アズロマラカイトという名前を聞いて、「どこかで聞いたような」と思うパワーストーン好きは多いでしょう。アズロマラカイトとはアズライトとマラカイトが混じった鉱石。
パワーストーンとしてはアズライトとマラカイト両方の性質を持つとされています。その効果や取り扱いにおける注意、相性の良い組み合わせなどをチェックしていきましょう。
アズロマラカイトってどんな石？
アズロマラカイトとは
アズロマラカイトとは、その名の通り、アズライトとマラカイトが混合している鉱物です。
アズライトとマラカイトは共生することが多いうえ、アズライトは水分によってマラカイトへと変化する性質があります。
両者ともに絵の具として使用されてきた歴史がありますが、「絵画の青空部分にアズライトを原料とした絵の具を用いたところ、後に青空部分がグリーンの空になってしまっていた」という話や「アズライトを購入したのにいつの間にかマラカイトに変化していた」といった話もあるほど、アズライトはマラカイトへと変化しやすいです。
一方、マラカイトからアズライトへ変化することはありません。
また、マラカイトを鑑別しても、もともとマラカイトとして産出したものなのか、産出後にアズライトがマラカイトに変化したものかは判明しません。
アズライトとマラカイトではマラカイトの方が圧倒的に産出量が多いです。
しかも、アズライトは単体での産出が極めてまれで、ほとんどがアズロマラカイトとして産出しています。
アズロマラカイトからアズライト部分だけを削り取ったものが、アズライトとして流通しているのです。
アズロマラカイトの組成式はCU3(CO3)2(OH)2で、銅を主成分としています。ブルーとグリーンが入り混じったような特徴的なルックスに惹かれる人も多いでしょう。
パワーストーンとしての能力は、アズライトとマラカイト両方のパワーを併せ持っているとされています。
★アズライトとは
アズライトは「天空の石」「喋る石」といわれ、スピリチュアルな側面が強いパワーストーンです。悲しみや喪失感を癒すヒーリングストーンであると同時に、インスピレーションを高め、問題を解決したり斬新なアイデアを思いつかせるでしょう。
アズライト（Azurite）の語源はフランス語で「青」を意味する「アズール（azure）」です。その名の通り紺碧をしていて、アズロマラカイトの中ではブルーの部分がアズライトです。
★マラカイトとは
マラカイト（Malachite）とは深いグリーンをベースにブラックのマーブル模様が美しいパワーストーン。クジャクの羽根の模様に似ていることから、和名は「孔雀石」です。
持ち主の洞察力を高めることで危険を回避させたり、空間の浄化をして持ち主を守る効果があるとされています。
古代エジプトのクレオパトラ女王は、マラカイトをアイメイクに使用することで諸外国との交渉に成功し、国を守っていたんだとか。邪気を吸い込むタイプの魔除け石なので、こまめな浄化が必須です。
アズロマラカイトの名前の由来
アズロマラカイト（Azurmalachite）は、アズライト（Azurite）とマラカイト（Malachite）が合わさった石であることが語源です。
アズロマラカイトの和名・別名
アズロマラカイトの和名は「藍銅鉱孔雀石(らんどうこうくじゃくいし)」です。藍銅鉱とはアズライトの和名、孔雀石とはマラカイトの和名にあたります。両者が混合した石であることが由来です。
アズロマラカイトの歴史
アズロマラカイトの歴史は古く、世界各地で産出があったとされています。
特にアズライトはほとんどがアズロマラカイトとしての産出なので、アズライトが絵の具として利用されていた時期には、アズロマラカイトの産出もあったと考えてよいでしょう。
日本でも古い日本画にアズライトのブルーが使用されていますし、古代遺跡から装飾品としてアズライトが出土しているので、アズロマラカイトの歴史も古いといえます。
また、紀元前１５世紀頃の古代エジプトや古代ギリシャでは、祈祷や予言の際にアズロマラカイトもしくはアズライトを使用していたことが分かっています。
アズロマラカイトの産地
アメリカ・南アフリカ・タンザニア・中国など
アズロマラカイトの硬度
アズロマラカイトのモース硬度は3.5～4。柔らかい鉱石といわざるを得ないでしょう。アズライトもマラカイトも、モース硬度は3.5～4なので、部分的に弱い箇所があるということでもありません。
その割れやすさから粉末にして顔料や絵の具として利用されてきた歴史からも、アズロマラカイトがいかに柔らかい石かが分かりますね。
アズロマラカイトの宝石言葉・石言葉
「名声」・「名誉」・「調和」・「創造」など
アズロマラカイトと誕生石・曜日石・守護石
アズロマラカイトは誕生日石としての制定はありませんが、射手座の守護石とされています。
アズロマラカイトの色と種類・似ているパワーストーン
アズロマラカイトはブルーとグリーンが入り混じったルックスをしています。ブルー部分が多ければアズライトが、グリーン部分が多ければマラカイトが多く含まれています。
アズロマラカイトと似ているパワーストーン
★クリソコラ
アズライトやマラカイトと一緒に産出することの多い、クリソコラ。ブルーやグリーン、ブラックが混じったアースカラーのパワーストーンです。
クリソコラの見た目はアズロマラカイトにそっくりです。中には、アズライトとクリソコラが1つの石に共生する「アズライトクリソコラ」という鉱物もあるぐらい、親和性が高いです。
アズロマラカイトとクリソコラのルックス的な違いといえば、クリソコラにはブラックの部分が多くグリーンがあまりハッキリしていないのに対し、アズロマラカイトはグリーンのマラカイト部分が多いといった点でしょうか。
しかし、この見分け方は個人の感じ方によるところが大きいうえに、個体によっては意味を成しません。確実に見分けたいなら、鑑別書付きのものを購入するしかないでしょう。
アズロマラカイトが持つスピリチュアル的性質
アズロマラカイトと風水
アズロマラカイトは、風水における五行思想では木気を持っています。
木気は「仁」で、優しさや慈しみの心を表します。精神面に作用する気質であり、情け深さや思いやりとも直結します。
木は伸びていく性質を持つことから、成長や発展といった意味もあります。反面、未熟さや若さなどの象徴でもあります。
アズロマラカイトと相性の良い方位
東
アズロマラカイトとチャクラ
アズロマラカイトは、第4チャクラ、第5チャクラ、第6チャクラを活性化させます。
第4チャクラは「ハートチャクラ」と呼ばれ、胸にあります。「癒し」「愛」「調和」を司り、精神面を癒し安定させる力を持っています。内面へと向けたチャクラです。
第5チャクラは喉にある「スロートチャクラ」です。「知性」「説得力」「コミュニケーション」を司り、周囲の人と理解し合い、社会において自分を表現していくための力を宿しています。外側へと向けた力のあるチャクラとなります。
そして、第6チャクラは眉間にあり「サードアイチャクラ」と呼ばれます。「霊性」「直観力」などを表すスピリチュアルなチャクラで、霊性を高めたり勘を鋭くしたりできます。
アズロマラカイトはこんな人におすすめ
・対人関係に恵まれたい人
・トラウマや悩みを根本解決したい人
・新しい自分と出会いたい人
・才能を開花させたい人
・癒しや守護のお守りが欲しい人
・インスピレーションを高めたい人
アズロマラカイトの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.インスピレーションアップ・状況好転
アズロマラカイトには、インスピレーションアップ効果があります。
アズロマラカイトは、アズライトとマラカイトが混合しています。アズライトは霊性が高く直観力をアップしひらめきを与えてくれる効果があり、マラカイトは洞察力を高め先見の明をもたらす効果があります。
そのため、アズロマラカイトはインスピレーションをアップさせて勘を鋭くしたり、相手の心を読んだり危険回避に役立ったりするでしょう。
また、固定観念を取り払って正しく状況を認識させるアズロマラカイトは、状況を好転させてくれます。
思考をクリアにしてインスピレーションを高めるだけでなく、自信を与えて思い切った判断をさせるので、新しい自分になりたい人や現状を変えたい人によいでしょう。
2.魔除け・守護
アズロマラカイトは、持ち主をマイナスエネルギーから守る効果があります。
アズロマラカイトの中に含まれるマラカイトは、浄化や魔除けの効果が高いことで有名です。穢れをどんどん自分の中に吸収していくタイプの魔除け石で、他人からの邪気にあてられやすい人におすすめ。洞察力アップ効果ともあわせて、良くない相手を遠ざけることができます。
また、持ち主自身が抱える闇にも効果があります。恐怖心や不安などを抑え、根本的な原因に対しての考え方を変えてくれるのです。
古い価値観を捨てて自分を変化させるアズロマラカイトですから、トラウマ的体験が人生に影を落としている人にとっては強い味方となってくれます。
新しい自分へと生まれ変わることで運気の流れが変わり、人生が開けていきます。
3.ヒーリング
アズロマラカイトは高いヒーリング力を持つパワーストーンです。
アズロマラカイトの中のアズライト部分は、持ち主の思考をクリアにしてくれます。そして、グリーンのマラカイト部分にはリラックス効果があります。
そのため、アズロマラカイトは合理的に恐怖心や不安を取り除きつつ、深い癒し効果を与えることができるのです。
「こういう理由だから心配はいらない」と頭で納得ができるうえに高いヒーリング力で包んでくれるので、嫌なことを忘れリラックスできるでしょう。
地球儀のようなルックスを持つアズロマラカイトは、水や樹木など自然そのもののパワーを持っています。
我々人間は、自然に安らぎを感じる生き物です。どんなに都会的な場所に生まれた人でも、生物である以上、水や樹木には本質的な癒しを見出すものです。
自然そのものの力を宿すアズロマラカイトは、持ち主を本質的に癒してくれるというわけです。
4.対人面良化
アズロマラカイトは対人面を良くする効果があります。
アズロマラカイトは、2つの鉱物が入り混じったパワーストーン。そのため、バランス感覚に優れ、あらゆる人間関係を調和させるといわれています。
夫婦や親子、友人、ビジネスパートナー、恋人などさまざまな人との関係を良くしてくれるでしょう。
アズロマラカイトは持ち主をリラックスさせたりトラウマから解放したりすることで、持ち主本来の良さを引き出します。
また、バランス感覚をやしなうので我が強すぎたり弱すぎたりするのを防いでくれます。
他人から自己中心的といわれたり、反対に他人に合わせすぎることがなくなり、良いバランスで関係を結ぶことができるでしょう。
さらに、直観力を高めたり勘を鋭くして対人トラブル回避をさせるので、良くない人が近づいてくるのを防いでもくれます。合理性をもたらすアズライトが含まれていることで、失言の可能性もダウンしますよ。
アズロマラカイトと相性の良い組み合わせ
アズロマラカイト×ラピスラズリ
アズロマラカイトとラピスラズリの組み合わせは、チャンスを呼び込み幸福へと導く効果があります。
ラピスラズリは「幸運を招く石」と呼ばれ、古い価値観を壊し勇気を与えることで飛躍をもたらす効果があります。持ち主自身が抱える悩みや弱点を克服することで、新しい世界への扉を開いてくれるでしょう。
本物が好きという性質があるラピスラズリは、「持ち主にとっての本当の幸せ」を一緒に考えてくれる石でもあります。目の前の幸せに惑わされることなく、自分にとっての正しい方向へと歩いていくことができるでしょう。
その過程において試練ともいえる辛い出来事が起きることもありますが、乗り越えることで本当の意味での幸福にたどり着かせてくれるのが、ラピスラズリです。
そして、アズロマラカイトにはインスピレーションアップ効果があります。ラピスラズリが持つ弱点克服効果と合わせることで、より良い自分になっていく方法が分かったり、才能が開花したりします。
自信がもたらされる組み合わせなので、困難から抜け出せたりチャンスを素早くつかむことができるようにもなります。
新しい自分を知りたい人やこのままでは幸せになれないと感じている人におすすめの組み合わせです。
アズロマラカイト×ソーダライト
アズロマラカイトとソーダライトの組み合わせは、目標達成に効果があります。
ソーダライトは、一言でいえば「抑制の石」。思考をクリアにし現状を客観視させ、合理的な言動を促す効果があります。
無駄を省いたり感情に流されなくなることで、目標を達成する道のりがぐっと楽になるでしょう。自制心が養われることで怠け癖がなくなったり、思い付きで行動することも減ります。
特に、失言をしてしまいやすい人や感情に流されやすい人におすすめのパワーストーンです。
一方、アズロマラカイトは洞察力をアップし未来を見通す力を授けます。ネガティブな感情を取り除いたり状況を好転させる効果もあります。
持ち主を抑制し合理性を持たせるソーダライトと組み合わせることで、困難に負けない強い精神力と一途に努力する意志力を与えてくれるでしょう。
どうしても叶えたい目標があるときやここぞというときにおすすめの組み合わせです。また、両者ともにリラックス効果があるため、長期の努力で精神が疲弊しがちな人にもよいですね。
アズロマラカイト×クリソコラ
アズロマラカイトとクリソコラの組み合わせは、願望成就に効果があります。
クリソコラは、アズライトやマラカイトと共生することの多い鉱石。ルックスもアズロマラカイトにそっくりで、地球儀のようにも見えます。
大地の力を秘めるとされ、女性性を司ることから、豊かな愛情をはぐくみ周囲の人との関係を良くしてくれる効果があります。
結果として、職場においての味方ができたり、恋愛が成就したりします。
また、不安や緊張を緩和して自信を持たせるので、ポジティブな気持ちで過ごすことができるでしょう。インスピレーションを高める効果もあるので、芸術面で活躍したい人にもおすすめです。
一方、アズロマラカイトもクリソコラと同じく癒しの力が高く、持ち主の悩みやトラウマを根本から解決してくれます。
ネガティブな感情に邪魔されていた魅力が沸き上がり、隠されていた能力が開花することもあります。新しい自分へと生まれ変われるため、人生が開けていくのを感じるでしょう。
愛情運をアップさせ自信をつけてくれるクリソコラとの組み合わせは、多くの人のサポートを得られるので、開花した能力を存分に生かしたり願望を成就できる可能性が高まりますよ。
アズロマラカイト×ラブラドライト
アズロマラカイトとラブラドライトの組み合わせは、価値観の変革をもたらします。
ラブラドライトは、一見ブラックなのに光を当てると虹色に輝く性質があります。そのことから隠された魅力を発見できたり潜在能力が開花するといわれ、人生に変化をもたらすとされています。
月と太陽の両方のパワーを持つラブラドライトは、バランス能力をやしなったり多様性を許容する心を与えるでしょう。
物事や他人に対する見方が変化することで、持ち主自身にも変化がやってくるのです。これまで気づいていなかった自分に気づきたい人や、自分を変えたい人におすすめのパワーストーンです。
そして、アズロマラカイトは思考をクリアにして思い切った判断をさせるパワーストーン。
固定観念やトラウマなど、不要となった考え方を根本からひっくり返してくれるので、新しい自分へとステップアップしていけます。
多様性を受け入れたり本質を見抜く効果の高いラブラドライトと組み合わせることで、人生の変化や新しい自分を受け入れやすくなるでしょう。
変化を受け入れるベースができれば、実際に変革が起こりやすくなるもの。
アズロマラカイトとラブラドライトが持つ力を組み合わせることで、新たな自分に生まれ変わるとともに人生のステップアップも望めるでしょう。
アズロマラカイト×ホワイトオニキス
アズロマラカイトとオニキスの組み合わせは、対人環境の改善をしてくれます。
ホワイトオニキスは浄化効果に優れた魔除け石で、穢れを跳ね返したりバリアを張ったりするというよりは、穢れを浄化しプラスに転じてくれるタイプ。
特に人から発せられる念に対する効果が高く、他人からの妬みや憎悪などの感情を浄化し、持ち主自身に影響を及ぼさないようにしてくれます。
他人との繋がりを深める効果があるので、周囲の人とうまくやっていきたい人によいでしょう。
そして、アズロマラカイトは、2つの鉱石が混じって美しい姿となっていることから、「調和の石」と呼ばれます。
自分と他人とのバランスを取ると同時に、洞察力を高めて相手の本質を見抜くことで悪縁を結ばないようになるでしょう。
他人からのネガティブナエネルギーから守ってくれるホワイトオニキスとの組み合わせは、持ち主に合った人とのご縁をつなぎ、関係を深めてくれる効果が期待できます。
プライベートな関係だけでなく、職場やご近所などどうしても付き合わなくてはいけない相手に対してもさらっとしたお付き合いができるようになるので、精神的な負担を迫られるような状況に陥りにくくなるでしょう。
アズロマラカイトを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
アズロマラカイトは、ネックレスやブレスレットとして身に着けるのがおすすめです。
アズロマラカイトは第4チャクラから第5、第6チャクラを活性化させます。そのため、胸や喉の付近に持ってくるのがよいでしょう。
胸の第4チャクラが活性化されることで癒し効果が得られ、喉にある第5チャクラが活性化されることでコミュニケーション能力や説得力がアップし周囲の人との関係が改善されます。
ブレスレットにするなら、願い事によって左右どちらの腕にするかを使い分けましょう。インスピレーションアップや魔除け効果、ヒーリング効果を得たいなら受信の側である左腕に、コミュニケーション能力アップや才能開花効果を望むなら発信の側である右腕につけてください。
また、アズロマラカイトは丸玉や原石を部屋に飾るのもおすすめです。ベッドサイドに置けば安眠効果をもたらし、デスクに置けば仕事や勉強で実りを得られるでしょう。
空間の浄化にも効果があります。ただし、アズライト部分が変色してマラカイトにならないよう、湿気には気をつけてくださいね。
アズロマラカイトのお手入れ・浄化方法
アズロマラカイトは、アズライトとマラカイトが混じった鉱石です。そのため、アズライトの弱点とマラカイトの弱点の両方を避けるべきです。
アズライトの弱点は、水分や日光です。変質したり退色する恐れがあるので、避けてください。モース硬度が低いため表面を擦らないよう、塩による浄化もやめておきましょう。そして、マラカイトの弱点は水分、日光、アンモニアなどです。水分に溶けて変質したり、日光で退色したりします。モース硬度もアズライト同様に低いので、塩による浄化で擦らない方がよいでしょう。
普段のお手入れに関しては、汗や皮脂がついたら柔らかい布で優しく拭き取ってください。水気の多い場所や日光の当たる場所で保管するのは避けましょう。
| 浄化方法 | 対応 |
| 塩・塩水 | ☓ |
| 流水 | × |
| ホワイトセージ | ◎ |
| 水晶クラスタ・水晶さざれ | ◎ |
| 日光・月光浴 | △ |
| 土 | × |
| 音 | ◎ |
アズロマラカイトのお手入れ・浄化方法早見表
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、アズロマラカイトに対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意しましょう。火をつけ、立ち上る煙の中にアズロマラカイトを10回程度くぐらせます。
アズロマラカイトのパワーが落ちていると感じるときや久しぶりの浄化となった場合は、10回以上繰り返してもOKです。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、アズロマラカイトに対応できます。
クラスタを用いる場合は、クラスタの上にアズロマラカイトを置くだけ。さざれ石を使用する場合は、さざれ石を盛り、アズロマラカイトをその上に置くか中に埋めるかします。
どちらも3時間程度で浄化が完了しますが、アズロマラカイトの状態を見て、パワーが落ちていると感じるようなら3時間以上置いても構いません。
アズロマラカイトはモース硬度が3.5～4であり、水晶のモース硬度7よりかなり低いです。ぶつけたり擦ったりすると欠けてしまうので、クラスタにせよさざれ石にせよ、そっと置くようにしてくださいね。
日光・月光浴
アズロマラカイトは日光によって退色するので、日光による浄化はできません。月光による浄化なら対応可能です。
月の出る夜、浄化皿の上にセットしたアズロマラカイトを月光浴させてあげましょう。3時間程度で浄化が完了します。
ただし、アズロマラカイトは水分に弱く、特にアズライト部分は空気中の水分でマラカイトに変化してしまうほど敏感です。
湿気の多い日に窓辺付近に置くことを何度も繰り返すと、アズライト部分がなくなりアズロマラカイトではなくマラカイトになってしまいかねません。また、日光によって退色する性質もあるので、湿気と日光には気をつけましょう。
音
音による浄化は、アズロマラカイトに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿にアズロマラカイトをセットし、音を奏でます。
水晶ポイントの先をアズロマラカイトに向けたまま、アズロマラカイト中心に円を描きましょう。10回程度繰り返せば浄化が完了するとされていますが、持ち主の感覚で回数を判断してください。
アズロマラカイトが疲れていると感じたら、納得いくまで繰り返してもOKです。
★音でパワーチャージができる
アズロマラカイトは霊性が高いスピリチュアルなパワーストーンなので、音との相性が良く、音によってパワーをチャージできます。
使用する音は4096Hzのものにしましょう。4096Hzは、地球の基本振動である8Hzを9オクターブ上げた音であり、「天界の扉を開く音」とされています。
スピリチュアルな側面が強くなるので、浄化皿に乗せたアズロマラカイトに4096Hzの音を聞かせてあげるとよいでしょう。
アズロマラカイトの好転反応・副作用
アズロマラカイトは好転反応が起きることがあります。
マラカイト部分は持ち主に寄り添い合わせてくれるタイプですが、アズライトは波動が強いタイプなので、人によっては好転反応に苦しむ人もいるでしょう。主な症状は頭痛や不眠、倦怠感などです。
もし好転反応らしき症状があったら、まずはアズロマラカイトから離れてみてください。離れている間には症状が治まるのなら、それは好転反応で間違いないでしょう。
好転反応が起きてもアズロマラカイトとお付き合いを続けていきたいなら、波動を合わせるしかありません。
まず、アズロマラカイトを身に着けたり飾ったりする時間を極端に短くします。1日に2時間程度から始めるとよいでしょう。
その後、徐々に時間を長くしていって、最終的に長時間身に着けても問題がなくなったらお互いの波動が馴染んだということ。好転反応がもう起きませんので、安心してよいでしょう。
副作用に関しては、霊性が高まったことにより勘が鋭くなりすぎてスピリチュアルな体験をして戸惑ったり、価値観や自分自身が変化して人生が変わることにより疲労があるかもしれません。
また、トラウマから解放してくれる効果がありますが、傷を包んで癒したり忘れさせてくれるのではなく、アズロマラカイトは根本的な解決を目指すタイプです。
そのため、必然的にトラウマと向き合うことになり、辛い気持ちになる人もいるでしょう。どの副作用も仕方がないことなので、受け入れるしかありません。
これらの副作用を受け入れる心づもりがある人のみ、アズロマラカイトを持つのに相応しいともいえます。
アズロマラカイトのQ&A
アズロマラカイトに危険性はある？
アズロマラカイトは特別危険性のある鉱石ではありません。ただ、古来より粉末として利用されてきたほどモース硬度が低いので、割れたり欠けたりしやすいです。
現代においてパワーストーンとして流通しているものは樹脂コーティングされていますが、それでも完全な硬さを得たわけではないので、樹脂コーティングが剥がれないよう注意しましょう。
割れたり欠けたりした石の粉は、どんな種類のものであり体に良いものではありません。特に、小さな子供やペットのいる家庭では気をつけてくださいね。
アズロマラカイトの偽物の見分け方は？
アズロマラカイトの偽物としては、クリソコラが間違われていたり、いわゆる「練り」の技術を使ったものがあります。
クリソコラとアズロマラカイトは個体によっては見分けがつかないほどソックリです。
鑑別に出すしかないほどなので、不安なら鑑別書付きのものを購入するようにしましょう。
練りの技術を使用したアズロマラカイトとは、アズロマラカイトの粉を練って固めたものと考えてください。
脆いため粉末状になりやすいアズロマラカイトは、圧縮加工によって粉を固めて石にしていることがあります。
見分け方は簡単で、ブルーとグリーンの部分がマーブルのように複雑に混じったものが天然、モザイク状になっているのが練りのアズロマラカイトです。
アズロマラカイトの粉末を使用しているため成分はアズロマラカイトですが、生成過程は天然ではなく人工なので、本物と考えるか偽物と考えるかは人によって違うでしょう。
アズロマラカイトが割れた・欠けた！特別な意味はある？
アズロマラカイトは割れやすく欠けやすいパワーストーンです。そのため、アズロマラカイトが割れたり欠けたりしたら、物理的な要因をまず疑いましょう。
樹脂コーティングされているものがほとんどですが、コーティングが剥がれるとその箇所からボロボロと崩れていってしまいますし、衝撃で内部から破損しているケースも考えられます。
コーティングされていないものはより割れたり欠けたりしやすいので、取り扱いには細心の注意を払う必要があります。
物理的な要因が思い当たらない場合は、スピリチュアルな要因を疑ってもよいかもしれません。
パワーストーンが割れるのは、力が弱まってしまいパワーストーンとしての役目を終えたときや、危険を持ち主に知らせるため、または穢れが内部に溜まって耐え切れなくなってしまったときなどがあります。
アズロマラカイトに含まれるマラカイトは持ち主にとって良くないと判断したものをどんどん吸収していく性質があるため、穢れを溜め込みやすいです。
そのため、こまめな浄化が必要です。アズロマラカイト、特にマラカイト部分が割れたり欠けたりしたら、浄化が追いついていなかったために穢れに負けてしまったのだと考えましょう。
穢れを内部に溜め込んで破損したパワーストーンは、縁起の良いものではありません。これまでの感謝の気持ちを伝えて土に還すのがベストです。
アズロマラカイトの色が変わった？退色・変色する？
アズロマラカイトは日光や水分によって退色や変色をする性質があります。特にアズライト部分は変色してマラカイトへと変化しやすいので、注意が必要です。
日光や水分に触れさせないようにしましょう。
スピリチュアルな要因としては、アズロマラカイトの力が変化もしくは減少したおそれがあります。パワーストーンは力が弱まると退色するといわれています。
アズロマラカイトが退色したら、力が弱まっているのかもしれません。浄化とパワーチャージをしてください。
それでも元に戻らなければ、残念ながら、そのアズロマラカイトに以前のような力はありません。力の弱まったアズロマラカイトとしてお付き合いしていきましょう。
また、明日ロマラカイトにブラックの点が見えてきたら、持ち主の周囲に穢れが多く危険にさらされる可能性が高まっているサインです。
しばらくは周囲に注意し、特に他人からのネガティブな感情を受けないように気をつけてくださいね。
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まとめ
アズロマラカイトは、アズライトとマラカイト両方のエネルギーを持つパワーストーン。1つで2つの石の効果があり、それぞれを打ち消していないことからありがたい存在ともいえます。
ルックスも美しく同じものは2つとないため、鉱物収集家にも人気があります。反面、アズライト部分は空気中の水分に反応してマラカイトへと変化してしまいますので、保管が大変な鉱石でもあります。
パワーストーンとしてのアズロマラカイトの気をつけるべき点は、こまめな浄化が必要な点です。
アズロマラカイトに含まれるマラカイトは持ち主に寄り添う優しい石ですが、「すべてを吸い込む石」「自己犠牲の石」とも呼ばれ、持ち主にとってNGと判断したものをすべて吸い込んでしまうからです。結果、穢れが溜まりやすく、自ら破損してしまうことも少なくありません。
また、アズライトは霊性が高くインスピレーションを高めてくれますが、スピリチュアルな出来事を体験したくないのに体験してしまったり、好転反応が起きやすいといった難点もあります。
アズロマラカイトは自分を変え、人生に変化をもたらす石です。それなりの覚悟やビジョンを持ってお迎えするのがよいでしょう。
こまめな浄化ができるよう、心身の余裕があるときに力を借り、サポートをお願いするのをおすすめします。
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