犬や猫などペットと生活をしていると、一度は虹の橋という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
犬や猫と一緒に暮らす方たちにとって、大切な家族であるペットを失うということはとてもつらくて悲しいことかと思われます。
亡くなったペットたちが渡るといわれている虹の橋は、世界中の動物愛好家やペットと暮らす方たちの間では有名な詩とされています。
今回は、虹の橋は本当にあるのか?犬や猫はいつ渡るのか?虹の橋の全文なども徹底解説したいと思いますので、虹の橋を今まで知らなかったという方も参考になさってみて下さいね。
虹の橋とは
- 亡くなった犬や猫などのペットたちが行く楽園だといわれてる
虹の橋は「Just this side of heaven is a place called Rainbow Bridge.(天国のすぐ手前は虹の橋と呼ばれている場所です)」からはじまる作者が不明の英語の詩であり、1980年頃から1992年の間に作られたのではないかと考えられています。
虹の橋の作者は不明とされていますが、
- 1998年「虹の橋」を出版したアメリカオレゴン州在住のグリーフケア・カウンセラー(大切な存在を亡くした悲しみの中で乗り越えようとする人たちに寄り添いサポートをする役割)
- 1994年「虹の橋の伝説(Legend of Rainbow Bridge)」の著者ウィリアム・N・ブリトン
- ペットロスとペットとの死別協会の会長
こちらの3名が原作者であると名乗りでています。ただ、虹の橋には、もともとは北方の神話である、インディアンの伝説が起源となっているという諸説もあります。
虹の橋は亡くなった後のペットと飼い主がテーマとなっており、人々の口コミから、書籍や動画、SNSなどさまざまなメディアを通して世界中の動物愛好家の間に広まっていき、今ではペットロスで苦しむ多くの人たちの心の支えとなる大切な役割を持つ詩となっています。
人間よりも寿命の短いペットたちと暮らす人たちには、必ず訪れるお別れがあります。
特に犬や猫など、他の動物と比べて寿命の長いペットを亡くした場合は、一緒に過ごしてきた時間が長いため、飼い主は
- 心に深い傷を抱える
- ペットロス症候群を引き起こす
など、苦しみや悲しみから立ち直れなくなることもあります。亡くなったペットたちは虹の橋で幸せに過ごしながら、いつか飼い主が迎えに来てくれるのを待っているというストーリーは、
- ペットを見送った後の悲しさや寂しさを乗り越えさせてくれる
- いつか自分にも訪れる死に対する恐怖心を和らげてくれる
- 飼い主の心を支えてくれるペットたちにありがとうという感謝の気持ちを持たせてくれる
などという重要な役割を果たすということも虹の橋は教えてくれています。
虹の橋の全文
虹の橋は、3部構成で作られています。
この項目では、虹の橋の全文が掲載されているサイトの紹介と、流れをしていきたいと思いますので、ペットを亡くされた親しい人たちがいましたら、こういうお話があるよと教えてあげてみて下さい。
虹の橋第1部
- 虹の橋とはどんな場所なのか
- ペットたちはどのように暮らしているのか
- そして、いつか訪れる飼い主である「あなた」と再会する瞬間
などが描かれているのが、「虹の橋」の第1部です。もともとは1部で完結している内容と言われています。
ペットを亡くしたといっても、すべてのペットが天寿を全うするわけではありません。当然、事故や病気でペットを亡くし、後悔している飼い主さんもいらっしゃいます。
しかし、この詩では、虹の橋でペットはすべての苦しみから解放され、愛する飼い主を元気よく待っていることが描かれている。
苦しみから解放され、飼い主と再会できるのは、ペットにとっても幸せなことだと思います。ペットロスに悩む人たちの希望の詩として語り継がれてきた理由がよくわかりますよね。
すべてのペットが苦しみから解放され、飼い主と再会できる場所として、実際に存在することを強く願います。
虹の橋第2部
捨てられたり虐待されたりして誰にも愛されずに、一生を終えてしまったペットたちがテーマ
彼らも亡くなった後は、家族に愛されてきたペットたちと同じく、天国の手前にある虹の橋のふもとに行きます。
虹の橋のふもとで、たくさんの仲間たちとともに快適に楽しく暮らしていますが、仲間たちの大切な人が迎えに来たときは、彼らの再会をうらやましそうに見つめてしまいます。
ある日、虹の橋に人が現れました。その人には再会するペットがいなくて、自分と同じように、他の人とペットの再会をうらやましそうに見つめています。
ペットと暮らしたことがないその人は、同じように愛されたことがないペットと出会い、お互いにとっての特別な存在として一緒に虹の橋を渡っていきます。
生きているときに愛情をかけてもらえず、捨てられたり虐待されたりなど苦しんできたペットたちにも、大切な人は現れるのだという希望が描かれている。
飼い主がいるペットだけが虹の橋へ行くのではなく、生まれてきた動物たちのすべてが、亡くなった後は虹の橋で幸せに暮らすことができる、そして平等に大切な人が現れるということが伝えられています。
虹の橋第3部・雨降り地区
温かく幸せに満ちあふれた虹の橋の一角に、いつも雨が降っていて寒い雨降り地区と呼ばれる場所があります。その地区に降る雨は、亡くなってしまったペットたちを思い、飼い主が流す涙なのです。
飼い主が涙を流せば流すほど、ペットは雨に降られてしまいます。また、飼い主が悲しんで泣いている間は、ペットは雨降り地区から出ることができません。
飼い主が悲しみから立ち直ったときに、ペットは雨降り地区から温かい虹の橋のふもとに行くことができます。
ペットがくれた幸せや愛情を思い出して下さい、ペットはあなたを悲しませるために一緒に過ごしてきたのではないのですということを伝えている。
ペットを亡くして悲しんでいる人に、周囲の人たちは、泣いてばかりいると○○(ペットの名前)も悲しんでしまうと励ましの言葉をかけてくれるかと思われます。
ただ、親切な言葉をかけてもらっても立ち直れないという人もいるのではないでしょうか?
虹の橋の雨降り地区を読むと、
- 泣いてばかりではいけない
- ペットにつらい思いをさせてはいけない
- 温かい場所に連れて行ってあげたい
など、前向きに考え直すことができる飼い主も多いとされています。
雨降り地区は、芝山弓子さんという方が作った詩だとされていますが、インターネット上での噂があるだけで、正確な情報であるかどうかは分からないといわれています。
虹の橋は本当にあるの?
家族として一緒に暮らしてきた犬や猫などのペットたちを亡くした経験がある人は、虹の橋を読むと心に響くものがあるのではないでしょうか?
ただ、虹の橋を見たことがある、存在すると断言できる人は、いないのではないかと思われます。
- 自分がペットを家族と同様に大切にしていて愛していたということを忘れないでいてほしいという、飼い主たちの願いが込められている。
- 亡くなってしまったペットにはもう会うことはできないかもしれないけれど、自分がペットと一緒の時間を過ごし愛してきた日々は決してなくなるものではない。
この2点を伝えたいのではないかと考察されています。
虹の橋があると言われる根拠3つ
人間に愛されて暮らしてきたペット達は亡くなった後に、天国の手前にある虹の橋という場所で飼い主との再会を待っているといわれています。
この詩はペットロスになってしまった多くの人たちを悲しみから救い、希望を与えているとされていますが、そもそも虹の橋は本当にあるのでしょうか?
この項目では、虹の橋があると言われる根拠を3つ紹介していきたいと思います。
魂は消えてなくなることがない
虹の橋があると言われる根拠の1つ目は、魂は消えてなくなることがないからです。
死後の世界や輪廻転生などスピリチュアル要素があることを信じていない方たちからすると、虹の橋があると信じることはできないかと思われます。
ただ、魂には重さがあるとされている限り、虹の橋はないと断言することはできないといわれています。
分子・原子・素粒子などの研究結果によると、固体・液体・気体だけではなく、感情にも重さがあるという研究が進んでいます。
このことから、亡くなったペットの魂にも重さがあり、完全に消えてなくなるということはないとされています。
では、亡くなったペットはどこに行くのか、天国に行くのか、生まれ変わるのかなどについては、現在の科学では証明できていないといわれています。
逆に科学的に証明されていないため、亡くなったペットの魂が生まれ変わる過程において、虹の橋にとどまっているという考え方もできます。
この先何年かかるかは分かりませんが、科学が発達すれば、虹の橋がどこにあるのかも解明できる可能性はあるとされています。
自分の心の中にある
虹の橋があると言われる根拠の2つ目は、自分の心の中にあるからです。家族として愛してきたペットが亡くなってしまって悲しんでいる時は、
- 虹の橋があるのかどうかなんて考えている気持ちの余裕がない
- 信じていなければ悲し過ぎてやっていけない
などの声も多く寄せられているといわれています。そのようなときは、
- ペットは虹の橋のたもとにいてたくさんの仲間たちと幸せに暮らしている
- いつか自分が亡くなったときに、またペットに会うことができる
などと信じることができれば心の支えになるのではないでしょうか?
虹の橋でペットが待っているのだから頑張ろうという前向きな気持ちがペットロスにならないためにも重要なこととされていますので、虹の橋は、自分の心の中にあると考えるのも良いとされています。
虹の橋はペットとの待ち合わせ場所である
虹の橋があると言われる根拠の3つ目は、虹の橋はペットとの待ち合わせ場所であることです。
虹の橋は、亡くなってしまったペットとの待ち合わせ場所なのだという考え方ができると、少し希望が見えてくるのではないでしょうか?
ペットが待ってくれていると考えると、将来虹の橋で再会を約束しているような気持ちにもなれるものです。
- 一緒にお散歩にでかけていた時の洋服を着ていこう
- 思い出話しをたくさんしてみよう
- ペットが好きなものをたくさん持って行こう
など、楽しみながら待てるようになると、ペットと自分の心がつながっているような気になれるとされています。
虹の橋から生まれ変わりまでの期間
人は亡くなり新しい生命に生まれ変わる輪廻転生を何度も繰り返しますが、人と同じく犬や猫(動物)も輪廻転生をするといわれています。
スピリチュアル的な存在である犬は、現世に対しての思いや未練が少ないといわれているため、生まれ変わる期間は長くても数ヶ月から1年ほど、中には数時間後に生まれ変わることもあるようで、実際に亡くなってからすぐに生まれ変わった犬との再会を果たしたことがあるという実例もあります。
猫の生まれ変わる期間は、犬と変わらないとされていますが、猫は
- 身体能力が高い
- 生命力が強い
- 危険を省みることがない
- 良く家出をする
- 魔女の使いといわれている
などの理由から、「猫に九生有り」ということわざがあります。
猫には9つの命があり、9回生まれ変わるといわれていて、昔から生まれ変わりの象徴と考えられてきたことが由来
亡くなってしまったペットが早く生まれ変わることができるように、飼い主は思い出を大切にして、前向きに生きている姿を見せてあげることが重要となります。
亡くなったペットが飼い主に会いたいと思う気持ちと、飼い主が亡くなったペットに会いたいと思う気持ちが強ければ、お互いを引き寄せ合う力が働き、生まれ変わって再会できるときが早くなるといわれています。
逆に、飼い主とペット、どちらかの気持ちが弱ければ、生まれ変わって再会できるときは遅くなるとされています。
虹の橋はいつ渡る?
犬や猫と暮らしたことがある方たちは、ペットが亡くなったときに、虹の橋を渡りましたということが多いかと思われます。
虹の橋では、犬や猫などのペットは亡くなった後に、虹の橋のたもとに行くといわれていますが、そのときは虹の橋を渡るとは描かれていません。それでは、いつ虹の橋を渡るのでしょうか?
亡くなる前にともに過ごしてきた飼い主が虹の橋に来た時に一緒に渡る。
犬や猫などのペットたちは、虹の橋をすぐに渡らずに、たもとでたくさんの仲間と一緒に暮らしながら、飼い主さんが来るのを待ち、それから渡ると描かれています。
人間は虹の橋を渡るの?
虹の橋は、家族として大切に愛してきたペットを亡くしてしまった飼い主の心を癒し、つらく苦しいペットロスを乗り越えるための力になってくれたり、飼い主に愛されながら亡くなってしまったペットたちのための詩とされています。
人間が亡くなった時に、親が、夫が虹の橋に渡りましたという表現はしません。
虹の橋の中では飼い主である人間もペットと一緒に虹の橋を渡ると描かれていますが、人間は三途の川を渡ると表現するのが一般的ではないでしょうか?
亡くなったペットからのメッセージを聞いてみよう
亡くなったペットからのメッセージを聞いてみたいという方は、電話占いで相談することをおすすめします。
- 愛犬や愛猫がなにを望んでいるのか気持ちを知りたい
- 自分の気持ちをペットに伝えたいことがある
- 亡くなった愛犬や愛猫と会話をしたい
- 亡くなった愛犬や愛猫はいつ生まれ変わってくるのかを知りたい
などの相談をすることもできます。もちろん、前向きに進んでいくために、今の自分の気持ちを聞いて欲しいという方でも大丈夫です。
電話占いサイトは安心の上場企業運営が多いため、厳しい審査を通過したアニマルコミュニケーターや、ペット鑑定に特化したプロの占い師が多く在籍しています。
霊視や透視に優れた占い師も多く、
- 犬や猫の魂や霊と交信する
- メッセージを的確に読み取り気持ちを伝えてくれる
- ヒーリング
などを行ってくれますので、自分と相性の良い占い師を探して相談するのが確実な方法です。
電話占いは24時間対応してくれますので、ご自宅にいながら、好きな時間に電話で相談ができますし、初回の新規登録で無料特典を利用すればお得に鑑定してもらえますので、この機会に試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、虹の橋は本当にあるのか?犬や猫はいつ渡るのか?虹の橋の全文などについて紹介してみましたが、いかがでしょうか?
虹の橋とは、亡くなった犬や猫などのペットたちが行く楽園だといわれています。作者が不明の英語の詩であり、1980年頃から1992年の間に作られたのではないかと考えられています。
虹の橋は、亡くなったペットたちは虹の橋で幸せに過ごしながら、いつか飼い主が迎えに来てくれるのを待っているというストーリーです。
- ペットを見送った後の悲しさや寂しさを乗り越えさせてくれる
- 自分にも訪れる死に対する恐怖心を和らげてくれる
- 心の支えとなってくれるペットたちに感謝の気持ちを持たせてくれる
- ペットを飼うことに対しての責任を持たせる
- 最期まで看取って見送るという重要な役割を果たす
などということを虹の橋は教えてくれています。虹の橋が本当にあるのかどうかについては、虹の橋を見たことがある、存在すると断言できる人は、いないのではないかと思われます。
ただ、虹の橋には飼い主のさまざまな願いが込められていることが分かりました。
犬や猫などのペットは亡くなった後に、虹の橋をすぐに渡らずに、たもとでたくさんの仲間と一緒に暮らしながら、飼い主さんが来るのを待ち、それから渡ると描かれています。
ペットロスで苦しむ多くの人たちの心の支えとなる大切な役割を持つ詩
もし、ペットを亡くされて悲しんでいる人たちがいましたら、ぜひ虹の橋という詩を教えてあげてみて下さい。その方たちの心の支えとなり、前を向くきっかけになるのではないでしょうか?
この記事が少しでも、皆様の幸せのお手伝いとなれば幸いです。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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