皆様は、天使にどのようなイメージを持っていますか?
神の使いとして宗教上にさまざまな説が残っていたり、スピリチュアルな世界によく登場する天使には、美しく親しみがあり、愛されているというイメージを持つ方も多いかと思われます。
ですが、天使のようなというイメージとは逆に、実は怖いという噂もあります。
今回は、天使の種類や名前の一覧、階級などについて紹介したいと思いますので、参考になさってみて下さい。
天使とは

天使(Angel)は、ギリシャ語のアンゲロス(Angelos)が由来で、伝来・使いの者という意味があります。
聖書には、神の御使い(みつかい)と記載されている場合もあり、天使とは、神と人間の間を仲介して恩恵や警告を与えたりする役割を持つ、目には見えない高次な存在といわれています。
天使は、霊的または超常現象的な存在であるとされていますが、神秘学やスピリチュアルな視点でも、一般的にも親しみがあり幸せをもたらすなどのイメージがあります。
また、一説では、神は人類よりも先に天使を創りだし、キリスト教が広まるのと同時に、さまざま神々を崇める宗教では、天使たちは神の支配下におかれたといわれています。
その後に神は人類を創りだそうとしましたが、天使たちは、人類は堕落しやすい生き物だからと反対の意見を申し立てたとされています。
天使の輪っか、天使の輪とは何なのか

天使の絵画やイラストでよく頭上に描かれる光の輪、これは一般的に「天使の輪(ヘイロー)」と呼ばれ、神聖さや栄光、智慧の象徴とされています。
この輪の起源は古代ギリシャやローマの太陽神信仰にまで遡るとも言われ、神々や英雄の頭上に輝く光輪として表現されていました。キリスト教美術においては、聖人や天使など、特に神聖な存在を表すために用いられるようになり、私たちがお馴染みの「天使の輪」のイメージが定着していきました。
必ずしも全ての天使に描かれるわけではなく、時代や文化、描く人によって表現は異なりますが、天使の神々しさを強調する美しいシンボルと言えるでしょう。
天使の羽、天使の翼とはどのようなものなのか
天使の最も特徴的な姿といえば、背中に生えた大きく美しい翼ではないでしょうか。この翼は、天と地を行き来するための移動手段であると同時に、霊的な力や守護、純粋さの象徴ともされています。
一般的には鳥のような羽で覆われた翼として描かれますが、その形状や枚数、色は天使の種類や階級、あるいは文化によって様々に表現されます。
例えば、セラフィムは六枚の翼を持つとされ、ケルビムは四枚の翼に多くの目を持つなど、聖書や伝承には多様な姿が記されています。
天使の翼は、彼らが天界の住人であり、私たち人間とは異なる高次の存在であることを示す重要な要素なのです。
天使の性別について
天使の性別については、古くから様々な議論があります。
伝統的なキリスト教神学では、天使は霊的な存在であり、人間のような肉体や性別を持たないと考えられてきました。
聖書においても、天使が男性として言及される箇所(例えば、ガブリエルが男性名で呼ばれるなど)はあるものの、それはあくまで人間が理解しやすい形での表現であり、本質的な性別を示すものではないと解釈されています。
しかし、美術作品や文学においては、天使が美しい男性や女性、あるいは中性的な姿で描かれることも多く、そのイメージは多様です。
これは、天使の持つ役割や性質(例えば、力強さや優しさ)を視覚的に表現しようとした結果とも言えるでしょう。
天使の特徴

天使の特徴は宗教によっても違いがあるといわれていますので、この項目では宗教別に紹介していきたいと思います。
①キリスト教の天使の特徴
キリスト教の天使は、基本的に神の言葉を人々に伝えるために訪れるメッセンジャー的な存在だといわれています。
また、天使がひとりひとりのそばに寄りそって、悪運や災厄などから守ったり、正しい方向へと導く守護天使という神聖な役割も持つとされています。
キリスト教の天使の中にはラッパを吹いて災いを呼び寄せたり、天使が悪魔と戦ったというヨハネの黙示録の記載も残されています。
また、天使は肉体を持たない霊的な存在だと認められていたため、もし肉体を持っていた場合は、中性的な存在になるのではないかという特徴があります。
②ユダヤ教の天使の特徴
ユダヤ教が、神と同様に天使の存在を強く認め、信仰の対象でもあるという考え方を広めたとされています。
ユダヤ教の天使は特異なほどに巨大という特徴があり、特に双子の天使であるサンダルフォンとメタトロンは、世界の半分に値するほどの、身体の大きさを持っていると伝えられています。
また、ユダヤ教の天使は、罪を犯したり、自らの指示に背いた天使を裁き処刑したりなど、残忍な一面も持つといわれています。
③イスラム教の天使の特徴
イスラム教の天使は神のそばにいてサポートをし、キリスト教の天使と同じく、神の言葉を人々に伝えるメッセンジャー的な役割をしたり、他にも、自ら死を司っているため、生物から魂を引き離したり、生前の善・悪の行いによって死者の裁きの記録をしたりと、さまざまな役割を持つといわれています。
イスラム教の終末の天使は空にまで届くほどの巨体を持っていて、終末の審判でラッパを吹くと世界に災いが訪れるとされています。
④仏教の天使の特徴
仏教の天使は、天部(てんぶ)や童子(どうじ)と呼ばれていて、神とされる菩薩や明王に仕える者と伝えられています。
また、仏教の天使はより人間に近い存在だといわれていますが、宗教の伝承は他の宗教と共通している部分が多い傾向にありますので、キリスト教でいう天使や精霊などの考え方を仏教の中に取り入れたのではないかとされています。
天使の仕事・役割

この項目では、天使の仕事・役割を6つ紹介したいと思います。
①亡くなった人をあの世に導く
天使の仕事・役割の1つめは、亡くなった人をあの世に導くことです。
- 人に死んだのだということを自覚させる
- 中絶や流産などで亡くなる胎児の魂を育てる
- あの世へ導く
このようなことも役割だといわれています。また、地上で戦争や災害などが起こり、多くの人たちが命を亡くしたときは、非常に忙しくなるとされています。
②地獄に堕ちた魂を救う
天使の仕事・役割の2つめは、地獄に堕ちた魂を救うことです。
地獄へ赴くという仕事はとても大変であるため、地獄に天使の根拠地を作って活動をし、羽に傷を負いながら魂を救っている天使たちもいるといわれています。
また、マザー・テレサもこの活動を行っている1人とされています。
③障害を持って生まれてくる
天使の仕事・役割の3つめは、障害を持って生まれてくることです。
自ら障害を持って生まれてきて、多くの人たちに希望と勇気を与える天使たちもいるといわれています。
アスペルガー症候群と診断される子供たちの中には、ヘレン・ケラーや画家の山下清などのように、光の天使の性格を持つ子供も多いとされています。
④人にひらめきを与える
天使の仕事・役割の4つめは、人にひらめきを与えることです。
天使は人間に対して、幸運な時期や運命の相手を教えたり、起業家や経営者、画家やデザイナーなどには、専門的なアイデアをひらめきとして与えるといわれています。
⑤願いに導く
天使の仕事・役割の5つめは、願いに導くことです。
自分から願いを届けない限り、天使はサポートをすることができないとされています。
叶えたい願いごとがあったり、悩みがあったり、苦しいときには、自分から天使に助けを求めてみることが大切です。
⑥リーダーシップを発揮する
天使の仕事・役割の6つめは、リーダーシップを発揮することです。
人間として生まれてきた天使は、さまざまな分野のリーダーとなって多くの人たちを幸福に導こうとする傾向にあります。
しかし、大きな使命を持った天使には試練が訪れる可能性も高く、ジャンヌ・ダルクや西郷隆盛、坂本龍馬などのように、自分の信じた道を成し遂げた結果、迫害に遭ったり殺害されたりと早くに生涯を終える人もいるとされています。
守護天使(ガーディアンエンジェル)について

私たち一人ひとりには、生まれてから死ぬまで、そしてその後も寄り添い、見守り、導いてくれる特別な天使がいると言われています。それが「守護天使(ガーディアンエンジェル)」です。
守護天使は、私たちが困難に直面したときに励ましを与え、正しい道へと導き、危険から守ってくれる個人的なガイドであり、最も身近な天使の存在と言えるでしょう。彼らは、私たちが神からの愛と恵みを受け取り、魂の成長を遂げるのを助けるために存在しています。
守護天使は、常に私たちのそばにいて、ささやきや直感、夢などを通じてメッセージを送ってくれているとされています。彼らのサポートを感じるためには、心を静かにして意識を向け、感謝の気持ちを持つことが大切です。
守護天使についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
天使は実は怖い?

実際に天使は怖いのかどうか、真逆の存在である悪魔と比べてみたいと思います。
悪魔は誰に対しても平等であり、人が魂を売れば正しくない行動にも力を貸してくれ、魂という報酬を受け取っていますので見捨てたりすることはないといわれています。
天使は神を信じて正しい行いをする人の味方をしますが、神に背く人のことは厳しく見捨てたりすることもあるといわれています。
見かたを変えてみると、天使よりも悪魔の方が人情味があるともいえます。
ただ、天使も願いを叶えてくれたり、良い方向に向かうことができるようにサポートをしてくれますので、一概に怖いとはいえない存在かと思われます。
天使が怖いことがわかるエピソード
天使が持つ「怖さ」は、単に恐ろしい形相をしているという意味だけではありません。
神の絶対的な力と正義を代行する存在であるがゆえの、人間には計り知れない厳しさや、抗うことのできない運命を突きつける存在としての恐ろしさです。
聖書には、神の命令に従い、容赦なく裁きを実行する天使たちの姿が描かれたエピソードがいくつも存在します。
聖書の天使が怖い話
火と硫黄の裁き:ソドムとゴモラの滅亡(創世記)
罪深い都市ソドムとゴモラ。神は二人の天使を遣わし、義人ロト一家を救い出します。しかし天使たちは「決して振り返るな」と厳命。彼らが去った後、天から硫黄と火が降り注ぎ、町は焼き尽くされました。振り返ったロトの妻は塩の柱に。ここでの天使は、救いの手と同時に、神の裁きを冷徹に実行する存在です。その容赦ない姿は、慈悲とは程遠い恐怖を感じさせます。
鳴り響く死の足音:エジプトでの災い(出エジプト記)
エジプトの圧政に対し、神は「滅ぼす者」(天使)を遣わし、最大の災い「初子の死」をもたらします。イスラエル人の家には子羊の血で印が付けられましたが、それ以外の家の全ての初子は、王の子から家畜に至るまで打ち殺されました。エジプト中に響く絶望の叫び。神の命令を寸分違わず実行する天使の姿は、恐ろしい執行者そのものです。無慈悲な死の光景は、天使のイメージを覆します。
王の罪と民の苦しみ:ダビデ王の人口調査と疫病(サムエル記下、歴代誌上)
偉大なダビデ王も神の怒りを買いました。禁じられた人口調査の結果、神は罰として天使を遣わし、イスラエルに疫病を蔓延させます。わずか三日で七万人が命を落とし、ダビデは抜き身の剣をエルサレムに振りかざす天使の姿を見たとされます。王の罪が招いたとはいえ、民に降りかかる災いと、それを実行する天使の姿は、まさに「破壊の天使」と呼ぶにふさわしい恐ろしさです。
世界の終末を告げるラッパ:ヨハネの黙示録
新約聖書のヨハネの黙示録では、七人の天使が次々とラッパを吹き鳴らし、世界の終末を告げます。最初のラッパで地の三分の一が焼かれ、次のラッパで海の三分の一が血に変わるなど、想像を絶する規模の災厄が連鎖します。これらは神の裁きですが、宇宙的な破壊を冷厳に実行する天使の姿は、畏怖とともに圧倒的な恐怖を呼び起こします。優しいイメージとはかけ離れた、終末の執行者です。
天使の見た目が怖い理由

一般的に天使は美しい姿で想像されますが、聖書に記述される一部の天使、特に上位の天使たちは人間的な姿とはかけ離れた異形の存在として描かれることがあります。
例えば、セラフィムは六枚の翼と多くの目を持ち、体は炎に包まれているとされ、ケルビムは四つの顔(人間、獅子、牛、鷲)と四枚の翼を持つとされています。
また、座天使(スローンズ)は「燃える車輪」として描写されることもあります。
これらの姿は、神の神聖さや超越性を象徴するものですが、現代の私たちの感覚からすると、畏敬の念を通り越して恐怖を感じさせるかもしれません。
怖い絵「ソドムの天使」について
「ソドムの天使」という特定の絵画作品は多数存在し、その多くは旧約聖書・創世記に描かれたソドムとゴモラの滅亡の場面を主題としています。
これらの絵画では、天使はしばしば厳格で、時には冷酷とも取れる表情や態度で描かれます。
例えば、ギュスターヴ・ドレなどの作品では、燃え盛るソドムの街を背景に、ロトとその家族を避難させる天使たちが描かれていますが、その表情は厳しく、神の裁きの冷徹さを物語っています。
美しい姿でありながらも、その眼差しや態度からは、人間の罪に対する神の怒りを代行する存在としての恐ろしさが感じられます。
上位の天使が怖いと言われる理由
天使のヒエラルキー(階級)において、セラフィム、ケルビム、スローンズといった上位三隊の天使は、神に最も近い存在であり、その力も計り知れません。彼らは神の意思を直接受けて行動し、宇宙の秩序や神の威光を守る役割を担っています。
そのため、彼らが本気で力を行使する際は、人間にとってはまさに天変地異のような、抗いようのない恐ろしい現象として現れることがあります。
また、前述の通り、その姿も人間の理解を超える異形として描かれることがあり、神聖さと共に近寄りがたい畏怖の念を抱かせる要因となっています。
天使の種類

天使の種類にはさまざまな説がありますが、大天使は7人といわれており、7大天使と呼ばれています。
中でも、キリスト教とユダヤ教の両方で大天使とされている、
- ミカエル
- ガブリエル
- ラファエル
- ウリエル
上記は、特権階級の4大天使となります。
4大天使は、4大元素(風・火・水・土)を示しており、他の階級に属する天使たちの指導をしたり、神の指令を受けて行動したりする役割を持っています。
4大天使以外の3天使については、宗教などでも意見が分かれており、
- ラグエル
- ラミエル
- レミエル
- サリエル
- メタトロン
- サンダルフォン
- カマエル
- ハニエル
- サラカエル
などの名前が挙げられています。
また、男性的なエネルギーを持つ(ミカエル・ウリエルが代表的)と、女性的なエネルギーを持つ(ハニエル・ジョフィエル・ガブリエルなど)天使たちもいます。
天使の種類・階級
熾天使(してんし)
メソポタミア神話が起源。高次なエネルギーを持った最高位の天使で、4つの顔と6枚の翼を持つといわれています。
智天使(ちてんし)
神のそばで、宇宙全体の神聖さを放出させる役割を持っています。アダムとイブが去った後のエデンの管理もしています。
座天使(ざてんし)
平和と従順さが特徴であり、神の戦車としての役割を持ち、複数の目と炎に包まれた車輪の姿をしているとされています。
主天使(しゅてんし)
下位に属する天使の統括をしたりする見張り役の役割を持っています。
力天使(りきてんし)
キリストが天に召されたときに同行した天使です。奇跡を起こしたり、勇気や恩恵を与える役割を持っています。
能天使(のうてんし)
悪魔と接することが多いため、堕天する天使も多いとされています。
権天使(けんてんし)
威厳ある力で、人間の権力者を悪魔の誘いから守る役割を持っています。
大天使(だいてんし)
神と人間の連絡役を務めたり、能天使とともに悪魔と戦うこともあります。
天使(てんし)
人間に最も近い天使で、神の言葉を人々に伝える役割を持っています。人間を見守るとともに罰することもあります。
また、
- 上位三隊(父)
- 中位三隊(子)
- 下位三隊(聖霊)
というように階級が三段階に分かれますが、次の項目で詳しく紹介していきたいと思います。
上位三隊(上級天使)

上位三隊の上級天使は、神と直に接することができる存在であり、神のお告げを中位三隊に属する天使に伝えるという役割を持つといわれています。
セラフィム(熾天使)

セラフィム(Seraphim)は最上とされている天使階級であり、神に最も近い存在、神の次に聖なる存在とされています。
熾天使には燃える天使という意味が含まれていますので、全身を炎に包まれている姿で描かれることが多い傾向にあります。
セラフィムは6枚の翼を持ち、2枚で天を駆り4枚で顔と足を隠している姿が特徴の1つといわれていますが、悪魔の王となったルシファーも元々はセラフィムであり、他の天使たちよりも美しく12枚の翼を持っていと伝えられています。
また、4大天使(ミカエル・ラファエル・ガブリエル・ウリエル)の階級はセラフィムとなります。
ケルビム(智天使)

ケルビム(Cherubim)は天使階級で2番目に高い天使であり、エデンの園で禁断の果実を食してしまったアダムとイブを追放させた後に、エデンの園の管理をする役割を持つようになったといわれています。
ケルビムは、人間・ライオン(獅子)・牛・鷲の異なる4つの顔と4枚の翼という特徴的な姿をしており、メソポタミア・古代エジプト文明の元となったアッシリアに伝承されている人面獣の守護者のモデルになったとされています。
また、サムエル記などでは、ケルビムは4枚の翼で空を速く飛ぶことができるため、神を運ぶ乗り物としての役割を持っていたとも伝えられています。
スローンズ(座天使)

天使階級で3番目に高いスローンズ(Thrones)は、物理的な肉体を持つ天使の中では最上位の存在であるとされています。
座天使には玉座や車輪という意味が含まれているため、スローンズの姿は複数の目を持つ燃えさかる車輪の姿として描かれることが多い傾向にあり、聖戦では戦車となり神を乗せるという役割を持つとされています。
また、大天使ラファエルは、スローンズの指揮官であったといわれています。
中位三隊(中級天使)

中位三隊は、上位三隊から受けた神のお告げを下位三隊に属する天使に伝えていくという役割を持つといわれています。
主天使・ドミニオン

天使階級で4番目に高い主天使・ドミニオン(Dominion)は、天使が神に背くことをしないか、堕落してしまわないかなど、下位の天使たちを厳しく監視する役割を持つといわれていますので、絵画などでは手に笏(しゃく)を持った姿で描かれることが多い傾向にあります。
主天使には統治や支配などの意味が含まれていますので、神の意向に従って神の尊厳を伝えるために人間界へ訪れることが多いため、人間との関わりがある天使だとされています。
また、最後の審判によって裁かれた人類を滅亡させるために訪れる天使とヨハネ文字録には記載されています。
力天使・ヴァーチュース

力天使・ヴァーチュース(Virtues)は天使階級で5番目に高く、奇跡を起こす力を持つとされています。
力天使は自然の法則を操ることができるといわれていますので、人間界で奇跡と呼ばれることが起こるのは力天使の力によるものとされています。
また、イエス・キリストが処刑されて天に召されるときに付き添ったのも、アダムとイブの息子であるカインが生まれたときに見守り役を務めたのも、力天使だといわれています。
能天使・エクスシア

能天使・エクスシアは天使階級の6番目に高く、英語圏ではパワー(Powers)とも呼ばれており、人々を導く存在であるといわれています。
神の意向で悪魔と戦って滅ぼし、天界を守るという役割を持つため、手に剣を持った姿で描かれていることが多い傾向にあります。
役割から悪魔と接触する機会が多くなるため、堕天してしまう天使も多いとされています。
実際に熾天使のルシファーが堕天してしまったとき、ルシファーとともに堕天して悪魔となった天使たちが最も多かったと伝えられています。
下位三隊(下級天使)

下位三隊は、上位・中位三隊から受け取った神のお告げを人間に伝えるという役目がありますので、人間に一番近い存在だといわれています。
権天使・アルケー

天使階級の7番目に属している権天使・アルケーは、キリスト教ではプリンシパリティ(Principalities)と呼ばれることもあります。
権天使の権は権力の象徴とされているため、王様のような冠と笏を持った姿で描かれることが特徴の1つであり、人間界に訪れて国家指導者や統治者などの権力者を悪魔の誘いから守るという役割を持つといわれています。
直接干渉をすることはないとされていますが、他国を侵略するときに統治に力を貸す場合もあります。
大天使・アークエンジェル

大天使・アークエンジェル(Archangels)は、天使階級の8番目に属し、数万あるいは数億もいるといわれている天使たちの中でも優れた能力を持つといわれています。
神から信頼が厚いため、さまざまな分野における神からのお告げを人間に伝えるメッセンジャーとしての役割を務めるとされています。
また、悪魔の王であるサタンと戦った大天使ミカエルや、聖母マリアにキリストの受胎を知らせにきた大天使ガブリエルがいる階級でもあります。
天使・エンジェル

天使・エンジェル(Angels)は、守護天使とも呼ばれており、普段から人間のそばにいて災厄や悪運から守ってくれるとされています。
ただ、人間の行いによっては、神の意向に従って間接的に罰を与えることもあるといわれています。
大天使の種類(七大天使)

七大天使は、数万あるいは数億もいるといわれている天使たちを束ねる役割を持ちながらも、人間にとっては最も身近な存在でもあります。
この項目では、七大天使の種類を紹介していきたいと思います。
大天使ミカエル
大天使ミカエル(Michael)には、神に似た存在・慈悲の天使・正義の天使などの意味があり、さまざまな天使の頂点に立つ天軍の総帥・最高司令官・天使長とも呼ばれています。
神が最初に誕生させた戦士といわれていることから、甲冑(かっちゅう)を身にまとい剣を手にした戦士の姿で現れるのが特徴とされていて、双子で悪魔の王であるサタンと戦い勝利を収めたとも伝えられています。
また、大天使ミカエルは、ギリシャ神話の女神ジャスティス(正義)の影響を強く受けた審判者としての役割も持っており、亡くなった者の魂が天国・地獄のどちらに行くのが相応しいかを判断するといわれています。
- 階級:熾天使・力天使・大天使、 各宗教において最も偉大な天使の1人
- 守護と役割:全てのものの守護・エネルギーの浄化・勇気を与える・正義・愛情
- カラー:ロイヤルブルー
- 惑星:太陽/獅子座
- チャクラ:第5チャクラ(のど)
大天使ミカエルについては、https://lani.co.jp/spiritual-59675 こちらのサイトでも詳しく紹介しておりますので、参考になさってみて下さい。
大天使ガブリエル
神の力や神の人という意味の名前を持つ大天使カブリエル(Gabriel)は、神の言葉を人間に伝えるメッセンジャーとしての役目を持った大天使であり、作家やジャーナリストなど何かを伝える職業の人にひらめきを与えてくれるとされています。
大天使ガブリエルはイエス・キリストの洗礼者であるヨハネの誕生を告げたり、聖母マリアに受胎告知をした天使としても知られていますので、妊娠・出産・子育てなど、女性や子供に関わる問題を解決に導くサポートをしてくれたり、勇気を与えてくれるといわれています。
その反面、復活・復讐・死・沈黙・心理の天使といった称号も持っているため、最後の審判ではラッパを吹き鳴らして死者を甦らせるなど死に関わる役割も務めています。
また、イスラム教で大天使ガブリエルは最高位の天使とされており、1600枚の翼と両目のあいだに太陽が埋め込まれた姿であると伝えられています。
- 階級:熾天使・智天使・大天使
- 守護と役割:メッセンジャー・コミュニケーション・妊娠・出産・インナーチャイルドの癒し・リーダーシップ
- カラー:銅色・オレンジ色・白
- 惑星:月/蟹座
- チャクラ:第2チャクラ(性・創造)
大天使ガブリエルについては、https://lani.co.jp/spiritual-54169 こちらのサイトでも詳しく紹介しておりますので、参考になさってみて下さい。
大天使ラファエル
大天使ラファエル(Raphael)は、治癒を司る天界の医者・ヒーラーと呼ばれていますので、怪我や病気をした人や、中毒・依存症の治癒をしたり、魂や精神を癒すことができるといわれています。
エメラルドグリーンの光を放っている大天使ラファエルが存在する空間は、ストレスや邪悪なエネルギーが浄化されると伝えられています。
他にも、医者・看護師・ヒーラーなど人を癒す職業に就いている人の秘めた能力を開花させたり、旅人を災いから守ってくれるとトビト記に記載されてもいます。
- 階級:座天使・力天使・大天使
- 守護と役割:癒し・医療・健康・旅行・能力の開花
- カラー:エメラルドグリーン
- 惑星:水星・木星/ふたご座・おとめ座
- チャクラ:第4チャクラ(ハート)・第6チャクラ(サードアイ)
大天使ウリエル
大天使ウリエル(Uriel)は、神の炎や神の光という意味を持ち、天体の天使・太陽の統率者とも呼ばれており、気象や自然現象を管理する役割を持つとされています。
ノアの大洪水を予言し、方舟の創り方を教えてくれたのも大天使ウリエルであるという伝承があるため、地球上で発生する嵐や地震などの災害から人間を守ってくれるといわれています。
また、大天使ウリエルは抜群に知性が高いといわれているため、書物を携えた姿で描かれているのが特徴であり、学者・研究者・芸術家など、知的分野に就いている人にひらめきや想像力をもたらしたり、錬金術を指導したりするとされています。
- 階級:熾天使・智天使・大天使、エデンの園の門の守護天使
- 守護と役割:平和・自然現象・希望を与える・問題を解決する・直感
- カラー:黄色
- 惑星:天王星/みずがめ座
- チャクラ:第3チャクラ(太陽神経)
大天使アリエル

大天使アリエル(Ariel)は神の獅子という意味を持ち、地球上の自然や自然界に存在する生き物を守るという役割を務めているとされています。
そのため、環境保全やボランティア活動を行なっている人たちには、大天使アリエルが守護天使としてそばにいることが多い傾向にあります。
また、大天使アリエルは神の魔法と呼ばれることもあり、望むものを実現化させてくれるパワーを持っているといわれています。
- 階級:智天使・大天使
- 守護と役割:動物の守護・自然環境を守る・実現化
- カラー:淡いピンク色
- 惑星:天王星、海王星/牡羊座
- チャクラ:第4チャクラ(ハート)
大天使アズラーイール

大天使アズラーイール(Azrael)には神が助ける者という意味があり、死を迎えた人間の魂があの世の世界に馴染んでいく過程で味わう、悲しみ・つらさ・喪失感などを和らげたり、大切な人を亡くした人たちを癒すといわれています。
死の天使とも呼ばれているため、人々の感情に飲み込まれないようにするためのアドバイスを与えたり、牧師や司祭を守ったりするとされています。
大天使アズラーイールが手にしている書物の中には、すべての人間の名前が記載されており、死を迎えると名前が削除されることになるといういい伝えがあります。
逆に、土を集めて人を作るようにと神が天使たちに命じたときに、大天使アズラーイールだけがアダムを作ることができたため、誕生を司るともいわれています。
- 階級:主天使・大天使
- 守護と役割:人間の誕生と死を司る・魂の管理・喪失感を和らげる
- カラー:乳白色
- 惑星:冥王星/さそり座・やぎ座
- チャクラ:第1チャクラ(ルート)、第2チャクラ(性・創造)
大天使カマエル
大天使カマエル(Chamael)は、12000を超える能天使の軍隊を束ねる指揮官としての役目と、天界の門番としての役目を努めているため、敵対してくるすべてのものに攻撃をしかけるという激しい性格が特徴です。
闘いの天使と呼ばれている大天使カマエルは、鎧や長剣を身につけた姿や、赤い豹のような姿で描かれることが多い傾向にあります。
また、大天使カマエルは神を見る者や神を瞳に映す者という意味も持ち合わせており、平和のシンボルであるハトと描かれることもあります。
そのため、宇宙や地球規模から人々まで幅広い層の平和を願い、不満や不安を取り除き、穏やかで平和な日常を送れるように働きかけてくれているとされています。
- 階級:熾天使・能天使・大天使
- 守護と役割:平和・人生や仕事などの見通しを立てる・ソウルメイトを見つける
- カラー:ピンク色・淡いグリーン
- 惑星:火星、金星/牡牛座・蠍座
- チャクラ:第4チャクラ(ハート)
堕天使とは

堕天使とは、かつては神に仕える天使であったものが、何らかの理由で天界から追放され、堕落した存在を指します。
最も有名なのは、神に対して反逆を企てたとされるルシファー(サタンと同一視されることも多い)ですが、彼に追随して多くの天使が共に堕天したと言われています。
堕天の理由は、傲慢さ、嫉妬、自由意志の誤った行使など様々に語られますが、共通しているのは、神の秩序に背いた結果であるということです。
堕天使は、悪魔や邪悪な霊の長とされることもあり、人間を誘惑し、堕落させようとすると考えられています。
しかし、元々は高位の天使であったため、強大な力と知恵を持つ恐ろしい存在として描かれることが多いです。彼らの物語は、善と悪、光と闇という普遍的なテーマを象徴しているとも言えるでしょう。
堕天使の種類
堕天使の中には、特に名高く、様々な物語や伝承に登場する存在がいます。
彼らは元々高い位階にいた天使であったとも言われ、それぞれが特異な能力や役割を持つとされています。
ベルゼブブ
ベルゼブブは、「蝿の王」として知られる強力な堕天使(悪魔)の一人です。元々はカナン地方で崇拝されていた神バアル・ゼブルが、後に悪魔学に取り入れられ、地獄の君主の一人とされるようになりました。
新約聖書にもその名が見られ、イエスが悪霊を追い出す際に、ベルゼブブの力によるものだと非難される場面があります。
彼はしばしば、疫病や不潔、そして偶像崇拝を司るとされ、サタンに次ぐ地位を持つとも言われる恐ろしい存在です。その姿は巨大な蝿として描かれることもあります。
アザゼル
アザゼルは、ユダヤ教の伝承や偽典『エノク書』などに登場する堕天使です。
伝承によれば、アザゼルは人間に禁じられた知識(武器の製造、化粧、呪術など)を教えたために神の怒りを買い、荒野に追放されたとされています。
また、旧約聖書の贖罪の儀式(スケープゴート)において、人々の罪を負わせて荒野に放たれる山羊はアザゼルのためのものとされ、罪や穢れを象徴する存在とも考えられています。
彼は人間に知識を与えた一方で、それが結果として堕落を招いたとも解釈される複雑な堕天使です。
ルシファーとサタン
ルシファーは「光をもたらす者」という意味を持ち、元々は最も美しく、最も高位の天使の一人であったと言われています。
しかし、その美しさと力ゆえに傲慢になり、神に反逆を企てた結果、天界から追放され堕天使となったとされています。
このルシファーが、後に悪の化身、神の敵対者であるサタンと同一視されるようになりました。
「サタン」はヘブライ語で「敵対する者」「告発者」を意味し、人間を誘惑し、神から引き離そうとする存在として聖書に登場します。多くの堕天使を率いる長として、最も有名な堕天使と言えるでしょう。
天使と日本の関係

天使は神の使いや精霊であり、最高位の神という存在の下に数多くの天使たちが使いとして属していると聖書に記載されています。
この構図を日本にあてはめたのが、八百万の神(やおよろずのかみ)となります。
日本は絶対神の国ではありませんが、イザナギ・イザナミから誕生した天照大御神という最高神がおり、天照大御神の下に天使の階級と同じく、階級の高い有名な神、中位・下位階級の神、そして名前も役割も知られていないような数多くの神々が存在しています。
大天使の位置を日本でいうと、不動明王が大天使ミカエルに、薬師如来が大天使ラファエルにあたるといわれているように、有名な神社に祀られている神になるとされています。
参拝をすることで神はご加護やご利益を施してくれますが、天使も同じく、天使の存在を信じて祈るとサポートをしてくれたり見守ってくれたりします。
八百万の神(やおよろずのかみ)の一部を紹介しますと、
- 天照大御神(最高神)
- 伊邪那岐神(日本の国土を固めた最重要の神)/伊邪那美神(イザナギとともに多くの神を生み出す)
- 月読命(月の神)/大国主神(出雲大社のご祭神)
- 天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神(万物の根源を示すといわれる三柱)
- 表筒男命・中筒男命・底筒男命(水の神)
- 宇迦之御魂神(五穀豊穣・商売繁盛の神)/木花之佐久夜毘売(富士山に祀られた美神)
- 大山津見神(山の神)/大山咋神(要地を守る守護神)
などがいらっしゃいます。
海の神や山の神など自然界や自然現象を司る・商売繁盛や金運・人間関係の神々などが存在し、その数と種類の多さから八百万の神といわれています。
天使の梯子のスピリチュアルな意味

「天使の梯子」とは、雲の切れ間から太陽の光が地上に筋となって降り注ぐ現象のことで、まるで天から梯子が下ろされているように見えることからその名が付きました。
スピリチュアルな観点では、この天使の梯子は天と地を繋ぐ神聖な通路、あるいは天使たちが地上に降りてくる道とされ、幸運の訪れや神からのメッセージ、インスピレーションの象徴と考えられています。
この美しい現象を目にした時は、天使があなたを見守り、サポートしてくれているサインかもしれません。
悩みがある時には解決への道筋が示されたり、新しいアイデアや希望がもたらされたりするとも言われています。心を落ち着けて、その光が持つポジティブなエネルギーを感じてみましょう。
天使の梯子について、さらに深く知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
天使の夢を見るスピリチュアルな意味

夢の中に天使が現れるのは、非常にスピリチュアルなメッセージが込められていると言われています。
一般的に、天使の夢は幸運の訪れ、導き、保護、あるいは内面的な成長や気づきを象徴することが多いです。
夢の中の天使の様子や行動、あなた自身が感じた感情によって、その解釈は様々です。
例えば、優しい天使は守られている感覚や安心感を示し、何かを告げる天使は重要なメッセージや警告を伝えている可能性があります。
また、戦う天使はあなたが困難に立ち向かう勇気を持つべきことを示唆しているかもしれません。天使の夢を見たら、その内容をよく覚えておき、自分自身の状況と照らし合わせてメッセージを読み解いてみましょう。
天使の夢のスピリチュアルな意味について、もっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事が参考になるでしょう。
天使の生まれ変わりとは

スピリチュアルな世界では、私たちの中には「天使の生まれ変わり」として、あるいは前世が天使であったという魂を持つ人がいると言われています。
これらの人々は、地上に愛や光、癒しをもたらすという特別な使命感を持って生まれてくるとされ、他者への深い共感や奉仕の精神に溢れていることが多いようです。
彼らのオーラは、白やピンク、パステルカラー、虹色など、非常に明るく清らかな色をしていることがあり、そのオーラは暖かく優しいエネルギーを放ち、浄化力に優れ、まるで天使の羽のように感じられることもあると言われます。
天使の生まれ変わりである人々は、強い使命感を持ち、人々を助け、導き、癒すことに自然と喜びを感じる傾向があります。
困難な状況にある人々や社会全体に対して、無条件の愛と奉仕の精神で貢献しようとします。
もしあなたが、強い共感力や奉仕の心、そして何か大きな目的のために生かされているという感覚を持つなら、天使の魂を受け継いでいるのかもしれません。
天使の生まれ変わりやオーラについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
天使みたいな人の特徴

あなたの周りにも、「あの人はまるで天使みたいだ」と感じる人はいませんか?そのような人々は、共通していくつかの特徴を持っているようです。
それは単に外見が美しいということだけでなく、内面から溢れ出るような特別な雰囲気を持っています。
- 優しさと思いやり
- 純粋で澄んだ心
- 穏やかで平和な雰囲気
- 人を引き付ける魅力がある
- 助けを必要としている人に手を差し伸べる
「天使みたいな人」と評される人々は、見返りを求めることなく、自然に他者に優しく接し、深い思いやりを示すことができます。
その心は純粋で、まるで澄んだ水のように清らかです。
彼らがいるだけで、その場の空気が和み、穏やかで平和な雰囲気に包まれるでしょう。
また、不思議と人を引き付ける魅力を持ち、多くの人から慕われます。そして何よりも、困っている人や助けを必要としている人を見過ごすことができず、ためらうことなく手を差し伸べる勇気と行動力を持っています。
このような特徴を持つ人は、まさに地上の天使として、周囲に愛と光を振りまいているのかもしれませんね。
天使みたいな人の特徴やスピリチュアルな意味について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
天使とつながるや恩恵を受ける方法について

天使の存在を信じ、彼らからのサポートや恩恵を受け取りたいと願うなら、いくつかの方法があります。
特別な能力が必要なわけではなく、日々の心がけや意識の向け方で、天使との繋がりを深めることができると言われています。
天使の存在を信じる、意識を向けるようにする
まず最も大切なのは、天使の存在を心から信じ、意識を向けることです。
天使は、私たちが助けを求めたり、存在を認めたりすることで、より積極的に関わってくれると言われています。
日々の生活の中で、「天使が見守ってくれているかもしれない」と意識するだけでも、彼らとのチャンネルが開かれやすくなります。
疑いや否定の気持ちは、その繋がりを妨げてしまうかもしれません。純粋な心で、天使のサポートを信じてみましょう。
瞑想や深呼吸など心を鎮める時間をもつ
忙しい日常の中で、心を静め、リラックスする時間を持つことは、天使からのメッセージを受け取るために非常に重要です。
瞑想や深呼吸は、思考のノイズを減らし、直感や内なる声に気づきやすくしてくれます。
静かな場所を選び、ゆったりとした服装で、数分間でも良いので目を閉じて呼吸に集中してみましょう。
心が落ち着くと、天使が送ってくれているサインやインスピレーションを感じ取りやすくなるでしょう。
アロマを焚いたり、ヒーリング音楽を聴いたりするのも効果的です。
天使と対話する・呼びかける

天使は、私たちが積極的に話しかけたり、助けを求めたりすることを待っていると言われています。
心の中で、あるいは声に出して、あなたの願いや悩み、感謝の気持ちを伝えてみましょう。
特定の天使の名前(例えば、守護や勇気が必要なら大天使ミカエル、癒しが必要なら大天使ラファエルなど)を呼んで、具体的なサポートをお願いすることもできます。
「天使たち、どうか私を導いてください」「今日のこの課題を乗り越える力を与えてください」といった形で、素直な気持ちを伝えてみましょう。
直感を信じる
ふとした瞬間に浮かぶひらめきやアイデア、あるいは何となく感じる「こうした方が良い」という感覚は、天使からのメッセージである可能性があります。
これはエンジェルサインとも呼ばれ、私たちを正しい道へ導くためのサインかもしれません。
日常生活の中で、自分の直感を大切にし、それに従ってみる勇気を持ちましょう。
最初は小さなことかもしれませんが、直感を信じて行動することで、天使からのさらなる導きを受け取りやすくなると言われています。
感謝の心を持つ
日々の小さなことにも感謝の気持ちを持つことは、天使との繋がりを強める上で非常に大切です。
天使は、私たちがポジティブなエネルギーを発している時に、より近づきやすいと言われています。
今日あった良いこと、助けられたこと、美しいと感じたものなど、どんな些細なことでも感謝の対象になります。
「ありがとう」という言葉を心の中で繰り返すだけでも、あなたの波動が高まり、天使からの恵みを受け取りやすくなるでしょう。
天使に関連するアイテムを持つ

天使の絵や置物、天使の羽モチーフのアクセサリーなどを身につけたり、部屋に飾ったりすることも、天使の存在を意識し、繋がりを深める助けになります。
これらのアイテムは、天使のエネルギーを呼び込むアンテナのような役割を果たすとも言われています。
また、エンジェライトやセレナイト、ローズクォーツといった、天使と関連付けられるパワーストーンを持つことも、心を落ち着かせ、天使とのコミュニケーションをサポートしてくれるでしょう。
お守りのように大切にすることで、安心感も得られます。
天使からの導きやサインを受け取る準備をする
天使は様々な方法で私たちにメッセージを送ってくると言われています。それは夢の中での啓示であったり、偶然目にした言葉や数字(エンジェルナンバー)、あるいは人との出会いや会話の中に隠されているかもしれません。
大切なのは、心を開いて「天使からのサインかもしれない」と気づく意識を持つことです。
日々の出来事に対して少し注意深くなるだけで、これまで見過ごしていたかもしれない天使からの導きやヒントを受け取ることができるようになるでしょう。
天使からのサポートを待つ忍耐力
天使に助けを求めても、すぐに具体的な変化や結果が現れないこともあります。
しかし、それは天使があなたのことを見放したわけではありません。天使のサポートは、私たちにとって最善のタイミングで、最善の形で現れると言われています。
焦らず、信頼して待つ忍耐力も大切です。
祈りや願いが届いていることを信じ、日々の生活を前向きに送りましょう。ふとした瞬間に、思いがけない形でサポートがやってくるかもしれません。
天使の種類に関するよくある質問
天使について調べていると、様々な疑問が浮かんできますよね。ここでは、天使の種類に関するよくある質問とその答えをいくつかご紹介します。
- Q天使の名前に含まれている「エル」はどのような意味があるの?
- A
天使の名前にしばしば見られる「エル(-el)」という接尾辞は、ヘブライ語で「神」を意味する言葉です。
例えば、ミカエル(Michael)は「神に似た者」、ガブリエル(Gabriel)は「神は私の強さ」、ラファエル(Raphael)は「神は癒される」といった意味を持ちます。
このように、名前に「エル」が含まれる天使は、その名前自体が神との深いつながりや、神から与えられた特定の役割や性質を示していると考えられています。
天使たちが神の力を背景に持ち、神の意志を代行する存在であることを象徴していると言えるでしょう。
- Q天使と妖精の違いとは
- A
天使と妖精は、どちらも目に見えない霊的な存在として語られることがありますが、その起源や性質には明確な違いがあります。
天使は主にユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの一神教の伝統の中で語られ、神の使いであり、神聖な階級を持つとされています。
彼らの役割は、神のメッセージを伝えたり、人間を守護したり、神の計画を実行したりすることです。
一方、妖精は主にヨーロッパの民間伝承や神話に登場する自然霊や精霊の一種です。彼らは特定の宗教体系に属するわけではなく、森や泉、丘など自然界と深く結びついています。
気まぐれで、人間にいたずらをすることもあれば、恩恵をもたらすこともある、より土着的で多様な存在と言えるでしょう。
まとめ

今回は、天使の種類や名前の一覧、階級などについて紹介してみましたが、いかがでしょうか?
天使(Angel)は、ギリシャ語のアンゲロス(Angelos)が由来で、伝来・使いの者という意味があります。
聖書には、神の御使い(みつかい)と記載されている場合もあり、天使とは、神と人間の間を仲介して恩恵や警告を与えたりする役割を持つ、目には見えない高次な存在といわれています。
また、天使は神を信じ正しい行いをする人の味方をしますが、神に背く人のことは厳しく見捨てたりすることもあるといわれています。
ただ、願いを叶えてくれたり、良い方向に向かうことができるようにサポートをしてくれますので、一概に怖いとはいえない存在かと思われます。
天使の階級
・上位三隊(上級天使)/熾天使(してんし)智天使(ちてんし)座天使(ざてんし)
・中位三隊(中級天使)/主天使(しゅてんし)力天使(りきてんし)能天使(のうてんし)
・下位三隊(下級天使)/権天使(けんてんし)大天使(だいてんし)天使(てんし)
大天使の種類(七大天使)
- ミカエル/各宗教において最も偉大な天使の1人
- ガブリエル/神の言葉を人間に伝えるメッセンジャー
- ラファエル/治癒を司る天界の医者・ヒーラー
- ウリエル/気象や自然現象を管理する
- アリエル/地球上の自然や自然界に存在する生き物を守る
- アズラーイール/人助けをしている人たちをサポートする・人間の誕生と死を司る
- カマエル/能天使の軍隊を束ねる指揮官・天界の門番・平和を願う
天使にもさまざまな階級や役割があることが分かりました。
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この記事が少しでも、皆様のお役にたてれば幸いです。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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