神社に行くと多くの人がおみくじを引くことが恒例となっており、特に新年を迎えた初詣のときなど、おみくじを楽しみに足を運ぶ人が多いもの。
そんなおみくじは良い結果を引くことができれば嬉しいものですが、凶を引いてしまうと落ち込んでしまう人が多いでしょう。
どうしても凶は悪いことが予兆されるイメージがあるため、おみくじで凶を引いてしまうことこの先なにか悪いことが起きてしまうと受け取ってしまうもの。
ですが、おみくじの凶に込められたメッセージは悪い意味ばかりではないのです。
今回はそんな、おみくじの凶に込められたスピリチュアル意味やサインについて解説します。
おみくじとは
多くの人がご存じの通りおみくじは、神社や仏閣などで個人の運勢や吉凶を占うくじを指します。
おみくじは古代から国の祭政に関する重要事項や後継者を選ぶ際、神様の意志を占うためにくじを使用していたことがおみくじの起源。
多くの神社や仏閣のおみくじの原型は、元三慈恵大師良源（がんざんじえだいしりょうげん）が創始とされ、観音菩薩（かんのんぼさつ）から授かった五言絶句の偈文から進むべき道を訓えたのが原型とされています。
現在のおみくじは参拝者が個人の運勢や吉凶を占うためのものですが、これは鎌倉時代初期から存在しており、当時は自分でくじを用意するのが一般的だったのです。
おみくじは神様や高次元の存在たちからのメッセージ
おみくじが私たちに伝えているのは、凶という結果だけではありません。
今のあなたが必要とするメッセージがおみくじに込められているため、神様はもちろん宇宙や高次元の存在たちがおみくじを通して伝えてくれているのです。
そのため、凶という結果だけ見るのではなく、おみくじのさまざまな項目で現在の運気の状態や状況などを知ることができます。
例えば現在取り組んでいることが思うように進まずに悩んでいる場合など、凶という結果でまず運気が下がっていることを受け取ることができるでしょう。
そして、あまり頑張りすぎてはいけない時期であることを、高次元の存在たちは教えてくれているのです。
おみくじで凶が出る3つのスピリチュアル意味やサイン
おみくじを引いたときに「凶」が出てしまうと「これから悪いことが起こるのかもしれない」などと、落ち込んでしまう人が多いはず。
ですが、スピリチュアルな観点から見ると凶という結果は、私たちが抱いているイメージのような悪い意味ではないのです。
ここではおみくじで凶が出るスピリチュアル意味やサインについて解説します。
神様からあなたへのアドバイス
凶のおみくじを引いてしまった場合、今のあなたが必要とするメッセージを神様や高次元の存在たちが届けてくれているのです。
引いたおみくじのひとつひとつの内容は、あなたが今の状況から抜け出すために実行すべきアドバイス。
そのため、神様や高次元の存在たちが届けてくれているメッセージをきちんと守り、アドバイス通りに遂行させていくことで低迷していた運気も上昇します。
また、おみくじで凶を引いてしまうときは、あなたのエネルギーが下がっているサインのため、気を引き締めるようにアドバイスしてくれているのです。
神様からあなたへの問いかけ
スピリチュアルな観点から見ると人生は魂の成長ゆえ、人は魂を成長させるためにさまざまな経験と共に人生を生きています。
そんな自分の魂を成長させるためにはしっかりと自分自身と向き合い、自分に正直に生きることが大切だと神様や高次元の存在たちが教えてくれているのです。
おみくじで凶を引いたときに自分の人生に悩みなどを感じていたら「あなたらしく生きているか？」「気持ちに嘘をついていないか？」など、神様や高次元の存在たちに問われているのでしょう。
また、魂を成長させるには自分の気持ちに素直になり、自分らしく生きることが大切になります。
時には周囲の意見や目が気になるあまり、自分らしく歩めないときがあるでしょう。
自分を見失ってしまう原因になるため、一度立ち止まり人生の歩みを振り返るように教えてくれているのです。
今が人生の底辺、これ以上悪くならない暗示
おみくじは運勢を占うだけではなく自分の現状を知ることができるため、凶のおみくじを引いたことであなたの今の状態が良くないことを示唆しているのです。
運気が低迷しているということは今以上に悪くならないことを意味します。
悪いことが起きたりすると「ずっとこのままなのかもしれない……」など悲観的になりがちですが、今はそういう時期なだけなので不安になる必要はないでしょう。
低迷した次は必ず上昇していくものですが、今すぐに状況が変わることはありません。
しかし、あなたが不安を手放して心穏やかに過ごし、焦らずに待つことが大切だと神様や高次元の存在たちが教えてくれているのです。
どうしても凶のおみくじを引き直したい……！
凶を引くとショックを受けて「引き直したい……」と、思ってしまう人が多いですが、特別禁止されているわけではないものの、引き直すことはあまりおすすめできません。
おみくじは神様や高次元の存在たちが今、あなたに必要となるメッセージを届けてくれているのです。
そのため、凶を引いてしまったからと言って引き直すことは、神様や高次元の存在たちからのアドバイスを否定することになります。
あなたのためを想ってアドバイスをくれているのに、さらに他のアドバイスを求めることは失礼なこと。
おみくじの結果に納得ができなくてもメッセージをしっかりと受け取ることで、はじめてあなたの運気の流れは変化します。
ですが、どうしても引き直したいときは別の日に再度引き直すことや、別の神社やお寺などに足を運んで引き直すことがいいでしょう。
おみくじで凶を引いたときの対処法3つ
人は視覚的に確認できないものに対しては、大きな不安を感じてしまうもの。
そのため、凶がそれほど悪い意味ではないと理解していても「もしこれ以上悪いことが起きたらどうしよう……」などと、考えてしまうでしょう。
最後におみくじで凶を引いてしまったときの対処法をご紹介します。
しっかりとおみくじのメッセージを受け止める
どのような結果だったとしてもおみくじを引いた後は、お札に書かれている内容をしっかりと読み込むことです。
おみくじは神様や高次元の存在たちからのメッセージであるため、心に刻み込むように受け取りましょう。
おみくじは吉凶を意識しがちですが、重要なのはお札に書かれている内容。
そのため、結果が凶だからと言って内容を読まず、みくじ掛けに結んで帰ってしまうのはいけません。
きちんとお札の内容を読んで、今後の人生に活かしていくようにしましょう。
お守りとして大切に手元に置いておく
おみくじを引くとみくじ掛けなどに結んで帰ってしまう人が多いものですが、持ち帰ってお守りのように肌身離さず身につけることもおすすめです。
本来おみくじは持ち帰ってお守りのように身につけたり、いつでも読み返せるように手元に大切に保管しておくものだったと言われています。
そのため、おみくじを持ち帰って何度も読み返すことで自分の状況をしっかりと受け止めることができ、低迷していた運気も上昇していくことが期待できるでしょう。
みくじ掛けや結び所に結んで帰る
古来から結果が悪いおみくじは境内にあるみくじ掛けや、結び所などに結ぶことで悪運を神社や寺院に残すことができると伝えられています。
そのため、悪い結果のおみくじは神社や寺院に結ぶことがおすすめ。
きちんと神様や高次元の存在たちに悪い運を受け止めてもらうことができ、これからのあなたの運気も上昇していくはずです。
まとめ
おみくじの凶に込められたスピリチュアルな意味やサインについて解説しました。
凶のおみくじを引いてしまうと不安を感じてしまうものですが、おみくじは神様や高次元の存在たちからのメッセージです。
吉凶を意識するよりもどのようなメッセージを伝えてくれているのかがポイントになり、そしてあなたがどのように今後の人生に活かせられるのかが重要になります。
神様や高次元の存在たちからのメッセージを何度も読み込み、運気を変えていけるように行動しましょう。
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