他者を貶め、苦しめた人の末路を知るということは人生において貴重な教訓になり得ます。「因果応報」「自業自得」などの言葉があるように過去に犯した過ちは必ず自分自身に跳ね返ってきます。
スピリチュアルの世界では「鏡の法則」とも呼ばれますが、善い行いは自分にとってプラスのエネルギーとして返ってきて、悪い行いは波動の低下やマイナスの出来事として自分に戻ってくるのです。
昨今、学校や職場でのいじめ問題やハラスメント問題が社会的問題として大きく取り上げられるようになりました。いじめやハラスメントは被害者の心に一生消えない傷を与えてしまいます。
加害者は一時的な快楽や気分で軽い気持ちだったかもしれません。しかしその一時の感情によって犯してしまった過ちは他者をひどく傷つけることになってしまいます。そしてその罪は必ず自分に跳ね返ってくるのです。
この記事では他者を苦しめた人の末路をスピリチュアルの観点から詳しくお話していこうと思います。この記事を教訓として人を苦しめることがどれだけの大罪なのか理解していただきたいと思います。
他者を苦しめる人の特徴
人を苦しめた人の末路をお話する前にまずは他者を苦しめる人について、スピリチュアルの観点からプロファイルしその特徴を紹介していきます。
人を苦しめる人の特徴・特性はもちろん悪い方向に働くものもあれば、反対にプラスの方向に作用するものも存在しています。
人を苦しめるという行為自体は許されることではありませんが、特性だけ見れば良い意味を持つこともあると理解しておいてください。
自己中心的
自己中心的
自己中心的な思考を持つ人間は、思いやりや尊重の心が欠如しています。全ての行動原理は自分自身の利益に繋がっており、自分の利益にならないことには一切の興味がありません。そのため、利益のためであれば平気で他者を傷つけ陥れる行為も行います。
短気で気性が荒い
短気で気性が荒い
短気な人や気性が荒い人は自身の感情を上手くコントロールすることができません。コントロールできず行き場を失った負の感情を外側に放出することで自分だけの心を守ろうとするのです。
そのため気性の荒い人の近くにいるだけで、八つ当たりやとばっちりを受けて傷付いてしまうこともしばしばあります。
噂話などの他人の情報を収集する
人の噂などの情報を収集する
他者を苦しめる人はエゴイストであり、常に人を貶め自分を高めることを考えています。最も簡単に他人を陥れることができるのが情報操作です。悪い噂をわざと流すことで相手の評価を落としてしまうのです。
エゴイストは情報操作によって周囲の人間の心理を操ることに長けているのです。
周囲を煽り対立させる
周囲を煽り対立させる
他者を苦しめる人は、周囲の混乱や対立を望んでいます。表立った行動は起こしませんが、周囲の対立を引き起こすために情報操作などの扇動を行っていることもあります。
周りの不幸を見ることでしか自身の幸福を感じる事ができない心理状態に陥っているのです。
自己評価が高い
自己評価が高い
他者を苦しめる人は、自意識過剰で自分自身に過剰な優越感を持っている傾向にあります。自分は特別な人間だから何をしても許される。自分以外の特別ではない人間はどうなっても構わないという思考が構築されているのです。
負けず嫌い
負けず嫌い
基本的に、自分が正しく正義であると思い込んでいます。自身の正義を遂行するためには他人を傷つけることもいとわないと考えています。
洞察力に長けている
高い洞察力を持ち他者の心理状態を読み解くことが得意
他人の心理状態を読み取ることで言動を察知し先回りすることも容易くなります。この能力を利己的に使用してしまうため、結果として人を苦しめてしまうのです。
高いコミュニケーション能力
高いコミュニケーション能力を持っている
コミュニケーション能力や洞察力を駆使して自分の味方を作ることが得意であり、自身を取り巻くグループが形成された段階で、味方にならなかった人間を孤立させ結果的に傷つけ苦しめてしまいます。
嫉妬深い
嫉妬深い
嫉妬は大きなマイナスのエネルギーを帯びた感情です。周囲の人々を妬み嫉妬していくことで心にマイナスのエネルギーを蓄積していきます。マイナスのエネルギーや感情は一定以上貯めてしまうと暴発してしまいます。
自分の心を感情の暴発から守るために無意識的に他者を傷つけ苦しめることでマイナスのエネルギーを発散しているのです。
セルフプロモーション能力に長けている
セルフプロモーションが上手い
他者を苦しめる人は、自分の味方やグループを作るのが上手いと言われています。コミュニケーション能力の高さや洞察力のおかげもありますが、セルフプロモーション能力が高い事も一因となっています。
他人を貶め自分をよく見せる方法を本能的に理解しているため近づいてきた人々を魅了することが出来るのです。
人を苦しめた人の末路
無意識、故意に関係なく他者を苦しめてしまった人には、相応の報いが訪れます。故意的に他者を傷つけた人にはより大きな罰が与えられ、「自業自得」「因果応報」などの言葉の通り全ての悪い行いは自分自身に返ってくると考えられています。
自身の行いを省みて後悔し罪を償うことが出来れば副産物として与えられるものもありますが、罪に気づかないうちや償いが終わるまでは永遠に因果応報に苦しめられることになります。ここでは人を故意に苦しめた人の末路を一部紹介していきます。
愛情と思いやりの気持ちの欠如
「愛情」と「思いやり」の欠如
自分自身の感情からも欠如していきますが、最も恐ろしいのは他者から向けられるはずだった愛情や思いやりがなくなっていくということです。スピリチュアルの世界には鏡の法則と言って他者への行いは必ず全て自分に返ってくるという考え方があります。
この法則に当てはめて考えれば当然のことです。人を苦しめるということは他者に対して危害を加え心に傷をつけるということです。鏡の法則の効果によって周囲の人間から同じことをされてしまいます。
他者を苦しめるような人間に周りの人間が愛情を向けるなんてことはあり得ないのです。自身の感情としての愛、周囲からの愛を完全に失ってしまえば廃人となってしまいます。人は愛が無ければ生きてはいけません。
愛情や思いやりは人間の存在理由と言っても過言ではありません。存在理由の欠如は最も恐るべき最悪の末路と言えるでしょう。
後悔や罪悪感の増幅
後悔や罪悪感と言ったマイナス感情の増幅
人を苦しめる様な行為には必ず罪悪感や後悔が付きまといます。本人は気づかなくても潜在意識の奥底から湧き出ています。反省や償いが行われない限り潜在意識の中で後悔や罪悪感は次々に生み出されていきます。
最終的にそのマイナスの感情は潜在意識から溢れ出て、現実の精神や性格、思考に影響が現れてきます。
- 自分の犯した罪がフラッシュバックする
- プラスの感情が生まれにくくなる
これらの症状が長い期間続くと精神の崩壊を招くこともあり得ます。自身の悪い行いが最終的には自分自身を滅ぼすことに繋がってしまうのです。
孤独の訪れ
本当の孤独
人を傷つける様な行為は非常に大きなマイナスエネルギーや負の気を帯びています。苦しめた相手が離れていくのはもちろんですが、マイナスエネルギーは周囲にも広く放出されてしまうため、今まで近くにいた人々も次々に離れていきます。
最終的に周りに残るのは同じ負の気やマイナスの波長を持つ人間ばかりになってしまいます。そのため人間関係は悪化していき環境自体も取り返しのつかない程悪くなっていきます。
友人と呼べる人たちは皆いなくなり本当の孤独と闘っていく末路が待ち受けています。
信用の失墜
信用の失墜
信用の失墜という末路が訪れます。人間は誰しも少なからず他者を観察しています。
- あの人はどんな人だろうか
- 仲良くなれそうか
- 言動はどうだろうか
など自分が思っている以上に他人の目はあなたを見ている場面は多々あります。人を苦しめる行為も必ず誰かが見ているのです。そしてそのマイナスの行為は瞬く間に周囲の人々に広がり、周りの人からは悪いことをする人間として評価が決まってしまいます。
悪事を働く人間に信頼を寄せる人間なんているはずもありません。そうして周囲からの信用を失い、関りを持ってくれる人すらいなくなってしまうのです。
幸福感の希薄
幸福感の希薄
人を苦しめる、相手を傷つける人は常にマイナスの感情を抱いています。嫉妬や妬み、僻みの感情から相手の尊厳を貶し引きずり降ろしてやろうと考えてしまいます。
この様なマイナスの感情が行動原理となってしまった場合は、行動が成功してもほんの一時的な快感しか得ることはできず、幸福感を得ることは決してあり得ません。
幸福感とはプラスのエネルギーや向上心とセットになる物でありマイナスエネルギーの対極に存在しています。長い期間マイナスの感情を行動原理としていると、幸福感の希薄が起こり始めます。
- 何をしても楽しくない
- うれしいと思えなくなる
負のスパイラルに入り込んでしまい、最終的には人を苦しめることでしか感情が動かない人間にまで堕ちてしまいます。
悪霊などを引き寄せる
悪霊などのマイナスのエネルギーを帯びた存在を引き寄せる
これにはスピリチュアルの世界で言うところの「引き寄せの法則」が大きく関係してきます。
自分自身の波長と似通った存在は自ずと引き寄せられること
ポジティブな人の周りには同じくポジティブで明るい性格の人々が集まり、ネガティブな人の周りにはネガティブで悲観的な性格の人々が集まる
人を苦しめる行為は大きなマイナスエネルギーを帯びた行為であり、波長や波動を著しく低下させてしまいます。すると引き寄せの法則によって波動の低い存在やマイナスのエネルギーを帯びた存在が近づいてきます。
悪霊などの低級霊から始まり、最悪の場合怨念を持った生霊などに憑りつかれてしまうこともあります。また「気」も引き寄せてしまうため大病を患ってしまう末路なども考えられます。
与えた苦しみと同じものが返ってくる
与えた苦しみと同じ分の苦しみが返ってくる
冒頭でも述べている様にこの世は因果応報が成り立っています。スピリチュアルの世界にも
- 鏡の法則
- 引き寄せの法則
などという考え方があるように必ず自分の行いはどの様な形であれ自分自身に返ってくるのです。良い行いは他者からの愛情や信頼として返って来て魂が成長するための大切な糧となります。
悪行や他者に与えた苦しみも必ず同じように返って来て自分が苦しむ羽目になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では「人を苦しめた人の末路のスピリチュアル」のテーマのもと、人を苦しめる人の特徴やその末路を詳しくお話してきました。
人を苦しめる人の特徴を持つ人物には近づかないことが一番です。自分の周りに特徴に当てはまる人物がいる場合は注意が必要です。相手を刺激しない様にそっとフェードアウトすることをお勧めします。
そして人を苦しめた人の末路ですが、代表的なものを7つ紹介しましたがどれも悲惨な末路だったと思います。因果応報はこの世の理であり人を傷つけた人には必ず報いがあります。
皆さんも日頃の言動には気を付けて無意識にでも他者を苦しめることがないように生活してください。
コメント