幸せになる人と不幸になる人の両極端に分かれる理由について徹底考察!
宝くじには大きな夢が有ります。もしあなたが一億円が当たったらどうしますか? 普段よりも贅沢な物を食べたり、今まで行けなかったアメリカやヨーロッパ方面への旅行などを計画するかもしれません。
もしくは家や車が古くなってきているという事なら、購入資金に充てたり、せっかく当選したのですから、誰もが今以上の贅沢をしたいと願うものです。
今回は、このような宝くじの高額当選者の生活について幸せになる人と不幸になる人がいるようです。この大きな違いは一体何なんでしょうか? それでは実際に見ていきましょう。
なぜ宝くじを買うのか。それは今より裕福な暮らしをしたいから
宝くじを買う人の数だけ千差万別な理由が沢山有るはずです。テレビのCMではありませんが、『夢を買う』というのも立派な理由になりますし、お金というものは邪魔にはなりませんので沢山あればあるほど豊かな生活を送ることが出来ます。
今まで諦めていた物を購入するために宝くじを買ったり、投資が好きな人は仮想通貨を買うためや株の購入に充てて、さらにお金を増やしたいと思っている方などもいます。他には家族がいればみんなに分けてあげたいと思っている人もいることでしょう。
ただ日本での宝くじの高額当選者の9割近い人たちが不幸になると言われています。なぜこのようなことになってしまうのでしょうか。
そんな中でも、一割の幸せになった人もいますので、まずは高額当選を果たしても幸せな人から見ていくことにしましょう。
宝くじ高額当選者の生活【幸せになった人】
仕事を続けて社会との繋がりを無くさない人達
宝くじの当選金は高額で使いきれない位ありましても、収入が定期的に入らないと人の心は不安定になるものです。しかも毎日遊ぶだけの日々を過ごしていては社会的な信用も無く、やりがいや生きがいといった物を得られません。
人は嫌な事や大変な事があるからこそ、その分些細なことでも幸せを大きく感じることが出来ます。許容範囲内のストレスであれば、それは人生を謳歌するための良きスパイスになり得るのです。
近所の人に会えば挨拶をしたり、仕事に出かける姿を周りの人達に見せることで社会というものが回っていきます。毎日遊ぶだけの生活は最初は楽しいかもしれませんが人にもよりますが、一カ月もすれば嫌気がさしてくるものです。
外に出かけ、他人とコミュニケーションをとりながら、体を動かし働くことは当たり前のことですが、それが体にとても良いものなのです。普段通りの生活が実は一番幸せで何事にも代えられない位の心地よいことだったのです。
例えば、定年退職をされた方で今まで体を動かすような仕事をされてきた方が家にずっといるようになりますと、特に顕著に体に異変が現れてくるといった話が有ります。趣味もなく家にずっといて何もしないと体がおかしくなってくるようです。
宝くじを当てる前と同じ生活を継続する
大体、宝くじを当てて高額当選金を手にしたことで生活がガラリと変わり贅沢な暮らしをしてしまうことで不幸への階段へと一歩足を踏み入れてしまうようです。これを避けること、つまり安心した将来を送るためには今までの通りの生活を続けることだと、多くの高額当選者が語っています。
それほどお金というものは人を狂わせる力があるのです。大金といえども有限な物であることには変わりが有りません。使えば無くなってしまうものなのです。だからと言って投資の経験もない人がお金を増やそうと思って仮想通貨や株に手を出すことはあまりにも危険が大きすぎるでしょう。
こう考えていきますと、宝くじに当たったからと言って幸せになるれるわけじゃないような気がしてきます。性格にもよると思いますが、自分をしっかりと持ち、お金の管理を行えるような人じゃないと難しいのかもしれません。それなので、結果的には当選しても90%の不幸になる方へと向かってしまうのでしょう。
そんな中でも一割のしっかりとお金の管理を出来る人は、大金が入ったからといって贅沢な事をしようとしません。そんな普段とあまり変わらないような日常を送ることの出来る人が結果的には幸せに暮らしているようです。
税金対策をしっかりとした人
宝くじの当選金には税金はかかりませんが、このお金を家族に分けたいと考える人もいます。この場合贈与税というものがかかりますので、注意が必要となります。
贈与税は高額の3000万円以上であれば、控除が400万円あるとしても55%もかかります。恐ろしいのは家族にお金を上げたのに全部使いこんでしまい、後から税金がきて、破産してしまうという話もあるようです。これこそまさに落とし穴に突き落とされるような話ではありませんか?
良かれと思いお金を分配したのに税金の事を知らないだけで、こんな最低な状況に陥る人が数多くいるそうです。
当選金受け取りの際には高額当選者用の冊子を銀行から受け取ることになりますが、その時は誰もが有頂天になっていますから、職員の話を聞いていないことも多いのです。その時になると大抵の人は興奮してしまい話が入って来ないものなのです。
もし仮に最初から家族に分配するという事ですと、受け取りの際にみんなで購入したということで銀行から当選証明書をもらっておきましょう。そこに購入者の氏名を書くようです。
それがあれば税務署から連絡が入っても証拠になります。しっかりと保管しておくとよいでしょう。そうすることで、家族に分配しても多額の税金を引かれることなく安心して分配することが出来るようになります。
贈与税については国税庁の贈与税の速算表が有りますので、こちらを参考になさってください。国税庁のHPを引用致します。
財産をもらったとき|国税庁 (nta.go.jp)
宝くじ高額当選者の生活【不幸になった人】
宝くじに当選したことをうっかり周りに話した。もしくは知られてしまった
高額当選すると顔が緩んでしまい調子に乗って当選したことを軽い気持ちで周りに話してしまう人がいます。これはかなり危険な行為なのでやめたほうがいいでしょう。お金というものは厄介なもので、人の気持ちを変えてしまう事も多いのです。
あの人は口が堅い人で真面目な人だから大丈夫だろう。そんな信憑性のない多分といった物が一番危険です。
家族ならそんなことはないと思うかもしれませんが、幾つか事件があり、交際相手のようなまだラブラブ状態でもお金が絡むと殺人事件にまで発展してしまうようなこともあります。
それは日本の様に高額当選してもアメリカの様に記者会見をすることがなくても、どこからか情報が洩れて命を狙われたり、もしくはあの人はお金があるのだからと食事をおごって欲しいと毎回のようにたかられてしまう事も有ります。
アメリカでは宝くじの高額当選者に選ばれるとテレビなどで記者会見を開くことから、よく事件が起こっているようです。見たこともない人から殺害される事件も多く、何のために記者会見をしているのか分かりません。
宝くじ関連の企業が宣伝のために行っているとしても、これだけ多くの事件が続くのは治安が良くないのか、それともこれだけ沢山の人達が集まれば中には悪いことを考える人も出てくるという事なのでしょう。
アメリカには、有名な宝くじにパワーボールというものが有ります。44州のうちの5州だけが匿名で高額の当せん金を受け取れますが、残りの州は法律で必ず名前を公表しなければならないことになっているそうです。
日本テレビの世界仰天ニュースによれば、視聴された方もみえるかもしれませんが、2006年アメリカ人のフロリダ州に住む貧しい青年が高額当選を果たし、35億もの大金を手に入れました。
貧しいことから銀行口座もなく、お金を自宅で保管していたそうです。これを聞きつけた友人や知り合いはお金を借りに彼の元へとやってきます。でも結局、誰一人として返してくれる人はいなかったようです。
更にはドリスムーアというアドバイザーの女性が近づき、こんな風に騙されていてはいけないと、お金を投資して増やしませんかと会社の設立を促しました。
しかし実際はこの女性も詐欺師で、気づいた時にはドリスムーアは自分の彼氏に家を購入したりと、とんでも女性だったのです。最後はこのような勝手な使い込みをしてきたことをこの青年がドリスムーアを責めたことで殺害されてしまいます。
当選者の名前が世間に知れ渡ることで、宝くじの関係者が当選しているわけではないと証拠になり民衆の購買意欲を掻き立てることになるのかもしれませんが、やはりこのような殺害が続くようでは何か対策を練らないとまずい気がします。
そもそも公の場にお金の素人を出してはいけないのです。金持ちであれば警備体制のしっかりと整った家に暮らしています。この辺りから危機管理が違いすぎます。お金が当たってもこのように周りからたかられ騙されるような環境になり、殺害されてしまっては、最初から宝くじなど当たらない方が良かったのではないかとさえ思えてしまいます。
高額の宝くじのテレビのCMは華やかに大々的に放送されることが多く絶大な夢のある話です。もちろん人よりもお金が沢山あれば裕福にもなります。でも実際は人にもよりますが準備をしていないと後々困ってしまう事にもなりかねないでしょう。
人気のあるテレビ番組『世界仰天ニュース』に高額当選金を手にした男性の話がありましたので引用致します。
なぜ彼は不幸になったのか?|ザ!世界仰天ニュース|日本テレビ (ntv.co.jp)
生活水準を上げて破綻した
今まで質素な身なりをしていたのに洋服を高級なものに変えたり、メイクや髪型も普段なら行かないような美容室に予約することによって芸能人のような華やかな感じにしてもらえます。
食事も高級なレストランで頂いたり、お金に余裕があることから家賃の高いマンションに引っ越したり、ギャンブルなどにはまっている人はパチンコや競馬といった物に、調子に乗りいつもならあり得ない位のお金を投入してしまいます。
それが続くことでお金に対する感覚がマヒして、毎日お金を使わないと気が済まないような症状を引き起こすことになります。誰か身近な人が注意してくれればいいのですが、お金を持つことで気まで大きくなり、人の話を聞かなくなってしまう事に問題があるのかもしれません。
本来であれば、老後までも使える資金として貯金しておくことも出来るのですが、数年のうちに使い果たしてしまう人もいます。少し前にネットカジノで大金を使い果たした事件がありましたが、人は大金を掴んでからでないと自分自身どうなってしまうか分からないことに大きな恐怖が有ります。
前々から準備をして心構えもバッチリとしていても、いざというとき自分がどうなってしまうのか分かりません。そもそも汗水たらして、苦労して稼いだお金ではないから簡単に使えてしまうのでしょう。この辺りを今一度しっかりと考えた方が良さそうです。
パーキンソンの法則が高額当選者にも当てはまる
イギリスの歴史学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した第二法則というものが有ります。こちらは会社の経営の話になりますが、収入が増えると投資を増やすので結果的に利益が変わらずに売り上げが伸びないというものになります。
企業の収入が増えることで、その分利益が増えるはずなのですが、人は更に利益を増やそうと費用対効果を予測することなく予算を増やしてしまいがちです。そのため収益が増えているのにもかかわらず利益が出せないといったジレンマに陥ることが多いです。
これは宝くじの高額当選者にも当てはまります。普段の生活では決して有り得ない億というお金が預金通帳に入ることで人は浮足立ってしまい、一度ぐらい贅沢をしてもいいかと思う事でそれが続き、贅沢が止まらなくなってしまうのです。
お金というものは稼ぐよりも使う事の方がどれだけ楽しいか分かりません。それは中毒のようになってしまい、まだあるから大丈夫といった心理状態が継続します。本来なら少しずつ使えば有意義な生活を送れるのですが、思考が上手く働かずに散財してしまう流れになってしまいます。
まとめ
夢のある宝くじ高額当選ですが、必ずしも皆が皆幸せになっているわけではありません。90%の人達が不幸になることを考えますと当選すること自体怖くなってきます。特に日本はまだ良いのですが、アメリカでは報道され名前が世間に知れ渡ることを考えるとこれはまさに恐怖しかありません。
これは当選したらどう使うのかにもよるのでしょう。自宅が古くなっていれば購入してもいいでしょうし、その場合は一括購入と分割購入の2パターンがありますが、それぞれ、メリット、デメリットといった物が有ります。一括で買えばその分利子や手数料がかかりませんので、支払う金額は少なくなります。
ただ、そんなお金がどこから出てきたのか税務署が調べ手紙で所得税の申告漏れをしていないか連絡が来ることもあるようです。そこから誰か第三者に高額当選を果たしたと伝わる危険性もゼロではありません。それならいっそ分割で購入した方が後々の事を考えると良いような気もします。
人には感情が有りますので、羨ましい気持ちが妬みやひがみに変わることも多いのです。それは職業が公務員だから安心だとかそうじゃないとか言えません。
そのように考えますと高額当選したからといって、今ある生活を大幅に変えることの危険性がどれだけ高いか次第に分かってくると思います。やはり今まで通りの生活をしつつ、たまに贅沢をするぐらいの気持ちでいたほうが良さそうです。
それでも、もし当選したらその方の使いたいように使ってもいいと思います。元々働いて稼いだお金ではありませんので、どのように使っても本人が満足いく形なら良いのではないでしょうか? 『一時の夢を見させてくれるもの』それが宝くじの高額当選なのかもしれません。
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