するための目印とされています。
【場所別・状況別】蒙古斑の意味とメッセージ
蒙古斑には、いくつかのスピリチュアルな意味がありますが、身体の部位によっても解釈が違いますので、この項目では、蒙古斑の意味やメッセージを身体の場所別・状況別で紹介したいと思います。
顔の蒙古斑
顔の蒙古斑には、外見や表面的なものだけを見て、人や物事を判断しているというスピリチュアルな意味があります。
人の見た目や、物事の表面だけを見て判断することをやめて、洞察力を鍛えることに集中し、物事の本質を見極めなさいという前世・過去世からのメッセージだとされています。
額の蒙古斑には、優れた判断力が生まれつき備わっているというスピリチュアルな意味があります。
第3の目とも呼ばれる額は、エネルギーの出入り口であるとスピリチュアルの世界ではいわれていますので、そのような神聖な場所である額に蒙古斑がある人は、人生においてどのような困難や苦労が起きたとしても、物事の本質を見抜くことができる優れた判断力を持っているという特徴があります。
また、前世・過去世での自分の将来をマイナスに捉えていた因縁を断ち切って、現世では、前に向って進んで生きて欲しいというスピリチュアルメッセージも込められています。
もし、自分が進むべき道を選ぶことに迷ったときは、冷静になって心に問いかけてみると、明確な答えが見つかるとされています。
首の蒙古斑
首の蒙古斑には、自分の才能を活かしきれていないというスピリチュアルな意味があります。
前世・過去世において、素晴らしい才能を持っていながらも活かすことができなかったり、周囲に認めてもらえなかったりなどの辛い悔しい思いを魂が記憶していて、現世では首に蒙古斑として印を残した可能性があるといわれています。
現世では、自分がやりたいことや表現したいことを優先して考え、自分の才能に自信を持って進んでいくことが大切です。
肩・背中の蒙古斑
肩や背中の蒙古斑には、前世・過去世で人のために人生を捧げたことを表しているというスピリチュアルな意味があります。
前世・過去世で、人のために一生懸命尽くした人生を過ごしたため、魂が疲れ果ててしまい、そのときの記憶を忘れないようにするために、現世で肩や背中に蒙古斑を残した可能性が高いといわれています。
肩の蒙古斑には、前世・過去世では自分の意見をなかなかいえない状況にいたため、現世では自分を開放して下さいというスピリチュアルメッセージが込められています。
背中の蒙古斑には、周囲の人たちの意見を聞いたり、世話をしたりするという役目を持つというスピリチュアルメッセージが込められています。
前世・過去世では、充分に人に尽くしたので、現世では、自分の身体と心を労りながら、自分のための人生を生きることが大切です。
胸の蒙古斑
胸の蒙古斑には、愛に溢れた人生を魂が望んでいますというスピリチュアルな意味があります。
前世・過去世において、誰にも十分に愛されずに、女性の場合は性を傷つけられて生きてきた、家族を大切に思っていても家族関係が良くならないなどの経験をした場合は、蒙古斑が胸に残ることがあります。
また、胸の蒙古斑は、愛の素晴らしさや大切さを伝えるために存在するといわれています。まずは、自分から愛を与えて人を愛することを大切にしていくと、心から愛してくれ、大切に想ってくれる相手が現れる可能性が高くなります。
腕の蒙古斑
腕の蒙古斑には、前世・過去世で人を傷つけたり苦しめたりした可能性があるというスピリチュアルな意味があります。
人を傷つけたり苦しめたりしたら、いずれは自分に返ってくるという因果応報がありますので、前世・過去世での行いを忘れないようにするために、腕という目につく場所に蒙古斑がある可能性があります。
また、前世・過去世で、腕を使う仕事で大怪我を負っていたり、命を落としたりしたなどの経験を魂が記憶しているというスピリチュアルメッセージも込められています。
前世・過去世での過ちを繰り返さないように注意したり、腕を使って人のためになることを行いながら生きていくことが大切です。
手の蒙古斑
手の蒙古斑には、現世で与えられた使命を忘れないようにして下さいというスピリチュアルな意味があります。
前世・過去世で、何かを忘れたことでかなりの痛手を負った経験があるため、二度と同じことを起こさないよう、良く思い出して下さいというスピリチュアルメッセージも込められています。
また、手の蒙古斑には、手を使う仕事で才能を発揮したり、その仕事で何かを達成する使命を背負っているというスピリチュアルな意味があります。
現世で与えられた使命に気がつくようにと、自分の身体の中でも最も目につきやすい手に蒙古斑を残すことがあるとされています。
腰・おしりの蒙古斑
腰やおしりの蒙古斑には、前世・過去世で生まれ変わりを予言した証しだというスピリチュアルな意味があります。
一般的に蒙古斑は、腰やおしりなどにできやすく、2歳ころまでに色が一時的に濃くなりますが、成長に伴って、色が薄くなり消えていくものです。
ですので、生まれ変わってきたことを知らせるために、お母さんが見つけやすい腰やおしりに蒙古斑を残すといわれています。
これは、身体の中でも目につきやすい背中やお腹の蒙古斑も、前世・過去世で生まれ変わりを予言したものとなります。
足の蒙古斑
足の蒙古斑には、前世・過去世で、何かしらの素晴らしい挑戦や冒険をして成し遂げた人生を送ってきたことの証しだというスピリチュアルな意味があります。
現世でも、難題や、高い志を使命として背負っているといわれていますので、勇気を持って挑戦していくと、足の蒙古斑は薄くなる可能性があるとされています。
くるぶしから下の蒙古斑には、前世・過去世で、怪我をして動けずにつらい思いをした、自分の志が何かの障害や困難にぶつかったため、達成できなかったというスピリチュアルな意味があります。
足のすねの蒙古斑には、前世・過去世では、探究心や冒険心に満ち溢れた好奇心旺盛な人であり、行動力と才能を活かして成功を収めたことを表しているというスピリチュアルな意味があります。
現世でも、その行動力と才能を活かして欲しいという魂の願いが、足のすねに蒙古斑を残した可能性がありますので、何事に対しても好奇心を持って取り組んでいくことが大切です。
腿の蒙古斑は、自分の迷いが原因で大切な決断を間違えた経験がある、膝の蒙古斑は、自分のやりたいことが出来なかった苛立ちからの失敗を意味しているとされています。
蒙古斑を除去する方法
消えない蒙古斑には、前世・過去世からの重要なメッセージや、現世をより良く生きるためのアドバイスや注意点、再会を約束していた運命の相手との出会いなど、さまざまなスピリチュアルメッセージが込められています。
前世・過去世から引き継がれた魂の記憶について考えて、今後の人生に活かしていくことが大切です。
ただ、健康面での影響はほぼないといわれていても、洋服では隠れない身体の目立つ場所にある蒙古斑は、人によってはコンプレックスになったり、生きづらさを感じてしまうこともあるため、精神的苦痛をやわらげるために治療の対象になることもあります。
蒙古斑を除去する基本的な方法としては、レーザー治療が効果が高いといわれていますが、幼少期に行う場合には、治療中に痛みを伴うため、全身麻酔をしますので、入院が必要になることもあります。
レーザー治療の効果は高く、ほぼ成功しますが、場合によっては軽い色素沈着が残ることもあるといわれていますので、詳しいことは形成外科担当医に相談することが大切です。
まとめ
今回は、大人になっても蒙古斑が消えないことのスピリチュアルなメッセージや、部位別の蒙古斑の意味などについて紹介してみましたが、いかがでしょうか?
消えない蒙古斑を持つ方にとって、蒙古斑のある場所によっては悩みの1つになることもあるかと思われます。
場所別にある蒙古斑には、前世・過去世からの記憶や重要なメッセージ、運命の相手と現世で再び出会うための目印として魂がつけたもの、前世・過去世の自分または先祖や神からのメッセージなど、必ずスピリチュアル的な意味があるといわれていますので、意味を読み解くことが大切だということが分かりました。
蒙古斑が消えないことについては、前世・過去世が深く関係していることが分かりましたが、自分1人では前世・過去世の意味を読み解くのは難しいこともあるかと思われます。
電話占いサイトには、スピリチュアルを専門とする占い師や鑑定士が多く在籍していますので、自分に合った占い師や鑑定士を探してメッセージを読み解くサポートをしてもらったり、何故、蒙古斑をつけて生まれてきたのか、自分の前世・過去世を視てもらうのも1つの方法です。
ご自宅にいながら自分の好きな時間に電話で相談ができますし、一部無料もありますので、この機会に試してみてはいかがでしょうか?
蒙古斑が示すスピリチュアルなメッセージを受け取り、現世で与えられた使命を把握して、人生がより良い方向へと向いますよう、この記事が少しでも、皆様の幸せのお手伝いとなれば幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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