異性に対して「好き」という感情を持ったことがある方は多いでしょう。でも、「愛してる」とまで思えることはなかなかないもの。男性にとっても、「愛してる」と思えるのは特別な女性だけです。
今回は、男性の「好き」と「愛してる」の違いや、「好き」から「愛してる」に変わる瞬間、彼に「愛してる」と思ってもらうための方法などについて解説します！
「彼の本気度がわからない…」「彼に将来のことも意識してほしい…」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「好き」と「愛してる」の違い
「好き」という言葉と「愛してる」という言葉は、似ているようで結構違います。なんとなく、「好き」よりも「愛してる」の方が深い愛情だということは感じられますが、具体的にはどんな違いがあるのか意識したことのない方も多いでしょう。
ここでは、男性にとっての「好き」と「愛してる」の違いについて解説していきます。
「好き」は一方的、「愛してる」はお互いに愛情がある
小学生や中学生でも、異性に対して「好き」という感情を持つことはありますよね。それは、「好き」は片思いでも成立する感情だから。ただ素敵な異性に憧れているだけでも、「好き」と思い続けることはできます。
一方、「愛してる」は、相手も自分のことを好きでいてくれるという「両想い」の状態でこそ芽生える感情。お互いのことを深く理解しているからこそ、「愛してる」と思うことができるのです。
「好き」は一時的な気持ち、「愛してる」は長い時間をかけて育む気持ち
突然好みの異性が目の前に現れて、「一目惚れ」をしてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。「好き」は、一時的な気持ちの高揚でもあり、一気に燃え上がります。
それに対して、異性に出会ったその日から「愛してる」と思えることは、ほぼありませんよね。「好き」という気持ちの高揚感がいずれ落ち着いても、ずっと相手のことを大切に思えれば、「愛してる」という気持ちが育まれているといえるでしょう。
「好き」は自己満足、「愛してる」は相手の幸せを思う
「好き」は、「自分のことをずっと見ていてほしい」「大切にしてほしい」など、自分の幸せを第一に考えてしまいがちな状態。恋人に対して、「どうして理想通りに振る舞ってくれないんだろう」と不満を抱えてしまうこともあります。
一方、「愛してる」は自分への見返りは求めず、とにかく相手に愛情を注ぎます。例え、自分の思い通りにならなくても、自分が損しても、相手が幸せを感じてくれればそれで満足できます。
「好き」は刺激的、「愛してる」は安心感
片思いをしている時や、付き合ったばかりの時に、「好き」の気持ちが盛り上がって胸がキュンとすることがありますよね。「好き」の気持ちはとても刺激的で、ワクワクドキドキ、ハラハラとした気持ちを味わえるもの。
一方、「愛してる」は、そういった気持ちの大きな動きは伴いません。会うたびにドキドキするようなシーンがなくても、ただ一緒にいるだけで幸せを感じられます。そこには、お互いへの絶大な信頼感と安心感があるのでしょう。
「好き」は現在だけを見て、「愛してる」は未来を描く
「好き」という気持ちを自覚したとき、とにかく相手に好かれたい、自分のものにしたいと願うもの。先のことはそれほど深く考えず、今の「ドキドキ感」や「気持ちの盛り上がり」を楽しんでいます。
一方、「愛してる」は今だけでなく相手との未来のことまでイメージできたときに生まれる感情。「この先もずっとそばにいたい」「年を取ってもずっと仲良くしていたい」と言う気持ちが芽生え、結婚を意識する人も現れるでしょう。
「好き」は長所だけ、「愛してる」は短所もまるごと
異性を好きになる時、まずは相手の良い所に目が行くのは自然なことですよね。「顔が好み」「やさしい」「頼りになる」「お金持ち」など、相手の長所をきっかけに好きになるものです。でも、相手のことを良く知ると、思いもよらない短所が目に入って気持ちが一気に冷めてしまうことも。
もし、交際を続ける中で、相手の短所を目にしても受け入れられるなら、それは「愛してる」という感情が芽生えている証拠。誰しも、いいところだけでなく悪いところもあるものです。深い愛情があると、短所も含めて相手をまるごと愛することができるのですね。
「好き」から「愛してる」に変わる瞬間
晴れてカップルになっても、最初から彼女に対して「愛してる」とまではなかなか思えないもの。調子よく口先だけで「愛してる」なんて言う男性もいるかもしれませんが、それは心から思っているものとは言い難いですよね。
ここでは、長く付き合う中で、男性の気持ちが「好き」から「愛してる」に変わる瞬間をご紹介します。
彼女といると安心する・自然体でいられると気付いた時
付き合い始めた頃は、中々彼女に自分の素の姿を見せられないという男性も多いもの。嫌われるのを恐れて、ついカッコつけてしまいます。
でも、彼女に素の姿を見せても引かれなかったり、ドジを笑い飛ばしてくれたりすると、男性はとても安心します。また、思ったことを素直に伝えたときに、否定せずにきちんと話を聞いてくれたりすると、本音を話せるようになります。
そうして彼女の前で自然体でいられるようになると、ただ異性として「好き」というだけでなく、「彼女といると居心地が良い」「人として彼女のことが大切」と思えるようになり、「愛してる」という感情が芽生えます。
弱い姿を受け入れてくれた時
男性は、女性の前では弱音を吐いてはいけないと無意識で思っています。男女平等の時代とはいえ、「女は男が守る」と考えて男らしく振舞おうとする男性は多いでしょう。
しかし、どんなに強い男性でも、常に男らしくいられるわけではありません。うまくいかないことがあって落ち込んでしまったり、投げ出したくなってしまうこともありますよね。
彼女にそんな姿を見せた時、「大丈夫だよ」「また一からやればいいよ」と受け入れてもらえると、男性は感激します。「彼女はずっと味方だ」と確信でき、「自分も彼女のことを何よりも大切にしよう」「ずっと守っていこう」と深く愛する気持ちが芽生えます。
大変なときに陰で支えてくれた時
仕事がすごく忙しかったり体調が悪かったりして彼女との時間が取れないとき、「私のことどうでもいいの？」「寂しい……」などと責められると、男性は参ってしまいます。
一方、そんな大変なときに彼女が気に掛けてくれたり、身の回りのことをサポートしてくれたりすると、男性は心から安心します。子どもの頃に優しくしてくれた、母親の姿を思い出すのかもしれませんね。
「自分は大切にされている」と感じることができ、彼女のことも大切に思い、愛するようになります。
彼女の笑顔がうれしいと感じた時
彼女のためにデートのプランを考えたり、プレゼントを用意したりしたとき、彼女がとびきりの笑顔で喜んでくれると、男性は深い充実感を覚えます。「もっと彼女の笑顔が見たいな」と感じて、彼女のためにできる限り尽くそうとするでしょう。
また、特別な時だけでなく、待ち合わせの時に顔を見て嬉しそうに笑ってくれたり、食事中に「美味しいね」とニコニコ微笑んでくれたりといった些細な笑顔も、男性に幸福感を与えます。
「彼女となら、ずっと幸せに過ごせそう」と感じ、愛が深まるでしょう。
結婚生活をイメージできた時
一緒にいて楽しい彼女でも、将来の伴侶として考えられるかというと別問題です。家事や掃除を全然しなかったり、浪費癖が激しい彼女の場合、男性は「好きだけど結婚は考えられない」と思ってしまいます。
それに対して、きちんと家事ができたり、料理が上手だったり、仕事をきちんとしていたりする女性は、男性にとってリアルな結婚生活をイメージできます。
異性としてだけでなく人としても彼女が魅力的に感じられ、「愛してる」という気持ちが高まるでしょう。
「好き」から「愛してる」に変わった時の男性心理
「好き」というライトな気持ちが「愛してる」という深い気持ちに変わった時、男性にも大きな変化が表れます。
ここでは、「好き」から「愛してる」に変わった時の男性心理について詳しく解説します。
彼女を守りたい・幸せにしたい
「愛してる」と自覚した男性は、彼女を守るという覚悟を持っています。ただ「好き」なだけだと、彼女がトラブルに巻き込まれたり体調を崩したりしている時に、「面倒くさいな」「自分で何とかしなよ」と冷たくあしらってしまう男性もいますよね。
でも、「愛してる」という状態なら、彼女のそばにすぐに駆け付けたり、すぐに連絡を取ったりして本気で彼女を心配してくれます。
また、彼女の喜ぶ顔を見るために、記念日や誕生日を忘れずにお祝いしてくれたり、サプライズを企画してくれることもあるでしょう。
彼女を信頼している
付き合っていると、「相手が心変わりしたらどうしよう…」「浮気をしていないか心配……」と不安を感じてしまうことも多いですよね。でも、彼女を「愛してる」男性は、彼女に対して疑心暗鬼になりません。
彼女が嘘をついたり、裏切ったりすることはないという信頼感と、もし彼女が心変わりして別れることになっても受け入れるという覚悟を持っているのでしょう。浮気を疑って彼女を束縛したり、交友関係に口を挟んでくることはありません。
自分よりも彼女を優先したい
ただ「好き」なだけだと、自分の都合で彼女を呼び出したり、デートをドタキャンしたりと自分優先の行動を取る男性もいますよね。一方、彼女を「愛してる」男性は、彼女のためにきちんと予定を調整して約束を守ってくれます。
疲れていてもきちんと連絡をくれたり、デートの時間を作ってくれたりもします。また、何か失敗をしてしまったときも、自分を守るために言い訳をしたりせず、きちんと彼女に謝ることができます。
将来もずっと一緒にいたい
彼女を「愛してる」男性は、未来について考えはじめます。具体的には、結婚に向けて同棲をしたいと言い出したり、彼女を家族に紹介したり、プロポーズをしたりするでしょう。
男性にとって、結婚はとても覚悟のいること。「この人しかいない」と彼女を深く愛しているからこそ、勇気を出して前に進むことができるのです。
彼女の欠点もすべて受け入れたい
どんなに魅力的な彼女でも、非の打ちどころがないということはあり得ません。料理は得意だけれど掃除は苦手だったり、おっちょこちょいだったりという欠点があるのは当然ですよね。
でも、彼女を「愛してる」男性は、そんな欠点も含めて彼女を受け入れたいと思っています。彼女に欠点があったとしても、それを上回るほどの良い所があるとわかっているのです。
彼に「愛してる」と思ってもらうには？
彼の気持ちが、「好き」から「愛してる」に変わってほしい…と願っている女性も多いですよね。彼の愛情が深くなれば、結婚も夢ではありません。
ここでは、彼に「愛してる」と思ってもらうための方法について解説していきます。
自分も彼を愛する
彼に「愛してる」と思ってほしいのなら、自分も「好き」から「愛してる」に変わっていかなければなりません。彼にばかり、「私にもっと尽くして」「私のことを大切にして」と要求しても、あなたも彼を大切にしなければ、バランスが取れずいずれ破局してしまいます。
最初から彼にばかり期待するのではなく、彼の気持ちや体調を気に掛けたり、不満ばかり言わず居心地の良くなるような環境を作ったりと、自分ができることをしていきましょう。
見返りを求めずに彼をサポートする
彼が落ち込んでいるときに話を聞いて励ましたり、風邪を引いたときに看病したりするときは、見返りを求めないことが大切。後になって「あの時〇〇してあげたのに！」と文句を言ってしまうと、彼は「本当の愛情じゃなかったんだ…」とガッカリしてしまいます。
お母さんが子どもを無条件で愛するような広い心を持てると、彼の気持ちも変わってきますよ。
彼の前では自然体で過ごす
好きな人の前ではつい見栄を張ってしまうことも多いですが、本当に彼と分かり合いたいなら、素の自分を見せることが大切。裏表がある人物を愛そうと思える人は、なかなかいないでしょう。
きちんと自分の意見を言ったり、イヤならイヤと主張することも大切。そうやってお互いの心を知ることで、「愛してる」という気持ちが自然と生まれます。
笑顔とポジティブ思考を心掛ける
男性にとって一緒にいたいのは、不機嫌そうでネガティブなことばかり言っている女性ではなく、笑顔でポジティブな女性。仕事で疲れていたりしても、彼女と会うだけで元気がもらえます。
人は、笑顔を見ると自然と緊張がほどけてしまうもの。時には落ち込んでしまうこともあるかと思いますが、彼との幸せな未来を手に入れたいなら、笑顔と前向きな気持ちを意識してみてくださいね。
まとめ
今回は、男性の「好き」と「愛してる」違いや、「好き」から「愛してる」に変わる瞬間、彼に「愛してる」と思ってもらうための方法などについて解説しました。
「遊びの恋愛はもうこりごり」「彼に本気になってほしい」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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