今回は、魂が肉体を離れることのスピリチュアルな意味と、無魂症とも呼ばれる離魂病について解説します。
この不思議な現象は、時々起こることが報告されており、魂がないような感覚に陥り、周囲の世界と切り離されたような感覚に陥ります。
この不思議な現象とスピリチュアルな意味合いについて、詳しくご紹介します。
離魂病とは
離魂病には、主に二つの意味があります。
1つは、睡眠中に無意識のまま迷い歩くなどする病気のことで、一般的には「夢遊病」と呼ばれています。
2つ目は、人の魂が肉体から分離し、まるでクローンのような自分を作り出すとされる現象で、江戸時代にはすでに「離魂病」として恐れられており、その原因は生霊だと考えられていました。
超常現象のドッペルゲンガーを彷彿とさせますよね。
離魂病に関しては、生霊に自分の意識が乗り移り、自分自身を外側から見たと言う体験談もあるそうです。
魂が抜けてしまい自分が自分でないような感覚、まるで第三者が自分を見ているかのように現実感を喪失し、実感が薄れていくのは離人症と呼ばれています。離人症についてはこちらで詳しく解説しています。
離魂病のスピリチュアルな意味とは?本当に魂が抜けることはあるの?
この分離は、魂を保護するために行われると考えられています。
肉体的なものというよりは、むしろスピリチュアルなプロセスであると考えられています。
魂が肉体から分離し、2人の同一人物が生まれるとされる離魂病ですが、このような現象は日本だけではなく海外でもドッペルゲンガーという言葉があるように、多くの文化圏で報告されています。
離魂病の原因として考えられること
離魂病の正確な原因はまだ不明ですが、いくつかの説が提唱されています。
一説には、肉体世界と精神世界のバランスが崩れることによって病気が引き起こされるとされています。
もう一つは、肉体のエネルギーバランスが崩れ、魂がエネルギー過多となり、それを守るために肉体から分離せざるを得なくなったために起こるという説です。
まとめ
離魂病は、その影響を受けた人に多くの混乱と苦痛を与える現象です。ドッペルゲンガーに至っては死の前兆とも言われているように、恐ろしいサインかもしれません。
近年では報告が減っていますが、現代人は魂と肉体のバランスがある程度とれるようになったのかもしれません。
似たような症状に離人症というのがありますが、こちらが増えているのもなにか関連がありそうです。
まだ完全に解明されているわけではありませんが、深い霊的な意味がありそうです。
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