韓国の歴史ドラマを観て「あの服はなに?」とか、現代ドラマを観れば「主人公が食べていたあれはなに?!」とか体験したいことは多くありますよね。
今回は「韓国でしかできないこと」「韓国で是非体験して欲しいこと」をご紹介していこうと思います。
「旅行も出来るようになったから、今年は是非、韓国に行ってみたい」と思う方はもちろん、
「また行きたいな」と思っている貴方も、参考になれば良いなと思っています。
それでは最後までお読み頂ければ幸いです。
韓国で体験して欲しいこと・一度は本場で食べて欲しい食べ物
最近は日本でも、本格的な美味しい韓国料理が、食べれるお店が多くなりました。
でも、やっぱり一度は本場の韓国で食べて欲しいと私は思います。
ここでは、是非本場で食べてほしい韓国の食べ物を選んでみました。
①サムギョプサル(삼겹살 サㇺギョッサㇽ)
日本で韓国人の方が経営している焼肉屋さんが増えています。
「そうして今さら?日本でもいいじゃない?」と思うかもしれません。
「食は文化」という言葉を聴いたことが有ると思います。
韓国といえば「サムギョプサル!」
会社の忘年会や久しぶりの会った友達との食事など、かなりの率で焼肉を食べます。
その中でもサムギョプサル多いですね。
私は他のお肉より美味しいと思います。
サンチュに巻いたり、キムチを巻いて食べたり…
一般的にキムチもそのお店で漬けていることが多いです。
キムチラブの韓国の人達は「あそこのお店のキムチが美味しい!」と言ってそこに行く人も多いです。
本場のサムギョプサルを是非、韓国で食べて欲しいです。
私は「モクサル(목살)」という豚の首のあたりのお肉が好きです。
柔らかく美味しいので食べてみて下さい。
ちなみにポッサムと言うサムギョプサル(豚肉の赤身も)を茹でて食べる方法もあります。
サンチュ、キムチ、コチュ、ニンニクや生の牡蠣などを一緒にいただきます。
ヘルシーで美味しいです。
サムギョプサルは食べたいけど、油が気になるという方におススメです。
韓国に暮れに行われるキムチを漬ける「キムジャン」には、今漬けたキムチとポッサムを頂くことがほとんどです。
新しいキムチで茹で豚を食べると大変美味です。
②プルコギ(불고기・プルコギ)
「韓国料理は辛い!」と思っている方が多いと思います。
プルコギというのは、醤油・砂糖・ニンニクなどで味をつけて炒めた肉料理です。
日本の牛丼やすき焼きのような味がします。
お店によっては、ヤンニョムに林檎や梨、蜂蜜なども加えています。
辛い食べ物が苦手という方にも安心して食べられる韓国料理です。
お店によっては、春雨やお米で出来た餅が入っています。
もちろん美味しいですよ!
③石焼ビビンバ(돌솥비빔밥・トルソッ ピビムパプ)
石で出来た器で炊いたご飯の上に、様々なナムルを乗せて出てきます。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、「ビビン=混ぜる」「パ=ご飯」なので「混ぜご飯」という意味になります。
混ぜて食べるのがビビンバなので、石焼ビビンバも混ぜて食べるのが一般的。
しかし、普通のビビンバと違うのは、器の底におこげができることです。
このおこげは、上だけを混ぜて食べ終わった後に、おこげを食べます。
混ぜたご飯に固いおこげが混ざると食べにくいので、後で食べた方が美味しいと思います。
熱いので火傷に注意してくださいね!
④韓国風海苔巻き(김밥・キムパプ))
日本で言う所の太巻きのような食べ物です。
見た目は日本の海苔巻きと変わりません。
ただ日本の海苔巻きと違うのは、ご飯が塩とごま油で味付けされていること。
日本人の私は家で作る時は、酢飯で作った海苔巻きも両方作ります。
こちらも大手のお店がありますが、色々なお店を食べ歩くのも面白いかも。
中の具も最近日本で人気のおにぎりのよう色々な具があります。
プルコギやトンカツなどなど。
私は、シーチキンにマヨネーズそしてキムチの刻んだ物を混ぜ込んで、チーズと一緒に巻いたキンパプがお気に入りです。
⑤韓国風お好み焼き(파전・パジョン)
「パジョンってなに?」という方もいると思います。
良く日本では「チヂミ」といわれている食べ物です。
ちなみの韓国ではチヂミといっても通じません。
パジョンまたはジョンといいます。
居酒屋にいくと、細いネギとイカを入れて薄く焼いた、お好み焼きのような食べ物があります。
パジョン厚く焼くと韓国人は食べません。
⑥参鶏湯 (삼계탕계삼탕・サムゲタン)
夏の暑さを乗り越えるために食べる料理です。
丸ごとの鶏のお腹に、高麗人参などの様々な韓方薬と、もち米と一緒に入れて煮ます。
なかなか丸ごとの鶏を見ることがないので、始めは引いてしまいますが、辛くなく大変美味しいです。
家庭でも作りますが、我が家では丸ごとの鶏を鍋にいれて、高麗人参などの韓方薬とネギの青いところ、ニンニクそしてもち米をいれてグツグツにます。
もち米はお肉を食べてから入れることもあります。
真夏に元気をつける定番の料理で、日本でウナギを食べる時に参鶏湯を食べるのです。
⑦ヤンニョムチキン(양념치킨・ヤンニョムチキン)
最近では、ヤンニョムチキンのソースが日本で売っていたり、お料理の上手な方は自分でヤンニョムを作って楽しんでいる方もいますね。
辛さが癖になる美味しさです。
日本のも美味しいですが、是非韓国のヤンニョムチキンを、食べてほしいですね。
大手のチェーンも、もちろん美味しいですが、個人でやっているお店も美味しい所はあります。
お酒が好きな方は、ビール片手にどうぞ!
私は辛いヤンニョムチキンもいいですが、日本人の私はやっぱりカンジャンヤンニョムチキン(醤油味)がおススメ。
なかなか美味しいです。
チキンは味を付けているところと、付けずにヤンニョムが別にされている所もありますよ。
ホテルの人に近くに、美味しいチキンのお店が無いか、尋ねても良いかも知れません。
米国から来たチキンの専門店も美味しいですが、ヤンニョムチキンは別格です。
⑧冷麺(냉면・ネンミョン)
私は日本では冷麺を一切食べませんでした。
知り合いが冷麺が好きで、焼き肉を食べに行くと締めにいつも食べていました。
私はそれを見ながら「こんなゴムみたいな食べ物美味しくない!!」と思っていました。
韓国の冷麺はハッキリ言って美味しいです!全然違います。
ゴム紐ではありません。シャーベット状の出し汁がたまりません!!
韓国の夏はとても暑いので、韓国人は冷麺で乗りきるのです。
実は、北朝鮮由来の食べ物なので、寒い時に食べるのが本当なんだとか。
⑨キムチ(김치・キムチ)
キムチといえば白菜のキムチを連想しますし、とても美味しいです。
でも、様々なキムチがあるので、辛い物は大丈夫な方は是非挑戦してみて下さい。
大根のキムチや細いネギのキムチ、そして唐辛子が入っていない赤くないキムチもあります。
ペクキムチ(白菜の白いキムチ)やトンチミ(大根の水キムチ)などは基本的に辛くなく日本人にも食べやすいキムチです。
最近では韓国大手食品会社のキムチが、ネットでも買うことが出来ます。
しかし、韓国人が毎日食べている、旅行にも持っていくと言われている、本場の韓国キムチを現地で食べて欲しいです。
その時には、一つだけ注意して頂きたいことがあります。
それは食べ過ぎないこと。
辛い物が好きな方でも韓国のキムチの唐辛子の量は、日本人の摂取する唐辛子の量をはるかに超えていることをお忘れなく。
韓国のキムチは美味しいので注意が必要です!
韓国で体験して欲しいこと・観光
韓国ドラマに出て来るお城や昔の街並みを、実際に自分の目で見て見るのはいかがでしょうか?
ここでは「見る」を中心に韓国でしか出会えない韓国をご紹介します。
⑩景福宮(경복궁・キョンボックン)
地下鉄が近く日本領事館も近くにあり便利です。
周辺には会社なども多く、食事処やカフェも多いので美味しい物も食べれます。
1395年に初代国王の李成桂(イ・ソンゲ)が建設して、その後は約200年という長い期間「正宮(しょうぐう」」として使われていました。
大変美しい宮です。
「国立民族博物館」「国立古宮美術館」などもあります。
日本語のガイドもあり無料ですので、ぜひ参加して下さい。
ここを訪れるなら、必ず韓服を着て訪れるのをおススメします。
韓服を着ている人は入場料が無料になるからです。
宮廷で王女様の気分になって、写真を撮ってみてはいかがですか?
⑪昌徳宮(창덕궁、チャンドックン)
1405年に第3代国王の太宗(テジョン)が景福宮の離宮として建設され、景福宮が火事になり使えなくなり、約270年の間この王宮で政務が行われていたそうです。
派手な装飾などはありませんが、自然の中にあるとても落ち付いた美しい王宮です。
韓国には五大古宮といわれる5つの王宮がありますが、唯一、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
⑫ソウルシティツアーバス
日本の「はとバス」とは少し違い、パスを購入すれば一日乗り降り自由。
ソウルの有名観光地を回れるバスです。
いろいろなコースがあり、ソウルの夜景を見ることができる夜間コースもあります。
都市の古宮をめぐるコースもあり、上でご紹介した王宮も見ることができます。
日本語を始めとするガイドもあり、初めての方やしっかりガイドがほしい時などには、とても嬉しいツアーです。
バスは二階建てバスや一般型の二階建てバスそして、オープン型の二階建てバスもあります。
素敵なソウルの一日を過ごせると思います。
韓国で体験して欲しいこと・体験コース
ここでは、韓国でしか体験できないこと「体験」をご紹介していきます。
⑬韓服の試着体験
日本の着物も美しいですが、それとはまた違った華やかさがあるのが韓服です。
韓国の歴史ドラマで美しい韓服を見て、憧れる女性は多いと思います。
この華やかな韓服を試着できる場所が韓国国内にたくさんあります。
ソウルなら「観光」の所でお話した「景福宮」の近くで韓服の試着体験が出来るお店があります。
様々な色の韓服があり、女性だけではなく男性用もあるので、是非カップルで体験してみてはいかがでしょうか?
日本円で大体1000円少しで韓服を着ることができてお散歩もできます。
素敵な写真を撮ってみてはいかがでしょうか?
⑭韓薬・韓薬スパ
最近日本でも話題に上がる韓方薬とそのスパです。
セレブの方達が通うと言われています。
日本からのお客様、リピーターも多いのだとか。
理由は日本語の通訳が受けれるからでしょう。
安心して韓方薬の相談ができるのが嬉しいですね。
⑮韓国版スーパー銭湯(チムジルパン・찜질방)
日本のスーパー銭湯いいですよね。
沢山あるお風呂をまわり、サウナに入って出たら、食事をしたりお菓子やアイスクリームを食べたり。
一人でもリフレッシュできますが、テーマパークへ行くように家族や友達、パートナーと行くととても楽しい時間を過ごせるところですね。
韓国のチムジルパンもそのような所ですが少し違う所は、受付でお金を払うと中で切れる洋服を貸してくれます。
これは沢山あるサウナで着れる服なので、それに着替えて下さい。
その後サウナがあるフロアへ。
大体、お昼寝をしたり、食事を取ったりできるフロアにサウナがあります。
サウナはお風呂のあるフロアにもありますが、是非、そこではなくチムジルパンのフロアで楽しんで下さい。
⑯屋台( 포장마차・ポジャンマチャ)
포장(ポジャン)は、包むと言う意味です。
冬になると韓国の街中に出始める屋台を普通、韓国語でポチャンマチャと言います。
韓国の寒い冬の楽しみと言っても良いかもしれません。
基本はそのまま立って食べて、お金を払って帰ります。
「ポジャンヘジュセヨ」というと、屋台の主人が食べ物を包んでくれて、自宅に持って帰ることもできます。
最近は屋台の前にベンチを置いたりして、そこで食べられるようにしているお店もあります。
オモクと言われる練り物や、パジョン、マンドゥ(餃子)、たい焼きなどなど、様々な物が食べられます。
以前は、「衛生面が…」などと言われていましたが、感染症が流行ったことで改善されたようです。
ソウルなど大きな都市なら有名な通りがあるので、行ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は「韓国でしかできないこと」というテーマで「食べる」「見る」「体験する」の大きく3つに分けてご紹介しました。
韓国料理もお菓子もネットで買える時代になってきましたね。
韓国の物を売っているお店も多くなり、韓国のラーメンを自分で作って食べるなんておしゃれな、お店があると動画で観ました。
でもやっぱり、韓国の物は韓国で、観て聴いて食べて欲しいなと思います。
韓国語を聴きながら、韓国の伝統に触れてみて欲しいです。
韓国のことを「近くて遠い国」なんていいます。
国同士があまり良くない関係だからですね。
でも、日本のアニメなどは昔から人気なんです。
40~50代以上の方は「銀河鉄道999」を良く知っています。
最近、日本で人気のアニメは、必ず韓国でも公開されて人気になります。
少し前だと「鬼滅の刃」などでしょうか?
キャラがそっくりでパクリと思われるほどのゲームが出たほどでした。
是非、韓国にいらして下さい。
いつも食べている物でも、本場で食べればまた違った味になります。
いつか貴方にとって「近くて近い国、韓国」になりますように。
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