大殺界なのにいいことばかり！本当に悪いことは起きるの？？

本記事で取り扱う「六星占術」および「大殺界」等は、細木数子先生が創始された、薫白桑有限会社の登録商標です。当サイトは薫白桑有限会社様、細木数子先生、および後継者である細木かおり先生の公式サイトとは一切関係がございません。本記事は、六星占術という占術について独自の見解を交えながら中立的な立場で考察するものであり、読者の皆様の運勢を占うものではありません。本格的な鑑定や最新の情報をご希望の方は、細木かおり先生の公式サイトや公式書籍をご覧ください。

「大殺界」と聞くと、文字通り恐ろしいことが起こるのではないかと、不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。

六星占術を提唱した細木数子さんも、かつてテレビ番組などで、大殺界が訪れることへの注意を呼びかけていたのが印象的でした。

その強いメッセージは、視聴者に大きなインパクトを与えました。しかし、その後、六星占術に興味を持つ多くの人々が「大殺界中は本当に何もしてはダメなのか？」と調べ始めます。

すると、大殺界だからといって必ずしも悪いことばかりが起きるわけではなく、むしろこの期間に普段ではありえないような幸運を掴んでいる人たちがいる、という見方も出てきました。

細木数子さんご自身も、大殺界の「停止」の時期に占い師へ転身し、大きな成功を収めたと言われています。

他の著名人やスポーツ選手などを見てみても、意外と大殺界の時期に活躍されている方は少なくありません。これらはインターネットなどで検索すると、多くの情報を見つけることができます。

そもそも、六星占術の考え方では、12年のうち3年間、つまり全体の25％が「大殺界」の期間に当てはまります。

これだけ長い期間ですので、タイミング的にその中で悪いことが続くと、「やはり大殺界だから仕方がない」と考えてしまいやすくなるのかもしれません。

世の中は気持ちの持ちようという側面もあり、自分よりも恵まれた環境の人と比べると、どうしても不幸に感じてしまうことがあります。

もしかしたら、本当に幸せな人とは、他人と比べず、多くを求めすぎない人なのかもしれません。

今回はそんな「大殺界」について、この時期に成功を収める人にはどんな特徴があるのか、またその逆のパターンはあるのか、といった点について考察していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

大殺界とは

六星占術では、人の運命周期を12の運気に分けて考えます。それは私たちが生きていく上で日々移り変わる、運命のバイオリズムに大きく関わっているとされています。

12の運気は「種子、緑生、立花、健弱、達成、乱気、再会、財成、安定、陰影、停止、減退」からなっており、このうち特に「陰影、停止、減退」の3年間のことを「大殺界」と呼びます。

特に、「陰影」の前の年は「安定」という運気が非常に良い時期ですが、そこから崖を転げ落ちるように運気が下がるところに特徴があるとされています。

運気が良いからといって周囲に不誠実な対応をしていると、翌年の「陰影」の時期には人からの助けが得られず、物事が上手くいかなくなることもあると言われています。

一般的に、大殺界は新しいことを始めるのに適した時期ではないとされています。

この時期は集中力が続かず、判断力も鈍りがちになるためです。

そんな中で、結婚や引っ越し、転職といった人生の大きな決断をしてしまうと、うまくいかない可能性があると考えられています。

そうはいっても、引っ越しや転職などは会社の都合で、自分の意志とは関係なく行わなければならないこともあります。

そういった場合は、個人の運気よりも会社の運気の影響を受けるため、本人が大殺界であっても問題ないとされています。

自分の意志で決めたわけではないため、特に悪いことが起きるわけではない、という考え方です。

もし大殺界の時期に入った場合は、できるだけ大きな変化を避け、現状維持を心がけるのが良いとされています。普段通りの生活を続けることが大切なのです。

大殺界だからといって必ずしも悪いことばかり起きるわけではない！

12年のうち3年間続く大殺界。この時期は「じっとして何もしない方がいい」とよく言われます。

しかし、その言葉を文字通り受け取ってしまうと、3年間もの長い期間、何もできなくなってしまいます。

例えば、素敵な男性と出会ったとします。一目惚れして話しかけようとした瞬間に、「今は大殺界だから…」と行動をためらうでしょうか？

「この運気が悪い時期が3年続くから、その後で告白しよう」と考えていては、その恋は実らないかもしれません。

あるいは、仕事を辞めてしまった人が「今は大殺界だから上手くいかないんだ」と自分に言い聞かせ、何もしないでいたらどうなるでしょう。

現状維持が大切だからと、3年間も求職活動をしなければ、その後の就職は非常に困難になります。

このように、大殺界だからといって何もしないのは、チャンスを逃すことにも繋がり、かえって危険な考え方とも言えます。

むしろ、素敵な人がいたら積極的に声をかけたり、何か新しいことにチャレンジしたりと、前向きに行動する方が良い結果に繋がることもあります。

ただし、一点注意すべきなのは、大殺界の時期はエネルギーが不足しがちな期間とされていることです。

いつもなら難なくこなせることでも、頭の働きが少し鈍ったり、体力不足になったりすることもあるかもしれません。運命のバイオリズムの波が低く、良いコンディションではないのです。

しかし、そんなコンディションであっても、気持ちを切り替えたり、仲間と協力したりすることで、運気の流れをより良い方向へ変えていくことは可能だと考えられます。

大殺界にいいことばかり起きる人の特徴 10選

失敗を割り切れる

物事を深く考えすぎる人ほど、悪い結果をすぐに想像してしまい、気持ちが沈みがちです。

しかし、起きてもいない未来を案じても意味はありません。大切なのは、分からない未来のことは考えすぎない、という潔さかもしれません。

行動が誰よりも早い

頭の中で思考を巡らせているだけでは、結果は出ません。特に、初めて挑戦することは、誰でもやってみなければ分からないことばかりです。

成功する人は、考えるより先に行動していることがよくあります。やりながら問題に対処していくのです。

何か目標や願いがあり、それに近づきたいという期待感が、彼らを突き動かしています。

好奇心旺盛

物事を多角的に見ることができる、柔軟な思考の持ち主です。「もしかしたら、あの人の意見が正しいかもしれない」と、一度立ち止まって自分の考えと比較できます。

また、興味の対象が広く、新しい物や場所、人との出会いを心から楽しみにしています。

こうした前向きな姿勢が、新たな出会いや面白い発見を引き寄せ、人生を豊かにしていきます。

柔軟性がある

状況に応じて、臨機応変に対応できる人です。その場の雰囲気に合わせ、時には相手の意見に耳を傾け、言うべき時は自分の意志をしっかり伝えられます。

このような人なら、どんな困難な状況が起きても、うまく乗り越えていけるはずです。

普段から「この場合はこうしよう」と、頭の中でシミュレーションしているのかもしれません。

落ち着いている

冷静で落ち着いていれば、もし何か問題が起きても、適切に対処できます。

一番避けたいのは、相手の言葉や状況に振り回されてパニックに陥り、空回りしてしまうことです。

常にベストな方法を模索するのは難しいですが、ベターな方法をいくつか考えておくだけで、心に余裕が生まれます。

明るい友人が多い

運気は、周りにいる人の影響も受けると言われています。友人の運気が良ければ、同じように自分の運も上がっていくことがあるのです。

普段から明るく前向きな人の周りには、同じようなタイプの人が自然と集まります。

そのため、たとえその年の自分の運気が悪かったとしても、仲の良い人たちと楽しく過ごすことで、運気のことを忘れてしまうくらい充実した時間を送れます。

不屈の精神を持っている

何度失敗しても立ち上がり、うまくいくまで決して諦めない人です。

それはまるで、映画の主人公のようです。困難な相手にも、並々ならぬ努力を継続して立ち向かっていきます。

ここで改めて、日々の努力の大切さを認識させられます。

毎日努力することなく、いつも通りの生活を送っているだけでは、現状を抜け出すことは難しいでしょう。適度に休息を挟みながら努力し続ける人にこそ、チャンスは巡ってくるのです。

気持ちの切り替えがうまい

「やまない雨はない」という言葉があるように、辛いことや困難なことが永遠に続くのは稀なことです。

何か嫌なことがあっても、「良い経験をした」とポジティブに捉え、次に活かそうと振り返ることができる人は強いです。「雨の後には綺麗な虹がかかる」と想像し、気持ちを切り替えています。

自分の殻を破ろうとする

「自分は大人しい性格だから」と、コミュニケーションを諦めてしまっていませんか？

話す能力があるのに、話していないだけかもしれません。どんな些細なことでもいいので、会社や家庭で話してみましょう。

たとえ嫌な顔をされても構いません。勇気を出して自分の殻を破り、人と接することで運気は変わっていくものです。

全体像を捉えるのが得意

「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、行動する時に細部まで気にしすぎてはいけません。

やってみないと分からないことが多いからです。大まかに「こんなものか」と考えたら、「できない」と決めつけずに「やってみよう」と行動に移せる人は強いです。

その際、あらゆるパターンを想定して考えすぎないことがポイントです。思考をシンプルにすることで、前に進みやすくなります。

大殺界に悪いことばかり起きる人の特徴 5選

自分の考えがない

他人に振り回されてばかりで、自分の意見が全く無い人もいます。率先して動くことがないため、いつも後手後手に回ってしまいます。

まるで椅子取りゲームのように、チャンスを毎回人に譲っているようなものです。人生という舞台でそれを続けてしまうとどうなるか、一度考え直した方が良いのかもしれません。

清潔感がない

髪もとかさず、ボサボサの頭で外出している人はいませんか？残念ながら、そのような人に「仲良くなりたい」と思える人は少ないでしょう。

良い出会いは、良い仕事や新しい楽しみをもたらしてくれます。服装や髪型といった身だしなみに気を遣わない人は、人との交流が減ってしまうため、運気が停滞しがちです。

考え方が固い

柔軟性がなく、いつも同じ考え方をしている人の周りには、同じような傾向の人しか集まらなくなってしまいます。

頑固な性格から「何を言っても無駄だ」と周りに思われ、近くにはイエスマンしか残らなくなるという訳です。

これでは状況を打破することはできません。大殺界の時でも同じような人ばかりと交流していては、他者からの良い影響を受けられず、運気が停滞してしまいます。

困難なことから逃げる

何か新しいことを始めると、面倒なことや困難なことが必ず出てきます。そんな時に諦めてばかりいると、何も成し遂げられません。

時には心を奮い立たせて、物事に立ち向かうことも必要です。「やりたい」と迷っていることがあるのなら、それは恐らく本当にあなたのやりたいことなのでしょう。

まずは始めてみることをお勧めします。走りながら考えていくことも、決して悪くはありません。

同じ壁にぶつかり続ける

同じ壁に、何度も頭をぶつけている人がいます。嫌だと思って逃げ出しても、また同じような壁が人生に立ちはだかるのです。

その繰り返しであることは分かっていても、勇気が出ずに壁を壊せない。そんな時は一度立ち止まり、その壁と正面から向き合ってみることも必要です。

負けてもいいから、一度は戦ってみるのです。壁が壊せなくても、かすり傷ぐらいはつけられるかもしれません。

大殺界の本当の怖さとは

大殺界の本当の怖さとは、この期間に「何をやってもダメだ」と、言葉の通りに考えすぎてしまうことにあるのかもしれません。

「大事な決断はしない方がいい」と言われると、就職や結婚など、人生の転機となる行動がその期間できなくなってしまいます。

特に結婚となると、自分だけでなく相手の運勢も考える必要があります。

あなたの大殺界が終わったと思ったら、次はパートナーが大殺界に突入してしまう、ということもあり得るのです。

そうなると、合計6年間もの間、結婚に踏み切れず、婚期を逃してしまうことにもなりかねません。

大殺界という言葉を知らなければ、このような悩みは生まれなかったのではないか、とさえ思えてきます。

ここで大切になってくるのは、言葉のイメージに囚われすぎずに過ごすことではないでしょうか。また、六星占術にはこんな考え方もあると言われています。

日常的に努力を続けている人であれば、大殺界の時期にこそ大きな花を咲かせることができ、しかもその花は幸運期よりも大きな大輪の花になる、というのです。

このことから、長年付き合いを続け、二人の愛を育んできたのであれば、大殺界の時期に結婚しても何の問題もない、と解釈することもできます。

むしろ、そうすることで二人の結びつきはさらに強固なものとなり、将来的に良い家庭を築くことができる、とも読み解けるのです。

言葉の表面的な意味だけを読むのではなく、明るくポジティブに六星占術を捉えていくことが大切なのかもしれません。

大殺界なのにいいことばかり…でも油断は禁物！おすすめの過ごし方

大殺界といえども、普段から努力を重ね、物事をポジティブに捉えている人にとっては、大吉のような運勢に変化することもあるようです。

しかし、上手くいっている時ほど注意すべき点もあります。いくつか見ていきましょう。

まず、運気がアップしていると感じても、やはりそこは大殺界の期間です。計画を立てる際は、いつも以上に慎重になった方が良さそうです。

いつもより少し時間をとり、じっくり考えてから行動に移すことを心がけましょう。

また、運勢は一緒に過ごす人の運気にも影響されると言われています。

普段から前向きで明るい人たちと交流があると、プラスのエネルギーを存分に受けることができます。

ですので、大殺界の時期ほど、仲間や家族を大切にし、感謝の気持ちを伝えていくと、より運勢が良い方向へ向かっていくかもしれません。

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この記事を読んでいるあなたは、おそらく「大殺界のはずなのに、なぜか調子がいい」と感じているはずです。仕事も人間関係も順調で、悪いことなど起きる気配もないかもしれません。

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まとめ

このように、「大殺界」と一口に言っても、捉え方次第でチャンスの期間にもなり得ることが見えてきました。

言葉通りに受け取って不安な気持ちになるのではなく、「大きな壁が待ち構えているかもしれない」と事前に準備しておけば、乗り越えられることも多いはずです。

運気は周りの人の影響も受けますので、友人や家族との交流を深めていけば、運気の流れが変わってくることを実感できるでしょう。

さらに、考え方をポジティブに変えていくことで、これからの人生をより深く、暖かく、楽しいものへと変えていくことができます。

そうは言っても、ポジティブな考え方が難しいと感じる人もいるはずです。

そんな方は、「ポジティブな人なら、こんな時どんな行動をするだろう？」と、一度立ち止まって考えてみることが大切です。

そして、あなたの考えた「ポジティブな行動」を、少しずつ日常の中で演じてみてください。

最初は慣れないかもしれませんが、少しずつ自分が変わっていくことを実感できるかと思います。一度きりの人生、悔いのないように生きていきたいものですね。