親が亡くなってから半年以上経つけど、未だに立ち直れない…
親の死に直面してから数ヶ月、立ち直ることがないままでいる方も多くいるかと思います。
時折思い出すと胸が苦しくなる日々、親の死からどれくらいの日が経てば立ち直ることができるのか。
本記事では、親の死から立ち直るまでの期間と立ち直るまでの方法について解説していきます。親が亡くなってから無気力状態が続いているという方は、ぜひご一読ください。
親の死から立ち直るまでの期間は数年
親の死から立ち直るまでの期間ですが、結論から言えば個人差が大きいゆえ、断定はできません。
早い人で数ヶ月、長い人だと5年以上かかることも。ただ、平均としては1〜2年ほどで気持ちが少し楽になるパターンが多いようです。
いずれにせよ、親の死からは誰もが乗り越えられるというのは事実。時間はかかるかもしれませんが、本記事の内容をしっかりインプットすれば皆さんもきっと立ち直ることができるはずです。
親の死から立ち直る方法
親の死に悲しむことは当然のことですが、人によっては身体的精神的に不調をきたしてしまうケースも少なくありません。
悲しむ期間ももちろん必要ですが、心身のため辛い日々から立ち直ることもまた必要となってきます。
ここでは、そんな親の死から立ち直る方法についてまとめていきます。眠れない事が多い、食欲があまり湧いてこない方は特に、チェックしておきましょう。
親の死から立ち直る方法①何かに没頭する
親の死から立ち直るには、何かに没頭する事が効果的です。
「もっと親孝行すればよかった」と後悔したり、家族との思い出を振り返ったり、何もすることがない時間はついつい物思いにふけがち。
皆さんには時間を忘れられるくらいに没頭できる趣味などはありますか?もしあれば、考え込みによる精神への負担を減らすため、自分が好きなことに没頭する時間を設けてみると良さそうです。
親の死から立ち直る方法②悲しみを共有する
親の死について悩む際、感情を抑えて誰にも相談せずにいると、辛い気持ちは整理されずに蓄積されてしまいます。
- 恋人・パートナー
- 親友
- 職場の先輩
- 家族
皆さんの周りにも本音を打ち明けられる相手はいるはず。自分の悲しい、あるいは辛い気持ちを打ち明けてみてください。
1人で悩みを抱えていたときよりも、気持ちが楽になってくれるはずです。
親の死から立ち直る方法③できるだけ日にあたる
千葉県医師会によると、日光に当たることでうつ病で崩れがちな睡眠や活動リズムの回復につながると言われています。
親の死に直面すると、過剰に思い悩み、うつ症状に発展することも多々あります。当然、日常生活にも支障をきたすこととなります。
精神への負担を改善するため、日中はできるだけ日光に当たることを意識しましょう。
親の死から立ち直る方法④睡眠時間はしっかりとる
一般社岡法人新潟具勞街街牛医学協会「新潟ウェルネス」では、睡眠不足の影響として以下の影響をあげていました。
- 感情をコントロールする機能が低下する
- ストレスに弱くなる
感情コントロール機能の低下により、抑うつ的になったり、ネガティブな感情に敏感になったりする可能性があるほか、ホルモン分泌の不足によりストレスに弱くなってしまうのだそう。
抑うつとは、「気分が落ち込んで何にもする気になれない」、「憂鬱な気分」などの心の状態が強くなり、様々な精神症状や身体症状がみられることを言います。
不公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット」
親の死から立ち直るためには、いずれの影響も避けたいものです。適度に運動を心がけ、アルコール摂取や夜間のスマホの使用を控え、より良質な睡眠時間を確保するようにしましょう。
親の死から立ち直る方法⑤不眠食欲不振が続いたらすぐに受診
不眠や食欲不振が顕著にみられ、日常生活に支障をきたしているのであれば、すぐにメンタルクリニック等に受診をしましょう。
不眠食欲不振はうつ状態の代表的な症状でもあります。つまり、心が本格的に弱まってしまっている状態を示すサインであるということ。
うつ状態が深刻化する前に、早めに受診することをお勧めします。
親の死から立ち直るまでの期間やってはいけないこと
親の死から立ち直るまでの期間中は、以下のような行為は決して行わないようにしましょう。
いずれも親の死から立ち直るまでのプロセスの阻害要因となるもの。場合によっては、心身により悪影響を及ぼすこととなります。
親の死に直面してからの辛い日々を乗り越えたいという方はしっかりとインプットしておきましょう。
早く乗り越えようと焦る
親の死から立ち直るまでの期間、早く乗り越えようと焦る必要はありません。
大切なのは、親の死を受け入れ、しっかりと悲しむこと。早く乗り越えようと焦ってしまっては、親の死を悲しむ余裕すら生まれてきません。
親の死から立ち直るまでには相当な時間を要します。焦らずゆっくりと乗り越えていくことを意識しましょう。
お酒に頼る
親の死に直面すると、ストレスを発散させ少しでも気持ちを落ち着かせようとお酒に頼る傾向にあります。
一時的に気持ちは楽になるでしょうが、イライラの吐口がお酒になることでアルコール依存症に発展するリスクがあります。
飲酒によって覚醒時間が長くなり、睡眠効率が悪くなることも。自らの感情をコントロールするため、親の死から立ち直るまでの期間、お酒はほどほどに抑えておくのが賢明です。
無理に感情を抑え込む
親の死から立ち直るまでの期間は、無理に感情を抑え込まないようにしましょう。
両親との死別をはじめとする喪失体験をした人は、「ショック期→喪失期→閉じこもり期→再生期」の4段階で徐々に立ち直りに向かっていきます。
この一連のプロセスを「グリーフワーク」と呼び、グリーフワークに対しケアを行うことを「グリーフケア」と言います。
基本的なグリーフケアとしては、家族や友人、恋人といった身近な人に悩みを話すことがあげられます。
悲しみを共有することで、心も落ち着き、親の死を受け入れるきっかけにもなります。無理に感情は抑え込まず、悲しい想いをしっかりと共有しましょう。
まとめ:親の死から立ち直るまでの期間はしっかりと悲しむこと
親の死から立ち直るためには、何より悲しむ期間をしっかりと持つことが重要となります。
悲しむ際は、1人よりも家族や友人など身近な人に共有して悲しむとより効果的。
立ち直るきっかけとなり、気持ち的にも今以上に軽くなってくれるはずです。
コメント
親族が居なくなって落ち込むとか、幸せな事じゃん。