あなたは自分の親が好きですか?自分を産み育ててくれた両親ですが、好きな人もいれば嫌いな人もいます。親を嫌いなのは珍しいことではないのです。今回は親が嫌いかわかる診断や親が嫌いになる原因、嫌いな親とうまく関わる方法を詳しく解説していくので、親との関係に悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
親が嫌いか診断
次の質問に「YES」「NO」で答えてみてください。全ての回答が終わった後、「YES」「NO」どちらが多いかチェックしてみましょう。深く考えずに直感で選んでみてくださいね。
①親と性格が合わない
②兄弟で差別された
③両親の仲が良くない
④親から暴力を振るわれたことがある
⑤親は過保護、過干渉だ
⑥親は人のせいにすることが多い
⑦親は人の悪口を言うことが多い
⑧親は何かに依存している
⑨親から褒められたことがない
⑩親らしいことをしてくれない
⑪親は完璧主義だ
⑫親は自分の考えを押し付けてくる
⑬他人と比較される
⑭親と一緒にいると落ち着かない
⑮親は自立を許してくれない
「YES」の数が10~15個
「YES」の数が10~15個のあなたは、親が嫌い度80%です。
あなたは親に対してかなりストレスを感じています。一緒に食事したり、出かけることも少ないでしょう。親が過干渉であったり、あなたに依存している可能性も高いです。やることなすこと口を出せれれば、自分を認めてくれないとも感じてしまいます。兄弟やまわりの人と比較されているのかもしれません。親はあなたに高い理想を持っているのでしょう。
親の態度をうまく受け流せないのであれば、受け取り方を変えてみるのもおすすめです。親があなたの行動に口を出すのは、心配や愛情からのこと。うるさく感じるかもしれませんが、笑顔で受け流すようにしましょう。笑顔で対応できれば、親も口出すことが減るかもしれません。
「YES」の数が5~10個
「YES」の数が5~10個のあなたは、親が嫌い度50%です。
あなたと親の関係は一般的なもの。基本的には仲が良いですが、自分のすることを否定されたり小言を言われたりするとうっとうしく感じるしょう。悪口や不平不満を言う親の態度を大人げないと感じるかもしれません。親が嫌になった時には、あなた自身が感情的になることもあります。
あなたの親も完璧ではありません。時には感情的になることもあります。一人の人間として認めれば、親への感情も変わっていきますよ。親の欠点をアドバイスするのもおすすめです。冷静に伝えれば、親もあなたの気持ちを理解してくれるでしょう。
「YES」の数が0~4個
「YES」の数が0~4個のあなたは、親が嫌い度20%です。
あなたは親とかなり仲が良いはず。たまにけんかもしますが、すぐに仲直りができます。親もあなたも、お互い信用し合っているのでしょう。あなた自身、親からの愛情を十分に理解しています。あなたも自分の親を愛し、尊敬しています。
あなたに愛情を注ぎ、認めてくれる親に感謝してください。子どものことを100%認められる親はなかなかいません。時にはあなたの行動に口出しすることもあるでしょう。しかし感情的になってはいけません。自分の気持ちを素直に伝えるようにしてくださいね。
親が嫌いになる原因
親が嫌いになるには、何かしらの原因があります。ここでは親が嫌いになる原因を解説していくので、自分に当てはまるものはないか確認してみてください。
兄弟間で差別される
兄弟によって態度が違う親を子どもは嫌いになります。身近な兄弟と比べられるのは、ダメージも大きいです。差別された子どもは、傷つくとともに親に憎しみを感じるでしょう。自己肯定感が低くなるため、大人になった後も自分に価値を感じられません。
虐待を受けていた
暴言や暴力など虐待を受けていると子どもは親を嫌いになります。弱い立場の子どもを虐待するのは、決して許されることではありまん、暴力や暴言以外にも、育児放棄も虐待になります。虐待は精神的にも肉体的にも深い傷を負うものです。虐待する親は世間的にも子どもにも親として認められません。
過干渉・過保護
過干渉や過保護なことも、子どもが親を嫌いになる原因です。自分の行動に対して干渉しすぎる親はうっとうしく感じます。自由に行動できないため、ストレスを抱えることも多いでしょう。過度に構われると自分を認めてくれていないとも感じます。過干渉や過保護な親は、子どもに依存していることも多いです。
厳しい
厳しすぎる親は子どもから嫌われます。子どもを甘やかしてもいけませんが、厳しすぎてもいけません。厳しい親に育てられた子供は、親の顔色を窺うようになります。失敗すれば劣等感を感じるでしょう。また、厳しすぎる親は子どもを褒めることも少ないです。頑張っても褒めてくれない親に、子どもは期待もしなくなります。
両親の仲が良くない
両親の仲が良くないのも、子どもが親を嫌いになる原因です。両親の仲が良くない家庭は、日常的にけんかが起こり雰囲気も悪くなります。仲が良いまわりの家庭と比べてしまい、自分の親が嫌いになってしまうでしょう。結婚に対して良いイメージも持たなくなります。
愛情を感じなかった
幼いころ親から愛情を感じなかった人は親を嫌いになります。仕事や家事で忙しかったのかもしれませんが、自分の相手を満足にしてくれなければ子どもは寂しさを感じるものです。相手をしてくれないことが増えれば孤独にもなり、親のことも嫌いになっていきます。子どもが一番初めに愛情を感じる相手は親なのです。
完璧主義
完璧主義の親は子どもに高い理想を押し付けます。結果が全てだと考えるため、子どもなりに努力をしても褒めてはくれません。目に見える成果を求める親に、良い結果を残せない子どもは恐怖心を感じるようになります。自分に自信を失うこともあるでしょう。自分の夢を押し付ける親に子どもは愛情を感じないのです。
悪口や愚痴ばかり聞かされる
悪口や愚痴ばかり聞かされるのは気分が良いことではありません、悪口や愚痴が多い親を嫌いな子どもは多いでしょう。毎日不平不満を聞いていれば、一緒にいるのも嫌になります。悪口や愚痴が多い人は物事をネガティブに考えることも多いです。ネガティブ思考の人はまわりの雰囲気を悪くしたり、気を遣わせたりしてしまいます。
自分の気持ちを尊重してくれない
自分の考えが正しいと思っている親は、自分の価値観を子どもに押し付けます。しかし考え方は一人一人違うもの。親子といえども、考え方や価値観は異なるのです。自分の考えを押し付ける親は、子どもの意見も尊重してくれないでしょう。子どもはいくつになっても親に自分の意見をくみ取ってほしいと感じています。
嫌いな親とうまく関わる方法
嫌いな親であっても縁を切るのは難しいこと。嫌いな親とは以下の方法でうまく関わるようにしましょう。
期待に応えようと思わない
子どもは無意識に、親の期待に応えようとしています。しかし期待に全て答えなくてもよいのです。厳しかったり完璧主義だったりする親は、子どもへの期待も高いです。全ての期待に応えようとすれば、息苦しさを感じてしまいます。親の願望は親のもの。あなたにはあなたの人生があります。自分の人生は自分で決めるようにしてくださいね。
一人の人間として接する
「親だから自分のことを理解してくれるはず」「親だから仲良くしないといけない」と思っていませんか?血が繋がっていたとしても、親とあなたは考え方も価値観も違います。親と性格や考え方が合わない人は、親を一人の人間としてみるようにしましょう。親に期待をするからストレスがたまり、嫌いになるのです。親を他人としてみられるようになれば、期待や思い込みも緩和します。人には合う人と合わない人がいるものです。
両親がけんかした時は場を離れる
両親がけんかする姿は見たくないですよね。両親がけんかをした時は、その場を離れるのがポイントです。両親のけんかの原因はあなたにはありません。両親には両親の問題があるのです。優しい性格であれば、けんかする両親に気を遣うこともあるでしょう。しかしあなたが気を遣ったところで両親の仲が良くなることは少ないです。ストレスを感じることからは離れるのが一番ですよ。
親に干渉させてあげてると思う
自分が親より大人になりましょう。過保護や過干渉の親であれば「干渉させてあげている」と思うようにしてください。過保護や過干渉の親は、言い返せば言い返すだけ必死になります。ある程度の干渉を許可すれば、満足をしてあなたへ構うことも減るかもしれませんよ。親とは逃げれば追ってくるものなのです。
一人暮らしを始める
一人暮らしをすれば、嫌いな親からも離れられます。物理的に距離を置けば、ストレスも緩和されるでしょう。親と離れることで客観的に親子関係をみられるようにもなります。お金がない人は一人暮らしのためのお金をためたり、情報を集めたりしてみてくださいね。
最後に:親は無理に好きにならなくてもいい
自分を産み、育ててくれた親が嫌いなことに罪悪感を感じる人も多くいます。しかし親が嫌いな自分を責める必要はありません。親が嫌いな人には、何か原因があるのです。親が嫌いになった原因を解決しなければ、自分を責めても関係は良くならないです。虐待を受けていれば、親を許すこともできないでしょう。弱い子どもを傷つける親は許さなくてもよいのです。親には親の、あなたにはあなたの人生があると思ってくださいね。
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