は誰でも自分の価値観を持っていますが、友人や職場の同僚との関係を壊さないためにも、時には自分の価値観を譲歩することもあります。
ですが中には自分は正しいと思い、自分の価値観を絶対に曲げないという人もいます。
よくいえば自分に信念があるといえますが、こうしたタイプの人は自分が正しいと思うあまりに、他人を攻撃したり周りの雰囲気を悪くすることもあるので気を付ける必要があるでしょう。
そこで今回は自分が正しいと思っている人の対処法について記載します。
身近に自分が正しい思っている人がいて困るという方は、今回の記事を読んでぜひ参考にしてください。
自分が正しいと思っている人の特徴
自分が正しいと思っている人と関係を持つと、自分の意見が言えなくなるだけでなく、話を聞いているだけでストレスが溜まってくるのを感じたりします。
できることならこうした人とは関わりたくないものですが、そのためには自分が正しいと思っている人はどのような人なのかを知る必要があります。
そこでここでは自分が正しいと思っている人の特徴について考えてみることにします。
それではそれぞれの内容についてもう少し詳しく見ていくことにしましょう。
自分の情報が正しいと主張する
誰でも間違った情報を信じることはありますが、間違いに気が付いたときは間違いを認めるでしょう。
ですが自分が正しいと思っている人は、間違った情報をそのまま信じてしまい、あたかも正しい情報であるかのように断定的に話をします。
また間違った情報であったことが分かっても、自分が正しいと思うあまりになかなか間違いを認めようとしないのです。
自分の価値観を譲らない
誰でも自分なりの価値観を持っていますが、時には相手の価値観を尊重したり、価値観を修正していくことで視野を広げていきます。
ですが自分が正しいと思う人は、自分の価値観を譲らないことから、相手の価値観が自分のものと異なると攻撃的になったり、相手の価値観を否定しようとします。
また自分の価値観が正しいと信じるあまりに、いつも狭い視野でしか物事が判断できないのです。
思い込みが激しい
自分が正しいと思っている人は思い込みが激しいために、相手から間違いを指摘されたりすると、むきになって反論することがあります。
思い込みが激しいあまりに自分の意見が正しいと思っている人は、周りから見れば融通のきかない人だと見られてしまいます。
自分の利益を優先する
自分の利益を優先するばかりに、たとえ自分が間違っていたとしても、自分の正当性を主張する人がいます。
こうした人は自分の損得で判断するため、自分にとってメリットがあると判断すれば、自分が正しいと主張して相手を攻撃します。
ですのでこうしたタイプの人は、価値観が正しいということよりも自分にとって得かどうかであることが大切になってくるのです。
相手に対して自分の弱さを見せない
自分が正しいと思っている人には、相手に対して自分の弱さを見せたくないことから、自分の正当性を主張する人がいます。
こうしたタイプの人はコンプレックスの強い人が多いのですが、自分が正しいと思うことで自分の劣っていると考えている部分を隠そうとするのです。
また相手に対して自分の弱さを見せない人は、自分以外の相手をおとしめたり悪口を言うことで、自分を守ることもあります。
自分が正しいと思っている人の対処法
自分が正しいと思っているの特徴を見ても分かるように、自分が正しいと思っている人は自分の考え方や価値観を修正することはまずありません。
そのためその考え方は間違っていると発言したところで労力の無駄になるだけでなく、ストレスが溜まる原因にもなります。
自分が正しいと思っている人に対処するには、相手は自分の考えを絶対に曲げないということをまずは理解することが必要です。
そうしたことを踏まえて、ここでは自分が正しいと思っている人の対処法を考えてみることにします。
それではそれぞれの内容についてもう少し詳しく見ていくことにしましょう。
相手の話に反論しない
相手の話が間違っていて自分の方が正しいと思えば反論を述べますが、自分が正しいと思っている人に意見を述べても、平行線をたどるだけで何もいいことはありません。
そのため自分が正しいと思っている人と話をする場合は、たとえその人の意見や価値観が間違っていても反論しないことです。
間違っている意見であってもむきにならず、聞き流すくらいの余裕の態度で接してみてはどうでしょうか。
適当な距離で接する
自分が正しいと思っている人とはあまり親しい関係になるのではなく、適当な距離で接するようにするのも一つの方法です。
あまりに近い関係でいると、相手の意見が間違っている場合は反論したくなりますが、決して間違いを認めようとしないため、会うたびにイライラとしてしまいます。
ほどほどの距離で接していると、相手もあまり自分の意見を率直に言うことも少ないので、客観的に相手を見ることができるでしょう。
自分のプライベートな情報を教えない
自分が正しいと思っている人は、自分を正当化するために、時にはあなたのプライベートなことまで攻撃することがあります。
自分ことだけでなく家族や親しい友人のことを攻撃された場合は、そのことに対してショックを受けるだけでなく、相手に対しても怒りの感情がふつふつと湧いてきます。
そのため自分が正しいと思っている人には、自分が大切にしているプライベートな情報は絶対に教えないようにしてください。
第三者の意見を確認する
自分が正しいと思っている人の意見が間違っていたとしても、自分の意見の方が正しいかどうか自信が持てないことも時にはあります。
そんなときは中立の立場に立ってくれる第三者の意見を確認してみてはどうでしょうか。
公平な第三者の意見を確認することで、イライラした気分も少しは軽減されるのではないでしょうか。
こういう人なのだと割り切って接する
自分が正しいと思っている人と話をしている時にイライラとするのは、相手の意見を真剣に聞いているために、ついつい自分の意見をぶつけてしまうということがあります。
ですが自分が正しいと思っている人は、あなたがどれだけ正論を述べても絶対に自分の意見や価値観を変えようとはしません。
なので自分が正しいと思っている人と接する場合は、こういう人なので仕方ないと割り切って付き合う方がいいかもしれません。
自分が正しいと思っている人を許せるか
自分が正しいと思っている人と接していると、人によってはイライラしたり、時には相手のそうした態度が許せないあまり怒りを感じることもあります。
ですがこうした人は常に自分の正当性を主張するため、相手の意見を変えようとするのは無駄な努力でもありますし、イライラやストレスを感じるだけ割に合わないことだといえます。
そのため自分が正しいと思っている人を許すまたは許さないのレベルで考えるのではなく、こういう人も中にはいるのだと考え方を変えてみてはどうでしょうか。
世の中には自分の価値観では理解できない人もたくさんいるので、自分が正しいと思っている人と接した場合は、自分の価値観では判断できない人と割り切った方がいいかもしれません。
そうすれば相手のことも客観的に見ることができ、相手の話を聞き流す余裕も生まれてくるので、それまでのようなイライラやストレスといった負の気持ちもあまり感じなくなるのではないでしょうか。
自分が正しいと思っている人にならないために
自分が正しいと思っている人は特殊な人ではなく、状況によっては誰もが自分が正しいと思ってしまうことがあります。
ですがこういうタイプの人は人間関係に悪影響を及ぼすだけでなく、集団の雰囲気もきまずいものにするだけに気を付けたいものです。
そこでここでは自分が正しいと思っている人にならないためにはどうしたらいいかを考えてみます。
それではそれぞれの内容についてもう少し詳しく見ていくことにしましょう。
自分の間違いを素直に認める
自分が正しいと思っている人にならないためには、自分が正しいと思っている人と反対のことをするのがいいでしょう。
自分が正しいと思っている人は、自分の意見や考えが間違っていたとしても絶対に認めようとはしませんが、そうならないためには自分が間違っていることが分かれば素直にそのことを認めましょう。
自分が間違っているときは素直に認めることは、人間関係を円滑に進めるうえで大切なことでもあるからです。
相手の意見を尊重する
自分が正しいと思っている人は、自分の意見が常に正しいと思っているので、相手の方がいくら正しいことを言っても聞く耳を持ちません。
このように一方的に自分の意見ばかり述べる人は、相手から嫌われるだけでなく人間関係も薄っぺらいものになってしまいます。
そうならないためには自分の意見を述べるだけでなく、相手の意見も尊重して耳を傾けてあげることが必要でしょう。
自分の利益を優先しない
自分が正しいと思っている人は、自分の正当性を主張するあまりに、どうしても自分の利益を優先しがちです。
いつも自分の利益ばかりを追い求めている人は、周りからも利己的な人間と見られ嫌がられてしまいます。
そうした人にならないためには、他の人の利益になるような言動をすることで自分の利益になることを心がけるようにしてください。
個人的な攻撃をしない
どれだけ自分の方が正しかったとしても、個人的な攻撃はマイナスにしかなりません。
特に相手が大切に思っていることを攻撃するのは、相手の気持ちを傷つけるだけでなく、時には憎しみを買ってしまうこともあります。
自分が正しいと思っている人にならないためにも、その人が大切に思っていることに対して個人的な攻撃をしないことが賢明でしょう。
相手の意見を客観的に判断する
自分が正しいと思っている人は、どうしても主観的に物事を考えてしまうため、相手の立場に立って考えることができません。
時には自分の正しさを主張することも大事ですが、人間関係を円滑に進めるには相手の立場に立って客観的に判断することも必要です。
相手の意見を客観的に判断することで、正しいと思えた意見は自分の中に取り込むことができますし、間違った意見であってもそれとなく相手に伝えることができるようになります。
まとめ
今回は自分が正しいと思っている人の対処法について記載しました。
自分が正しいと思っている人は絶対に自分の考えや価値観を変えないために、こうした人と接する時は親切心からでも間違いを指摘することはやめた方がいいでしょう。
相手のことを考えて指摘しているのでしょうが、そのことでイライラやストレスを感じるだけでなく、時には相手に個人的なことまで攻撃されて傷ついてしまうこともあります。
ですので自分が正しいと思っている人と接する場合は、適当な距離を置いて接するだけでなく、こういう人だから仕方ないと割り切って接することが大切です。
いつも自分が正しいと思っている人が周りにいてストレスを感じてしまうという人は、今回の記事を読んでぜひ参考にしてください。
自分が正しいと思っている人とほどよい距離感で付き合うことで、それまで感じていたストレスが少しでも和らいでくるといいですね。
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