「会社や友人、仲間との飲み会にできれば参加したくない。でも、断ると印象を悪くしてしまうのではないか……」
そのような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
こちらの記事では、飲み会に来ない人の印象や嫌われない断り方、断わるときのNG行動などについて解説します。
飲み会に来ない人の印象
飲み会に来ない人はどのような印象を持たれることが多いのでしょうか?
考えられるものを見ていきましょう。
付き合いが悪い
飲み会に参加しないことで、付き合いが悪いという印象を与えることがあります。
職場やコミュニティ内でコミュニケーションを重視している場合、そのように思われることが多いでしょう。
例えば、仕事中にしっかりとコミュニケーションを取り、真面目で協調性のある態度を取れる人は、飲み会に参加しなかったくらいで「付き合いが悪い」とは思われないでしょう。
しかし、普段からあまりチームやコミュニティ内でコミュニケーションを取らず、協力的でない態度を取っているのであれば、付き合いが悪いと思われてしまう可能性が高いといえます。
仲良くなりづらい
飲み会に参加しないことで、仲良くなりづらいと思われる可能性もあります。
職場であれば、本来、仕事上のコミュニケーションが円滑に取れていれば問題ないといえます。
しかし、中には仕事以外のコミュニケーションを重視する人もいます。職場は友達を作る場所ではありませんが、「仲良くなりたい」という気持ちが強い人にはそのように思われてしまうかもしれません。
そのような場合は、仕事中やランチでのコミュニケーションを増やすなど、工夫するのが良いでしょう。
協調性がない
飲み会に参加しない人に対して、協調性がないと思う人もいるでしょう。
実際には、「飲み会に参加しない=協調性がない」ということにはなりません。しかし、飲み会に参加するのが当たり前の文化が根付いている職場であれば、そのように思われてしまう可能性もあるでしょう。
プライベートの時間を大切にしている
飲み会に参加しない人に対して、プライベートの時間を大切にしていると好印象を抱く場合もあるでしょう。
飲み会の時間を勉強や趣味、家族との時間などに充てている場合、そのように思われることが多いといえます。
自分を持っている
多くの人が飲み会への参加を断るのに勇気がいると思います。
「本当は行きたくないけど、みんなが行くから行っておくか」という人もいるのではないでしょうか。
そんな中で、周りに流されずに飲み会を断れる人は、他人にどう思われるかを気にしておらず自分を持っていると思われるでしょう。
飲み会に来ない人が嫌われてしまう理由
飲み会は必ず参加しなければならないものではありません。
しかし、中には飲み会に来ない人を嫌う人もいます。
ここでは、飲み会に来ない人が嫌われてしまう理由について解説します。
付き合いが悪いと思われるから
上述した通り、飲み会に参加しない人は付き合いが悪いと思われることがあります。
飲み会を仲良くなる手段やコミュニケーションを取る機会だと認識している人にとって、飲み会に来ない人は仲を深めづらい存在となるのです。
また、飲み会に誘って快く参加してくれる人と断る人であれば、快く参加してくれる人に好印象を抱く可能性が高いともいえます。
飲み会に参加しないくらいで付き合いが悪いと思われるなんて……とも思いますが、中にはそのような考えを持っている人もいます。
飲み会に参加するのは当たり前だと思っているから
世代によるところもありますが、飲み会に参加するのは当たり前だと思っている人もいます。
一昔前までは、仕事が終わって飲み会に行き、関係性を深めるといったことは多かったのではないでしょうか。
そのような時代を経験した人たちからすると、飲み会に参加するのは当たり前のことなのかもしれません。
中には、飲み会を仕事の延長線上だと捉えている人もいるでしょう。
飲み会は本来、プライベートな時間であり、給料も発生しません。そのため、参加するかしないかを選ぶのは自由です。
また昨今はコロナ禍の影響もあり、昔のような飲み会の文化はなくなってきている職場も多いのではないでしょうか。
嫌われない断り方
次に、嫌われない断り方をご紹介します。
飲み会に参加しなくても嫌われないためには、コミュニケーションが大切です。
参加しないことをうまく伝え、嫌われるのを回避しましょう。
明るくハッキリと断る
まずは嫌そうな顔をせず、誘ってもらったことへの感謝を示しつつ、明るくハッキリと断ることが大切です。
参加しないことを伝えるのには勇気がいるかもしれませんが、曖昧な回答をせず、参加しないということ自体はハッキリと伝えましょう。
体調を理由にする
体調を理由にするのも1つの方法です。
「大きな病気になった」などのあからさまな嘘はよくありませんが、「最近あまり調子が良くない」「病院を受診する予定がある」「血液検査や健康診断を控えている」など、よくある理由で断るのが良いといえます。
コロナ禍以降は感染症に対して敏感になっている人も多いため、体調が優れない人を無理に誘う人はいないでしょう。
また、感染症が流行している時期であれば、「久しぶりに祖父母に会う予定があるため、感染症を懸念して参加しない」などの理由も、悪い印象は与えないといえます。
家庭の都合
家族がいる場合は、家庭の都合ということで断ることもできます。
子どもがいる場合、「子どもの送迎がある」「子どもが体調を崩している」などの理由も使えるでしょう。
また、家事をしなければならないというのも断る理由になります。
他にも、「子どもやパートナーの誕生日」「結婚記念日でディナーをする予定」など、家族でのイベントも断る理由の1つになるでしょう。
仕事と家庭を両立しており、どちらも大切にしているという点で良い印象を与えられるのではないでしょうか。
仕事がたまっている
仕事がたまっているという理由で断るのも1つの方法です。
「どうしても終わらない作業があり、残業をしなければならない」「飲み会に参加している場合ではない」ということを伝えましょう。
同じ職場であればすぐに理解してもらえるのではないでしょうか。
先約がある
先約があることを伝えるのも良いでしょう。
これは、事前に誘われた場合でも急に誘われた場合でも使えるため、おすすめです。
予定の内容を具体的に伝える必要はありません。
まずは「その日は先約があって……」と伝えるだけで問題ないでしょう。
もし、予定の内容を聞かれたら「昔からの友達と会う約束をしている」「遠方から親戚が会いに来る」「子どもに関する予定がある」など、うまくごまかせそうな理由を話しましょう。
習い事がある
もし習い事をしているのであれば、それを理由に断るのも良いでしょう。
「今日は習い事があって……」「いつもは◯曜日なのですが、今週は先生の都合で◯曜日になってしまって……」といったように断ることができます。
習い事であれば、休んでまで飲み会に参加してもらうのは申し訳ないと思われるでしょう。また、仕事以外のことも頑張っているという点で好印象を与えることもできるかもしれません。
試験や資格の勉強がある
試験や資格の勉強をしている場合、勉強しなければならないことを伝えるのもおすすめです。
試験に合格したり、資格を取得したりするまでは誘われにくくなるでしょう。
次の日の朝が早い
翌日予定があり、朝が早いことにするのも良いでしょう。
飲み会は夜遅くまでお酒を飲むこともあり、翌日に支障が出てしまうことも多いです。
「家族と出かける」「子どもの送迎がある」などの理由で朝が早いことを伝えるのが良いでしょう。
この理由は、断りきれずに参加した飲み会を早く抜ける理由としても使えます。
お酒が弱いキャラ
お酒があまり得意でない、弱いということをあらかじめ伝えておくのも1つの方法です。
本当に弱い方であれば、自然に弱いことを伝えられるでしょう。
しかし、本当はお酒が強い方でもお酒が得意でない印象を与えておくことで、無理に誘われたり、お酒を勧められたりすることはなくなるでしょう。
理由を言わない
飲み会に参加しないキャラを作りたい場合は、理由を言わずに参加できないことだけを伝えるのも良いでしょう。
勇気が必要ですが、飲み会に参加しないキャラが確立できれば、その後も断るのが楽になります。
「毎回断る理由を探すのが大変」「嫌われるのが怖くない」という方はぜひ使ってみてください。
飲み会を断るときのNG行動
最後に、飲み会を断るときのNG行動をご紹介します。
最低限のマナーを守りつつ、うまく断りましょう。
嫌な顔をする
飲み会に誘われた際に、分かりやすく嫌な顔をするのは失礼です。
どれだけ飲み会が嫌でも、行きたくなくても、相手に不快感を与える言動は避けましょう。
断るときには明るくハッキリと伝えた方が好印象です。
感謝の気持ちがない
誘ってくれた人への感謝の気持ちは持った方が良いといえます。
本当に行きたくない場合でも、声をかけてくれたこと自体には感謝し伝えましょう。
参加したくない理由を正直に言う
参加したくない理由を正直に言うのもNGです。
例えば、「面倒くさい」「あの上司が苦手」などネガティブなことや悪口になってしまうような理由です。
誰かを傷つけないよう配慮した上で、うまく断ることが大切です。
曖昧な返事をする
断りづらいからといって、参加するのかしないのかが分からないような曖昧な返事をするのも良くありません。
飲み会は前もってお店を予約することも多いため、開催する人が人数を把握できるよう、参加しない場合はハッキリと断りましょう。
返事をしない
返事をしないこともNGです。
返事をしないくらいであれば、ちゃんと断った方が好印象です。
誘ってくれた人への敬意を持ちましょう。
ドタキャンをする
断りきれず、参加すると言ったのにドタキャンするのはやめましょう。
急な体調不良や家族に関する急用など、突然のことでどうしようもない場合は仕方ありません。
しかし、もともと参加しないつもりでドタキャンするのであれば、幹事やお店の人に迷惑がかかってしまいます。
参加しないのであれば潔く参加しないと伝えた方が好印象です。
明らかな嘘をつく
「嘘も方便」と言いますが、明らかな嘘はやめましょう。
例えば、「大きな病気を患っている」「身内に不幸があった」など、本当に心配してしまうような嘘はよくありません。
バレたときに信用も失います。
誰も傷つけず、ごまかし通せる言い訳を考えましょう。
おわりに
飲み会に来ない人の印象や嫌われない断り方、断わるときのNG行動などについて解説しました。
どうしても参加したくない飲み会を断るときには、コミュニケーションが重要なポイントとなります。
参加しないこと自体はハッキリと伝えつつ、悪い印象を与えないよう伝え方に心がけましょう。
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