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天狗がついている人の特徴!天狗とスピリチュアルを解説

天狗がついている人の特徴!天狗とスピリチュアルを解説

スピリチュアルな世界で、自然霊は四つの系統「天狗系」「稲荷系」「龍神系」「弁天系」に分かれているといわれます。自分を守護してもらっている自然霊と性格が似るといわれています。今回は「天狗がついている人の特徴!」「天狗とスピリチュアル」「天狗のルーツ」「天狗の正体」についてご説明します!

天狗とはそもそもなに?天狗の正体

天狗
出展:写真AC

天狗といえば、真っ赤な顔に高い鼻、背中には大きな翼をつけて山伏の格好をしたイメージが浮かぶと思います。古くから神様や妖怪といわれる伝説上の生き物ともいわれています。

源義経は、幼少期に鞍馬山で天狗から剣術の修行を受けたといわれています。義経は初めて弁慶と出会ったときに京都の五条大橋の欄干を身軽に飛んだといわれていますね。

天狗は山伏では?という説もあります。山伏とは、山に籠って修行やゆ鍛練をして人並み以上の能力を身につけた修経者のことです。山岳信仰の対象となる山の自然の霊力を神通力のように身につけたといわれます。山のなかで軽々と飛び跳ねる「不思議な能力を操る山伏」は天狗のように思われたのかもしれません。

◼️天狗伝説(鞍馬天狗)

鞍馬山の僧侶達が、数人の稚児を連れて花見の宴に訪れました。そこに見たことがない山伏が来ました。山伏に不快感を感じた僧侶達は、稚児を一人残して帰ってしまいます。残された稚児は源義経でした。

鞍馬山は本来、平家の稚児が預けられる場所だったため、源氏の義経は孤独感を感じていました。そのことを、義経は山伏に話したのです。山伏は義経をかわいそうに思い、鞍馬山の道案内をして、吉野の桜や名所に連れて行ったのです。感激している義経に山伏は「自分は大天狗である」と正体をあかします。そして「武芸を伝授するので、平家を倒すのだ。武芸を極めたいなら、明日、薙刀と鉢巻きを持ってくるとよい」と伝えます。

次の日、義経は薙刀と鉢巻きを持って待ち合わせの場所に行くと、大天狗が全国の天狗を引き連れて現れました。この日から、義経の武芸の鍛練と修行が始まったのでした。

天狗は何の神様?妖怪?

天狗は深い山に住み、不思議な能力を操る伝説上の神様、妖怪ともいわれています。天狗は、日本全国で古くからさまざな神様として崇められています。

天狗とスピリチュアル①神様、猿田彦

猿田彦
出展:写真AC

古事記や日本書紀で、天孫降臨のさいに天照皇大神が「ににぎのみこと」を地上に遣わします。そのさいに、道案内をした神様が猿田彦(さるたひこ)といわれています。猿田彦は、その風貌を日本書紀で「鼻の長さは七咫(ななあた)」「背の長さは七尺」とされ、天狗のイメージと重なる部分があります。神社の祭礼では、天狗のお面を被り、猿田彦を表現することもあります。

天狗とスピリチュアル②迦楼羅

インドの神話に出てくる神鳥から、仏教の守護神に変化した迦楼羅は天狗のモデルといわれています。人の姿に、鳥の頭、火の金を吹き、龍を常食とするといわれます。龍を食べる迦楼羅は、人々を龍(毒蛇/煩悩)から守るといわれます。迦楼羅(かるら)は千手観音の二十八部衆とされ、不動明王の背後の炎も、迦楼羅のだした炎といわれています。

天狗とスピリチュアル③愛宕山の太郎坊

愛宕山の太郎坊は、日本8大「大天狗」の1人です。飛鳥時代に役行者(えんのぎょうじゃ)と泰澄が、愛宕山の十七町、大杉の前で祈祷をしているときに、天竺の日羅(大天狗にちら)と中国の天狗是界そして、九億四千万の天狗と共に太郎坊が現れたといわれています。その後2人は高尾山、大鷲峰、朝日峰、賀魔蔵山、龍上山の五岳をおきました。朝廷の許しを得、朝日峰に神廟(しんびょう)をたてたのです。

天狗がついている人の特徴8つ!

天狗とスピリチュアルは深い関係があります。天狗が守護している人は「天狗がついている!」天狗がといわれます。天狗がついている人の特徴についてご説明します!

天狗がついている人の特徴①勝ち負けが大事

天狗は、勝負ごとに拘るといわれ、負けず嫌いです。自分より大きな存在にも勝つために常に修行をしてきました。そのため、天狗がついている人も負けず嫌いの傾向があるようです。プレッシャーに強いとされ、スポーツの世界で戦うアスリートに、天狗がついている人が多いといわれます。学業や仕事でライバルに負けないよう果敢に挑戦している人も天狗がついてるかもしれませんね。

天狗がついてる人の特徴②風の属性

風
出展:写真AC

天狗は風の属性といわれています。 龍神は水の属性ですが、風を意のままに自由自在に扱う天狗は風の属性となります。天狗は羽団扇で強力な突風を巻き起こします。天狗がついてる人は、風属性の影響を受けやすいといえます。風のようにその場所に自然に浸透する存在感がある人が多いようです。

天狗がついてる人の特徴③人混みが苦手

自然
出展:写真AC

天狗は街の人混みが苦手です。本来、深い山奥にいる天狗は、空気の綺麗な自然のある場所を好みます。アウトドアや自然が好きな人や、山で働く人に天狗はつきやすい傾向があります。

天狗がついてる人の特徴④人を指導、支配する

天狗は人の心を意のままに操り、指導したり支配するのが好きだといわれています。鞍馬天狗は源義経に剣術を指導しましたね。人の心を操るのが上手いので、天狗がついている人は営業やセールスで能力を発揮する人も多いでしょう。

天狗がついている人の特徴⑤プライドが高い面も

天狗はプライドが高いといわれます。自分の考えは絶対だと自信があり、ナルシズムな一面もあります。天狗がついている人はプライドが高い傾向があるようです。

天狗がついている人の特徴⑥勘がよく頭の回転が早い

天狗がついている人は、勘がよく頭の回転が早い人が多いようです。インスピレーションに冴えていて、自分の勘を信じて行動すれば成功するといわれます。

天狗がついている人の特徴⑦芸術家肌

天狗がついている人の特徴として、自分の世界観を大事にするところがあります。マイペースで芸術家肌な面もあり、ひらめきやアイデアを生み出す能力をもっています。

天狗がついている人の特徴⑧集中力があり、鍛練を好む

天狗は山伏がモデルという説もあります。山伏は山奥に籠り、日々鍛練をして人間とは思えない神通力を身に付けていました。天狗がついている人は、鍛練をすることを好み、その集中力も抜群だといわれます。

守護霊としての天狗のスピリチュアルな意味

天狗とスピリチュアル「自然霊」

私たちを守護してくれる守護霊のなかに、「支配霊」という存在があります。「支配霊」は、その人の人生全般を見守る存在といわれています。「大切な人との出会い」「結婚」「就職」のように人生の大きな転機にかかわってくるといわれています。

霊格が高い自然霊が、「支配霊」になるともいわれ天狗もそのひとつとされています。

◼️自然霊とは

人のようにこの世に姿を持ったことが一度もない霊です。そのなかでも霊格が高い自然霊は神様のような存在とされています。

◼️支配霊 4つのタイプ

スピリチュアルな世界では支配霊は4つのタイプに分かれています。人の性格は、ついている支配霊に似るといわれます。

〈天狗系〉・・・勘が鋭く、自信をもっている人が多いです。精神的なプレッシャーに強く、勝負ごとに強いといわれます。抜群の行動力があり芸術的センスもありますが、マイペースであり傲慢にふるまってしまうときも。

〈弁天系〉・・・慈悲の心や思いやりがあり、周囲の人に細やかな気配りをするといわれています。努力家で完璧主義とされ、支配霊である弁天様からのメッセージは、音楽や本のフレーズからおりてくることがあるようです。

〈稲荷系〉・・・大変器用で、勤勉なため、物事をすぐに習得できるようです。好奇心旺盛ともいわれます。女性の場合は、美しい外見をしている人が多いようです。飽きっぽい一面も。

〈龍神系〉・・・物事の白黒をはっきりさせる性格で、決断力があります。リーダータイプですが自分の興味のないことには見向きもしないことも。雨男、雨女が多いようです。

天狗の歴史・ルーツ

天狗は、実は星に由来する言葉といわれています。日本では流れ星に願いごとをしますが、古代中国では「凶事、悪いことが起きる前触れ」とされていました。流れ星の火のたまが地表付近まで来たときに、大きな爆音と共に空中で爆発することがあります。その音が、天をかけ降りる犬の咆(吠える声)に聞こえ、「天」をかけ降りる「狗(いぬ)」で「天狗」となったといわれています。

日本では飛鳥時代に、日本書紀のなかで流れ星を「天狗(あまきづね)と記述されています。

天狗の能力

天狗の持つ羽団扇(はうちわ)は、持つだけで悪魔退散の強力な効果があるといわれています。天狗の神通力にはさまざまな能力があるといわれています。

・分身・変身の能力飛行能力

・火炎を起こす

・人の気持ちを惑わす

・人を諭し、正しい道へ導く

・雨風を巻き起こす

◼️天狗にさらわれる(天狗攫い/てんぐさらい)

江戸時代は子供がいなくなると「天狗にさらわれた」といわれていました。天狗にさらわれた子供は、日本全国の名所をみせてもらい、数年後に家に帰されたとされています。

天狗攫い(てんぐさらい)で有名なのは江戸時代の寅吉という少年です。寅吉は天狗にさらわれたあと、数年後(1870年)に江戸へ戻ってきました。寅吉は天狗に連れられ神仙界(仙人が住む世界)に行き、神通力や呪術を身につけたとされています。寅吉の話は、江戸時代の神学者「平田篤胤(ひらたあつたね)」の著書「仙境異聞(せんきょういぶん)」に書かれています。

天狗のスピリチュアル意味

自然霊の天狗は、守護をする人にスピリチュアルな意味のメッセージを送るといわれます。しかし、天狗のついている人は、自然霊の天狗からのメッセージを、「気のせい」と見逃してしまうことが多いようです。天狗のスピリチュアルなメッセージは、大切な意味があり、メッセージに従い行動をすると成功に繋がります。インスピレーションを感じたときは、メッセージをしっかり受けとりましょう。

天狗系女性の特徴

天狗系女性の特徴は、直感やインスピレーションが冴えている人が多いといわれます。自分の直感を信じて行動すると、物事がうまくいきやすいようなので自分を信じましょう!芸術的センスに恵まれ、美的感覚に優れた人も多いようです。自分の言ったことを曲げない頑固な一面があるので要注意です。

天狗系男性の特徴

天狗系男性の特徴は、バイタリティーに溢れ行動力があります。思い立ったら即、行動するタイプで、風のように遠い場所にも足を運びます。自信に満ち溢れていて、判断力もあります。人を指導する能力もありますが、ときに思わぬところで失速、失敗することがあるので注意が必要です。

天狗系の芸能人・有名人・タレント

岡田准一さんや、岡本健一さんは天狗系の芸能人といわれているようです。お二人とも、彫りが深く、勝負事に真剣なイメージですね。

天狗を祀る神社

天狗を祀る神社【古峯神社】

古峯神社
出展:写真AC

1300年の歴史をもつ神社で、別名「天狗の社」といわれています。「大天狗」は御祭神「日本武尊」の遣いとされ崇められています。拝殿には、大天狗と鴉天狗の木像が納められています。また、古峯神社の御朱印には、迫力ある天狗が描かれているのも特徴です!

◼️御祭神

日本武尊

◼️ご利益

家内安全・国家安泰・五穀豊穣・商売繁盛・病気平癒・厄除け・心願成就

電話番号0289-74-2111
住所栃木県鹿沼市草久3027
URLhttp://www.furumine-jinjya.jp/

天狗系 顔

天狗系の人の顔は、彫りが深く、自信に満ち溢れた表情をしているといわれます。眼力がある人も多いようです。

まとめ

天狗は、山奥で修行を重ね、人間離れした神通力をもつ山伏がモデルという説がある一方、この世に姿を持ったことが一度もない「自然霊」ともいわれスピリチュアル性が高いことがわかりましたね。「猿田彦」や「迦楼羅(かるら)」と同一視されることもあり、謎に包まれた神様でもあります。天狗がついている人の特徴は「直勘が鋭く、勝負事に拘りがあり、風のように行き交う行動派」「マイペースな芸術家肌」であり、プレッシャーに強くアスリートに多いといわれています。 天狗のルーツが「凶事の前触れ」の流星というのは意外ですが、古くから民間信仰として親しまれてきた存在なのですね。

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