栄養士と管理栄養士は、どちらも「食」と「栄養」のスペシャリストの資格!
その2つの資格には、どのような違いがあるか知っていますか?
ここでは、そんな栄養士と管理栄養士の違いを徹底解説します。
違いを知る前に…「栄養士」と「管理栄養士」の共通点は?
まずは違いを知る前に、栄養士と管理栄養士の共通点を知りましょう!
栄養士と管理栄養士2つの資格の共通点は、「食」と「栄養」のスペシャリストということです。
医療現場、学校、保育園など様々な現場で食事や栄養のアドバイス(栄養指導)や食事の管理(栄養価計算や献立作成)、調理業務を行います。
また、栄養士も管理栄養士も勉強する内容が多かったり、実習も必須項目なので、夜間制の学校や通信では、取得できない資格なんですって!
ということは、昼間に通う学校に行く必要があるんです。
「食」と「栄養」のスペシャリストの資格だからこそ、しっかり学校に通って、知識を身につける必要はあるんですね。
「栄養士」と「管理栄養士」の資格にはどんな違いがある?
では、栄養士と管理栄養士には、どんな違いがあるのでしょうか。
ここでは、そんな2つの資格の違いを紹介します。
まず栄養士は、都道府県知事の免許をもらった資格で、厚生労働大臣指定の栄養士養成施設を卒業すると、資格が与えられます。
一方、管理栄養士は、厚生労働大臣の免許をもらった国家資格なので、国家試験に合格しないと貰えない資格なんですよね。
管理栄養士の方が栄養士よりも、高度な知識や技能をもった食と栄養のスペシャリスト…ということになります。
そして、管理栄養士の国家試験を受ける条件として、栄養士の資格を取得しているということが大前提!
受験するためには、4年制の管理栄養士の養成施設を卒業しているか、栄養士養成施設での年数と卒業してからの実務経験年数の合計が5年以上が必須になるんだとか。
栄養士の資格とは違って、管理栄養士の資格を取得するには、様々な条件をクリアしないといけないみたいですね。
「栄養士」と「管理栄養士」、仕事内容に違いはある?
栄養士と管理栄養士の仕事内容には、どのような違いがあるか紹介します。
どちらの資格を取得しようか迷っているという人は、自分がどんな仕事内容で働きたいかで、栄養士と管理栄養士どちらの資格を取得するべきか判断してくださいね。
まず、栄養士の仕事内容は、学校や病院、福祉施設や保育園や給食会社などの施設に就職して、給食などの食事の献立作成、調理、提供といった一連の流れを行います。
その中には、アレルギー対応や宗教食の提供など食べる人に合わせた食事内容を考えることをあるんですよ!
また、施設の人が健康的な食生活を送ることができるように、食や健康に関する正しい知識や技術を伝える食育という時間も栄養士として大切な仕事なんです。
せっかく食事を提供するなら、食に興味を持ってもらって、健康的になってもらいたいですよね。
続いて、管理栄養士はどのような仕事内容なのか、見ていきましょう!
管理栄養士は、高度な専門知識と技能で栄養指導を行うことです。
栄養指導の具体的な内容は、次の通り!
- 病気や怪我で療養している人に向けての栄養指導
- 個人の状況に応じた健康に対する維持や増進のための栄養指導(特定栄養指導)
- 施設など特定多数の人に向けた給食の管理や栄養指導
管理栄養士は栄養士よりも資格取得条件が厳しい分、仕事内容でも求められることが高度になっています。
その分大変なこともあるかもしれませんが、ぜひ自分がやってみたい!と思う仕事内容に向けて、栄養士か管理栄養士か選択してくださいね。
「栄養士」と「管理栄養士」、就職先はどんな違いがある
「食」と「栄養」のスペシャリストの栄養士と管理栄養士が活躍する場所は共通している部分も多く、またたくさんの場所があるんですよ。
今回は、そんな栄養士と管理栄養士が活躍できる場所を紹介!
栄養士、管理栄養士ともに主な就職先は、病院が多いんです。
同じ病院勤務でも栄養士は、調理などの食事の提供業務を行い、管理栄養士は、患者さん一人一人の状況に合わせた食事の栄養指導を行うんだとか。
また、診療報酬の算定対象になる栄養指導に関しても、管理栄養士の仕事内容になります。
病院以外の勤務先としては、学校給食やスポーツ、社員・学校給食、行政、地域活動、福祉(高齢者・障害者)、福祉(児童)、研究・教育機関などの現場が勤務先となることが多いんですよ!
それ以外にも食品業界や化粧品業界など、様々な職種で栄養士や管理栄養士の資格を活かして活躍することも可能なんです。
ぜひ自分に合う勤務先を見つけて、資格を活かして活躍してくださいね!
まとめ
今回は、栄養士と管理栄養士の共通点や違いを紹介しました。
どちらも「食」と「栄養」のスペシャリストですが、資格の取得条件は異なります。
また、仕事内容に関しても、栄養士と管理栄養士では異なるので、自分に合った資格を取得することが大切!
勤務先においては、様々な職種で資格を活かして活躍するとこもできるので、ぜひ夢に向かって頑張って資格を取得してくださいね。
今回紹介したことが、少しでもみなさんのお役に立てたらうれしいです。
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