恋愛において男性よりも女性の方が恋愛体質の人が多いこともあり、好きな相手に強く嫉妬する生き物と思われています。
ですが、男性も女性と同じように嫉妬することがあり、中には女性と比べられないほどの嫉妬に狂わされてしまうことも少なくありません。
そのため、最初は男性からの嫉妬に「愛情を感じられて嬉しい!」と思うものの、徐々に過激になる嫉妬に面倒やつらさを感じてしまう女性もいるのではないでしょうか。
今回はそんな、男性の嫉妬について解説します。
男性が「男の嫉妬は女の比じゃない」と言われる理由
一部では女性以上に男性の方が相手に強く嫉妬心を抱くと言われていますが、性別よりもその人の性格が寂しがりやであったり、独占欲が強い傾向にあることが原因のように感じます。
特に男性は周囲の目を女性以上に意識しているため「嫉妬はダサい」「余裕を持っていなければ!」と思っていることもあり、なにかあったとしても溜め込んでしまうのでしょう。
そのため、男性の我慢が限界を超えてしまうと感情が爆発し、相手の女性に過剰な束縛をしてしまうことも少なくありません。
このような状態の男性を怖いと思うからこそ、男性の嫉妬は女性の比ではないと思われているのでしょう。
嫉妬の形は性別によって違う?男女それぞれの嫉妬とは?
恋愛の優先度や価値観が性別によって違うように、性別に対する嫉妬も男性と女性では大きく異なってしまうもの。
そのため、違いを理解していなければ突然の嫉妬に驚いては、うまく対処ができないでしょう。
まずは、男性と女性ではどのような嫉妬の形となるのか違いを解説します。
男性の嫉妬
男性は付き合い始めると女性に安心感を抱き、強い信頼感を寄せます。
相手の女性が仕事や趣味・ほかの男性に意識が向いていると「自分のことをちゃんと見てくれていない……」と不安を感じては、男性の中に強い嫉妬が芽生えてしまうのです。
そのため、男性は自信がない不安から嫉妬することもあり、
- 恥ずかしさから嫉妬を言葉にしない
- 女性への怒りが嫉妬に変わる
- 浮気されると怒りは彼女本人に向く
というような嫉妬の形となり、相手となる彼女に嫉妬の怒りを当ててしまう傾向にあります。
このように男性の嫉妬は独占欲から生まれるため、ほかの男性に取られないように女性の行動を制限してしまうのでしょう。
女性の嫉妬
女性は好きな男性と付き合い始めると男性がほかの女性に奪われないように、自分以外の女性には敵対心を抱きます。
そのため、男性がすこしでもほかの女性を褒めたり、仲良くしている場面を目撃すると我慢できずに嫉妬してしまうのです。
そんな女性はもっと愛されたい想いから嫉妬し、
- 嫉妬すると言葉にして男性にぶつける
- 自分自身に落ち込む
- 浮気されると浮気相手となる女性を恨む
というように大きく嫉妬の形は男性と異なるもの。
男性は不安や独占したい想いから嫉妬するものですが、反対に女性は「もっと私を見てほしい!」という気持ちから嫉妬する傾向にあり、男性から愛される実感をすることで嫉妬心は和らぐのです。
嫉妬する男性の心理3つ
男性は女性よりも周囲からの評価を強く意識しているため、自分の本音を素直に吐き出すことができない人が多いもの。
そのため、嫉妬する男性はさまざまな想いを抱いており、付き合っているカップルという関係はもちろん、付き合ってない関係であっても嫉妬することも少なくありません。
ここでは、どのような心理から男性が嫉妬してしまうのかを解説します。
寂しくてかまってほしい
男性にも寂しがりやな一面を持っている人もいるため、仕事が忙しいあまり会える時間がなかなか取れないでいると、あからさまな冷たい態度で不機嫌を伝えようとします。
付き合っている彼女の意識が仕事や趣味など自分以外に向いていると「離れようと思っているのかな……」と、強い不安を感じてしまうもの。
そんな自分以外に夢中になっている彼女に心が満たされず、寂しさを感じてかまってほしい想いから嫉妬の感情を出してしまうのでしょう。
独占欲が強く独り占めしたい
あなたのことを独り占めしたいと独占欲が強いゆえに、共通の友人やほかの男性の話をしただけで、不機嫌になってしまう男性も少なくありません。
男性からすると一緒に過ごしているとき、ほかの男性の話をすることはあなたが好意を抱いていると思ってしまうもの。
そのため、独占欲が強い男性であると「自分が彼女の一番でいたい!」といった想いを抱いているため、話題にするだけでも不安や不満として感じてしまうのでしょう。
ゆえにあなたに特別な想いがなくても話題にすることでやきもちから、自分以外の男性に嫉妬してしまうのです。
もっと自分だけを見てほしい
男性はあなたに対して「自分だけを見てほしい」と、思っていることがあります。
これは男性が自分に自信がないことから「あなただけには自分を認めてほしい」という承認欲求の現れとなっているのです。
自分に自信がないことで常に「呆れて離れていくのかもしれない……」という不安を感じると嫉妬心となるもの。
そのため「もっと自分だけを見てほしい」という気持ちが嫉妬として現れてしまうのかもしれません。
男性が見せる嫉妬のサイン4つ
女性に嫉妬心を抱いてもプライドの高さゆえ隠してしまう男性ですが、女性以上に嫉妬心を抱くと言われていることもあり、わかりやすい言動で嫉妬を伝えます。
嫉妬したときに男性が出すサインを覚えておくことで、男性が隠していたとしても気持ちを理解して安心させてあげられるはずです。
口数が減って冷たい態度になる
男性の多くが嫉妬することは恥ずかしいと思っているため、あなたにバレたくないという男性も少なくありません。
そのため、嫉妬心を抱いていることを隠すように、
- 極端に口数が減ってしまう
- あからさまに冷たい態度で接する
- 不機嫌さを態度に出す
といったような態度で気持ちを伝えてくることも少なくありません。
また、嫉妬が原因でケンカに発展しそうな場合も、今以上に大きな問題になってしまわないため、なるべく話さないように口を閉じてしまうことがあります。
男性の口数が減ってしまうのは、抱いている嫉妬心を落ち着かせようとしていることも意味するため、男性が冷静になれるまで待ってあげましょう。
突然「どう想ってる?」と愛情確認をする
嫉妬心を抱いてしまうのは「あなたの一番でありたい」という想いがあるため、あなたから想いが伝わっていなければ不安を抱いては愛情を確認してしまうのです。
性別関係なく付き合っている相手の想いが自分に向いていなければ、
- 「自分以外の男性に好意があるのかもしれない」
- 「自分よりも仕事や趣味が大切なのかな……」
- 「自分のことはどうでもいいのかも……」
といったネガティブなことを考えては、なにかと比べて不安を抱いてしまっているもの。
そのため、あなたに「本当はどう想っているの?」と愛情を聞くことすることで、本当は自分のことをどのように想ってくれているのかということが確認できます。
また、愛情を確認することで「もっと自分に夢中になってほしい!」という想いをアピールもしているのです。
あえてほかの女性の話をする
女性も彼氏を嫉妬させたいときや、気持ちの確認をする際にあえてほかの異性の話をしますが、男性も同様にほかの女性の話をすることがあります。
この部分に抱く気持ちは性別関係なく、相手への想いが強ければ強いほど「自分だけがこんなにも好きなのかな」「自分だけが嫉妬してるのが悔しい」と、思う人が多いもの。
そのため、特別な想いを抱いていないのにもかかわらず、
- 「あのタレントってかわいいよね!」
- 「職場のあの人って……」
というようにあえて彼女以外の女性の話をして、同じように嫉妬させようとすることもあるのです。
特に職場が同じ場合や共通の知り合いが多い場合、世間話のひとつとして女性の話題を出すことがあるため、しっかりと聞き分けることが重要になります。
嫉妬の対象となる男性を完全否定する
男性はプライドが高いことだったり、心の中では自分が常に優位であると思っており、どんなときでもあなたの一番でありたいもの。
ゆえに自分の彼女がほかの男性に関心を持ったり夢中になることは、どんな理由があろうとも許せません。
そのため、あなたがほかの男性を話題に出したり、どんな小さなことであっても褒めるような発言をしてしまうと、完全否定するように悪口を言ってしまうのです。
これはわかりやすい嫉妬のサインとなり、自分のプライドを守るためであることはもちろん「もっと自分だけを見てほしい!」といった嫉妬からの言動になります。
男性の嫉妬がつらいときの対処法
男性からの好意ということを理解しているものの、あまりにも過剰な嫉妬をされていると「好きだけれど……」と、嫉妬が酷いあまりに2人の関係を考えてしまうこともあるでしょう。
ですが、受け入れるばかりではなく時にはしっかりと男性に注意することはもちろん、今後も良い関係を続けていくために意識すべきことがあります。
最後に男性の嫉妬がつらいときの対処法をご紹介しますので、男性の嫉妬に困っている人はぜひ参考にしてくださいね。
マメな愛情表現を意識する
男性の嫉妬は自分以外の男性に関心や好意を感じるからこそ、不安や寂しさを感じては強い嫉妬心を抱いてしまうのです。
そのため、男性が嫉妬していると感じたときだけではなく、普段からちゃんと男性のことを大切に想っている、愛しているという気持ちをアピールすることが大切になります。
恥ずかしいことから遠回しに伝える人もいますが、わかりやすい言動でマメな愛情表現を意識しましょう。
また、あなたから甘えてみたりすることで男性も安心でき、きちんと伝えることで男性の嫉妬を取り除くことができるはずです。
疑われるような言動は控える
嫉妬している男性に今以上の嫉妬心を与えてしまうと関係の悪化はもちろん、場合によってはケンカに発展して別れにつながってしまうことがあります。
そのため、男性に今以上の嫉妬を与えてしまわないためにも、疑われてしまうような言動をしないように注意することが大切です。
嫉妬している男性はあなたの言動をいつも以上に警戒していることもあるため、
- 一緒にいるときには必要以上スマホを触らない
- 男性がいる飲み会には参加しない
- 男性と2人で出かけない
など、自分がされて嫌なことは男性も嫌だと感じていると念頭において、これからも良い関係が築けるように普段から意識しておくことが重要です。
まとめ
男性は嫉妬しない生き物だと思い込んでいる女性が多いものですが、男性はプライドの高さや周囲の目を女性よりも気にしていることもあり「嫉妬は女々しい」などと思い、あなたには嫉妬している気持ちを隠していることがあります。
女性は周囲の人に相談をして吐き出すことが多いものですが、男性はそのようなこともできずに心の中では強い嫉妬心を溜め込んでいることもあり、女性の嫉妬とは比べられないと言われているのです。
それほどまでに愛されていると思えば嬉しいものですが、時には過剰な嫉妬に悩まされてしまうこともあります。
ですが、自分がされて嫌なことはしないことや、気持ちはしっかりと伝えることを普段から意識しておくことで、男性の不安を拭うことができて安心させられるはずです。
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