“一粒万倍日”とは、昔からの言い伝えで、一粒の籾(もみ)が万粒にもなるとされる大切な日です。
しかし、この日には避けるべき行動もいくつか存在します。
今回の記事では、一粒万倍日に絶対にやってはいけない14つの行動をご紹介します。
大切な一年の豊穣を祈るこの日に、自ら運を逃がさないためにも、このガイドラインに従うことを心がけてください。
一粒万倍日とは
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は、日本の暦に古くから存在する吉日の1つであり、一粒の籾(もみ)が万倍にも実って稲穂となり、お米がたくさん収穫できるというおめでたい意味があります。
一粒万倍日にはじめた1つのことが、万倍にもなって後から返ってくる、大きな成果につながるといわれていることから、開店や習いごとなど新しいことをはじめるのに最適な日であるとされています。
一粒万倍日は、私たちのこれからの生活に大きな影響を及ぼす縁起の良い日ということです。
一粒万倍日は6日に1度、ひと月に4~5日、1年間で約60日あります。
2023年12月までの一粒万倍日の日を紹介しますが、日付けが濃い日は不成就日と重なっており、一粒万倍日の効果がなくなってしまうといわれていますので注意が必要となります。
7月 11日(火)14日(金)23日(日)26日(水)
8月 4日(金)7日(月)10日(木)17日(木)22日(火)29日(火)
9月 3日(日)11日(月)18日(月)23日(土)30日(土)
10月 5日(木)15日(日)18日(水)27日(金)30日(月)
11月 11日(土)12日(日)23日(木)24日(金)
12月 5日(火)6日(水)7日(木)8日(金)19日(火)20日(水)31日(日)
天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)とは、天がすべてをゆるす日という意味があり、日本の暦においては最高の吉日だといわれています。
年に数回しかない大変貴重な日であり、一粒万倍日と重なった場合は最強の開運日となります。
2023年の後半に一粒万倍日と天赦日が重なる最強開運日は、8月4日(金)のみとなります。
この日は、大安とも重なっていますので、見逃すことなく幸運をつかむようにして下さい。
大安(たいあん)
大安は大いに安しという意味があり、1日を通して運勢が悪くなる時間帯がないため、この日には何をおこなっても良いとされています。
特に結婚式・起業・引っ越しなどにおすすめの日となります。
2023年12月までの大安の日を紹介しますが、10月17日(火)は大安と天赦日が重なる日であり、日付けが濃い日は一粒万倍日と大安が重なる日となり、どちらも縁起の良さが重なると考えられています。
7月 6日(木)12日(水)23日(日)29日(土)
8月 4日(金)10日(木)20日(日)26日(土)
9月 1日(金)7日(木)13日(水)18日(月)24日(日)30日(土)
10月 6日(金)12日(木)17日(火)23日(月)29日(日)
11月 4日(土)10日(金)14日(火)20日(月)26日(日)
12月 2日(土)8日(金)13日(水)19日(火)25日(月)31日(日)
一粒万倍日にやってはいけないこと14つ
一粒万倍日は縁起の良い吉日の1つですが、このような吉日であってもやってはいけないことがあるのを知っていますか?
一粒万倍日はしたことは、良いことだけではなく悪いことも万倍となって自分に返ってきてしまったり、運気が下がってしまうこともあるといわれていますので、注意が必要となります。
この項目では一粒万倍日にやってはいけないことを14つ紹介していきたいと思いますので参考になさってみて下さい。
人の悪口や愚痴を言う・失言をしてしまう
やってはいけないことの1つめは、人の悪口や愚痴を言う・失言をしてしまうことです。
どのような場合においても、人の悪口や愚痴、噂などネガティブな言葉は、自分の運気を下げてしまうといわれています。
一粒万倍日に人の悪口や愚痴を言ったり、失言してしまったりすると、自分が想像していた以上に周囲に広まってしまい、自分の評価を下げることになるとされています。
また、過剰な幸せアピールをするのも控えたほうが良いとされています。
特にSNSでの過剰な幸せアピールは、人から恨まれたり妬まれたりして炎上しやすくなってしまったり、親しい人たちや仕事を失ってしまう可能性もあるといわれています。
一粒万倍日の日は、家族・夫婦関係、職場関係、友だちやパートナーなど、さまざまな人間関係のトラブルを防ぐためにも、発言する前に一度冷静になって考えてみる必要があります。
ネガティブな言動をとる
やってはいけないことの2つめは、ネガティブな言動をとることです。
一粒万倍日に限らず縁起の良い吉日は運気を上げるパワーがあるといわれていますので、物事を前向きに考えたり、行動に移したりすることが重要となります。
もし、一粒万倍日の日にネガティブな言動をとってしまった場合には、それらが万倍となって自分に返ってきてしまうとされています。
たとえばですが、自分にはできない、叶わないのならば願っても仕方がないなど、ネガティブな発言をしたり、するべきことがあっても、今日はやる気が起こらない、明日やればいいなどと、行動を起こさないことも良くないこととされています。
すべてをネガティブな方向にとらえてしまうと、負の連鎖から抜けだすことが難しくなるといわれていますので、一粒万倍日の日は、今日ならば自分にもできる、今日のうちにやってしまおうなどと気持ちを切り替えていくことが重要となります。
一粒万倍日の日というのは強力なパワーがある日だからこそ、自分の言動によって、これからの未来に起こることを良い方向にも悪い方向にも変えることにもなってしまうということを忘れないようにすることが大切です。
家族や友だちなど親しい人たちと喧嘩する
やってはいけないことの3つめは、家族や友だちなど親しい人たちと喧嘩をすることです。
誰にでも相性の良くない人はいますし、日ごろから凄く仲がよくても、すべての意見や価値観が合うということはないため、些細なことがきっかけとなって喧嘩に発展してしまうことはあるものです。
一粒万倍日の日に、家族や友だちなど親しい人たちと喧嘩をしてしまうと、絶縁するほどの喧嘩に発展してしまったり、関係を修復することが難しくなり疎遠になってしまったりする場合があるといわれています。
なぜならば、一粒万倍日には良いことが万倍になるというメリットと、悪いことも万倍になってしまうというデメリットの両方があるからです。
何気なく言った言葉が大きな喧嘩に発展してしまう可能性もありますので、失言には充分に注意をすることが大切です。
相手の態度が明らかにおかしいと思っても我慢をしたり、相手が悪かったとしても自分のほうから歩みよるなど、喧嘩に発展しないように、関係をうまく収めるのが良いとされています。
必要のない嘘をつく
やってはいけないことの4つめは、必要のない嘘をつくことです。
一粒万倍日の日に必要のない嘘をついてしまうと、人間関係を悪くさせてしまう可能性が高いといわれています。
自分としては面白いと思ってついてしまった嘘が、トラブルや誤解を招いてしまったり、問題が後から万倍となって自分に返ってくることがあるとされています。
周囲の人たちと良好な関係を保つためにも、一粒万倍日の日に必要のない嘘をつくことはやめたほうが良いとされています。
攻撃的な言動をとる
やってはいけないことの5つめは、攻撃的な言動をとることです。
人は誰でも、自分と相手の意見が違ったり、ここだけは自分の中で絶対にゆずれないという部分を持っているかと思われます。
しかし、一粒万倍日の日には、普段よりも自分の態度や言動に注意をすることが必要となります。
一粒万倍日は何かをはじめるときに、自分は何がしたいのか、どこまでスキルアップしたいのかなど、目標を明確にするのにとても良い日とされています。
縁起の良い日だからこそ、目標に向かって進むあなたにアドバイスやさまざまな情報をもたらしてくれる人たちも多く出てくるといわれています。
いただいたアドバイスやさまざまな情報を、自分には必要のないこと、そのような情報は関係ないなどと聞く耳を持たずに否定してしまうことは、後から危険を招く可能性が高いとされています。
このときに攻撃的な言動をとってしまうと、人から騙されたり、問題を引き起こすこともあるといわれています。
一粒万倍日の日にいただいたアドバイスやさまざまな情報は、これからの自分の役に立つかもしれない、そのようなやり方もあるのだと、考え方を変えて受け入れることが大切です。
物を借りたり貸したりする
やってはいけないことの6つめは、物を借りたり貸したりすることです。
一粒万倍日の日に、人から物を借りてしまうと、借りたものを何倍にも大きくして返さなければならなくなる可能性がでてくるといわれています。
また、人から借りた物を失くしてしまったり、壊してしまったりすると、トラブルに発展し人間関係が悪くなってしまうこともあるとされています。
一粒万倍日の日は、レンタカーや部屋を借りる契約をするのも避けた方が良いといわれています。
逆に、信頼している親しい人であっても、人に物を貸すことは、上記の理由と同じように貸した物を壊されてしまった、失くされてしまったなどから、トラブルに発展してその人との関係が悪化し、疎遠や絶縁になってしまう可能性もあるとされています。
一粒万倍日が縁起の良い日だとしても、物を貸し借りすることは、今後の人生を大きく変えてしまう可能性があるといわれていますので、物を貸し借りする予定がある場合は、一粒万倍日を避けておこなうことが重要となります。
お金を借りる
やってはいけないことの7つめは、お金を借りることです。
一粒万倍日に家族や親しい友だちなどからお金を借りてしまうと、借りたお金が万倍になって返せなくなってしまったり、金運を下げることにつながってしまったりするといわれています。
小銭が足りなかったから少し借りるだけというその気持ちが、後に後悔となって返ってくる場合もあるとされています。
また、消費者金融や銀行などから借金をしてしまうと、返済に困ってしまう可能性が高まるといわれていますので、避けたほうが良いとされています。
借りなければならない状況のときもあるかと思われますが、その場合は一粒万倍日の日を避けて借りるようにするのが良いといわれています。
ローンを組む
やってはいけないことの8つめは、ローンを組むことです。
一粒万倍日にローンを組んでしまうと、金運を下げることにつながり、利子が突然高くなってしまったり、仕事の収入が減ってしまったりして、ローンを返せない状況になってしまうこともあるといわれています。
ローンを組んで何かを買うということは、自分が欲しい物を手に入れて幸せな気分を味合うためにする行動です。
ローンを組むときは一粒万倍日を事前にチェックして、金運が下がってしまうのを防ぐ必要があります。
クレジットカードを使って高額の買い物をする
やってはいけないことの9つめは、クレジットカードを使って高額の買い物をすることです。
クレジットカードを使って高額の買い物をすることも、お金を借りることやローンを組むことと同じようなリスクが考えられるため、一粒万倍日の日は避けたほうが良いとされています。
また、一粒万倍日の日に浪費してしまうと、必要のないものを衝動買いしたりなど浪費癖がついてしまうため、後悔することになるといわれています。
浪費癖がついてしまうと、物欲を抑えることができなくなったり、金銭感覚を戻すことが難しくなるため、お金に関するトラブルを起こしやすくなるといわれています。
クレジットの支払い大丈夫かな?と心配や不安の気持ちがでてきたときは、やめておくのが良いとされています。
もし、どうしても必要な物を買わなければならないときは、現金で支払える範囲にしておくことが大切です。
クレジットカードを使って高額の買い物をするときは、一粒万倍日を避けて別の日を選び、その日まで待つのが良いとされています。
銀行からお金を引きだす
やってはいけないことの10つめは、銀行からお金を引き出すことです。
一粒万倍日の日に銀行からお金を引き出してしまうと、引き出す金額が増えていったり、引き出してしまった金額をまた貯めるのに、何倍もの時間がかかるといわれています。
コツコツと貯めてきたお金が減ってしまうのは悲しいことです。
どうしてもお金を使う必要がある場合は、一粒万倍日を避けて事前にお金を引き出しておくのが良いとされています。
睡眠不足になるような行動をする
やってはいけないことの11つめは、睡眠不足になるような行動をすることです。
一粒万倍日には、夜更かしや無理をするなど、睡眠不足になるような行動をすると、身体に溜まってしまった疲れが、後で何倍にもなって返ってくるといわれています。
また、このときは、身体を冷やしたりするのも避けたほうが良いとされています。
健康を損ねることがないように、疲れたと感じたときはゆっくり休むようにして下さい。
暴飲暴食をする
やってはいけないことの12つめは、暴飲暴食をすることです。
一粒万倍日の日に暴飲暴食をして、体調を崩してしまったり病気に罹ってしまったりすると、症状が悪化して回復するまでに時間がかかるといわれていますので注意が必要です。
逆に、一粒万倍日は健康に気をつけて過ごすようにすると、結果に結びつきやすいといわれていますので、ダイエットや軽い運動をはじめるのに最適な日とされています。
葬儀に出席する
やってはいけないことの13つめは、葬儀に出席することです。
葬儀は精神的にも身体的にもダメージを受けやすいとされる行事ですので、一粒万倍日の日に出席すると、後から受けてしまったダメージが倍になって返ってくるといわれています。
ただ、葬儀の日程というのは、自分だけの都合で決めたり、おこなったりすることはできないものです。
一粒万倍日の日に葬儀に出席した場合は、家に入る前にお塩で身を清めることを忘れないようにして下さい。
離婚の手続きをする
やってはいけないことの14つめは、離婚の手続きをすることです。
離婚届を提出するということは、お互いに別々の人生を歩みはじめる日となりますので、一粒万倍日の日を選んでも良いのではないかと思われる傾向にあります。
ですが、一粒万倍日に離婚の手続きをおこなうと、後から新たな問題がでてしまい、離婚をした後までも争いごとが長引く、慰謝料の請求が発生するなど、思いもよらない方向に進んでしまう可能性があるとされていますので、一粒万倍日を避けて離婚の手続きをするのが良いといわれています。
まとめ
今回は、一粒万倍日にやってはいけないことについて紹介してみましたが、いかがでしょうか?
一粒万倍日にはじめた1つのことが、万倍にもなって後から返ってくる、大きな成果につながるといわれていることから、私たちのこれからの生活に大きな影響を及ぼす縁起の良い日ということになります。
また、一粒万倍日・天赦日・大安が重なる最強開運日は、8月4日(金)のみとなります。
一粒万倍日にやってはいけないこと
・人の悪口や愚痴を言う・失言をしてしまう
・ネガティブな言動をとる
・家族や友だちなど親しい人たちと喧嘩をする
・必要のない嘘をつく
・攻撃的な言動をとる
・物を借りたり貸したりする
・お金を借りる
・ローンを組む
・クレジットカードを使って高額の買い物をする
・銀行からお金を引き出す
・睡眠不足になるような行動をする
・暴飲暴食をする
・葬儀に出席する
・離婚の手続きをする、の14つがありました。
一粒万倍日にやってはいけないことの中には、物の貸し借りやローンを組むなど、タイミングとして避けることができなかったということもあるかと思われます。
運気というのはその人の考え方や行動によって、良くも悪くもなったりするといわれています。
既にしてしまった行動について心配ばかりするのではなく、自分に良くないことが返ってきても大丈夫なように、気をつけて過ごすようにしようという気持ちを持つことが重要となります。
暦での縁起の良い日や良くない日というのは、予定を決めるために参考にしたり、自分の心の支えとして利用するものです。
幸せな未来をつかむためにも、一粒万倍日の日は前向きに考えて過ごすことが大切です。
この記事が少しでも、皆様のお役にたてれば幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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