こんにちは、私は40代で結婚していません。
そう言うと、よく「何かおかしいんじゃないの?」と言われます。
でも、私は自分がおかしいと思ったことはありません。
むしろ、結婚しないことを選んだ理由があるのです。
はっきりいって「40過ぎて結婚してないやつは大抵何かおかしい」というのは結婚に対する偏見であり、それに基づいた差別です。
40歳を過ぎても結婚しない人は、何か問題があるのではないかという偏見が根強く残っています。
しかし、未婚率は年々上昇し、社会環境も変化しています。結婚しない人は本当におかしいのでしょうか。
この記事では、結婚しない人の理由やメリット、デメリットについて考えてみます。
この意見に対して真っ向から反論してみたいと思います。
40過ぎて結婚してないやつは大抵何かおかしいという記事を見つけてショックを受ける
私は20代の頃から結婚に対してあまり興味がありませんでした。
仕事が好きで、自分の時間を大切にしたかったからです。
でも、周りの友人たちは次々と結婚していきました。
そして、私は「まだ結婚しないの?」と聞かれるようになりました。
私は「別にしなくてもいいじゃない」と答えていましたが、内心では少し不安になっていました。
もしかしたら、私は何か欠けているのかもしれないと思ったからです。
そんな時、インターネットで「40過ぎて結婚してないやつは大抵何かおかしい」という記事を見つけました。
その記事では、40代で結婚してない人は「コミュニケーション能力が低い」「自己中心的で他人に気配りができない」「恋愛経験が少なくて相手を選べない」「自分に自信がなくて魅力的ではない」などと批判されていました。
私はショックを受けました。
私は本当にそんな風に見られているのだろうか?私は自分を否定されたように感じました。
それにしても「40過ぎて結婚してないやつは大抵何かおかしい」という主張は偏見に満ちている
まず、”40過ぎて結婚していない人は何かおかしい”という主張自体が偏見に満ちており、時代遅れだと思います。
日本人成人男性の82.3%が喫煙者だった時代はタバコを吸うことが当たり前だったり、どこでもタバコが吸えた時代もありましたが1、今時タバコ吸うやつのほうがおかしいという意見が多くなってきているほど時代とともに価値観も変わっていきます。
社会や文化における価値観は、科学的な知識、法律、政策、技術の進歩など様々な要素によって変化します。
過去には、男性は働き、女性は家庭を守るというステレオタイプが広く受け入れられていました。
しかしながら、近年では女性の社会進出が進み、男性も家庭内の役割を果たすことが期待されるようになってきています。
これは、性別平等に関する意識の高まりや、経済的な要因などによるものです。
また、LGBTQ+の権利に対する認識も大きく変化しました。
過去には、同性愛は多くの国で犯罪とされ、またその存在自体が否定されることもありました。
しかし現在では、多くの国や地域で同性婚が合法化され、トランスジェンダーやジェンダーノンコンフォーミングの人々も自身のアイデンティティを公に表現できるようになっています。
これは、LGBTQ+の権利に対する理解が深まり、社会全体が多様性を認識し受け入れるようになった結果です。
人々の価値観は多様化し、それぞれが自分自身の人生を生きることが尊重されるべきだという理解が広まっています。
結婚は一つの人生の選択肢であり、その選択をしない人々が何らかの問題を抱えている「40過ぎて結婚してないやつは大抵何かおかしい」と一概に断じることは適切ではありません。
粘り強い線香花火のように伝統的な価値観が根強く残る我が国ジャパン
しかし、日本のように急速に高齢化が進む社会では、伝統的な価値観や期待が根強く残る場合があります。
社会の高齢化に伴い、年配者の影響力も増しているのです。
彼らの中には、自身が経験した生活や価値観を若い世代に押し付けることがあるかもしれません。
それに対し、若い人たちは声をあげることができません。
特に、家族形成や子孫繁栄という観念が強い文化では、結婚や子育てが人生の重要なステップとして見られ、その選択をしない人々は理解しきれないことがあります。
例えばですが、結婚している人の幸福度が低いという論文もいくつかあります。
例えば、結婚生活の経過による妻の夫婦関係満足度の変化では、結婚生活の経過によって妻の夫婦関係満足度が低下するという結果が示されています。
また、フルタイムの雇用の場合の結婚に対する幸福度は、子供の数が増えるに従い低下するという傾向が検出されています2。
人々が結婚を選ばない理由は多岐にわたります。
キャリアに集中したい、自由な時間を持ちたい、特定のパートナーを見つけられない、経済的な理由、自己実現など、様々な個人的な理由があります。
これらの理由は個々の価値観や状況に基づいており、それぞれの人生を最善に生きるための選択です。
人間の価値は、結婚の有無や子供の有無によって決まるものではありません。
それぞれの人が自分自身の人生を尊重し、自由に選択し、自分自身の幸せを追求することが重要です。
このような考え方は、現代社会においては一般的に受け入れられている考え方であり、昨今ではそれを尊重することが求められます。
結婚していない・子供がいない人で人類に貢献した歴史的な人たち
「40過ぎて結婚してないやつは大抵何かおかしい」という主張の中に、40過ぎて結婚していないやつは自分一人が逃げ切ればOKという考え方であり、子や孫の世代の安泰まで考えられる人ではないという主張もされていたので、結婚していない、子供がいない人でも多大な貢献を人類に対して果たした人たちを調べました。
- アイザック・ニュートン: 物理学と数学の基礎を築き、引力の法則を定式化したことで最もよく知られています。彼は生涯独身で、子供もいなかったとされています。
- フローレンス・ナイチンゲール: 近代看護学の母とも言われています。彼女は結婚せず、子供もいませんでしたが、看護の専門職としての地位を確立し、看護教育の制度を作り上げました。
- ニコラ・テスラ: 電気工学者、機械工学者で、交流(AC)電力供給システムの開発に重要な役割を果たしました。テスラは生涯を通じて独身で、子供もいませんでした。
- ジョージ・ワシントン・カーバー: アメリカの科学者で、特に植物学者として知られ、農業を改善するための多くの発明を行いました。彼もまた生涯独身で、子供はいませんでした。
- マザー・テレサ: 貧困、病気、飢餓に苦しむ人々を助けるために人生を捧げたカトリック教会の修道女。彼女は1979年にノーベル平和賞を受賞しました。修道女として独身を貫き、子供もいませんでした。
結婚や子育てが人間の成果を測る唯一の基準ではありません。
人々はさまざまなライフスタイルを選び、その中で自分自身の意義や価値を見つけることができます。
そうやって人類は進化してきました。
おわりに
「40過ぎて結婚してないやつは大抵何かおかしい」と思われてしまう価値観が強い時代は過去にあったのかもしれません。
しかし、現在では結婚することもしないことも自由であり、それぞれに価値観やライフスタイルがあります。
結婚しない人を否定するのではなく、尊重することができる社会の雰囲気をつくることが大切です。
結婚しない人も幸せに生きる方法はたくさんあります。自分の選択に自信を持ちましょう。
- https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%96%AB%E7%85%99
- 日本人の幸福感の実証的研究(その1) ―幸福度指標とその決定要因に関するサーベイ― https://cir.nii.ac.jp/crid/1050845763997998464
コメント
私の周りの40代独身はホントにロクな人間いませんが??
ギャンブル中毒、アル中、超絶ケチ、低所得者…などなど。
何せ『尊敬出来る人間』がいないのです。
筆者も相当変わり者だと思う。
自分自身で独身である事を選んだのではありません。
あなたは『誰からも選ばれなかった』から独身なのです。
魅力のある男性は女性が放っておきませんから。
放っておかれた…という事はそうゆう事。