お稲荷さんと人々から親しく呼ばれている神社がありますが、何故お稲荷さんと呼ばれるのでしょうか。
お稲荷さんと聞くと狐を思い起こす人が多いかも知れません。神社の入り口にいる狐が神様なのでしょうか。
お稲荷さんとは神社の事なのでしょうか?
お稲荷さんとは正式には稲荷神社と呼びます。五穀の神様ウカノミタマ大神を祭る神社です。現在では五穀の神様だけではなく、農業の神、商工業の神としても信仰されています。
そして、神社の入り口にいる狐はウカノミタマ大神の眷属です。眷属とは神様の使いという事です。
お稲荷さんとは五穀の神様という事です。今回はそんなお稲荷さんがついている人・お稲荷さんに好かれる人の特徴を紹介します。
お稲荷さんに好かれる人の特徴8つ
①お稲荷さんに関心を持っている
昔、その農作物を食べてしまうネズミを退治する(実際は狐の大好物)狐に、農耕を守ってくれたお礼にと、ネズミの油揚げを神様にお供えする様になりました。
このネズミの油揚げはそのうちに不衛生という事もあり大豆で作った豆腐の油揚げに変わっていったそうです。五穀の大豆で作る油揚げはまさに農耕を象徴する食べ物なのですね。
こうして五穀の神様ウカノミタマ大神を祭る稲荷神社は全国の農耕を見守る様に至るところに建立されています。お稲荷さんは商売繁盛も司取る神様です。
江戸時代になると全国的に稲荷神社ブームが起きて人々に浸透していったと言われています。お稲荷さんについて関心を持っている人もお稲荷さんに好かれる人です。
②お稲荷さんに好かれる人は神社への感謝を忘れない。
社の前にいる狐の像を見て、狐に祟られる、お稲荷さんは恐い、と思っている人もいる様ですが、上記の説明の通り、お稲荷さんは農耕と商売繁盛の神様です。
但し、太古の昔からその土地を守り人々の願いを受け入れてきた神社を疎かにすると、神様がお怒りになるのは当然でしょう。神社を取り壊そうとすると、その工事に携わった人達、関係者に実際に不幸な出来事が起こりました。例えば羽田空港の穴守稲荷神社についてご紹介しましょう。
この場所は江戸時代に埋め立てられ、狐が住めなくなったそうです。狐をお祀りする為に立てられた神社なのですが、戦後取り壊そうとすると事故が多発し、取り壊し断念をせざるを得なくなったそうです。
それ以後も1982年鳥居を撤去する事が決まった直後に日本航空350便が羽田空港沖に墜落する事故が起こっています。1999年に鳥居を移転させる工事を行いましたが、工事中には困難が多々あったそうです。
羽田空港は拡張が必要とされており、致し方なく鳥居に触ってしまう事になりましたが、移転ですら畏れ多いと思わざるを得ません。これ以上は触れてはならないという事になったそうです。
街中や道の真ん中に鳥居が残されている光景を目にする事があると思いますが、神社は今でも目に見えないパワーを持っている事を意味します。
今、その場所に住んでいられる、人々が神社にお参りに行こうかと安泰に過ごす事が出来るのも神社の存在があるからだと思いませんか。
我々が生まれる前から存在する神社を邪魔だと思う事自体、傲慢ではないでしょうか。日本全国に必ず存在する神社、その中でも商売繁盛の神様としても有名なお稲荷さんが敷地内にあるお宅もある様です。
農家も同様に豊作を願う為にお稲荷さんをお祀りしているお宅もあるでしょう。守って頂いたからこそ今があるという事を考えると感謝の念しかないのではないでしょうか。
この様な行いをしていれば、祟られる事はありません。
③商売繁盛する人はお稲荷さんが応援。
稲荷神社は商売繁盛を司る神様です。
今は起業家ブームと言われ、何か事業を始める人も多い世の中ですが、その中でもお客さんの出入りが多い、人気のお店、良く売れる商品を販売している、サービスが良い、などと評判の良い事業があります。
そういう店舗に行くと、利用したくなる気分になるはずです。例えば店舗の入っているビルが古い雑居ビルであっても何故か入ってみたくなる、逆に「こんな古い綺麗でもないビルの中にお店?どんなお店だろう」と興味を抱く様なお店があります。
こういうお店はお稲荷さんに好かれているお店です。お稲荷さんは商売繁盛の神様です。お店の中にお稲荷さんをお祀りしているのかも知れません。お稲荷さんに良く参拝しているお店なのかも知れません。
「起業した」「お店を持っている」と威張る人もいますが、そういう人は近くのお稲荷さんにお参りして事業開始する挨拶と商売繁盛をお願いした人でしょうか。
その土地に無事にビルを建設し店舗を呼ぶ事が出来たのも、この土地が栄えてきた事が起点となります。その土地とはどういう土地でしょうか。
まずその土地の歴史を知る神社にお参りする事から始めましょう。良く会社の社長室などに神棚がお祀りされています。そういう会社は商売繁盛している会社と言われます。
お祀りしている神棚にはお稲荷さんがいらっしゃり、その会社に勤務してくる従業員にもご利益を与えてくれます。商売繁盛とはそういう意味です。社員の営業成績が伸びるのもお稲荷さんのご利益でしょう。
有能な社員が過労や病気で長期休職する様では困ります。これでは商売繁盛には繋がりません。お稲荷さんに好かれる人とは、お稲荷さんが存在する場所にいる全ての人を大事にする人と言えるでしょう。
商売繁盛する会社、店舗であれば部下を大事にする上司、社員を大事にする経営者、自ずと売上好調、利益上昇となるはずです。お稲荷さんは目には見えませんがパワーを持っています。
④生き生きと生命を感じる様に生きている人
赤い鳥居はお稲荷さんの象徴ですが、この赤い色は生命を表していると言われています。生まれてきた以上生き生きとした生命の音、心臓の音の様に常にドキドキと
生きている事を実感する様な生き方をしている人はお稲荷さんが見守ってくれています。
自分が生まれた事を良く思い出す人、小さい頃の事を良く思い出す人、自分の歴史を良く見返してみる人は、農作物の豊穣を司るお稲荷さんは過ごす事はありません。
農作物は土と水、不思議な植物の種から出来上がります。自然の神様お稲荷さんは人々にも同様に豊作をもたらしてくれるはずです。
植物は自然の中に凛と咲いていますが、人間は生きている中で物理的にも精神的にも困難やそして感情の起伏や外的内的要因で苦しんだり泣いたり常にドキドキと心臓の鼓動と同じ様に瞬間瞬間新しい体験をしています。
1分後どういう感情が起こるのか分かりもしません。常に躍動しているのが我々人間です。その躍動を感じるという事が生き生きと生きているという事です。
生き生きと太陽の浮き沈みを感じながら生きている人はお稲荷さんに見守られている人です。
⑤農家が経る今農作業に少しでも携わる人
お稲荷さんは農耕の神様です。五穀の神様です。
専業農家、兼業農家という言葉がありますが、地方に行くと休耕地を目にする事も良くあります。にも関わらず人はお米、野菜、果実を食べて生きています。
やはり五穀は最も重要なものです。全国で農耕に携わっている人達にはその土地のお稲荷さんがついていると言っても過言ではないでしょう。全国の米農家からは農作業の成果であるお米が都会に送られています。新米という美味しいお米の時期もあります。
大豆からは納豆や豆腐、油揚げ、豆料理。人々の食卓にはなくてはならない栄養素です。これ等の農作物は自然からの贈り物です。自然とは?その土地の農耕の神様からの贈り物という事ではないでしょうか。
その土地で農耕に従事する農家の人々にはお稲荷さんがついていてくれる、そう考えた方が妥当ではないでしょうか。
また現代では農業に従事しない人々も農耕への関心が高く、そういう人はベランダ菜園や自宅の庭に畑を作り、農作物を作っています。比較的簡単なプチトマト、葱、ニラ、紫蘇などはベランダ菜園でも可能です。
畑を作った人であれば数種類の野菜や果実を栽培している事でしょう。こういう人も農耕の神様お稲荷さんから目を掛けられていると見て良いでしょう。
農耕の神様お稲荷さんは喜んでいらっしゃるはずです。加工品と呼ばれる食品にも農耕品は使われています。スーパーや飲食店で調理をする人にもお稲荷さんはついているのかも知れませんね。
全国の人々が口にする食品を製造する人、全国の農家から野菜や果実を入荷し調理して商品を作っている人も間接的にお稲荷さんからは見られていると言っても良いのではないでしょうか。五穀豊穣は人々が飢える事のない様に、とのお稲荷さんからのご利益です。
大豆からは納豆や豆腐が作られます。こう考えると食に従事する人はお稲荷さんからの恩恵を受けている、特にお豆腐屋さんなどは直に強くお稲荷さんから見守られているのでしょう。五穀豊穣と言いますが、五穀は人間に取って重要な食材です。
油揚げを昔変わらず手作りしているお豆腐屋さんの周りを、お稲荷さんの眷属である狐が見守ってくれる様な気がします。自然の恵みをそのままに近い形で変わらず料理する事の大切さ、古くからの言い伝えを守っている人はお稲荷さんに好かれている人です。
⑥情報通で頭の良い人
いつの間にか情報を得ており色々な事をいち早く知っている人はお稲荷さんに好かれていると言われます。
そういう人は勉強好きで学校で習った事、仕事で知っておかなければならない事があれば自宅で勉強に没頭する事でしょう。
分からない事があれば分かるまで調べて理解したいと思うタイプです。勉強する事で頭を使い、どんどん頭の回転も早くなり、気付けば勉強を軸に職場や友人関係で注目されたり羨ましがられたり、社会人であれば出世していたするタイプです。
何故ここまで来られたのだろう?と思うならば、お稲荷さんのご利益があったと思ってみて下さい。神社に参拝する事が少し増えた、などという事があれば、益々お稲荷さんからのご利益が現れる事でしょう。
これ以上勉強して限界があるのだろうか?などと思うならば、より自分自身が上昇している証拠です。人間の思考の限界、感情の限界を突破して次元を超えようとしています。
⑦食にこだわりがある人・食べることが好きな人・食べ物を粗末にしない人
五穀の神様に好かれると食べるものに困らないと言われています。
お稲荷さんは五穀豊穣の神様です。いつも食卓には栄養のある農作物を使った料理が出て来る人はお稲荷さんに好かれている人です。
新鮮な野菜や穀物を使った美味しい料理、例えば新米を炊いたご飯、時には玄米のご飯、人参や大根、ジャガイモにお肉の入った煮物、納豆、川や海で釣った魚料理、生野菜のサラダ、醤油やニンニク、生姜、わさびなど根菜を使った味付け、食後には季節の果実が毎回食卓に用意されている人はお稲荷さんに感謝しましょう。
特に農業をしているお宅の食卓というのは素晴らしい野菜や果物を使った料理が並んでいるはずです。朝は畑で採れ立ての葉っぱを使った味噌汁、季節の野菜で作ったおかずにご飯。食べ物に困らない人はお稲荷さんに守られている人です。
農家でなくてもベランダ栽培や自宅の庭の畑で植物栽培している人もお稲荷さんに守られているので新鮮な野菜を手に入れる事が出来ています。
益々お稲荷さんに感謝して農作業に携わっていましょう。小さなプランター栽培の小さな植物でも構いません。それは栄養たっぷりの野菜として食べる事が出来ます。
食に興味を持つ事から自然の恵みに感謝し自ら料理して食べる喜びを知っている人はお稲荷さんがより素晴らしい食の世界に誘導してくれるでしょう。
⑧物事を楽観的に考える人
生きていると辛い事や思いも因らない困難に直面したりします。しかしこんな時に一度は落ち込む事や考え込む事があってもすぐに考えを変えて良い方向に持っていこうとします。
それは起きてしまった事と起こったからにはどうすれば良いのか、どうするのが良いのか、を冷静に考える事で、では終わった事ではあるが、この辛さや悲しみがなかった事にするにはどうすれば良いか、を考え始めパワーアップする様な人はお稲荷さんに好かれている、ご利益がある人です。お稲荷さんはパワースポットにいらっしゃる神様です。
神様は奇跡や不思議な事を起こしてくれる存在です。もしかすると貴方が「苦しい」「辛い」「何でこんな事になるのだろうか」と悩んで悲しんでいる事が逆転して「勘違いだった」「間違いだった」「何だ、私は幸せではないか。
何を悩んでいたのだろう」と気付く事になるかも知れません。「え?世界が変わったの?」とさえ思うほど、悲しみが吹っ飛んだりするします。そういう時はお稲荷さんがついていると考えて下さい。楽観的になれない様な深刻な物事に巻き込まれた時も最小限の傷で済ます事が出来るでしょう。
故に楽観的になれるのです。複雑な真面目に考えなければならないのに楽観的になれる、という意味ではありません。
楽観的になれる最小限のところで済ます事が出来るのです。そして消極的に後ろ向きに考えるタイプではなく楽観的に考える事が出来るパワフルな思考の人はお稲荷さんに導かれています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。お稲荷さんは誰にでもついているというわけではないですし、好かれやすい人には特徴があるということがわかりました。
特に守護霊や守護神としてお稲荷さんが就いている方はいわゆる神クラスですから、さらにお稲荷さんに愛されるように心がけてみてください。
コメント
なんだかとても暖かい気持ちになりました。10数年悩み苦しみもがいてきたけどここ2年ほどから、第二幕が上がったみたいに心が軽くなりました。それには沢山の本を読んたり文章にしてみたり、やったからなのかもしれませんが、当たり前の事親に感謝するという事ができていなかった。今は周りの家族ががそこそこ元気で、食欲があるよ、と言ってくれる位の事ががとても幸せと思えます。
いとしい文鳥のぴーちゃんが行方不明になり木の多い場所で探していたら、ポッカリと住宅街に、陶器のお狐さんを沢山
稲荷神を検索してこちらにたどり着きました。
内容を拝見し、とても納得しました!
実は、近所に実家が農家の方が私にたくさんの野菜をくださるのです。
もう台所にも置けないくらいに。
私はお返しに魚介類を差し上げています。
他にも、霊媒師方から稲荷神が貴方を守られていると聞き、更に心から感謝をしています。
今後も、不思議な力で困っている方々の力になればと思っています。