ミルキーなカラーリングが可愛らしくあたたかな雰囲気のカルセドニー。染色されたものが多い中で、天然のカラーリングが多いのがホワイトカルセドニーです。優しく柔らかい印象を持つホワイトカルセドニーの、パワーストーンとしての効力や組み合わせ方などをまとめました。
ホワイトカルセドニーってどんな石？
ホワイトカルセドニーとは
ホワイトカルセドニーとは、カルセドニーの中でもホワイトカラーのもののこと。純白のものもあればとろみのあるミルキーホワイトもあり、優しい雰囲気を持つパワーストーンです。カルセドニーは多孔質という性質があり染色がしやすく、有色のカルセドニーは染色加工を施されていることが多いですが、ホワイトに関しては染色ではなく天然の色であることの方が多いでしょう。
カルセドニーとは、細かい石英の集合体です。ケイ素を含んだ溶液が岩の割れ目や空洞部分などに集まり、多くの物質を集めて結晶となります。カラーバリエーションが多く、ヘマタイトが混入してレッドになったものはカーネリアン、ニッケルによりアップルグリーンに発色したものはクリソプレーズという個別の名前で呼ばれます。カルセドニーの名前を残したままで流通しているのは、ホワイト、ピンク、ブルー、シーブルーあたりでしょうか。
カルセドニーは成分的にはアゲートやジャスパーと同じで、分類が難しく、中にはアゲート種なのに名前にカルセドニーという言葉を含んだものもあります。基本的に、半透明かつ模様がないものはカルセドニー、半透明かつ模様があるものはアゲート、不透明なものはジャスパーであると分類すれば分かりやすいでしょう。
ホワイトカルセドニーの名前の由来
ホワイトカルセドニー（White Charcedony）の語源は、ホワイトカラーのカルセドニーであることです。
カルセドニーの語源は、ギリシャの街「Chalkidon（カルセドン）」とされています。カルセドンはかつてカルセドニーの一大産地であったため、由来となったようです
ホワイトカルセドニーの和名・別名
ホワイトカルセドニーの和名は「玉髄(ぎょくずい) 」または「白玉髄(しろぎょくずい) 」です。
玉髄の玉は宝石や宝のことで、髄は人体に含まれる髄液のこと。カルセドニーは生成時に岩の隙間を埋めるようにしてケイ素を含んだ液体が集まり結晶化しますが、この様子が人体が持つ髄液を連想させたことが由来となっています。
ホワイトカルセドニーの歴史
カルセドニーは、発色が良く掘りやすい性質があることから、カメオや印章に加工されてきました。ギリシャで栄えたクレタ文明、クノッソス宮殿の遺跡からは、紀元前1800年ごろのカルセドニー製蝋印が発見されています。ホワイトカルセドニーも美しいカメオなどアンティーク品として発見されていて、アクセサリー材料として人気があったようです。現代日本においても、かんざしや帯どめの材料とされることも珍しくありません。
ホワイトカルセドニーの伝説・言い伝え
カルセドニーは古代ローマでは月の女神・ディアナにささげられた石とされています。また、エルサレム城壁に埋められていた12使徒を表す石の1つでもあり、聖アンデレの石とされていたんだそうです。
ホワイトカルセドニーの産地
オーストラリア・南アフリカなど
ホワイトカルセドニーの硬度
カルセドニーのモース硬度は7。へき開性はありません。
ホワイトカルセドニーの宝石言葉・石言葉
「エレガント」・「共有」・「集合」など
ホワイトカルセドニーと誕生石・曜日石・守護石
ホワイトカルセドニーは5月28日の誕生月石です。また、蟹座・乙女座・射手座の守護石でもあります。
ホワイトカルセドニーの色と種類・似ているパワーストーン
ホワイトコモンオパール（ミルキーオパール）
ホワイトコモンオパールとは、遊色効果のないコモンオパールの中でもホワイトカラーのもののこと。ミルキーオパールとも呼ばれます。とろみを感じさせるミルキーホワイトで、ホワイトカルセドニーに似ています。ホワイトコモンオパールの方が透明度が低いですが、透明度の高いホワイトカルセドニーならパッと見ただけで区別はつかないでしょう。
ミルキークォーツ
アルミニウムなどを内包しミルキーホワイトに色づいた水晶のことを、ミルキークォーツと呼びます。ミルキーカラーである点で、ホワイトカルセドニーと似ています。
一般的に、ミルキークォーツの方がホワイトカルセドニーより透明であることが多いです。しかし、個体差があるのが石というもの。透明度が高いホワイトカルセドニーなら、ミルキークォーツとの区別はつきづらいでしょう。
ホワイトカルセドニーが持つスピリチュアル的性質
ホワイトカルセドニーと風水
ホワイトカルセドニーは、風水における五行思想では金気を持っています。
金気は「義」で、礼儀や道理といった決まり事の象徴です。冷静さや落ち着きといった意味もあり、感情を排除したある種機械的な気質であるといえるでしょう。血の通っていない金属の金というわけです。他にも、金は財宝や豊かさを表します。季節で言えば実りの秋、方角で言えば落ち着きを表す西となります。
ホワイトカルセドニーと相性の良い方位
北・北西
ホワイトカルセドニーとチャクラ
ホワイトカルセドニーは第7チャクラを活性化させます。
第7チャクラは、頭頂にあり「クラウンチャクラ」と呼ばれます。人体にあるチャクラの中ではもっともスピリチュアルな力を宿しているチャクラであり、「神聖」「信仰」「純真」などを司ります。このチャクラを鍛えることで高次元の存在にアクセスできたり、スピリチュアルなメッセージを受け取れるようになるといわれています。
ホワイトカルセドニーはこんな人におすすめ
・感情の波を抑えたい人
・ヒーリングストーンが欲しい人
・素直に気持ちを表現したい人
・対人面を穏やかにしたい人
ホワイトカルセドニーの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.対人運アップ・愛情運アップ
ホワイトカルセドニーは、対人運や愛情運に働きかけます。
カルセドニー種は細かな石英の集合体です。異なる存在がいくつも集まって1つの石を成り立たせていることから、他者との結びつきを強くする効果があるといわれています。
また、ホワイトカルセドニーは穏やかな愛の波動を持つ石です。赤ちゃんを抱く母親のような母性愛があり、持ち主が自分自身を好きになれるよう、良いところを伸ばし気づかせてくれます。自分自身を好きになれば、他人にも気を回す余裕が出てきますよね。そのため、自分にも他人にも優しさを振りまける人になり、他人からの愛情も受けやすくなるでしょう。
ホワイトカルセドニーがもたらすのは精神的な余裕と許容する心、他者との愛情のやり取りです。感謝の気持ちや愛情の言葉を表現することが苦手な人も、自分に自信が持てるようになるため、素直に気持ちを表現できるようになるでしょう。職場の人間関係、友人同士、恋愛関係、家族間などすべての対人面が優しく穏やかで愛情に溢れたものになりますよ。
2.ヒーリング
ホワイトカルセドニーには優しいヒーリング効果があります。
ヒーリングストーンにはいくつかのタイプがあります。ストレスの元をつきつめて問題解決を計ることでリフレッシュさせる石もあれば、自尊心を高めつつ過去のトラウマと向き合わせ過去との決別を促す石もあります。精神的なデトックス効果をもたらすものもあれば、優しく包み込んで癒してくれるものもあります。そんな中で、ホワイトカルセドニーは優しく包み込んでくれるタイプ。ホワイトカルセドニーは母性愛の石なので、のんびりとした波動を持ち、持ち主の緊張をやわらげてくれるでしょう。
生きていくうえで緊張や不安は必要な存在です。緊張したり不安に思ったりすることで、実際に失敗することを防げるからです。しかし、過去の失敗を何度もリフレインして自分を傷つけていたり、何かに対して恐怖心を抱いているとなれば生きづらくなってしまいますよね。そんなとき、ホワイトカルセドニーは持ち主の精神をすっぽりと包み込み、決して否定せず、ただ守ってくれるのです。即効性はありませんが、ネガティブな感情がゆっくりと消えていき、再び頑張ろうという気持ちになれるでしょう。横からアレコレとアドバイスをくれたり強く背中を押してくれるというより、持ち主が再び歩き出したくなるまでそっと寄り添ってくれるような優しい石なのです。
ホワイトカルセドニーと相性の良い組み合わせ
ホワイトカルセドニー×ラピスラズリ
ホワイトカルセドニーとラピスラズリの組み合わせは、災厄避けや周囲との絆を深める効果があります。
ラピスラズリはラズライトやソーダライト、アウイナイトなどが合わさって構成される鉱物です。その深いブルーが宇宙や天空を思わせることから、「天と地を結ぶ石」「神のお告げを聞ける石」として神聖視されてきました。厄除けや魔除けに効果があり、持ち主の洞察力やインスピレーションを高めることで危険を回避できるよう導いてくれます。また、「幸福をもたらす石」であると同時に「試練の石」とも呼ばれ、持ち主が抱えている問題を表面化し解決させることで、本当の幸福が掴めるよう成長を促すとされています。
一方、ホワイトカルセドニーは愛に溢れたヒーリングストーン。持ち主を優しく包み込んで心の傷を癒してくれます。ラピスラズリとの組み合わせでは、ラピスラズリがもたらす試練に関して疲れた心を癒し、本当の幸せへの前に立ちふさがる困難を乗り越えるサポートをしてくれるでしょう。また、両者ともに複数の鉱物が集まってできているという特徴があるため、周囲の人との和合にも効果を発揮してくれます。
ホワイトカルセドニー×アマゾナイト
ホワイトカルセドニーとアマゾナイトの組み合わせは、状況改善やトラウマ解除に効果があります。
アマゾナイトは非常に明るい波動を持つ石で、「ホープストーン」「希望の石」「行動の石」と呼ばれています。どんなに絶望を感じるシチュエーションだとしても持ち主に希望の光を見せ、実際に行動を起こさせるという力強さがあるのです。迷いを払い、光の方向へ導いてくれるアマゾナイトは、現実的に問題を解決するのに役立ってくれます。また、外部からのマイナスな影響を防いでもくれます。
そして、ホワイトカルセドニーには高いヒーリング能力があります。アマゾナイトとの組み合わせでは、アマゾナイトが現実的に問題を解決させ、その間ホワイトカルセドニーが精神を守ってくれるでしょう。お互いに浄化やヒーリングの効果があるので、持ち主が新たに傷つくことを防いでもくれますよ。人とのつながりにおいて嫌な思いをしないよう守ってくれる力が働きますので、接客など他者と関わる機会の多い人におすすめです。
ホワイトカルセドニー×ラリマー
ホワイトカルセドニーとラリマーの組み合わせは、トラウマ解除に効果があります。
ラリマーは世界3大ヒーリングストーンの1つで、癒しの力が有名です。海の力を持つラリマーは、母性愛や生命力の象徴。持ち主を深い癒しの力で包み込み、明日への気力をやしなってくれるでしょう。持ち主の順応力を高める効果があるので、過去を過去として割り切らせることで、現在へと適応させてくれます。傷を癒すだけでなく、未来へ向かって歩いていけるようポジティブに励ましてくれるのです。
一方、ホワイトカルセドニーは人と人を結びつける石です。心に余裕を作り自尊心を高めることで、感謝や謝罪を素直に述べることができる、穏やかな人間性になれるでしょう。ラリマーと組み合わせれば、新しい環境や新しい人に対しての受け入れる力がアップし、すんなりと場になじめたり新しい人間関係を築いたりできますよ。
ホワイトカルセドニー×ローズクォーツ
ホワイトカルセドニーとローズクォーツの組み合わせは、恋愛運アップ効果があります。
ローズクォーツは水晶の変色種で、可愛らしいピンクカラーをしています。「恋愛の石」と呼ばれるほど恋愛面に効能を発揮し、女性性アップや美意識の向上、出会い運アップなどの効果があります。持ち主の心を癒して失恋トラウマから立ち直らせたり、恋愛に対して前向きな気持ちにしたりもしてくれます。自尊心を高めてくれるので「美しさを維持しよう」という気持ちにもなるわけですね。結果、片思い成就や出会い運アップにもつながります。
そして、ホワイトカルセドニーは持ち主の中のネガティブな感情を浄化し、心を穏やかにしてくれます。精神的余裕ができることで周囲にも自分にも優しくなれ、愛情のある交流ができるでしょう。自信が持てるようになるので、気持ちを素直に表現することもできるようになります。恋愛の石であるローズクォーツと組み合わせることで恋愛方面に働きかけるので、良い出会いがあったり、パートナーとの絆が深まったりするでしょう。
ホワイトカルセドニー×ブルーレースアゲート
ホワイトカルセドニーとブルーレースアゲートは、対人的なブロック効果や対人トラブル解決効果があります。
ブルーレースアゲートは曲線模様が特徴的なラベンダーカラーの石。柔らかな雰囲気があり、他にはないルックスで人気があります。イライラを鎮めて冷静さを取り戻させる石であり、持ち主に洞察力や思考力をもたらします。そのため、他人の本心や機微に気づくことができ、良い人間関係を築けるだけでなく、悪い人間関係を築かなくて済むように導いてくれるでしょう。他人から発せられるネガティブな波動をブロックしてもくれるので、苦手な人とどうしても一緒にいなくてはならないときにもおすすめです。
そして、ホワイトカルセドニーには人と人を結びつける効果があります。自尊心を高め自信を持たせることで、自分を愛する気持ちを呼び起こさせ、他人への愛も素直に伝えることができるようになります。素直に愛情を表現することにより他人からの愛も受けやすくなりますので、穏やかな関係が築かれていくでしょう。感情の波を抑えて冷静さを取り戻させるブルーレースアゲートと組み合わせることで、目の前の人に対してのベストな言動を選択でき、良い関係になっていけますよ。さらに、ホワイトカルセドニーはヒーリング効果が高く、持ち主が内部に抱えてしまったネガティブな感情を浄化してくれます。苦手な人と交流する機会があったとしても、ブルーレースアゲートが他人の悪意をブロックし、ホワイトカルセドニーが憂鬱な気持ちを浄化し守ってくれるでしょう。
ホワイトカルセドニー×アラゴナイト
ホワイトカルセドニーとアラゴナイトの組み合わせは、人脈が広がります。
アラゴナイトは「なごみ石」と呼ばれるパワーストーンで、温かく朗らかな波動を持っています。持ち主の気持ちをやわらげ感情を穏やかにするだけでなく、その周囲の人の感情を穏やかにし和ませる力がある石です。穏やかで朗らかな人の周囲には、人が集まってくるものです。そのことから、「人気の石」という呼び名もあります。ピンクやイエロー、ブルーなどがあり細かい効果はそれぞれ違いますが、対人面に穏やかさをもたらすという点はどのカラーでも変わりません。
そして、ホワイトカルセドニーは人と人との結びつきを強くする効果があるパワーストーンです。マイナスの感情を流してストレスから守ってもくれます。そのため、自分に無理なく人とお付き合いしていきたい人におすすめ。アラゴナイトとの組み合わせでは人脈が広がったり周囲に人が集まってきますが、疲れることなくそれぞれに対応できるでしょう。
ホワイトカルセドニー×マザーオブパール
ホワイトカルセドニーとマザーオブパールの組み合わせは、ヒーリングに特化しています。
マザーオブパールは、真珠の母貝。石ではありませんが、パワーストーンとして流通しています。母なる海に起源を持つことや自身が母貝として命を育んだ経験があることから母性の象徴ともされ、とにかく優しく持ち主を包み込んでくれるでしょう。真珠を外敵から守ってきたことから守りの力も強いとされ、マイナスの波動をブロックもしてくれます。
一方、ホワイトカルセドニーは持ち主の中にあるネガティブな感情を浄化し、心を平穏に保ってくれる効果があります。時間はかかりますがトラウマ解除にもおすすめです。母性愛の象徴であるマザーオブパールとホワイトカルセドニーの組み合わせですから、相乗効果が期待できるでしょう。持ち主の中にあるネガティブな要素をホワイトカルセドニーが排除し、外からやってくる穢れをマザーオブパールはブロックしてくれるので、守護の力も抜群です。
ホワイトカルセドニーと相性の悪い組み合わせ
ホワイトカルセドニー×ルビー
ホワイトカルセドニーとルビーの組み合わせは、ルビーがホワイトカルセドニーの力を打ち消してしまいます。
ルビーは「宝石の女王」と呼ばれるジェムストーン。パワーストーンとしては「勝利の石」と呼ばれ、ライバルに打ち勝ったり、良い成果を上げる効果があるとされています。女性らしい美や華やかさをもたらす石でもあり、女性性を高めたい人や恋愛に積極的になりたい人におすすめ。炎の力を宿しているとされ、心に情熱の炎を灯してくれるので、新しいことを始めたい人にもよいでしょう。
一方、ホワイトカルセドニーは穏やかな愛の石です。母性ともいえる広い心と深い愛情を象徴する石なので、一見、女性性を司るルビーとの相性は良いように思えます。しかし、ルビーがもたらす華やかな女性性と、ホワイトカルセドニーが持つ母親としての女性性は別物であり、相反するといっても過言ではありません。また、ルビーは波動やパワーがとても強いので、おっとりとした穏やかなホワイトカルセドニーが飲み込まれてしまいます。組み合わせる意味のない相性といえるでしょう。女性性をアップしたいなら、ルビーではなく、ローズクォーツやピンクカルサイトなど可愛らしい雰囲気のものがよいでしょう。
ホワイトカルセドニーを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ホワイトカルセドニーは、ブレスレットやネックレスにして常に身に着けることをおすすめしたいパワーストーンです。ホワイトカルセドニーの優しい愛に包まれることは、自分を癒すことだけでなく、他人に優しく接することや自信を持って物事に取り組むことにつながるからです。ベッドサイドに飾るのもよいですね。
ブレスレットにするなら、受信側である左腕がおすすめです。ホワイトカルセドニーの優しく大きな愛の波動に包まれて、精神的な余裕が生まれるでしょう。対人的な愛を発信したいなら、発信側である右腕がおすすめです。
ホワイトカルセドニーのお手入れ・浄化方法
ホワイトに限らず、カルセドニーには多孔質という性質があります。多孔質とは目には見えない小さな穴が無数に空いている状態のこと。そのため染色がしやすいという利点がありますが、反面、他の物質が内部に入り込みやすいという欠点もあります。ホワイトカルセドニーは染色加工を施されていないので、染色塗料が抜け落ちる可能性はありません。ただし、水分や塩分などが染み込む可能性は高いので、表面に加工を施されているものでも、塩分や水分には触れさせない方が無難です。加工は意外とはがれやすいものだからです。そのため、浄化方法においても、塩や水を使った方法は避けた方が無難でしょう。ホワイトセージなど独特の匂いのある煙も、内部に匂いが染みついてしまう可能性があるため、心配なら避けてください。
普段のお手入れに関しては、柔らかい布で汚れを拭き取る程度で構いません。身に着けたあとは汗や皮脂をきちんと拭き取ってくださいね。
浄化の頻度は月に1回程度、パワーチャージも同じくらいで問題ないでしょう。
浄化方法
対応
塩・塩水
☓
流水
☓
ホワイトセージ
△
水晶クラスタ・水晶さざれ
◎
日光・月光浴
◎
土
☓
音
◎
ホワイトカルセドニーのお手入れ・浄化方法早見表
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、ホワイトカルセドニーに対応しています。ただし、確率的には低いですがホワイトセージの香りがホワイトカルセドニーに染み込む可能性は否めませんので、頻度は低くするべきでしょう。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙にホワイトカルセドニーをくぐらせます。10回程度くぐらせれば浄化が完了します。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、ホワイトカルセドニーに対応しています。
クラスタを用いる場合は、クラスタの上に直接ホワイトカルセドニーを乗せればOK。さざれ石を使用する場合は、まず、浄化皿の上にさざれ石を盛ります。ホワイトカルセドニーをその中に埋めるか上に乗せるかしましょう。どちらの場合も、3時間程度で浄化が完了します。
日光・月光浴
ホワイトカルセドニーは月光で浄化することができます。
浄化皿の上に乗せたホワイトカルセドニーに、日光または月光を浴びせましょう。2時間程度で浄化が完了します。
月光でパワーチャージができる
ホワイトカルセドニーは女性性が強いパワーストーンなので、女性性の象徴である月と相性が良く、月光との相性が良いのです。
ただし、満ちる期間の月が頭頂に昇るまでの間に行いましょう。満ちる月や昇る月には「増加」「発展」といった意味があります。反面、欠ける月や沈む月にあ「減少」「退行」の意味があるのでパワーチャージには不向きです。
音
音による浄化は、ホワイトカルセドニーに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にホワイトカルセドニーをセットし、音を奏でます。水晶ポイントの先をホワイトカルセドニーに向けたまま、ホワイトカルセドニー中心に円を描きましょう。音が鳴りやんだらまた音を鳴らし、10回程度繰り返してください。
音でパワーチャージができる
ホワイトカルセドニーはスピリチュアルな力を持つ第7チャクラに作用します。そのため、音によるパワーチャージが可能です。
4096Hzの音が出る道具を使い、音をホワイトカルセドニーに聞かせるだけでOKです。4096Hzは地球の基本振動である8Hzを9オクターブ上昇させた音だとされ「天界の扉を開く鍵」「高次元へアクセスできる音」といわれているからです。
ホワイトカルセドニーの好転反応・副作用
ホワイトカルセドニーは小さな石英が集まった集合体です。そのことから受け入れる力が強く、他の石や人間を拒絶することはありません。どんな人でも身に着けられる、穏やかな波動の持ち主なのです。
もしホワイトカルセドニーと合わないと感じたら、まずは身に着ける時間を極端に短くしてから、徐々に時間を長くしていくことでお互いの波動が馴染みます。または、水晶を合わせるとよいでしょう。水晶はすべてのパワーストーンの基礎であり、合わせた他の石の力をコントロールできる能力を持っているからです。
ホワイトカルセドニーのQ&A
ホワイトカルセドニーの偽物の見分け方は？
ホワイトカルセドニーの偽物は、ほとんどないといってよいでしょう。
カルセドニー種は希少な鉱物ではなく、世界各国で産出します。供給量が安定しているため安価であり、ホワイトカルセドニーと偽られるというよりは、ホワイトカルセドニーを他のパワーストーンと偽って流通する方がよほど利益を上げられるからです。
カルセドニー種は多孔質であり染めやすいので、さまざまなカラーリングのものがあります。人工的に着色したものを天然・未処理として流通させるショップもあるでしょう。しかし、ホワイトカルセドニーは染色加工を施されることはなく、天然のミルキーホワイトで販売されています。そのため、人工処理を施されたものが天然と偽られている心配も不要です。
ホワイトカルセドニーが割れた・欠けた！特別な意味はある？
ホワイトカルセドニーはモース硬度が7あり、劈開性はありません。そのため、破損しづらいと思われがちです。しかし、実際には多孔質であり無数の小さな穴が空いている点から、クラックが入りやすいです。同じモース硬度、劈開性の水晶よりは脆いと思っておきましょう。
扱い方に問題がないのにホワイトカルセドニーが割れたり欠けたりしたなら、スピリチュアルな要因があるのかもしれません。
ホワイトカルセドニーは、人と人を結びつける石です。自尊心を高めたり愛情のやり取りを活発にし、周囲の人との絆を深めてくれるでしょう。そんなホワイトカルセドニーが破損したら、誰かとの絆が壊れる可能性があります。思い当たることがある人は、今のうちにフォローをしておいた方がよいですね。
他にも、持ち主があまりにネガティブすぎて、ホワイトカルセドニーがそのネガティブさを吸い取りきれず、「もうダメ」となってしまった可能性も考えられます。ホワイトカルセドニーは持ち主の中から悲しみや不安などを取り払ってくれるパワーストーンですが、持ち主がいつまでもクヨクヨしていると、ホワイトカルセドニーの方は手の施しようがなく「自分じゃダメだな」と役目を放棄してしまうのです。愛想をつかされたともいえるでしょう。パワーストーンは持っているだけでは効果が出ませんので、あくまで自分自身で「立ち直ろう」「前向きになろう」と努力することが大切ですよ。
また、パワーストーンとしての能力を失ってしまったホワイトカルセドニーが、自ら破損したケースも考えられます。パワーストーンは力を完全に失うとみずから破損し、ただの石に戻ったことを知らせるといわれているのです。しっかり浄化やパワーチャージをしていれば起きない現象なので、日ごろから大事にしてあげてくださいね。
ホワイトカルセドニーの色が変わった？退色・変色する？
ホワイトカルセドニーが変色することはまれです。ですが、塩分や水分とともに汚れが内部に入り込んだり、表面が擦れたりして変質を起こし、カラーリングが変わったように見えることはあります。変質してしまえば取り返しがつかないので、日ごろから汚れや皮脂、汗などに気をつけてあげましょう。染料があれば簡単に染まってしまいますので、濃い色のついた衣類の上に置くことも避けた方が無難です。
もし物理的な要因が思い当たらないのにホワイトカルセドニーが変色したら、スピリチュアルな穢れが溜まっている可能性があります。
ホワイトカルセドニーはネガティブな感情を浄化する効果があり、持ち主を癒してくれるパワーストーンです。周囲の穢れというよりは持ち主が内部に抱えたものをそっと流してくれるタイプです。そのため、持ち主が抱えているネガティブなものの存在が大きすぎて、穢れを受けてしまったのかもしれません。一時的なものなら浄化やパワーチャージを繰り返すことでカラーが元に戻ります。ホワイトカルセドニーが穢れに負けてしまい、内部に穢れが居ついてしまったのなら、その穢れは追い出せません。浄化やパワーチャージでしばらく様子を見て、変色具合が変わらないのなら、潔く手放しましょう。持ち主の内部の穢れを吸い取ってくれたのですから、感謝の気持ちを忘れずに伝えてくださいね。
ホワイトカルセドニーの購入におすすめの販売店・通販
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まとめ
ホワイトカルセドニーは世界中で産出するため希少ではなく、比較的安価で手に入るパワーストーンです。透明度や白さには個体差がありますが、基本的には優しいミルキーホワイトをしているので、見ているだけで心が落ち着くという人も多いでしょう。他の石を拒絶せず合わせやすいのも魅力です。
ホワイトカルセドニーは母性愛を持つ石です。そのため、持ち主をしっかりと包み込み、優しく癒し、導いてくれます。即効性はありませんが、深い傷を負ったとしても再び顔を上げられるようにしてくれます。特に、過去のことを思い出して自分で自分を何度も傷つけているような人におすすめで、トラウマ解除に役立ってくれますよ。
しかし、ホワイトカルセドニーに限らないことですが、パワーストーンに頼りっぱなしではいけません。石がいくら頑張っても、実行する気持ちがなければ意味がないのです。実行するのは人間です。特にホワイトカルセドニーのように持ち主の内部からネガティブな要素を取り除いてくれるタイプの石は、「トラウマから脱出したい」「解決して前へ進みたい」という強い気持ちがなければ、限界を迎えてしまう可能性が高いです。いくら石が頑張っても持ち主にその気がなくいつまでも過去をリフレインしている状況は、掃除をしたそばから新たに汚されているようなもの。結果、パワーストーンが「キリがない」と疲弊してしまったり、「やってもムダみたい」と諦めてしまうのです。
自分の中からネガティブな要素を追い払ったり、自分と周囲の人との結びつきを強くしたいという気持ちがあるなら、勇気を出して行動してくださいね。ホワイトカルセドニーはそんな人の背中を押して、優しく応援してくれるでしょう。
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