ひらひらと空を舞う蝶は品がありとても美しい生き物ですが、黒い蝶というものは少し不気味な感じがして不吉感が漂っていますよね。
蝶も虫の仲間になってしまうところから、苦手な印象を抱いてしまう人が少なくないでのではないでしょうか。
そんな黒い蝶にはスピリチュアルな意味が込められていることはご存知でしょうか。
黒い蝶は太古の昔から「死」と深い繋がりを持っているのです。
今回はそんな黒い蝶のスピリチュアルについて解説します。
美しく少し不吉な印象を持っている黒い蝶は、どのような意味が込められているのでしょか。
ぜひ、参考にしてどのような意味があるのか見ていきましょう。
黒い蝶のスピリチュアルな意味
黒い蝶の意味・暗示
黒い蝶の基本的な意味は、死と再生・守護・変化と受容・転機の意味を持ち合わせています。
また不滅・復活を象徴する生き物としても有名な黒い蝶です。
昔から言われている「虫の知らせ」という言葉が存在するように黒い蝶を見たときには、身内や親しい人の不幸が迫っている可能性があります。
黒い蝶は、あの世とこの世を結んでいる橋渡しのような存在ですので、お墓以外にも川といった此岸・彼岸の境界で飛んでいるのです。
ですので、三途の川を渡ろうとしているあなたの大切な人が黒い蝶の姿を借りて最後にお別れを伝えにきたのかもしれません。
黒い蝶は不運だけではなく、亡くなった人からの伝言役だったりもするのです。
守護霊からの警告
人には1人につき3人以上の守護霊が必ずついてくれていて、ご先祖様以外の魂も高次元の存在となって見守ってくれています。
守護霊の役割はサポート・指導・調整があり、守護霊が私たちにメッセージを伝える手段のうちのひとつが視覚で黒い蝶は守護霊がトラブル・問題が起こることを教えてくれているのです。
特に人間関係・仕事でのトラブルや問題が起きてしまいます。
あなたとその人はあまりいい関係ではないのでしょうか。
一緒にいてモヤモヤしてしまったり、嫌な気持ちになったり、なにか引っかかるといったことであなたがストレスを抱えてしまうのであれば一度その人と距離を置いてみるのもいいでしょう。
もし、大きなトラブル・問題が起こってしまっても守護霊が魂の成長としての試練を与えてくれているだけなので、心配しなくても大丈夫。
あなたにとって悪いことは起こらないはずです。
黒い蝶の言い伝え・ジンクス・迷信
死の前触れ
黒い蝶は、死の前触れとも言われています。
蝶には、失う・死という意味もありその繋がりから蝶にはあまり良い印象を持つことができません。
また、黒という色はどうしても不吉な印象を持ってしまうため、黒い蝶というのは死を連想してしまうのでしょう。
ですが、死の前触れと言っても本当に死んでしまうということではないのです。
この場合の死とは「古いものは去り、新しいものが訪れる」という意味で、いつまでも古いものに執着していては良くないということを教えてくれている警告のメッセージになります。
家の中に入ってくると不吉になる
黒い蝶が家の中に入ってくると、不吉と言われています。
その理由としては、家の中に黒い蝶が入ってくることが珍しいことにプラスして、その蝶の色が黒という禍々しく感じてしまうことで不吉な印象を抱いてしまっているのです。
ですが、家の中に入ってくることは悪いことではありません。
黒い蝶が家の中に入るということは、良いことが起こる前触れ、吉兆なのです。
特に人間関係においてラッキーパーソンが現れる暗示。
黒い蝶のさまざまな意味
黒い蝶の夢の意味
黒い蝶の夢は、浄化・転機などを意味する吉夢になります。
人生の転機や人間関係の転機が訪れ、あなたに幸運が引き寄せらることでしょう。
黒い蝶に夢で追いかけられるというのは、人間関係で少しトラブル・問題が起きてしまうことを表しています。
ですが反対にあなたが黒い蝶を追いかけて捕まえる夢だと幸運・吉夢になり、また良縁の暗示。
この夢を見たときには、家にこもってしまうのではなく積極的に出会いの場に足を運ぶなどをして、自分から出会いに向かうことで良い縁と結ばれるでしょう。
黒い蝶の夢は主にトラブル・問題に巻き込まれてしまうことを暗示し、あなたが孤独や不安を感じてしまっているのであれば運気が下がってしまいます。
黒い蝶は神の使い
黒い蝶は、あの世とこの世を繋ぐ橋渡しのような存在。
黒い蝶は神社に境内で舞っていることも多いことで神の使い、神使と言われているのです。
神社は神様に一番近い神聖な場所なので、そのような場所で黒い蝶が舞っていることで神使とされています。
ですので、あなたに伝えてくれている高次元の存在からのメッセージやサインなど、神に言われて黒い蝶が運んで伝えてくれているのです。
蝶は魂を運ぶ
黒い蝶は、死後の魂を運んでいるのです。
仏教において蝶は死後の魂を極楽浄土に運ぶことから、黒い蝶は生き物として神聖な扱いをされています。
蝶の成長の流れが、幼虫 → さなぎ → 成虫となって羽ばたいていくように黒い蝶は輪廻転生のシンボルとなっているのです。
黒い蝶の名前や種類
黒い蝶は30種類以上生息しているのですが、日本でよく見られる黒い蝶は主に8種類でなのです。
ですので、ここからは日本で見られる有名な8種類の黒い蝶をご紹介します。
クロアゲハ
クロアゲハはアゲハチョウに分類されていて、東日本〜西日本など暖かい地域に生息しています。
大きさは45mm〜70mmほどで、夏のアゲハチョウより春のアゲハチョウは小さく鮮明で美しい黒色。
表も裏も黒色のアゲハチョウで羽の裏側を赤い小さな三日月模様が縁取っていて、羽の縁の白い帯は時間と共に少しずつ黄色に変化していきます。
春から秋にかけて見られ、樹木が茂ったとこなど暗いところをゆっくりと飛ぶことが多くアゲハチョウの中でも一般的なアゲハチョウ。
特に日陰を好んで生息しています。
カラスアゲハ
全国的に生息しており特に4月〜9月頃に多く、アゲハチョウに分類されています。
大きさは45mm〜80mmほどで、80mmになることもあり夏に見られるカラスアゲハはとても大きくなる傾向。
カラスアゲハは羽の表は青緑を帯びた黒色でオスの羽には青いスジが入っており、メスには赤い斑点が目立つことが特徴としています。
飛ぶ速度はほかの蝶よりも遅く夏型のカラスアゲハは春型より大きいです。
湿った土やツツジの花蜜を吸う姿をよく目撃されています。
ナガサキアゲハ
ナガサキアゲハはアゲハチョウに分類。
近畿〜南西諸島で多く見られますが、日本だけではなく中国・台湾でも見られるナガサキアゲハで東南アジアに広く生息しているのです。
大きさは60mm〜80mmほど。
日本産の蝶の中では、モンキアゲハ・オオゴマダラと並んで最大級とアゲハチョウの中でもとても大きいのです。
オスとメスは同じナガサキアゲハかと思うほど見た目が違い、オスよりもメスの方が大きくアゲハチョウの中では珍しく性的二形が顕著。
また羽の付け根が赤っぽいのは共通しているのですが、オスは羽の全部がほぼ黒いのに対してメスは羽に白い斑点が外側に向かって広がっています。
スミナガシ
スミナガシはタテハチョウに分類しており、本州から南西諸島に生息しております。
スミナガシという名前は、墨汁を垂らして描く絵「墨流し」のように黒色の中にも繊細な模様があることが由来。
全体的に黒地に青緑色を帯びた灰黒色で、独特の模様の羽を持っており32mm〜44mmの大きさになり全体的には小さめです。
赤いストローが特徴的でメスの方が大型。
雑木林を主な生息地としているのですが、日本ではスギ・ヒノキの減少に伴いスミナガシの個体数も減ってしまい絶滅危惧種に指定されています。
ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハの成分はフェニアセトアルデヒドで、本州〜四国・九州・沖縄に生息しています。
大きさは45mm〜65mmほど。
オスは香水のような香りがすることからジャコウアゲハと言われているのです。
ジャコウアゲハはほかと比べて細長いこと、赤や黄色の毛を持つ胴体と白い透かし模様が特徴。
オスはビロードのような光沢ある黒色で、メスは明るい褐色をしています。
幼虫の頃に有毒性のウマノスズクサ類を食べ、体内に毒を蓄積して鳥などの捕食者から身を守っているのです。
ほかの蝶もこのジャコウアゲハに擬態することで、毒を持っていると捕食者に錯覚させることができます。
モンキアゲハ
モンキアゲハは60mm〜75mmの大きさで、羽を広げた姿は110mm〜140mmの大きさになり特に夏には大きい形で舞っています。
日本最大級の蝶で黒い羽に黄色と白い斑点があるのが特徴で、メスには赤い斑点の大きさがさらに大きくなるのです。
インドやヒマラヤ山脈でも見られ、特に4月〜10月に多く見られます。
オナガアゲハ
アゲハチョウに分類されており、細くスマートな形のためアゲハチョウと間違えられてしまうことが多いのです。
春の桜の花が散る時期から見かけるようになり、暖かい地域なら秋頃まで見ることができます。
ツツジや彼岸花などで蜜を吸っている姿が一般的で、オスの味が羽に白い斑点を持ち羽化したばかりのときは真っ白だけど徐々に黄色に変化するのです。
クロヒカゲ
アゲハチョウではなく、タテハチョウに分類されています。
茶色い蛾と間違われてしまうことも多く樹液を吸って生息しており、ほとんど羽を広げることはありません。
焦げ茶一色で蛇の目紋を配置した模様になっていて、羽の中央に毛が生えているのがオスです。
また月の神という学名も持っています。
黒い蝶・黒アゲハなどにまつわるスピリチュアルサイン
黒い蝶が寄ってくるスピリチュアルな意味
黒い蝶が寄ってきた・体に止まってきたことをしてきたなら、現在あなたが良い波動やエネルギーを出している証拠。
黒い蝶には、成長・変化の時期・物事の節目・人生の転機といった意味が含まれています。
仕事で今まで頑張ってきたことが報われることになり、転職・引っ越しなど訪れることになるでしょう。
ですので黒い蝶が寄ってきたり、体に止まることがあったのなら、近い未来あなたにこれからそういったことが訪れることを教えてくれているのです。
黒い蝶を神社で見る意味
黒い蝶を神社で見たときは、神様に歓迎されているサインになります。
古来より黒い蝶は、神使であると考えられてきたので神的エネルギーが高まっていると黒い蝶が集まり安く、神社でよく見かけることになるのです。
そして神社で黒い蝶を見ることができれば良いことの前触れとされています。
また黒い蝶は転機も暗示しており、幼虫から成虫へと変化することから変化と受容・再生の象徴になるのです。
良いことの前触れに当たりますが、全体的にとても運気が良くなり特に金運の流れが変化します。
黒い蝶の恋愛スピリチュアルメッセージ
黒い蝶の恋愛での意味は、受容の象徴・幸運を意味しています。
ここでの良縁というものは恋愛での良縁だけではなく、恋愛以外の良い縁が繋がれることを暗示しています。
とてもいい運気が流れているので、現在好きな人もいないといった場合でも、これからの出会いに期待していいということを教えてくれているのです。
ですが運任せにしてしまい、自分でなにもしないということでは運も味方してくれません。
好きな人がいないのであれば出会いの場に足を運ぶことなどをすることで、素敵な人と巡り会うことができます。
またチャンスの訪れも意味しているので、告白や復縁を望んでいるのなら焦ることをしなくても、あなたにとっていいタイミングが訪れるでしょう。
まとめ
今回は、黒い蝶とスピリチュアルについてご紹介しました。
今までは不吉で少し嫌な感じがしていた黒い蝶ですが、高次元の存在と繋がりがあり神使と聞くと少し不吉な印象はなくなるのではないでしょうか。
どうしても黒は、怖い印象を抱いてしまいます。
ですが黒い蝶は悪い意味はあまりなく、良い意味が込められています。
黒い蝶の意味にもなる死と再生の意味も「古いものと別れることで新たなものが訪れる」ということを意味するので、蝶が幼虫から成虫に変化するように私たちも変化するのです。
こういった意味を知ると、今まで嫌な気持ちになってしまっていた黒い蝶に優しい気持ちを向けることができるのではないでしょうか。
だからと言って苦手な人が黒い蝶を好きになることは難しいかもしれませんが、黒い蝶を目にしたときには穏やかな気持ちで感謝することで高次元の存在にも伝わり波動が味方になってくれることでしょう。
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