サンスクリット語で【車輪】という意味を持つチャクラは、古代インドからの教えである人間に備わっているエネルギーセンサーのことです。人間には虹の七色に対応するチャクラが基底部から頭頂まで流れていて、活性化していれば心身共に健全な状態でいることができ、滞ってしまうと不健全な状態になってしまいます。
チャクラは感情など見えないものと身体をつなげ、肉体・心・魂のバランスを取り、健康を保つ重要な教えです。この記事ではチャクラの中でも霊性を象徴し、スピリチュアルな世界と繋がる第七チャクラについての説明をします。
第7チャクラとは
第七チャクラはクラウンチャクラとも言い、頭頂のあたりに位置し【意識】を象徴するチャクラです。
第六チャクラで自分の直感や感性を信じ、未来へのヴィジョンを描くことができるようになった後には、より高次元なスピリチュアルの世界を信じられるようになります。
自分は大きな流れの一つであり、全ては繋がっていることを認識できるようになるのです。経験を通して精神的な気づきをし、創造の源と意識を一体化することで悟りを得ることができるでしょう。
肉体では頭頂にある脳と関りを持ち、脳の中でも精神を司る大脳皮質と深い関りがあります。また脳から指令を送られる内分泌系や松果体とも関わりがあります。直感をさらに発展させて、高次元の世界と通じることができるのです。また松果体により肉体、精神、感情をコントロールする役割もあります。
第七チャクラのバランスが崩れてしまうと、自分で決断することができなくなってしまいます。躁鬱になってしまい、情緒不安定で孤独感を感じてしまうこともあるでしょう。全てのものにストレスを感じ、ホルモンバランスが崩れてしまったり、自律神経に不調が現れてしまいます。
第7チャクラの色・カラー
第七チャクラに対応する色は【紫】で、精神性や癒しを意味する色です。
自分の未来のヴィジョンを描けるようになった後には、精神的が豊かになり、見えない世界を信じることができるようになります。美しいものや芸術的なものに興味を惹かれることもあるでしょう。赤と青の混色である紫のように、肉体と精神、男性性と女性性など二元的なものをバランスよく取り入れることができるようになります。人を癒し、奉仕する気持ちが生まれてくるかもしれません。
また紫は昔は染料が効果で貴重なものであり、高貴な身分の人しか身に着けることができませんでした。第七チャクラはカリスマ性を持ち、高貴で荘厳な存在になることをサポートしてくれます。自分の中の美意識を大切にし、人の役に立ち影響を与えることができるでしょう。
二元性のバランスを取るのはなかなか難しいことです。バランスが取れないと不安な気持ちになり、現実逃避をしたり、自虐的な行動をしてしまうことがあるかもしれません。またスピリチュアルな世界のみ信じるようになってしまい、現実離れをしてしまうこともあるので注意が必要です。
第7チャクラの役割
信頼する
第七チャクラは全てのものを信頼する力を与えてくれます。お金や健康など未来に対しての不安がなくなり、全てをポジティブに考えることができるようになるのです。全ては起こるべきして起こったことだと感じ、どんなことも受け入れることができるようになります。
全てを宇宙にゆだねることで、常に前向きな気持ちでいることができるでしょう。
過去世と繋がる
人の魂は形を変えて様々な人生を経験してきています。過去世は記憶には残っていなくても魂がしっかりと覚えているのです。誰にでも今世での課題があり、過去世で関わった人との出会いや経験を通じて課題を乗り越えることができます。
初めて会った人や、始めていった場所を懐かしく感じたり、直観で気にある場合は過去世と関係があるのでしょう。そのような出会いの中で何かを学び取り、今世の目的を叶えることができます。
自己中心的な考え
宇宙や見えない世界を信じようとしない人は、何事も自分で切り開いていけると過信をしてしまいます。全ては自分の決断によって決めることができると信じているのです。全てを自己判断し、まわりの人に感謝をすることもできません。自分だけの力で物質的なものが満たされると努力をした結果、心も貧しくなってしまうでしょう。
宇宙の流れを信じられないでいると、年を取り物質性より精神性が大切になった時に満たされず、悲観的になったり引きこもってしまうことがあります。
チャネリング
第七チャクラで高次元の意識と繋がり、視覚化して表現できるようになると、意識のレベルを超えて様々な情報を受け取るチャネリングができるようになります。 スピリチュアルなメッセージを人に届けることができるようになるのです。
チャネリングを行うためには第七チャクラだけではなく全てのチャクラを整える必要があります。チャネリングは見えない世界を精神・肉体を通じて表現する特殊な能力なのです。
第7チャクラの場所
第七チャクラは頭頂部に位置し、脳や松果体と深い関りを持ちます。
第七チャクラのバランスが整っていると、第五チャクラと第六チャクラで学んだことを活かし、見えない世界を信じて繋がることができるようになります。第七チャクラを開き、バランスを整えるためには他の6つのチャクラが開いていることが重要です。自分を大きな流れの一部だと感じることで全ての人や物を信頼し、愛情を注ぐことができるようになります。松果体と左右の脳の間にエネルギーが循環するのでホルモンバランスなども整い、脳が活性化し、情緒も落ち着いているでしょう。
第七チャクラのバランスが崩れていると、見えない世界を信じることができなくなります。精神と肉体のバランスを取ることもできなくなってしまうでしょう。疲労を慢性的に感じ、決断力や集中力がなくなってしまいます。情緒不安定になり、うつ状態になってしまうこともあります。常にイライラして、ストレスを溜め込んでしまうでしょう。肉体ではアルツハイマーやてんかん、汚染物質への反応が見られます。
第7チャクラのバランスが崩れた時の症状
第七チャクラのバランスが崩れてしまうと、自分の存在に自信を持てなくなってしまいます。高次元からのエネルギーを受け取ることができず、自分自身のことがわからなくなってしまうのです。自分の人生に不安を感じ、精神が不安定になってしまうでしょう。信じられるのは自分だけだと感じてしまうので、まわりのものを信頼し、感謝することができず、自己中心的な考えに陥ってしまいます。
第七チャクラのエネルギーが不足していると、常に疲労感を感じるようになります。精神的に安心することができず、不安な気持ちでいっぱいになってしまうのです。自分の居場所がどこにもないように感じてしまい、集中力や決断力もなくなってしまいます。
高次元からのエネルギーを感じることができないので、エネルギーの回復にも時間がかかってしまうでしょう。
第七チャクラのエネルギーが過剰であると、精神が不安定になり、躁鬱状態になってしまいます。ストレスが溜まり、肉体、心、魂全てが混乱してしまうのです。
自分の力を過信してしまうこともあります。自分だけの力を信じ、まわりの人を信じることができなくなってしまうのです。ナルシストな面が出てきてしまうこともあり、我が強く出過ぎて視野が狭くなり、孤立してしまいます。
第7チャクラと性エネルギー
第七チャクラのバランスが整っていると、肉体と精神のバランスを取ることができます。自分の感覚を大切にし、視覚以外のものを信じることができるのです。冷静さと情熱の両方を持ち合わせ、とても魅力的な人物になることができます。
自分が尊敬でき、高めあっていける相手とであれば肉体的にも精神的にも満足した関係を築くことができるでしょう。常識に捕らわれることなくお互いの感覚を大切にし、満たしあうことができるようになります。
第7チャクラが活性化する効果
第七チャクラが活性化し、バランスが取れた状態でいると、高次元な世界と繋がることができます。全ては見えない世界から派生し、自分も大きな流れの中の一部だと感じることができるのです。全ては繋がっていて、良いことも悪いことも、自分に起きることは必然だと思うことができます。自分の人生を個人的なものではなく、全ての人のために貢献することができるでしょう。
自分自身や全ての物事を信頼し、感謝することもできるようになります。自分を信じることで不平不満や未来へ対しての不安がなくなり、全てを前向きに考えることができるようになるでしょう。見えない世界に全てをゆだねることで、常に安心した気持ちでいられるようになります。
また自分自身の存在を肯定し、自信を持つこともできるでしょう。自分の世界を持つことができ、独自の美意識と感性でカリスマ性を発揮することができます。相反する性質をバランスよく取り入れることができるので、まわりの人を強く魅了します。
人に奉仕や癒しを与えることもできます。精神性が豊かで、まわりの人に感謝をすることができるので、自分自身をしっかり確立しつつ、まわりの人のために動くことができるようになるのです。多くの人に影響を与え、人を導くこともできるでしょう。
第7チャクラを活性化させる方法!鍛え方・開くには
第7チャクラを活性化させる食べ物
第七チャクラを活性化させるには、食物を採るより断食やデトックスが効果があります。
高次元なエネルギーとつながる第七チャクラは、すっきりとしたクリアな状態でいることで活性化されます。定期的に断食をしたり、デトックス効果のあるお茶などで空腹感を保ち、エネルギーが循環するようにしましょう。
第7チャクラを活性化させるパワーストーン
第七チャクラを活性化させるパワーストーンには、アメジストや水晶など紫色や白、透明のパワーストーンがあります。
アメジストは調和と安定をもたらし、精神と肉体、感情の統合をしてくれます。人生の不安やストレスを和らげて精神を安定させ、まわりの人とも良い人間関係を気付くことができるようにサポートしてくれるのです。強い安定感を持つので、情緒不安定になってしまったり、強い疲労感を感じた時にもおすすめです。
水晶はとても高い浄化力を持ち、開運効果が強いパワーストーンとして多くの人から愛されています。全ての意志との相性も良く、他の意志のエネルギーを増幅させてくれる力もあるのです。ぶれない心を持つことや判断力を高めることができるようになるでしょう。
第7チャクラを活性化させるアロマ・精油
第七チャクラを活性化させるアロマには、フランキンセンスやラベンダーなど癒しの効果があり、バランスをとるアロマがあります。
フランキンセンスは古代から様々な宗教儀式に使われ、聖書にも登場した神聖な精油です。心のわだかまりを浄化し、静寂をもたらしてくれます。またトラウマや世間の価値観に縛られてしまった心を解放し、自分自身を信じる力を与えてくれるでしょう。見えない世界と繋がる香りとも言われ、第一チャクラと第七チャクラを繋げる役目もします。
ラベンダーは世界中で栽培されている人気のアロマです。心の芯を整え、感情のバランスを取ってくれます。不安や怒りなどのマイナスな感情を浄化し、抑圧していた気持ちも解放してくれるでしょう。肉体面では様々な効能を持ち、緊張をほぐしたり、緊張を緩めて癒し効果を与えてくれます。
第7チャクラを活性化させる音楽・周波数・振動
第七チャクラを活性化させる周波数には、ソルフェジオ周波数の96Hzがあります。
963Hzの周波数は9つあるソルフェジオ周波数の中で一番高い周波数であり、高次元の世界と繋がることができると言わています。頭頂と天が繋がるようにイメージすることで、スピリチュアルなイメージを持ち、脳を活性化させることができるでしょう。
第7チャクラのよくある質問
- Q第7チャクラのバランスが崩れる原因
- A
第七チャクラのバランスが崩れる原因には、スピリチュアルや見えない世界を極度に否定することがあります。目に見えるものや論理的なものだけを信じ、精神世界を軽んじてしまうのです。自分が大きな流れの中の一部だと感じることもできずに、全てが自分の意思で決められると思ってしまいます。物質的なものに依存してしまうこともあるでしょう。
また自己中心的になっても第七チャクラのバランスが崩れてしまいます。高次元のエネルギーを信じることができず、全て自己判断することで人生を切り開くことができると過信してしまうのです。自分が努力を重ねればお金や名声が手に入ると思い、魂を無視して疲労を重ねてしまいます。感情的にも不安定になり、常に落ち着かず、イライラした状態になってしまうでしょう。
- Q第7チャクラの浄化方法
- A
第七チャクラを浄化するには、第六チャクラと共鳴するアロマの香りをかいだり、パワーストーンの身に着けるのがおすすめです。
また、瞑想や祈りでも第七チャクラを浄化させることができます。
呼吸を意識して、足からは大地のエネルギー、頭頂からは宇宙からのエネルギーが体中にみなぎるイメージをして瞑想を行いましょう。朝や晩に、宇宙や見えない世界に感謝と祈りを捧げることでも第七チャクラは浄化され、開いていきます。
まとめ
意識や精神と関係をしている第七チャクラを整えることで、高次元の世界と繋がることができ、全てのものを信頼し、感謝できるようになります。自分自身を信じることで自己価値感も高まるでしょう。より広い視野で物事をとらえ、人のために奉仕をしたり、まわりの人を癒すことができるようにもなります。自分が大きな流れの中の一部だと感じ、全ての物事を受け入れられるようにもなるでしょう。
今の自分の第七チャクラの状態を知ってバランスを整え、高次元の世界や大きな流れを感じられるようになりましょう。
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