皆さんも良く知っているように、猫は古くから人間の生活の中に存在し、溶け込んできた動物です。
昔は、田畑で収穫した野菜やお米を狙うネズミなどの害獣対策としての役割を与えられ飼われていましたが、ストレス社会といわれる現代では、生活に彩をそえてくれる愛すべきペットとしての人気がとても高くなっています。
一般的にも猫は、「魔女の相棒」や、「神の遣い」であるといったイメージがあるかと思いますが、実際のところスピリチュアルな世界でも、猫は目に見えないオーラや霊気に対する感性がとても高いと考えられていて、誰にも計り知れないほどさまざまな能力を持っているのです。
そういった特性から、霊能者や占い師のようなスピリチュアルパワーを持つ方々の多くが、ペットには猫を飼っている確率が高いという話もあります。
今回はそんな神秘的な動物である「猫」というテーマをさらに限定し、街中や空地で見かけることのある「野良猫」について、スピリチュアル的な見解をまじえてお話していきます。
野良猫が来る家が家の運気は最高!
猫はオーラを見ることができる生き物であるというのは、スピリチュアル界ではよく知られている特性であり、私たち人間と同じように「きれいなオーラ」を好む傾向にあります。
つまり、野良猫が来る家は、ポジティブなオーラを発している家だと考えられます。
猫にとって居心地のよいオーラだということは、気に悪影響を及ぼす邪気がないということなので、その家の運気は上がっている状態なのです。
そこに住んでいる人が良い気を発しているのか、家が建っているその土地自体が良い気を発しているのか、または両方の可能性もありますよね。
いずれにしても野良猫が家に来ることは良い兆候だといわれ、野良猫がきたら運気が上がるというのも、逆にいうと「運気が上がっている家だから野良猫がきた」とも考えられるのかもしれません。
野良猫が持つスピリチュアルな力が凄い
野良猫は、安全に生きている飼い猫よりも人の心の機微に敏感で、スピリチュアル的な直観力もよりすぐれている、という話があります。
そういわれる理由は、誰にも飼われず、あらゆる危険が転がっている野生で生き抜くために、本来猫が持っている能力をいかんなく発揮する必要があるからだと思われます。
その能力の発達は、一種の生存本能だともいえますね。
また、野良猫が何匹も集まっている所は、「良い気に満ちた場所であるパターン」と、「浄化が必要な負のエネルギーがたまっている場所であるパターン」の、大きくわけて2パターンあります。
浄化が必要な場所の代表的な例をあげるなら、「神社」です。
神社にいる野良猫達は、神様の使いとしてそこに住んでいるものもいて、人を見極める能力や邪気や悪霊を祓う浄化のパワーがさらに強力になっています。
その力をつかい、神社に集まってきた負の気を日々浄化しているので、訪れた参拝客がここは「心地よい神社だ」と清々し気分を感じることとなります。
しかしここで、「神聖な場所といわれる神社になぜ浄化が必要なの?」という疑問が浮かんだかたもいますよね。
その疑問にお答えしますと、神社に足を運ぶ人のなかには、最後の綱の神頼みだと、強い恨みや怒り、悲しみといったネガティブな感情を抱えているかたも多くいらっしゃるためです。
強い負の感情は邪気となり、場の気を大きく乱します。
その社の神様に遣えている野良猫としては、不穏な気配を見過ごすわけにはいきません。
だからこそ、ネガティブな感情に支配されそうな時こそ、野良猫が多く住みついていると有名な神社にいくことをおススメします。
マイナスなエネルギーはそこにおいてくるつもりで、神社の野良猫たちに浄化してもらいましょう。
野良猫に限らず猫は運気を変えてくれる!
野良猫のもつスピリチュアルなパワーは飼い猫より確かに強力ではありますが、そもそも「猫」という生き物のほとんどが、スピリチュアリティという神秘的な能力を持っているのです。
猫の能力によってもたらされるうれしい効果にはどのようなものがあるのかを、すこしだけお話していきますね。
野良猫を飼う・保護するスピリチュアルな効果
拾った猫を飼うことは、これから訪れる大きな幸運の暗示であるといわれています。
これは猫が、気の良くない場所を嫌う習性があることと、猫に浄化能力があることが関係しているのではないかと考えられます。
猫は自分のテリトリーを侵すものは排除したがるので、邪気が入ってきた時に、敏感に反応して即座に追い払ってくれます。
また、保護した猫がか弱い子猫である場合もその効果は期待できます。
邪気の集合体といわれる悪霊は、猫がいる場所には基本的に寄り付きたがらないからです。
とくに、誰でもいいから貶めたいという邪悪な気の場合、わざわざ天敵ともいえる猫がいる家に狙いを定めることは考えにくいですよね。
猫を飼い始めたら急に運気があがった、という話をよく聞きます。
しかし「運気をあげる」には、良い気を呼び込み、悪い気を寄せ付けないことが基本なので、そういった意味でもスピリチュアル的には当然の効果だといえるのではないでしょうか。
猫がもたらす「癒し」とは
猫は邪気を浄化するパワーをもつスピリチュアルな動物ですが、それと同時にヒーリング能力もあることで有名です。
猫のそばにいると邪気が近づいてきにくいことで感じる心地よさもありますが、猫が喉を鳴らしたときにきこえるゴロゴロという音の周波数が、およそ25Hzと低周波であり、幸せホルモンともいわれる「セロトニン」の分泌を促し、ホルモンバランスや自律神経を整えるといった癒し効果もあるのです。
猫が喉を鳴らす音は、フランスで「ロンロンセラピー」として医療に取り入れられているほどなので、猫は動物の中でもとくに優れたヒーリング能力があることがうかがえますよね。
【運気バク上げ】野良猫のスピリチュアルメッセージ
こちらの項目では、野良猫を通して受けとることができるスピリチュアルメッセージについてや、野良猫にまつわる行動のスピリチュアル的な理由についてなどを、皆さんと一緒にひもといていきます。
野良猫が見つめてくるスピリチュアル意味
猫がじっとあなたを見つめているときは、「魂の成長の機会が訪れている」という意味があります。
また、目が合っても逸らされなかったのなら、それは幸運の象徴ともいわれる猫が、あなたの人格、生き方、目指す未来などを肯定しているのです。
辛いと感じている出来事や、自分には重荷だと思っている試練にぶつかっているさなかに、野良猫に見つめられて目が合ったというならば、その出来事はピンチではなく最大のチャンスとなるでしょう。
なぜなら運気が上がっているときこそ、立ちはだかる大きな試練を大きなチャンスに変えることができるからです。
迷っていたり苦しんでいたりする時こそ、天からおくられるポジティブなスピリチュアルメッセージに気づき、自分を奮い立たせ立ち向かってこそ、魂の成長と現実的な成功を手にすることができるのです。
野良猫が遊びに来るスピリチュアル意味
猫は基本的に人を癒す力をもっていますが、そんな猫のなかでもより特別で、スピリチュアルヒーラーとしての役割を果たそうとする個体もいます。
ヒーラーでうことを使命としている猫は、誰かに飼われる猫としてではなく、野良猫として様々な場所に出向き、気が弱っていたり、邪気の影響によりダメージを受けてエネルギーが下がっていたりする人を見つけると、そばに来て癒しをもたらそうとします。
ただし自分自身の悪行によって魂を濁らせている人間は対象になりません。
飼い猫であれば、飼い主の魂を導くためにと奮闘するかもしれませんが、野良猫が癒すのは本人のオーラが澱んでいない人だけだといわれています。
優しいがゆえに悪意につけこまれてしまったり、傷つけられてしまったり人のもとへフラッとやってきては寄り添い、エネルギーを与え、そして去っていきます。
もし、野良猫が遊びにきたとき、相性が良いような気がすると感じ、飼おうと決心したとたん全くその猫を見かけなくなったというなら、その猫が特別なスピリチュアルヒーラーだったということもありうるでしょう。
野良猫が玄関の前に来るスピリチュアル意味
もし野良猫があなたの家の玄関の前にいて、近づいてもその場から離れなかった場合は、あなたの家に入ろうとしている悪霊や邪気を、祓おうとしているのかもしれません。
あなたにとってはまったく知らない猫だと思っていても、その猫にとってはあなたの家の玄関前や、その付近が散歩コースだったり、自分の縄張りだったりと考えている場合があります。
すると、あなたとその野良猫に面識があるないに関わらず、心地よくて気に入っていた場所が、邪気のようなマイナスエネルギーに目をつけられていて住みつかれることを、スピリチュアな感性の高い猫が見逃すはずがありません。
このように、かわいがっている飼い猫でなくても、野良猫側のそういった理由から、人間が間接的に救われる、ということも時にはあるのです。
野良猫が複数匹庭に来るスピリチュアル意味
野良猫がよく集まるとされているのは、人の気配があまりない空地や公園なのですが、他と比較できないほどに良い気が流れている場所であれば、人の住む家の庭でも野良猫が集まってきます。
そして警戒心の強い野良猫が、それほどまでに集まってくるような良い気が流れているということは、その家の運気がとても良い状態になっているということなので、もし野良猫が何匹も家の庭に集まってくる、という出来事があったなら、重大な決断や、新たな挑戦に挑む時べき時です。
すると想像以上の良い結果を引き寄せ、家の繁栄へとつながる幸運を手にすることができるかもしれません。
野良猫が夜に鳴くスピリチュアル意味
夜という時間帯は物質の次元とエネルギーの次元の狭間が、あいまいになりやすいという説もあり、霊的な存在も姿をあらわしやすくなるようです。
エネルギーの変化に敏感な猫は、昼間より鋭敏にそういったものを感じとることができるので、自分にとって不快な気を追い払らおうとして鳴いているケースもあります。
もっと具体的にいうと、鳴き声をださなくても払うことはできますが、あえて鳴くということは、警戒すべきモノがいることを周囲の猫にも知らせている、とも考えられます。
また、人好きな野良猫なら、自分に近づいてこないよう追い払った結果、縄張り付近に住む人々のもとへと邪気や悪霊が逃げていかないようにと、ただ追い払うだけではなく「浄化」している可能性もあるでしょう。
そういった場合には、一体何事かと驚くほど妙な鳴き声をだします。
野良猫が横切るスピリチュアル意味
野良猫が横切り、何故か頻繁にその場面が頭の中に浮かんでくるなら、それは「人生に大きな変化が起きる」というスピリチュアルメッセージです。
新たな段階に入ることを意味していて、それまでの考え方や固定概念が通用しない出来事が起こったり、まったく知らなかった世界に気づいたりと、今後の人生観がかわる何かに出会う心の準備をしておきましょう。
そうすることで、新しいものを受け入れることに拒絶感や先入観を持たずに、大きく一歩踏み出すことができますよね。
変化を恐れず、時には直感を大切にすることが、より良い未来へとつなげることとなるのです。
野良猫が寄ってくるスピリチュアル意味
基本的に餌付けのされていない野良猫は、あまり人に近寄ってはこないものですが、何もしていないのになぜかやたらと野良猫に好かれる人っていますよね。
それはその人自身が発するオーラが猫にとって心地よく、自覚なくとも優しい波動を出しているためです。
オーラが見えるいわれていて、人を見抜く力が優れている猫にそれほどまでに好かれることは、スピリチュアル的にみたらとても誇らしいことだといえます。
また、野良猫が寄ってくる人の意味を別の角度からみてみると「前世に猫と深く関わっていた人」だとも考えられます。
現在でも、多くのスピリチュアルメッセンジャーや霊能者が猫を飼っていますが、遥か昔、まだ呪術が大々的に認められていたころは、猫を介して力を発揮する呪術師やシャーマンがいました。
過去世で深く築いた魂のつながりは消えることなく、今世にもその名残を残すので、「自然と野良猫が寄ってきやすい人」、「野良猫に何故か好かれる人」となるのです。
まとめ
野良猫にまつわるスピリチュアルについてでした。
普段とくに意識していなかったのに、これを機にもしかした野良猫がよく目につくようになるかもしれませんが、こちらのページにたどり着いたということもまた、不思議な巡り合わせであり、スピリチュアル的に意味があることなのかもしれません。
「野良猫」に込められたスピリチュアルメッセージを受け止める際には、今日読んだことを思い出し、少しでも解釈の役に立ててくださいね。
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