PR
ヒプノセラピーの5つの危険性とは!?リスクを避けるポイントを含めて解説

ヒプノセラピーの5つの危険性とは!?リスクを避けるポイントを含めて解説

ストレス社会ともいわれる現代では、心の問題に悩む人が増えています。

そんな中トラウマ克服などに効果があると注目されるようになっているのがヒプノゼラピーです。

アメリカなどでは有名なセラピーの一つですが、日本ではまだまだ知らない人が多いヒプノセラピー。

インターネットなどでは「怪しい」「危険」という情報もあるため、受けるのを迷っている人も多いのではないでしょうか?

本記事では、ヒプノセラピーの危険性についてご紹介すると同時に、ヒプノセラピーのリスクを避けるためのポイントなどについて解説していきます。

ヒプノセラピーの危険性について知りたい人などは最後までご覧ください。

ヒプノセラピーとは!?

ヒプノセラピーとは、日本語に訳すと「催眠療法」というセラピーの一つです。

「催眠」という言葉が入っているため「心を操る危険な療法なのでは…」と心配される方も多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。

ヒプノセラピーとは、催眠術を用いた心理療法の一つ。

ヒプノセラピーにはいくつかの療法がありますが、代表的なものは以下の5つ。

  • 暗示療法
  • イメージ療法
  • 年齢退行
  • インナーチャイルド
  • 前世療法

どの療法にも長所短所があり、どのテクニックが合うのかは受ける人によって違ってきます。

しかしいずれの方法も催眠状態を利用して潜在意識に働きかけて、心の奥底にある悩みや不安を癒してくれるセラピーです。

医療技術の発達により、身体的な怪我や病気にはほとんど対処できるようになりましたが、精神的な面はまだまだ分からない部分が多いの現状です。

そんな心のケアを行ってくれるのがセラピーであり、ヒプノセラピーもその一つ。

ヒプノセラピーはうまく利用すれば、心の状態を良い方向に誘導してくれる療法であり、過去のトラウマや精神的な悩みを抱えている人には非常に有効な方法です。

とはいえ、すべてのヒプノセラピーが安全かというとそうではありません。

それは、ヒプノセラピーが心のケアの一つの方法に過ぎないからです。

このことは、車が危険かどうかを考えてみればわかりやすいかもしれません。

車にはねられたり、衝突したりすると大怪我を負ってしまいますが、それは車が危険だから起こるものではありません。

車そのものは移動を便利にする一つの手段ですが、運転者によっては危険な乗り物に変化してしまいます。

同様に、ヒプノセラピーも術者によって良くも悪くも作用します。

それを防ぐためには、ヒプノセラピーを受ける前に、ヒプノセラピーについて理解することが大切。

ここからは、ヒプノセラピーの危険性について詳しく解説していきます。

ヒプノセラピーに潜む5つの危険性

ヒプノセラピー自体は、安全で有効な療法です。

しかし、セラピストの選択を誤ってしまうと、セラピーを受ける前よりもひどい状態に陥ってしまう危険性があります。

ここでは、ヒプノセラピーに潜む5つの危険性についてお話していきます。

①他責思考で余計に苦しくなる

ヒプノセラピーでは、潜在意識にある過去の記憶を書き換えることで、心を良い方向に誘導してもらうことができます。

しかし、セラピストの中には「あなたは悪くない」と問題の原因を他人に置き換える人もいます。

人は何か問題が起こった時に、とっさに自分を正当化しようとします。

「自分は間違っていない。悪いのは〇〇のせい」と考えれば気持ちは楽になりますし、自責の念にかられるなんてこともなくなり、一時的に納得できるかもしれません。

しかし、それは一時的なもの。

ネガティブな感情は、今度は「〇〇のせいでこんなに辛い」という他責思考に陥ってしまいます。

他責思考していると、自分以外の誰かや何かに自分の幸せを明け渡していることと同じです。

あなたが幸せになるには、その誰かや何かを排除したり、変えたりしなければならないと思い込んでしまい、ネガティブな思考がよりひどくなってしまいかねません。

本来であれば、過去の嫌な記憶を自身の学びという視点で記憶を置き換えることが必要です。

しかし、セラピストの技量によっては、学びという視点で捉えなおすことができず、悪化してしまう場合もあるのです。

②依存してしまう

ヒプノセラピーは心の奥底に眠っている記憶やトラウマを改善し、ネガティブな感情を解放させるのに役立つ方法です。

しかし、ヒプノセラピーを受ければ悩みがすぐに解決できるというわけではありません。

ヒプノセラピーは、感情を解放させる一つの手段であり、悩みや問題を乗り越えるのはあくまでもあなた自身。

その前提を理解していないと、ヒプノセラピーで一時的に気分が軽くなったことで解決したと思い込んでしまい、問題や悩みができるたびにセラピーを受けるという状態に陥ってしまいます。

これはヒプノセラピーに限った話ではありませんが、セラピストの方に話すことで気分が楽になったからといって問題を放置したままでは、いつまでたっても根本的な解決には至りません。

あなた自身が問題に向き合わずに、セラピスト頼りになってしまっては意味がないのです。

特に依存傾向が強い人や、権威ある人の意見に従いやすい人などは、のめり込んでしまう可能性が高くなるため、注意が必要です。

③過去のトラウマが再発する

ヒプノセラピーでは、過去の記憶やトラウマの意味づけを変えることで、心を軽くしたり、切り替えたりするために役立つ方法です。

しかし、中にはヒプノセラピーを受けたことで、過去のトラウマを鮮明に思い出してしまい、常にとらわれてしまうようになったという場合もあります。

また、前世療法にて忘れ去っていた過去の記憶を思い起こされ、つきまとうようになってしまったなんて方もいます。

そもそもヒプノセラピーが過去の記憶の意味づけを変えるためには、原因となっている記憶を呼び起こさなければならず、その時に感じていた感情なども一緒に思い出してしまうことになります。

そのため、トラウマが再発して余計に苦しくなったり、辛くなったりしてしまうのです。

こう聞くと「ヒプノセラピーはやっぱり危険なんじゃ…」と思うかもしれませんが、そうではありません。

ヒプノセラピーを受けた結果、過去のトラウマなどが再発してしまうのはセラピーのせいではなく、その時のセラピストの記憶の意味付けが誤った解釈をしてしまっていることに原因があります。

ヒプノセラピーを受けると、過去の記憶と向き合うことになるので思い出すことは避けようがありません。

しかし、嫌な思い出となっている記憶の意味づけを変えて、あなた自身の学びになっていると前向きにとらえ直すことにより過去のトラウマを乗り越えることができるようになるのです。

トラウマとは心的外傷と呼ばれるもので、精神的なショックを受けたことによる心の傷のことをいいます。

トラウマは、その時のショックが大きければ大きいほど、あなたの記憶に残り、あなたを苦しめ続けます。

見方を変えればトラウマはあくまで記憶であり、現在のあなたを直接的に傷つけることはできないはず。

にもかかわらず、トラウマが何度も再発してしまうのは、記憶を否定的に考え続けているからであり、ヒプノセラピーでその書き換えがうまくいっていないからこそ起こってしまうものなのです。

過去のトラウマをあなたの学びの場であると意味付けできれば、トラウマはあなたを苦しめるものではなくなり、開放することができるというのが本来のヒプノセラピーです。

しかし、セラピストの技量不足などによりヒプノセラピーを受けたことにより、トラウマの再発に苦しめられてしまう危険性があるのは事実であり、その点には十分に注意が必要です。

④高額な費用を請求される

ヒプノセラピーは心理療法であり、受けるにはある程度の料金を支払わなければなりません。

一般的には、ヒプノセラピーの相場価格は、1時間あたり5,000~25,000円程度とされています。

しかし、中には3時間程度で10~20万円近い料金を請求するセラピストも存在しています。

料金設定は、セラピスト自身のさじ加減により設定されるため、適正価格かどうかは一概には判断できません。

とはいえ、大学卒業者の初任給が20万円前後である現在では、3時間程度のセラピー施術に対して10万円以上というのは破格と言わざるを得ません。

また、一度の料金は1万円前後の適正価格であったとしても、継続して通わなければならなくなるとセラピーにかかる料金は高額になってしまいます。

一般的にカウンセリングなどのセラピーは保険適用されない自由診療であると判断されることが多く、健康保険を適用して通院できるケースはほとんどなく、満額自己負担となってしまいます。

そのため、ヒプノセラピーを受ける前には、1回の料金はもちろんのこと、継続して通院となるようなケースではないかどうかもきちんと判断しなければなりません。

⑤資格がなくても開業できる

ヒプノセラピーの資格は、医者や弁護士のような国家資格ではなく、民間の資格です。

開業するために何かしらの資格が必要なわけではなく、スクールなども民間の団体が経営しているものが多くあります。

ほとんどのヒプノセラピストは民間の団体によるスクールなどを受講し、知識を身に着けて開業されています。

しかし、スクールによっては数週間から数か月で受講が終わる場合もあり、ヒプノセラピストとしての十分な経験がなくても開業すること自体は可能です。

そのため、ヒプノセラピストのすべてが十分な知識や経験があるわけではないことは、理解しておかなければなりません。

中には、あなたが初めてのお客様になるというセラピストだっているかもしれないのです。

ヒプノセラピーは効果がないの!?

危険性を見ると「ヒプノセラピーって危ないのかな?」と思われるかもしれませんが、ヒプノセラピーには様々な効果が期待できます。

ヒプノセラピーは、人の無意識の領域である「潜在意識」に催眠状態を利用してアプローチする療法です。

人間には表面上の「顕在意識」と無自覚の領域にある「潜在意識」があります。

顕在意識は、普段思考している表面的な意識であり、「食事をしよう」や「遊びに行こう」などのようにあなた自身が意識して行動をする意識のことを指します。

一方、潜在意識は無自覚に反応してしまう意識のことです。

分かりやすいたとえでいうと「トラウマ」などがあげられます。

トラウマとは、過去の起こった体験を元にして無意識に身体が反応してしまう心的外傷のことです。

無意識だからこそ、なぜそのような身体反応が起こっているのかわかりづらく、だからこそ簡単に克服することが難しいとされています。

ヒプノセラピーを受けることによって、ダイレクトに潜在意識にアプローチすることができるため、トラウマなどの克服に非常に有効なセラピーです。

他にも、自己肯定感が高まったり、喫煙などの依存行動をやめらたり、感情コントロールができるようになったりという幅広い効果が期待できるのです。

では、ヒプノセラピーで効果を出したいならどうすれば良いのでしょうか?

それは、あなた自身がヒプノセラピーの良し悪しを判断できるようになることです。

良いヒプノセラピーと悪いヒプノセラピーの違い

ヒプノセラピー自体は安全な療法ですが、あくまでもセラピスト次第です。

では、ヒプノセラピーの良し悪しはどいうったところで判断すればいいのでしょうか?

ここでは、良いヒプノセラピーと悪いヒプノセラピーについていくつか項目をご紹介していきます。

サロン選びの際に気を付けるポイントとして注意してみてください。

良いヒプノセラピーの5つのポイント

十分な知識を持っている

ヒプノセラピーは催眠術を用いた心理療法です。

そのため催眠に関する知識や、心理療法に長けた技量が必要不可欠。

サロンのHPなどを見て、認定資格などの記載があるか確認してみるといいでしょう。

ヒプノセラピーには様々な講座や資格がありますが、代表的なものであれば下記のようなものがあります。

・NGH:米国催眠士協会の公認認定ヒプノセラピスト
・米国催眠療法協会の「ABH認定ヒプノセラピスト資格」

上記以外の資格の場合でも、セラピストの十分な技量がなければ取れない資格なども多数ありますので、記載のある資格名でインターネットで検索してみるといいでしょう。

ヒプノセラピストとしての実績がある

知識は当然必要ですが、知識に基づいた経験があるかどうかも良いセラピストかどうかを判断するポイントとなります。

実績については、HPなどでのレビュー評価を確認したり、SNSなどで検索したりするといいでしょう。

この際、良い意見ばかりではなく、ネガティブな意見もしっかりと確認するようにしておきましょう。

また開業してからの期間もわかるようであれば判断基準となります。

最低3年以上セラピストとして活動している人であれば、ある程度の実績を持っていると判断することができます。

ただし、開業してからの期間などについては公開義務はないため、HPなどを見ても確認することができない場合があります。

その場合は、セラピスト自身がこれまでどのような活動をしてきたのかをチェックするといいでしょう。

HPはもちろんのこと、ブログやSNSなどを見る事でも、セラピストとして活動してきたかどうかを知ることができます。

また、本や書籍などを出版している人であれば、ある程度の実績や経験があると判断することもできます。

価値観を押し付けない

ヒプノセラピーは、心理療法であり人生相談のような類のものではありません。

セラピストの主観的な意見で説教されたり、洗脳したりするようなことはなく、あくまでもクライアント自身の中に答えがあるのだと理解しています。

セラピーを通じて個人的なものさしで価値判断していない人であれば、良いセラピストであると判断することができるでしょう。

ただし、いくら良いセラピストであっても、合う合わないという部分は、個人差があるもの。

話していて「なんとなく違うな…」とあなたが感じるのであれば、その直感を大切にするようにしてくださいね。

個別のセッションルームが用意されている

セラピーで話す内容は、あなた自身のプライベートな記憶の関わる部分です。

それゆえ、セラピスト以外の第三者に聞かれる不安があってはセッションに集中することはできませんよね?

そのためセラピー選びの際にきちんとセッションルームが用意されているものを選ぶようにしておきましょう。

また、セッションルームも暗すぎたり、派手過ぎたりするような場合は、気が散ってしまいセッションに集中できずに終わってしまう可能性があります。

セラピストの技量ももちろんのことですが、良いセラピストほど環境にも気を配っているものです。

HPなどでセッションルームの写真を見れる場合は、事前にチェックする様にしておきましょう。

適正価格

セラピーの料金は、セラピスト自身が設定するため適正価格がわかりづらいものですよね。

とはいえ、自身の生活が苦しくなるような金額をセラピーに投資してしまっては、あなた自身が違う苦しみを背負ってしまうだけです。

現在開業しているヒプノセラピーの相場価格は、地域によっても多少の差はありますが、一般的には1時間で5,000~25,000円程度となっています。

価格については、セラピスト自身の経験などによっても大きく変わってきます。

ヒプノセラピーを経験するために、安い価格設定のセラピーを受けるのも一つの選択肢です。

ただし、3時間程度のカウンセリングで10~20万円もする料金の場合は、安易に受けることは控えるようにしましょう。

質が高いからこその金額設定かもしれませんが、そのようなセラピストであれば簡単に予約を取れるものではありません。

苦しみを脱したいからといって「高い=安心」と思い込まずに、適正価格のサロンを選ぶように心がけてくださいね。

悪いヒプノセラピーの3つのポイント

セラピーの領域を逸脱した行為

ヒプノセラピーは心理療法ではありませうが、医療行為ではありません。

にもかかわらず、「病気が治る」「怪我が治る」などの効果を謳うセラピストは絶対に信用してはいけません。

過去の嫌な記憶やトラウマを克服した結果、病気が快復する可能性はあるかもしれませんが、セラピーを受けたからと言って必ず治ると断言できるものではありません。

セラピストの言葉を信じた結果、何百万円もセラピーにつぎ込んでしまうようなことがないように注意してくださいね。

威圧的な態度

セラピストが上から目線で威圧的な態度をとるようなセラピーでは、気持ちが休まるどころか委縮して不安になってしまいます。

そのセラピストがいくら多くの知識や経験があったとしても、あなた自身の本音を打ち明けることは難しくなってしまいますよね。

「私のセラピーを受けなければ不幸になる」などという言葉であなたを不安にさせるようなセラピストには関わらないようにしましょう。

セラピーを受けるかどうかはあなた自身が決めることであり、受けないから不幸になるなんてことは絶対にあり得ません。

もちろんセラピーを受けることで過去のトラウマを克服し、幸せを感じることができるようになるかもしれませんが、幸せになる方法はセラピーだけとは限りません。

威圧的な態度だったり、上から目線で見下したりするようなセラピストであれば、あなたの方からお断りするようにしましょう。

話を聞くだけで終わる

ヒプノセラピーは催眠を使って問題の改善をはかるために行うものです。

最終的に問題を克服し、改善するのはあくまでもクライアントであるあなた自身ですが、ただあなたの話を聞くだけでセッションを終了させるようなセラピーでは意味がありません。

話を聞いて問題点を見つけ出し、克服や改善するための手助けをしてくれないようなセラピーであれば、人生相談となんら変わりありません。

誰かに話すことで解決策が見つかるなんて場合もありますが、それならわざわら高い料金を支払ってセラピーを受ける必要はありませんよね。

お金を支払ってセラピーを受ける以上、あなた自身は問題克服に向き合おうとしているはずです。

それをサポートしてくれないセラピストは、良いセラピストとはいえません。

ヒプノセラピーのリスクを減らすためにできること

ヒプノセラピーは日本でも少しずつ認知されるようになっている療法で、サロンをかまえるセラピストも徐々に増えてきています。

一方、悪質なセラピストのせいでトラウマがひどくなったり、高額な料金を請求されたりしたという方も一定数存在するのが現状です。

ヒプノセラピーなどの催眠療法は科学的に確立された手法ですし、安全なサロンがほとんどです。

しかし、効果を実感できるかどうかはセラピストの技量によっても左右されるため、どのセラピストでも良いかというとそうではありません。

ここでは、ヒプノセラピーのリスクを少しでも減らすために5つの点について事前に確認しておくことをオススメします。

カウンセリングの時間をしっかりと確保してるかどうか

ヒプノセラピーは一般的に下記のような流れで行われます。

  1. 事前カウンセリング
  2. 催眠セッション
  3. 事後カウンセリング

ヒプノセラピーは、クライアントであるあなた自身が抱える悩みや問題を改善するサポートをしてくれるものです。

そのためには、セッションの前後にしっかりとしたカウンセリングを行うことで、セラピスト自身があなたを理解しなければなりません。

にもかかわらずカウンセリングの時間が数分しか用意されていなかったり、そもそもカウンセリング自体なかったりするようなセラピーは避けるようにしましょう。

また、カウンセリングの際にあなた自身の問題を的確に伝えるためにも、セラピーを受ける前にあなた自身もしっかりと問題に向き合うことも大切です。

セラピスト自身について調査する

繰り返しお伝えしている通りヒプノセラピーの効果については、セラピストの技量によるところが非常に大きくなります。

そのため、セラピストが十分な経験があるかどうかや信頼できるセラピストであるかなどは事前にしっかりと確認しておきましょう。

確認するためには、サロンのHPを確認したり、SNSやブログを読んだりすればその人がどんな活動をしてきた人なのか、どんな言葉遣いをしている人なのかどうかをある程度判断することはできます。

ヒプノセラピストは資格がなくても開業できますし、わずか数日程度の受講のみで開業している例もあります。

始めたばかりのセラピストだからダメというわけではありませんが、あなたが本当に問題を解決したいのであれば、ある程度の経験をしている人に頼みたいと思うのは当然でしょう。

十分な経験が確認できなかったり、初回カウンセリングで信頼できなかったりする場合には、その後のセッションを断ることも必要です。

あなたの時間とお金を無駄に使う事のないように、事前確認を忘れないようにしましょう。

効果の分からない飲み物をすすめられても飲まない

カウンセリングの時間はセラピーによっても違いますが、1~2時間程度のところがほとんどです。

あなた自身が話すことも多く喉を潤すために水やお茶を出される場合もあるでしょう。

しかし、本来ヒプノセラピーには飲み物は必須ではありません。

にもかかわらずセッション中に変わった飲み物やセラピー独自の飲料などを進められても安易に飲まないようにしておきましょう。

飲み物に興奮作用や鎮静作用が含まれている可能性もあるため、効果のはっきりしないものは特に控えるようにしてください。

喉がかわきそうだと思うのであれば、あなた自身が水などを持ち込んでおくのもいいでしょう。

同時に、「セッションの効果を高めるため」などという理由で高額な商品などを勧めらえれてもその場で契約するのもやめておきましょう。

カウンセリングなどで信頼できると感じたとしても、その場で契約するのではなく、一度家に持ち帰って家族や友人に相談してから判断する方が賢明です。

セラピーは、カウンセリングやセッションを受けることに意味があるのであり、それらに一定の商品などは本来必要はないということを決して忘れないでくださいね。

セッションの料金・支払方法・所要時間などを確認

セラピーを受けるには一定の料金を支払わなければなりませんが、料金設定や支払い方法は明確になっているかどうかは事前に確認しておきましょう。

セッション終了後に記載のない追加料金を請求するような悪徳な業者も存在するからです。

料金の確認方法は、HPなどで確認したり、事前に電話で問い合わせたりするようにしておきましょう。

この時点で少しでも怪しいと感じる部分があったら、あえてそのセラピーを受ける必要はありません。

また、セッション自体も1回で終わりではなく、数時間のセッションを毎日通わなければならないセラピーは避けた方が良いでしょう。

1回のセッションが長時間過ぎても、問題を改善する前にあなたが疲弊してしまう可能性もありますので、120分前後までのものを選ぶことをオススメします。

最終的には自己責任

ここまでヒプノセラピーのリスクを避けるためのポイントをいくつかお伝えしてきました。

しかし、何よりも大切なのは最終的には「自己責任」であると理解しておくことです。

無数の選択肢の中からそのセラピストを選んだのはあなた自身であり、セラピーを受けることを決めたのもあなた自身。

こう考えておけば、セラピストやセラピーの結果にコントロールされることはありません。

良いも悪いもすべて自分の責任と理解できているからです。

これは、普段の行動にも同様のことがいえます。

私たちは、無数の選択肢の中から一つ選んで、日々行動しています。

勤める会社も、住む家も、付き合う友人を選んだのはあなた自身ですし、その環境でどのように行動するかを選んでいるのもあなた自身です。

あなたは普段の行動をこれまでの経験や価値観などから選んで行動しているはずですが、セラピーを選ぶ場合にもあなたの感覚を信じて選んでください。

HPを見たり、セラピストに問い合わせたり、SNSなどで評判を調査したりすることで、あなたが選択するのに必要な情報が集まるはずです。

それらの情報を元にして、あなたが「これだ」と思うセラピーを選べばいいのです。

もしも、あなたが「これだ」と思うセラピーがないのであれば、セラピーを受けないという選択をすることも可能です。

もしくは、納得できるセラピストを地域を広げて探してみるというのもいいでしょう。

いずれにしろ、あなたが納得できるセラピストを探し出すという姿勢を持っていれば、危ないセラピーを避けることができるはずです。

まとめ

今回は、ヒプノセラピーの危険性についてご紹介していきました。

ヒプノセラピーは、心の悩みや問題を乗り越えるのに役立つ療法ですが、しっかりと見極めないとより苦しんでしまう危険性があるのも事実です。

しかし、しっかりとしたセラピストが行うヒプノセラピーは安全ですし、心の状態をよりよくすることができる心理療法です。

本記事があなたがきちんとしたヒプノセラピーを受けるための手助けとなっていれば幸いです。

コメント