「頭に触れるだけで、思考をデトックスする」——。そんな不思議な魅力を持つアクセスバーズ。しかし、一歩踏み込んで調べると「危険性」「怪しい」「副作用」「宗教?」といった、無視できないキーワードが並びます。
何を隠そう、この記事を書いている私自身も、体験前は完全な懐疑派でした。「もし危険なものだったら?」「高額なだけで効果がないのでは?」そんな不安と疑念から、この記事の企画はスタートしました。
この記事は、ネットの情報をまとめただけの調査記事ではありません。私が自ら被験者となり、アクセスバーズを実際に体験した上で、その「危険性」と「怪しさ」の正体を徹底的に分析・レビューした一次情報です。
※この記事は筆者個人の体験に基づく感想を含みます。全ての人に同じ効果や体感を保証するものではないことをご理解の上、お読みください。
【結論ファースト】アクセスバーズの危険性、その正体とは?
まず結論からお伝えします。私が60分のセッションを体験し、徹底的に調査して至った答えはこれです。
- アクセスバーズの施術自体に、身体を壊すような直接的な危険性はありません。
- しかし、無視できない3種類の「危険性(リスク)」は確かに存在します。それは「①精神的な副作用」「②金銭的なトラブル」「③過度な依存」です。
- そして、多くの人が抱く「怪しい」という感覚は、その非科学的な側面と独特のビジネスモデルに起因するものでした。
この記事を最後まで読めば、これらの結論に至った全ての理由と、あなたがアクセスバーズを受けるべきか否かの判断が、明確にできるようになるはずです。
【本題】アクセスバーズに潜む3つの「危険性」を体験的に考察

私が最も懸念していた「危険性」について。体験者として、そして調査者として、そのリスクを3つに分類して解説します。
危険性1:精神的な副作用(好転反応)のリスク
施術自体はソフトですが、その後に心身の変化が起こる可能性は十分にあります。これは「好転反応」と説明されることが多いですが、人によっては辛い「副作用」と感じるでしょう。
【私の体験】
私の場合は、施術後に「強烈な眠気」と「理由のない涙が出そうになる」という感情の揺れがありました。幸いポジティブな浄化作用と感じられましたが、もしこれが「抑えていた怒り」や「過去のトラウマのフラッシュバック」だったら…と考えると、手放しで安全とは言えません。
特に、心に深い傷を負っている方が受けた場合、予期せぬ感情の蓋が開いてしまい、精神的に不安定になる危険性があります。これが、セッションを途中で「やめた理由」として最も多く挙げられる原因の一つです。
危険性2:金銭的なトラブルのリスク
次に、金銭的な危険性です。これは施術そのものではなく、それを取り巻く環境に潜んでいます。
- 高額セッションへの誘導:「もっと良くないとダメだ」と利用者の不安を煽り、高額な継続コースや関連セッションへ誘導する悪質な施術者が存在する可能性があります。
- 高額な養成講座:施術者(プラクティショナー)や講師(ファシリテーター)になるための講座は数万円〜数十万円と高額です。効果に確信が持てないまま、「これを学べばあなたも稼げる」といった甘い言葉に乗り、「金儲け」の手段として安易に手を出してしまうのは危険です。
施術者の質が統一されていないため、信頼できる相手を見極めないと、金銭的なトラブルに巻き込まれるリスクは常にあります。
危険性3:過度な依存のリスク
私自身が感じた「頭のスッキリ感」は、確かに魅力的でした。だからこそ、ここに依存の危険性があると感じます。現実の問題と向き合うことをやめ、安易なリラックスを求めてアクセスバーズに何度も通ってしまう…。それは、根本的な問題解決から遠ざかる行為かもしれません。
なぜアクセスバーズは「怪しい」のか?その構造を徹底解剖

危険性とは別に、多くの人が抱く「怪しい」という感覚。その正体を、3つの構造から紐解きます。
理由1:科学的根拠(エビデンス)の不在
怪しさの根源は、やはり客観的な科学的データが乏しい点に尽きます。「脳波がシータ波になる」といった研究結果を提示している団体もありますが、それが「思考の解放」にどう繋がるのか、医学界で広く認められたエビデンスはありません。「信じるか信じないか」という領域を出ないため、論理的な思考を持つ人ほど「怪しい」と感じるのは当然です。
理由2:「宗教」「マルチ」を想起させるビジネスモデル
アクセスバーズには、施術者を育成し、その施術者がまた新たな施術者を生む…というピラミッド型の普及構造があります。創始者を頂点としたコミュニティが存在し、独自の専門用語(クリアリング・ステートメントなど)が使われます。この仕組みが、「宗教」や「マルチ商法(アムウェイなど)」のシステムをどうしても想起させてしまい、強い警戒心や「怪しい」という感覚を生んでいます。
理由3:起源が「チャネリング」というスピリチュアル性
公式サイトでも公言されている通り、アクセスバーズは創始者が「チャネリング(高次元の存在との交信)」によって得たとされています。この極めてスピリチュアルな起源が、多くの人に非科学的で「怪しい」という印象を与えています。
私のリアルな体験談:施術の流れと「効果なし」は本当か?
危険性と怪しさの分析を踏まえた上で、信頼性の担保として、私の体験談の詳細を記します。
- サロン選びと予約:料金体系が明確で、過度にスピリチュアルな煽りがないサイトを選び、60分12,000円のコースを予約。
- 施術:着衣のままベッドに横になり、頭の32ヶ所のポイントを優しく触れられる。痛みや不快感は全くない。施術中はあまりの心地よさに完全に眠ってしまった。
- 施術直後の変化:終わった直後、頭に溜まっていた霧が晴れたような、驚くほどの爽快感と静けさを感じた。視界が明るくなったような感覚。
「効果ない」という口コミも多いですが、私個人としては「思考が静かになるリラックス効果」は明確に感じました。ただし、これが人生を変えるような劇的な変化に繋がるかは、個人差が非常に大きいというのが正直な感想です。
Q&A:「やばい」って何が?残りの疑問に全て答えます
Q:「やばい」と聞くけど、何が「やばい」のですか?
A. 調査した結果、これは2つの意味で使われています。1つは「頭のスッキリ感がやばい(すごい)」というポジティブな感想。もう1つは「あのビジネスモデルは(怪しくて)やばい」というネガティブな評判です。施術自体が危険でやばい、という意味ではありません。
Q:結局、アクセスバーズは受けるべきですか?
A. 最終的な判断はご自身に委ねられますが、私の見解は以下の通りです。
<私が考える、おすすめできる人>
- 常に思考が止まらず、頭が疲れている人
- 瞑想やマインドフルネスが苦手な人
- スピリチュアルなアプローチに抵抗がない人
<私が考える、おすすめできない人>
- 全ての物事に科学的な根拠を求める人
- 特定の悩みを具体的に解決したい人(カウンセリングが適しています)
- 勧誘を断るのが苦手な人
もしあなたが「受けてみたい」と思ったなら、まずは信頼できるサロンで単発のセッションを試し、ご自身の感覚で判断するのが最も賢明です。
一方で、もしあなたが抱えているのが具体的な悩みや問題であるならば、その解決には、悩みの専門家との対話が最も確実な道かもしれません。上場企業が運営する電話占いサイトなど、信頼できるプラットフォームで一度専門家に相談してみるのも、有効な選択肢の一つです。


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