皆さんはフランキンセンスというものをご存じでしょうか。フランキンセンスとはカンラン科の樹木の名前です。
古来より神秘の力を宿した香木として知られており、古代エジプトでは宗教的儀式には欠かせないものになっていました。さらに聖書にもイエス・キリストへの捧げ物として登場しており、世界的に有名なものでした。
近年このフランキンセンスが再注目を集めています。神秘の力ということももちろんですが、身体的観点からも数多くの効能が認められており、医療に使用されることも出てくるようになりました。
この記事ではフランキンセンスの効能や適切な使用方法を詳しく紹介していきます。
フランキンセンスとは
フランキンセンスとは、西アジア周辺などに自生しているカンラン科の木の樹木です。3大香木として知られており、聖書などにもその名が登場する世界最古のお香であると言われています。
フランキンセンスのアロマオイルは10メートル程度まで成長したフランキンセンスの樹皮を傷つけ樹液を採取し、それを蒸留することで精製されます。
このアロマオイルは「乳香」とも呼ばれますが、フランキンセンスの樹脂が乳白色であることからその名がついたようです。
木の爽やかな香りが特徴であり、様々なプラスの効能を心身ともに与えてくれます。中でも呼吸器系と肌への効果は絶大であり、愛用者も多数存在しています。
さらに自律神経を整え、波長を正常に戻してくれる効果もあるため、心の衰弱やホルモンバランスの崩れからくる病にも効果を現します。
フランキンセンスは聖書にも登場する
フランキンセンスのアロマは「乳香」という名で呼ばれており、聖書の中ではイエス・キリストの誕生の際に捧げられる供物のひとつとなっています。
フランキンセンスは「偉大な預言者の証」であり、神様への礼拝を意味するものとして賢者からイエス・キリストに捧げられました。
さらにフランキンセンスは古来より神聖なものと考えられており、その価値は黄金と同じとまで言われ、大変希少価値のある物になっていました。
現在でもキリスト教の式典ではフランキンセンス(乳香)を焚いて場を清め、祈りと一緒に「香薫」も神様に捧げる習慣が残っています。
クレオパトラや楊貴妃もフランキンセンスを愛用していた
フランキンセンスは古来よりその効能は絶大なものと考えられていました。世界3大美女である「クレオパトラ」「楊貴妃」もフランキンセンスを愛用していたとされています。
フランキンセンスの代表的な効能の中に収れん作用があるため、肌のたるみやシワの予防・改善に大きな効果を発揮します。このように古来より女性のアンチエイジングに用いられてきました。
フランキンセンスのスピリチュアル効果・効能
金運アップ
フランキンセンスには身体的効能だけだはなく様々な効果があると言い伝えられてきました。
「金運上昇」もそのひとつであり、古来より希少品とされ神様への供物にもなっていたフランキンセンスです。その価値は当時、黄金と同等とまで言われていました。
そんな貴重な品であるフランキンセンスの香りには、身にまとう者の金運を上昇させる効果もあります。
恋愛運アップ・愛を引き寄せる
フランキンセンスは古来より絶世の美女の愛用品となっていたり、美容に絶大な効果を持っています。
さらにこのフランキンセンスの香りには非常に高いリラックス効果もあり、自身の気持ちに素直になれる作用も働きます。
以上のことからフランキンセンスには恋愛運のアップや真実の愛を引き寄せる効果もあると考えられています。
邪気払い
フランキンセンスは古来より、宗教的儀式の際に使用されてきました。フランキンセンスを焚いた際に出る「香薫」には強い浄化作用があり、儀式に使用する場を神聖なものに清める役割を担っていました。
フランキンセンス自体も神様への供物となるほど神聖なものであり、現代でも家の中でお香を焚き、邪気払いに使用されることもあります。
運気の上昇
フランキンセンスの香りには神聖な力が宿ると考えられています。穢れを払い、幸運を呼び込む効果も秘めているのです。「香薫」は波動を底上げする力もあるので必然的に運気も上昇していきます。
フランキンセンスの効果・効能・作用
①若返りのオイルとも言われる美肌・アンチエイジング効果
フランキンセンスには身体的効能の最たるものとして美肌・アンチエイジング効果が挙げられます。フランキンセンスのオイルには収れん作用があり、肌のたるみやシワの予防、改善効果が認められます。
古来より位の高い女性はこぞって使用していたとされ、世界3大美女であるクレオパトラや楊貴妃もこの若返りオイルの力を借りていたようです。
②フランキンセンスの除霊作用
フランキンセンスには悪霊の除霊効果もあります。フランキンセンスを焚いた際にでる香薫と呼ばれる香りと煙には非常に強い浄化作用があります。
古代インドでは神聖な儀式を執り行う前には必ずフランキンセンスを焚き香薫でその場を浄化していました。
さらに香薫にはリラックス効果もあり人の深層意識を呼び覚ましリンクしやすくする作用もあります。そのため、人の魂に取りついた悪霊の類を除霊する際にもフランキンセンスを用いることが多々あります。
③フランキンセンスの免疫向上作用
フランキンセンスの効能のひとつに免疫力の向上も含まれています。フランキンセンスの樹液を水蒸気蒸留し精油を作りだします。
この精油には精神を浄化し、不安やイライラなどの感情を抑え心の安定を保つ効果があります。
これは高いヒーリング効果を保有している証であり、フランキンセンスの香りやオイルには心身ともに状態を整えるための、免疫力向上作用を持っていると言えます。
フランキンセンスがチャクラに与える効果
フランキンセンスは心身共に安らぎを与え、魂の正常化を図るヒーリング効果を保有しています。
フランキンセンスの香りやオイルには波動を高め、調整する効果もあるので自身の深層意識とリンクしやすくなります。
深層意識と繋がり、正しい波動を感じ取ることで意識の奥底に眠るチャクラを開くことができます。
フランキンセンスが脳に与える影響
フランキンセンスには様々な効能がありますが、その力は人間の脳にも影響を与え神秘的な効果を発揮します。フランキンセンスの樹液を蒸留し精油とすることでアロマオイルを作り出します。
このオイルには浄化作用とリラックス効果があり、心に静けさを取り戻し意識の底からリラックス状態にすることで、興奮状態などに陥った脳波を正常に戻す役割を果たします。
さらにフランキンセンスを焚いた際に発生する煙、「香薫」は脳内の感覚器官である松果体に直接作用します。
香薫を吸引することで松果体は覚醒状態に入り、波動の向上や深層意識へのリンクなど様々な事象の手助けをしてくれます。
フランキンセンスの副作用
フランキンセンスのお香やオイルは、用法用量を守って使用すれば心身ともにリラックスできたり、細胞の活性化を促すなど絶大な効能をもたらしてくれます。
しかし使用方法を誤ると、副作用を引き起こしてしまいます。フランキンセンスのオイルは原則希釈して使用することになっています。
原液のまま使用すると湿疹の症状が現れる等、肌荒れを引き起こします。さらにアナフィラキシー症状を起こす場合もあるので注意が必要です。
フランキンセンスは癌に効果があるは嘘?
フランキンセンスが癌治療に効果があるのかは現在でも研究が進められているテーマであり、効果の程については諸説あります。
しかし多くの研究で様々な効果が認められているため、効果のない無駄な行為ではないと言えるでしょう。
臨床現場では肺癌の患者さんにフランキンセンスのアロマトリートメントや芳香浴を実施することで、呼吸の安定や痛みの軽減などの一定の効果が認められているようです。
さらにフランキンセンスは、癌治療の際に使用する抗がん剤の副作用を軽減する効果を保有しているという提言も挙がっています。
フランキンセンスの禁忌・注意点
フランキンセンスのアロマオイルは植物由来であることや、抽出方法に「水蒸気蒸留法」などを用いることから、比較的安全なものであると考えられています。
用法用量を守るということや、使用の際は必ず希釈し原液では肌に使わないことなど基本的なことを順守すれば副作用などは発症することはありません。
フランキンセンスの使用方法
フランキンセンスには様々な使用方法があります。正しい方法を理解することで、フランキンセンスの効果を最大限に活かすことができます。
フランキンセンスの樹液を精油にすることで用途は格段に広がります。
① 入浴時浴槽に精油と天然塩を入れる。
アロマバスには精油成分を蒸気と一緒に吸引できるうえ、同時に皮膚からも適度に吸収することができます。
② 基礎化粧品に精油を少量混ぜる。
化粧水や乳液などの基礎化粧品と合わせて使用することでシワやシミの予防・改善などのスキンケアに絶大な効果を発揮します。
③ スチーム吸引機に少量入れる。
蒸気と一緒に吸引することで、呼吸器系から精油成分を身体全体に取り込むことができます。喉の痛みや呼吸時の違和感など風邪症状の緩和に効果を発揮します。
フランキンセンスで前世とリンクする
フランキンセンスを焚いた際に出る煙、「香薫」は古来より神聖なものと考えられていました。宗教的儀式に用いて浄化の役割を果たす等、神様への捧げものにもなっていました。
このようにフランキンセンスには神聖な力が宿っていると考えられており、効能の中にも浄化作用やリラックス効果が挙げられます。
香薫の香りには魂にまで作用するような強いリラックス効果があり、この香りの中で瞑想を行うことで自らの深層意識の深くまで潜ることができます。
意識の奥底に触れることで眠っていた記憶、力が覚醒し前世とのリンク確立なども容易に行うことができます。
フランキンセンスで守護霊とのリンクを確立する
フランキンセンスの神聖な煙や香りには、清き霊魂を招き対話を促す効果もあると考えられています。特に自身の守護霊との間には大きな効力を発揮します。
アセンションなどが起きて一時的に守護霊様との繋がりが途絶えてしまった時などはフランキンセンスを焚き「香薫」を浴びることで再度守護霊様を降臨させリンクを繋ぐ手助けをしてくれます。
フランキンセンスで霊障を取り除く
フランキンセンスには強力な浄化作用があります。古代エジプトでは神聖な儀式の前にフランキンセンスを焚いてその場を清めていたと言われています。
神殿の壁画にもその姿は多数残されており、「香薫」は自らが神様の存在に近づくための手段となっていました。
このようにフランキンセンスは神聖な供物であると考えられその香りや煙には聖なる力が宿ると信じられていました。この聖なる浄化の力で霊障を払うことも可能なのです。
フランキンセンスで松果体を覚醒
松果体とは脳内にある小さな内分泌器のことをいいます。医学的にはメラトニンなどを分泌するホルモンバランスの調整を行う重要な器官と言われています。
また、松果体はスピリチュアルの観点からも重要な器官であると考えられており、霊的な潜在能力を秘めています。
松果体を覚醒させることで陽の感情を拡散させ波動を高めることができます。さらに松果体は眉間に位置しており、チャクラの開放とも深い関りが存在しています。
松果体の覚醒にはフランキンセンスの香りが効果的であると考えられています。香薫は心を安らげ、清める力があります。この香りにのった力には松果体に直接作用し、覚醒を促す効果があります。
フランキンセンスで宇宙との繋がり
宇宙と繋がるということは万物と繋がるということです。波動を極限まで上昇させ、魂の格を何段階も上げる必要があります。
そうすることで森羅万象を理解し共感することで、宇宙とのリンクを確立させる入り口に立つことができます。
フランキンセンスには波動の上昇を促す効能や、浄化作用とリラックス効果をもたらし深層意識の最下層までのダイブを手助けしてくれる効果があります。
その効能を最も効率的に自身に取り込むには、フランキンセンスを焚き「香燻」と呼ばれる聖なる煙を身体に浴び、吸引する必要があります。
またフランキンセンスの樹液を蒸留し、精油とすることでアロマセラピーに使用することも良いとされます。
まとめ
古来より信じ崇められてきた神秘の力を持つ樹木。フランキンセンスの様々な効果効能を紹介してきました。いかがでしたでしょうか。
煙や香り、オイルまで色々な使用方法が存在しており、正しい用法用量を守ることで私たちの身体的にも心の面にも、数多くの恩恵をあたえてくれます。
皆さんも一度フランキンセンスの聖なる力を体感してみてはいかがでしょうか。
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