望まない妊娠のスピリチュアル意味とは

「妊娠」「人の誕生」、多くの人は喜び、生まれてくる子ども達も大きな祝福を受けこの世に生を受けるはずです。妊娠や人の誕生という生命の神秘に「望まない」という感情、現実は果たしてあり得るのでしょうか。

　結論から述べると望まない妊娠はあります。男女の関係性によって望まれなかった場合や、男女の生活環境から望まれなかった場合など様々な理由があるかと思います。中にはスピリチュアルの観点から望まない妊娠となるパターンも少なくはありません。

　「望まない妊娠」と言葉だけ聞いてしまうと良くないことだと感じてしまいます。しかし望まない妊娠にもスピリチュアルな意味はしっかりと存在しており、自身やパートナーに大切なことを伝えるための事象という側面も存在しています。

この記事では、望まない妊娠という事象に対してスピリチュアルの観点からのコンタクトで本来の意味や精神面についてお話していきたいと思います。

そもそも妊娠のスピリチュアル意味とは

妊娠出産とは生命の神秘であり祝福されるべきもの、幸福の象徴というのが世間一般の認識だと思いますが、スピリチュアルの観点から見た妊娠出産にはどの様な意味が存在しているのでしょうか。

妊娠とはスピリチュアルの世界では新たな魂が宿ることを指します。妊娠の時期などは生まれてくる赤ちゃんが高次元の存在からの許可をもらって自ら選んだ親の元に降りていきます。

お母さんは妊娠すると辛いつわりと闘っていくことになりますが、つわりのメカニズムは科学的には未だに解明されていません。

しかしスピリチュアルの世界ではつわりは新たな魂が宿ることをきっかけとして起こるもので、赤ちゃんの持つ潜在的なエネルギーの大きさに母胎がビックリしてつわりが始まると言われています。

その後長い期間続くつわりは、母胎と赤ちゃんが互いに波長を合わせようとする際の副作用として現れます。

その他にも潜在的エネルギーの多い夫婦はたくさんの子宝に恵まれるなどのスピリチュアル的意味もあり、妊娠とはスピリチュアルの観点から見ても神秘のベールに包まれた事象なのです。

だからこそ、妊娠・出産には潜在意識のエネルギーや波動が大きく関係していると考えられており、自身の意思や覚悟を伴わない望まない妊娠は乗り越えなくてはならない多くの壁が存在しているのです。

望まない妊娠とはなにか

上記で妊娠とは何かを一般的な認識とスピリチュアルの観点から簡単に説明しました。それではこの記事のテーマにもなっている「望まない妊娠」とは一体何のことなのでしょうか。

スピリチュアル的観点から言えば、運命の輪から逸脱し予期せず妊娠してしまうことです。一般的には双方の同意のない状態での妊娠や避妊の失敗での妊娠などが該当するでしょう。

昨今、マッチングアプリなどの急速的な普及などによってトラブルも急増し、この望まない妊娠が増えてきています。初めて会った男性と一夜を過ごしそのまま妊娠が発覚してしまったなど、お互いに想定外の妊娠となってしまいます。

日本だけではなく世界的にも大きな社会問題となっており、最近ではアメリカの人気ブロガーが望まない妊娠を題材にした書籍を執筆し日本でも話題となっています。

本の中では男性側の責任や女性側が背負うリスクについて記されており、性教育の教材として用いる学校も出てきています。スピリチュアルの観点から望まない妊娠について考えてみると、もちろん偏りはありますが、責任もリスクも男女ともに存在すると言えます。

運命の輪から逸脱すると言うことは男女ともに今後の人生を大きく変えることになりますし、波動の低下も潜在意識エネルギーの消耗もお互いに発生します。心身の負担、リスクという観点から見ると圧倒的に女性が被ることになります。

しかし、スピリチュアルの観点から見た場合、リスクやその後の選択に係る影響は男女共通なものであるということを理解してください。　逆を言えば、どの様な選択をするにしてもお互いに理解し合い協力することで望まない妊娠は乗り越えていけるということです。

望まない妊娠は運命の輪からの逸脱

人はその人生の目的となる「運命」や「宿命」を背負って誕生します。言い換えると人生の大まかな流れは生まれた瞬間に決まっているということになります。

結婚出産に関してでは、「何歳くらいで○○の様な人と結婚して、〇年後に子供を授かる」と言ったように大きな流れは生まれ持った運命によって決まっているのです。しかし運命とは絶対に定められたものではありません。

運命の流れとは異なり、本来であれば結婚するはずのない相手と一晩を過ごしてしまい予期せず妊娠ということも、マッチングアプリなどで出会いの場が広がった昨今では多々ある話なはずです。

そしてこの望まない妊娠は運命の輪から外れてしまうため、スピリチュアルの観点から見ても様々な影響が出てしまいます。当人だけではなく周囲の人々も巻き込んだ大きなターニングポイントとなります。

人は運命の流れに沿って生きることで高次元の存在、現世の自分、目的となる宿命など様々な事象とバランスを保っています。

これが望まない妊娠を起点とし出産まで進んでしまうと均衡は大きく崩れ、本人はもとより周囲の人や本来の運命の相手にまで悪影響を及ぼす可能性も出てくるのです。

歓迎される出産と歓迎されない出産

妊娠・出産とは本来であれば、無条件に幸せな事であり誰からも祝福されるべきはずのものですがスピリチュアルの観点から見ると実は

２通りが存在します。ここで注意するべき点は、歓迎される歓迎されないはあくまでも出産という事象に対して適用されるものであり、生まれてくる子どもたちは皆一様に歓迎されてこの世に生を受けるということです。

高次元の存在がバランスを取っている世界線で歓迎されない子どもが生まれてくることは絶対にありません。今からお話するのはあくまでも出産という事象についてのみに適用されるものです。

現世に調和や均衡をもたらし森羅万象においてプラスの働きを見せます。しかし上記で説明したような運命の輪から逸脱し、高次元の存在ですらも予期せぬ妊娠、出産は現世に存在するバランスを崩し均衡を乱すことになります。

などが当てはまります。４つの項目を見てわかるように、親となる2人の感情や意識によって歓迎されるか歓迎されないのかが決まってしまいます。

生まれてくる赤ちゃんは無条件に全員が歓迎されて生まれてきますが、妊娠・出産という事象が高次元の存在から歓迎されるのか、それとも歓迎されない出産となるのかは親となる自分たち次第ということです。

望まない妊娠の場合、出産しない方が良いのか

結論から先にお話しすると、この問いにYES・NO明確な答えはありません。様々な要因によってケースバイケースになり千差万別であると言えます。

ひとつ確実なことはきっかけ自体は望まれない妊娠であったとしても、親となる2人の覚悟と愛情次第では歓迎され祝福される妊娠にすることができるということです。

逆を言えば運命の輪から逸脱してしまった望まない妊娠で、子供に対する愛情もなければ将来に対する覚悟もできない状態であれば出産するべきではないということです。

この様な状態で出産してしまうと当人達はもちろん周囲の人々・何の責任もない、生まれてくる赤ちゃんにまで災厄が襲い掛かってしまいます。

昨今ニュースで見かける様な乳幼児虐待などのケースは、この歓迎されない妊娠・出産に当てはまる場合が大多数です。新たな命である生まれてくる赤ちゃんが理不尽な不幸を受けてしまう場合は出産しないという選択肢もひとつの候補となるのでしょう。

スピリチュアルの世界でも中絶が認められている期間は魂の定着が成されていないとされており、出産しないという選択肢を取った場合でも、本当の意味での魂の消滅は発生せず、新たな歓迎され望まれる妊娠・出産の運命の輪に移行していくと考えられています。

新たな命、生まれてきた赤ちゃんが親の運命を救ってくれる

運命の輪から逸脱した望まない妊娠であっても、愛情と覚悟をもって出産を決意することが大切です。運命の流れから逸れてしまったので確かに自身や周囲の人に大なり小なり影響が出てしまいます。

しかし確かな愛情と未来に対する覚悟さえ決まっていれば、高次元の存在は必ず調和を保つように働きかけてくれます。生まれてくる赤ちゃんが両親の運命を救ってくれる様な存在として祝福を与えてくれるのです。

「夢占い」望まない妊娠の夢のスピリチュアル意味

ここからはスピリチュアルの中でも少し視点を変えて「夢占い」にスポットを当てて望まない妊娠について紐解いていきます。夢占いとは自身が見た夢の内容から、未来についてや心理状態などを探っていく方法です。

睡眠中は自身の潜在意識とのシンクロ率が最も高まる瞬間だと考えられています。トランス状態なども睡眠時からの流れで発生することが多く現実と潜在意識の世界との境界が曖昧になっているのです。

といった理由から睡眠中の夢には自身の潜在意識の影響が色濃く出るため、夢占いでは本当の自分に触れることができるかもしれないのです。ここでは望まない妊娠の夢占いをパターンごとに詳しく紹介していきます。

相手が判明していない望まない妊娠の夢

自分の意志を見失って意見も言えずに周りに流されているだけの現状になっていませんか。周りの意見に流されることは意外と精神が擦り減っていきます。潜在意識としっかりと向き合い自分自身の意思を取り戻してください。

女性にとって大きな出来事である妊娠が夢に出てくるということは、それだけ追い詰められ困っているということです。夢だからと言って受け流さずしっかりと向き合ってください。

彼氏との間に望まない妊娠が発覚する夢

子供や子育てに対する価値観の違いも表しており、お互いに本心で話し合わなければ喧嘩や別れ話にまで発展するかもしれません。

未婚なのに望まない妊娠をする夢

結婚や出産などは焦る気持ちもあるでしょうが、自身の潜在意識の準備が整うまでは無理に考えることはせず自分のペースで進めていきましょう。

望まない妊娠が発覚して中絶する夢

本来は祝福され喜ぶべき妊娠、出産で中絶までしてしまう夢を見るということは、あなたの心身に危険が迫っていることを指し示しています。

自暴自棄になって全てに絶望していませんか。そんな危険な状態を未来の赤ちゃんがあなたを救うために潜在意識の世界に現れて、夢という形で警告してくれています。ただの夢だと流さないで、心機一転リフレッシュして環境の改善などに努めましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では「望まない妊娠のスピリチュアル意味とは」のテーマのもと、妊娠出産というスピリチュアルの観点から見ても神秘のベールに包まれた事象について「望まない」という限定的なケースでお話してきました。

妊娠出産については科学的にはもちろんスピリチュアルの世界でも、解明されていることはなく正解と呼べるものはありません。

この記事においても、望まない妊娠は中絶を推奨するものではありませんし、かといって無理に覚悟を決めて出産することを推奨するものでもありません。

パートナーと2人で話し合い寄り添いながら愛情を育み覚悟を宿すことが、どの様な選択をするにしてもベストとなるはずです。