皆さんはシンクロニシティという言葉を聞いたことがありますでしょうか。スピリチュアルに興味がある方、詳しい方であれば耳にしたことはあるかもしれませんが、普段の生活ではまず使うことはないでしょう。
シンクロニシティとは簡単に言えば「意味のある偶然の一致」です。共時性や同時性とも訳されることがあります。
シンクロニシティは現在ではスピリチュアルの世界で良く言葉になっていますが、元々はカールユングという心理学者が提唱した分析心理学の概念のひとつなのです。
シンクロニシティは偶然の一致という性質上、相手がいる場面で発生することが多々あります。共時性を持つ特定の相手がいる場合はそこに運命性や必然性が介在しているかもしれません。
この記事ではそんな、シンクロニシティが起こる相手に焦点を当てシンクロニシティの性質なども踏まえて詳しく紹介していきます。
シンクロニシティとは
冒頭でも少し説明していますが、ここではシンクロニシティについて詳しく説明していきます。
- 意味のある偶然の一致
- 共時性
- 同時性
「意味があるのに偶然?」日本語的にはおかしな言葉に聞こえます。わかりやすいようにいくつかの具体例を挙げてみます。
貰い物が壊れる→数日後にもらった相手の身に何かが起こる
友人からプレゼントされた人形の腕が壊れてしまい修理した。するとその数日後にプレゼントしてくれた友人が腕を怪我したと連絡が入った。
夢で昔の友人が出てきた→その友人から久しぶりに連絡がきた
転校して10年も会っていない仲の良かった友人が夢に出てきて、一緒に遊ぶ楽しい夢を見たその翌日、その友人から結婚報告の連絡が入り夢と同じような幸せな気持ちになった。
パートナーと旅行に出掛けたいと考える→相手も同じ行先に旅行したいと思っていた
恋人と海外旅行に行きたいと思いある国のパンフレットを取り寄せると、同じ国の旅行本を相手も買っていた。
虫の知らせの様な嫌な感じがした→身内に不幸が起こる
いつも通り生活していると突然嫌な予感に襲われる。心配になって親族に連絡してみると叔父が倒れて入院になっていた。
欲しい物ができた→自然とその物の情報が集まるようになる
とあるブランドの新作バックが欲しくなり購入を迷っていた。するとテレビでモデルさんがそのバックをおすすめしている場面を偶然見かけた。そしてそのお店のセール開催告知のチラシまで入ってきた。
などなど、シンクロニシティとは日常生活の中、私たちの身近に無数に存在しています。具体例を聞けば、皆さんも一度は「意味のある偶然」を体験したことを思い出されるのではないでしょうか。
シンクロニシティと聞くとスピリチュアルの専門用語みたいで難しく捉えられてしまいますが、意外と単純で些細な事柄も多いのです。
シンクロニシティが起こる相手
この記事のテーマでもあるシンクロニシティが起こる相手についてです。共時性や同時性ということだけあってシンクロニシティは相手がいる事象で起こることが大半です。
- Q誰とでもシンクロニシティが起こるの?
- A
NO
誰にでも起こり得ますが、誰とでも起こるわけではありません。意味を持った偶然が起こる相手には条件が存在しています。ここでは代表的ものをいくつか紹介していきます。
ツインレイである
- 「魂の片割れ」と呼ばれる
- 元々1つだった魂が2つに分かれて生まれた男女
- この世にたった1人だけの存在
どれだけ距離が離れていても強烈に惹かれ合う運命性を持っています。この強力な繋がりや運命性がシンクロニシティを引き起こすのです。
なんとなく決めた旅先、なんとなく入ったレストランで運命的な出会いが待っていてその相手と結婚し幸せな家庭を築いた。この様な意味のある偶然の一致がツインレイとの間に起こったシンクロニシティです。
ただし、ツインレイにも惹かれ合う時期、離れる時期が存在しているため、常にシンクロニシティが起こる状態にあるわけではありません。
ライトワーカーである
- 光の仕事人
- 聖なる使命を持ってこの世に生を受け地球に存在する全ての生命を不安や恐怖から解放する存在
特別な優しさや癒しの能力を保有していると言われ、職業にも特色が出ると考えられています。
- 看護師
- セラピスト
- アニマルトレーナー
- ライター
- 森林官
などが挙げられ、分野は様々ですが「癒し」に関係する職業が多いとされています。そんなライトワーカーという存在ですが、実は相手との間にシンクロニシティが起こりやすいという特性を持っています。
これはライトワーカーの持つ癒しのエネルギーや波動が相手と同調しやすいことが理由であると考えられています。特に同性のライトワーカーとの接触でシンクロニシティは発生しやすいようです。
自分が関心を寄せている相手
シンクロニシティは潜在意識の力が深く関係しています。自分が関心を寄せている相手で性別は問いません。とにかく気になる相手が存在するとします。その関心が強ければ強い程想いは潜在意識に刷り込まれます。
潜在意識には無限の広がり・繋がり・可能性が秘められています。次第に潜在意識に刷り込まれた思いが相手を引き寄せるようになります。
そして関心を寄せる相手側の潜在意識の中に自分の存在が認識されたとき、シンクロニシティは起こるのです。「意味のある偶然」とは潜在意識の可能性が引き起こす必然と言い換えても良いのかもしれません。
ソウルメイトである
前世から魂の繋がりがある相手のこと
ソウルメイトは性別は関係ありませんし、ツインレイとは違い人数も複数存在しています。自身が持つ魂の使命に気づかせてくれる存在であり、同じ目的や使命に向かってともに歩んで行くかけがえのない仲間という存在です。
ソウルメイトはこの様な性質上、恋愛関係や婚姻関係になる可能性は低く、あくまでも「仲間」という立場を重んじるようです。
そしてソウルメイト同士は波動の大きさや波長が似ている性質もあるため、魂の共鳴が起こりやすいと考えられています。魂の共鳴が起こると潜在意識のリンクや相乗効果によって波動の向上などが発生します。
その効果のひとつにシンクロニシティも含まれているのです。魂の共鳴によって意味のある偶然の一致が引き起こされるわけです。
シンクロニシティが起こる理由・タイミング
シンクロニシティとは直訳すると「意味のある偶然の一致」ですが、シンクロニシティが起こる理由やタイミングには必然がついて回ります。
必然的に起こる偶然の一致なんて禅問答のようですが、理由もなくシンクロニシティが起こるということはあり得ないのです。ここではシンクロニシティが起こる理由やタイミングの代表的なものをいくつか紹介していきます。
環境の変化
大きな環境の変化に身を置くとシンクロニシティが起きやすいと言われています。シンクロニシティは想いや感情に大きく影響を受けます。環境の変化に伴い目まぐるしく感情が変化するとシンクロニシティのトリガーとなります。
- 進学
- 転職
- 引っ越し など
これらは周囲の物理的な環境だけではなく、人間関係や土地からのエネルギーにも影響するため、特にシンクロニシティを引き起こしやすい出来事であると考えられています。
人生のターニングポイント
人生のターニングポイント(転換期)を迎えるとシンクロニシティは起きやすいと言われています。スピリチュアルの世界ではシンクロニシティもある種の高次元の存在からのサインであると考えられています。
波動が高い状態を保ち潜在意識下で高次元の存在とリンクが確立できていれば、ターニングポイントと呼ばれるその後の人生を大きく左右する出来事で必ず高次元の存在は手助けをしてくれます。
その手助けがシンクロニシティという形で現象として現れるのです。
波長が同調した時
相手と波長が同調したときにもシンクロニシティは起こります。波長が同調するということは上記で説明したツインレイやソウルメイトである可能性が非常に高いと考えられます。
波長が同調するということはお互いに強固なリンクが確立することを意味するため、シンクロニシティの発生と共に互いを引き寄せ合う力が働きます。
行く先々である特定の人にバッタリ会うなどの現象は、波長が同調した相手との間に起こるシンクロニシティと言えます。
潜在意識下で繋がった時
潜在意識下で相手との繋がりが確立したときにシンクロニシティは起こります。そもそもシンクロニシティの概念を提唱した心理学者のカール・グスタフ・ユングは人の意識は深層意識で繋がり、常時交流を行っていると考察していました。
この交流が行われる部分を「潜在意識下の集合的無意識」と呼んでいます。シンクロニシティが発生する条件は様々ありますが、互いの潜在意識が繋がりこの集合的無意識で交流が行われた際に現象が起こります。
意味のある偶然の一致とは言いますが、この点から考察するとシンクロニシティが起こることは必然と言えるでしょう。なぜなら集合的無意識下で交流し情報の共有が成されたからです。
シンクロニシティを起こす方法
シンクロニシティが起こるということは、基本的には良い出来事であると言えます。特定の相手の間に起きるのであれば運命の相手であることを教えてくれている場合もあります。
また、転換期に起こるシンクロニシティは、高次元の存在からの今後を左右する天啓である場合もあります。この様にシンクロニシティは人生の中でその後を大きく左右する出来事になる可能性が高いと言えます。
できる事なら自身でシンクロニシティを引き寄せたい、発生させたいと思うかもしれません。ここではシンクロニシティを引き寄せるための具体的方法をいくつか紹介していきます。
絶対にシンクロニシティを起こすことを直接考えない
シンクロニシティを引き寄せるための絶対的条件になります。意識的に起こしてやると考えていると絶対にシンクロニシティは起こりません。意識している時点で意味のある「偶然」の一致ではなくなってしまうからです。
シンクロニシティは潜在意識下の集合的無意識と深い関係にあります。潜在意識にリンクするためには表面的な想いだけでは届きません。
事象を引き起こしたいという欲望を直接考えてしまうと、潜在意識に繋がることができなくなってしまいます。シンクロニシティはあくまでもプロセスであると考え、更にその先を強く想ってください。
想いが本物であれば自然と潜在意識とリンクし、意味のある偶然の一致が起こるはずです。
自身の直感を信じてみる
シンクロニシティを引き寄せるには、自身の直感を信じ素直に行動することが必要です。上記で説明した潜在意識とのリンク確立は例え成功していても合図があるわけではありません。
せっかくリンクの確立に成功していても、自分自身に素直になれなければせっかくのチャンスを不意にすることになってしまいます。潜在意識からのサインは直接的なものは少なく、曖昧で抽象的なことが多いとされます。
なんとなく感じとったことがシンクロニシティを引き寄せるトリガーになることも多々あるのです。
些細な変化に敏感になる
シンクロニシティを引き寄せるには、些細な変化に敏感になることも必要です。シンクロニシティという現象は小さなものから大きなものまで様々な事象を引き起こします。
もしかするとあなたの日常生活の中には既にシンクロニシティが起きていて、その事に気が付いていないだけかもしれないのです。
読んだ本の中にあった何気ない言葉、実は日常生活の中でも何度も登場しており、あなたの今後を支えるための大切な言葉だったのかも。
この様にシンクロニシティは事象が起こるのを待つだけではなく、受け取り手の準備も必要になります。シンクロニシティを起因とする些細な変化に気づくために、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませることも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では「シンクロニシティが起こる相手のスピリチュアル」のテーマのもとシンクロニシティについての詳細や相手との関係性、起きる理由などを詳しくお話してきました。
ツインレイやソウルメイトなどの運命の相手と呼ばれる存在である可能性が非常に高い
シンクロニシティ自体が転換期を良い方向へと導く事象でもあるため、せっかく訪れた「意味のある偶然の一致」というチャンスを逃すことのないよう、変化に敏感でいれる様に感覚を研ぎ澄ませましょう。
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