睡眠は人間の三大欲求の一つです。誰しも決まった時間になると床について眠ります。とはいえ、睡眠は誰しも必要なものですが、睡眠に割く時間は人により違います。
毎日4時間程度の人もいれば、8時間しっかり寝るという人もいます。自分の睡眠時間があまりにも長いと何か悪い状態なのかと心配になるかもしれませんね。
今回は、寝ることについてスピリチュアル的な観点から、意味や性質、または睡眠に込められたスピリチュアルメッセージについてお話していきます。
よく寝ることは基本的にはいい意味ですが、状況によっては睡眠の質に問題があるような場合もあります。睡眠の質が足りていない状況などについてもお話していきますので、参考にしてみてください。
よく寝る人は良いの?悪いの?
寝ることは「休息」を意味してる
一般的にも睡眠は休息を意味していますが、スピリチュアル的な観点で考えると睡眠は「魂の休息」とう側面があります。
これは来たるべき未来に備えてエネルギーを充填させている状態だといえます。魂の休息は自分自身の成長のために必要になりますので、よく寝ることは悪い事ではありません。
よく寝る人のスピリチュアル意味・性質
①天才
睡眠については、医学的に解明されていないことも多くいろいろな情報があります。
本来の人間の睡眠時間は「4時間」で十分だ
ただ、これは身体が求めている睡眠時間であり、その他の時間は違うことにあてているそうです。違う事とは「情報の整理」だといわれています。
人間は生きている中で意識的にも無意識的にも、たくさんの情報を吸収しています。その情報の整理にあてられるのが「睡眠」なのです。
情報をうまく整理するために長時間睡眠が必要になるため、よく寝る人には天才と呼ばれる人物がたくさん存在します。
- アルベルト・アインシュタイン
- ミハエル・シューマッハ
- タイガー・ウッズ
- 水木しげる
- 白鵬
いずれも10時間以上睡眠をとっていたとされる人達です。日々の情報整理を睡眠でしっかりと行っていたからこそ、天才と呼ばれるほどの偉業を成し遂げることができたのかもしれませんね。
②宇宙からの情報をダウンロードしている
人や物を含め地球上に存在するものの起源をたどっていくと宇宙につながります。人は寝ることで夢の世界に行くことになります。
そこでは意識だけが覚醒している状態となり、あなた自身の意識を通して宇宙から智慧やメッセージを受け取っているのです。言い換えれば宇宙から情報をダウンロードしている状態です。
人は起きている間は、さまざまなことを考えています。仕事のこと、人間関係の事や恋愛のことから、はては明日のご飯など。
とにかく多種多様な事を考えているために情報をスムーズに受け取るということができません。その状態に近づくには、「瞑想」がオススメです。
とはいえ、瞑想を始めたばかりの内は、雑念が多くなかなか自分の意識に集中するということも難しくなります。ただ、誰でもできる簡単な瞑想が睡眠なのです。
睡眠をすることで瞑想状態となりその間に宇宙からの情報をダウンロードしているといえます。ダウンロードの量が多いと睡眠時間も比例して長くなり、良く寝るという状況につながります。
夜しっかりと睡眠しているのに急に眠くなる時というのは、宇宙や高次元からの情報をダウンロードしている時だといえます。
③フリーランスで活躍している
フリーランスで働くというのは、自分自身の才能を価値提供できている人といえます。
長い睡眠時間により高いパフォーマンスをあげることができるため、フリーランスとして活躍している人も非常に多いです。
会社などに勤めていると通勤時間などもあるため、しっかりとした睡眠時間を確保することができません。
そのため、睡眠時間が足りない状況に陥り、結果的に仕事の質が低くなってしまうことがあるのです。
反面、フリーランスであれば自分のライフスタイルに合わせて睡眠をとることができるので、結果的に高いパフォーマンスが期待できるようになります。
④HSP
- Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で
- 人一倍繊細な人という意味
- 心理学者のエレイン・アーロン博士により提唱された人の気質
特徴はいくつかありますが主な特性として次の4つがあります。
常に周りに気を配っているため、精神的な疲労の蓄積が高くなる傾向があります。刺激にも敏感なため多少の物音でも目を覚ましてしまうため、眠りも浅くなりがちです。
そのため、HSP気質の人は睡眠時間も長くなってしまうという人が多いです。
⑤ロングスリーパーの遺伝子を持っている・体質的なもの
睡眠による体質には3つのタイプに分けることができます。
- ショートスリーパー(6時間未満の睡眠でも大丈夫な人)
- ロングスリーパー(10時間以上の睡眠が必要な人)
- バリュアブルスリーパー(睡眠時間が6~10時間の人)
研究により
- ショートスリーパー・・・特定の遺伝子があり、先天性のものである
- ロングスリーパー・・・特定の遺伝子は発見されていないが、ショートスリーパー同様に遺伝的・体質的な部分が関係している
特に両親のどちらかがロングスリーパーの場合は、その子供もロングスリーパーになることが多くなります。
⑥美人が多い・可愛い・肌が綺麗
スウェーデンのカロリンスカ研究所での研究では、「人が良く寝ると美しくなるのは本当だ」という事実が研究より示されています。研究内容は以下のような内容です。
- 男女合わせて25人の大学生による実験
- 2晩連続で十分な睡眠をとる
- 1週間後に2晩連続で4時間睡眠にする
- それぞれの状態ですっぴん状態と化粧をして写真をとる
- スウェーデンの首都ストックホルムに住む男女122に写真を見せ、魅力、健康状態、眠気、信頼性でそれぞれ評価を依頼
結果として、写真の人が眠そうな場合には人物の「魅力」の評価点が下がるという結果になりました。このことからも、睡眠が見た目に及ぼす影響が大きいという事があらわれています。
(参照:BBCニュース)
また、睡眠中にはアンチエイジングに欠かせない成長ホルモンと睡眠ホルモンが分泌されます。
- 成長ホルモン・・・新陳代謝を促し、紫外線などのダメージから肌を修復する働き
- 睡眠ホルモン・・・成長ホルモンの分泌を促す
この2つが密接にかかわることで素肌が綺麗な状態に保つといわれているのです。素肌の状態が悪いと化粧などでは隠し切れない部分が出てしまうものです。
美人ほど良く寝るというのは、科学的根拠を持った事実といえるでしょう。
よく寝る人のスピリチュアルメッセージ・サイン
睡眠はある程度取っているにもかかわらず眠いという場合には、そこにはスピリチュアルなメッセージが含まれています。睡眠には2つの役割があります。
- 肉体の疲労回復
- 精神や魂のエネルギーを整える
肉体的な疲労は回復されているのに、それでも眠いという場合にはスピリチュアル的なメッセージが込められている可能性が高くなります。
①人生の転機が訪れている
- 新しい仕事を始める
- 結婚する
- 新しい家族を迎える
などさまざまです。このような人生の転機は、非常にエネルギーを消耗します。大きなものを動かそうとする時には、ぐっと力を貯めて気合を入れますよね。
それと同じで、魂レベルでは転機が訪れることを予知しているため、そのためにエネルギー充填をする必要があり、それを眠気としてサインを送ってきているのです。
②人生の転機を乗り越えた
人生の転機を乗り越えるには、かなりのエネルギーを消耗します。そのため、結婚や出産、転職など人生の転機を乗り越えた後は、エネルギーが空っぽの状態となってしまうのです。
そのため、失ったエネルギーを最充填しようと睡眠時間が多くなるようになります。睡眠はスピリチュアル視点で考えると魂の自浄効果を持っています。
人生のおける転機を経験したことにより、魂の疲労を回復し、浄化するためにもいつも以上に睡眠を必要としている状態だといえるでしょう。
この時期は、無理せずに可能な範囲でしっかりと睡眠を心がけるようにしてくださいね。
③波動と違う人と交流した
人にはそれぞれ波動があります。
- 波動が近い人と交流・・・自然体で交流ができる
- 波動が違い過ぎる人との交流・・・波動を共鳴させようとする
結果的に、精神の部分が疲労してしまい、眠気に襲われることがあるのです。これは、高い次元の人とでも、低い次元の人とでも同様に起こりえます。
ただ、「この人と話すと妙に疲れるな」という特定の人がいる場合には注意が必要です。
一時期だけの付き合いであるならば問題ありませんが、頻繁に顔を合わせる関係の場合、そのたびにエネルギーを消耗してしまいます。
- 相手の人が高い次元の人・・・自身の波動を高める努力が必要
- 相手の人が低い波動の人・・・付き合う際の距離を考えることも必要
スピリチュアルな要因以外も多い?よく寝る人の特徴
よく寝る人の特徴として、スピリチュアルな要因以外にもいくつかの要因が考えられます。
もしスピリチュアル的な要素が何も思い当たらない場合には、一度下記のポイントに当てはまる部分がないかチェックしてみてください。
①身体が疲れている
睡眠は魂のエネルギー回復もさせますが、身体的な疲労も回復する効果があります。
肉体労働などで日頃から身体を酷使するような仕事であったり、ダイエットなどで過度な運動をしていると少しの睡眠では身体疲労の回復が追い付かずに睡眠時間が長くなってしまう場合があるのです。
一時的なものであれば、その時期を超えれば睡眠時間も元に戻るでしょう。ただ、慢性的に身体疲労を感じているような場合には、体を壊してしまう危険もあります。
- お風呂にしっかり入る
- マッサージに行く
などして身体疲労をこまめに回復するように工夫をしていってくださいね。
②精神的に疲れがたまっている
身体的な疲れと同様に、精神的な疲れも睡眠で回復することができます。
ただ、仕事に対して過度のストレスを感じていたり、常に何か不安を感じるような状況にある場合は置いている間中精神が安定することがありません。
その疲労を回復するために、睡眠時間が増えてしまっている場合もあります。
今の仕事に対して常にストレスを感じていたり、常に何か不安を感じてしまっている場合には、できる限りの範囲で対処するようにしましょう。
そのままの状況が続くと体を壊してしまう原因につながりますので注意してくださいね。
③体力がある
寝る事で身体的にも精神的にも疲労回復することができますが、必要以上に寝ると逆に疲れてしまうものです。
睡眠というのは、思っている以上に体力を使います。「年を取ったら長時間寝れなくなった」という人がいますが、それは寝ることにより体力を消費するからです。
よく寝れるのは体力が有り余っている可能性もあります。適度な運動をするようになれば、運動で体力を使いますので、睡眠時間も自然と短くなります。
④ホルモンバランスが乱れている
女性の場合に特に多いのですが、ホルモンバランスが乱れると急激な眠気に襲われます。
生理期間などに眠くなるという人は、その時期にホルモンバランスが乱れてしまっていることが原因です。生理周期がおさまれば自然と眠気もおさまりますので安心してください。
⑤眠りが浅い
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
- レム睡眠・・・身体は休んでいるけれど、脳は起きている状態
→脳が休めていないため、眠りは浅くなってしまう - ノンレム睡眠・・・脳も身体も熟睡できている状態
このサイクルのバランスがうまくとれず、レム睡眠の時間が長く、ノンレム睡眠の時間が短くなってしまうと、どうしても睡眠時間が長くなってしまうのです。
【悪いケース】よく寝る人の悪い状態を解説
寝ている時間は長いからといって、よく寝れているとは限りません。睡眠時間と睡眠の質は必ずしも比例しません。
普段の睡眠時間は長いけれど、なんとなく眠気が続くという場合には、以下のポイントをチェックしてみてください。もしかすると、睡眠の質に問題がありよく眠れていないのかもしれませんよ。
寝起きが悪い
- 目覚ましをセットしているのになかなか起きれない
- 起きても頭がボーっとしてしまう
など寝起きが悪いという人は、きちんとした睡眠をとれていない可能性があります。
単純に睡眠時間が足りていないのであれば、睡眠時間を増やす工夫が必要ですが、睡眠時間はしっかりとっているのであれば、睡眠の質に問題があります。
睡眠の質を改善するように対処する必要があります。
寝ても疲れが取れていない
しっかりと寝ているのに起きた時に疲れが取れていない場合には、しっかりと睡眠できていないことが原因かもしれません。
通常、睡眠の時間も質も問題がなければ、起きた時に非常にすっきりとするはずです。
睡眠をとって疲労回復しているはずなのに、疲れが取れない場合には、きちんとした睡眠をとれているか今一度チェックする必要があります。
途中で何度も目が覚める
睡眠では、通常レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返します。ノンレム睡眠の最中は、脳も休んでいる状態になるため、多少の物音などで目が覚めることはありません。
睡眠中に何度も目が覚めてしまう場合には、レム睡眠のみを繰り返してしまっている可能性があります。
レム睡眠では、脳が休息することができていないため、どうしても睡眠時間が長くなってしまうのです。
よく寝る人は太りにくいって本当?
睡眠と肥満には密接な関係があります。肥満度を表す数値としてBMI指数があります。
Body Mass Indexの略であり、ボディマス指数ともいわれ、体重と身長から算出される肥満度の指数
睡眠時間とBMI値の関係を調べた結果、「7時間睡眠」の人がもっとも平均BMI値が低いということがわかりました。
2018年OECDの調査によると、日本人の睡眠時間は7時間22分となっています。ただこれはあくまでも平均の睡眠時間で、6時間未満の睡眠時間の人は全人口の4割を占めています。
肥満などにつながり健康にも害を及ぼす危険があり
肥満を予防するためにも「7時間睡眠」を意識するようにしていきましょう。
よく寝る人は病気?ナルコレプシーや過眠症の可能性あり
よく寝ることはいいことですが、昼間などに急激な眠気に襲われてしまったりするような場合には、
過眠症の可能性がありますので注意が必要です。
過眠症というのは、ナルコレプシーともいいます。
下手をすると大事故につながる可能性もありますので、心当たりがある場合には、適切な医療機関で受診をするようにしてください。
まとめ
- よく寝る人には、天才、フリーランス、HSP、ロングスリーパーなどの性質がある
- よく寝る人には美人が多いというのは実験結果により証明されている
- 寝ても眠い場合は、人生の転機が訪れていたり、乗り越えていたり、波動と違う人と交流したりというスピリチュアルのサインである
- スピリチュアルな要因以外のよく寝る人の特徴5つ
- 7時間睡眠の人は平均BMI値が低い
- 通常では考えられない状況で居眠りをする場合は、ナルコレプシー(過眠症)の危険性もある
今回はよく寝ることについてスピリチュアル的な観点からや、またはそれ以外の要因についてお話をしていきました。
睡眠というのは三大欲求の一つでもあり、人が生きていく上で欠くことはできません。ただしっかり寝ているはずなのに眠い場合には、スピリチュアルなメッセージがこめられている可能性もあります。
もしくは、睡眠の質に問題があり、睡眠をしっかりととれていない場合もありますので、一度あなた自身の睡眠についてゆっくりと考えてみてくださいね。
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