旦那が抱いてくれない！離婚を考える前にするべきこと

愛し合って結婚したはずなのに、気付けばもうずっと旦那との夜の営みがない…。

男性は女性にくらべて性欲が強いはずなのに、どうして抱いてくれないんだろう？私に魅力がないのかな？と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

今回は、旦那が抱いてくれない理由や、セックスレスで離婚すると後悔する理由、セックスレスを解消するために妻ができることなどを解説していきます！

「セックスレスで離婚してしまう前に、旦那の心をなんとか動かしたい…」と考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

セックスレスの夫婦は増えている？

「夫婦はセックスをするのが当然」と思っている方も多いかと思いますが、すべての夫婦が途切れることなくセックスを続けているとは限りません。

特別な理由がないのに、1ヶ月以上性的なスキンシップがないことを「セックスレス」といいます。一般社団法人日本家族計画協会の調査によると、セックスレスの状態にある夫婦は2014年でなんと44.6％。2004年の調査では31.9％となっているので、この10年間でもセックスレスの夫婦はかなり増加していることがわかりますね。

もちろん、セックスは義務ではないので、セックスをしないことに夫婦が納得して幸せに生活をしているのなら、問題はありません。

しかし、妻はセックスをしたいのに旦那が応じてくれないなど、夫婦の間でセックスに対する意識がズレてしまうと、不仲の大きな原因となってしまいます。

旦那が抱いてくれない理由9つ

セックスレスというと、性欲の強い旦那と家事や子育てで忙しい妻のすれ違い、というイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、妻はセックスをしたいのに、旦那が抱いてくれないというパターンも意外と多いんですよ。

ここでは、旦那が妻を抱いてくれない理由について詳しく解説していきます。

妻を家族として見ているから

新婚だったり、結婚してもまだ子供が生まれていないときは、恋人同士の延長のような関係の夫婦も多いもの。2人きりで食事に行ったり、旅行に行ったりと、デートの時間も比較的多く取れますよね。

しかし、子どもが生まれると生活は一変します。子どものためになりふり構わず動き回る妻を見ていると、感謝の気持ちはもちろん湧いてきますが、妻を「女性」としては見れなくなってしまう旦那もいますよ。

お互いを「パパ」「ママ」、「お父さん」「お母さん」と呼ぶようにもなり、出会った頃のドキドキ感はますます減少。男女というよりは家族という認識が強くなり、セックスをするのも…とためらってしまいます。

仕事で疲れているから

それなりに性欲のある男性でも、疲れやストレスが溜まりすぎるとセックスどころではありません。仕事が忙しくて帰宅が深夜だったりすれば、妻とセックスをするよりは早く寝たいと思うのも無理はありませんよね。

また、時間的には余裕があったとしても、仕事で上司や取引先との関係に神経をすり減らしていたり、プレッシャーのかかるプロジェクトを担当していたりすると、精神的に余裕がなく妻を相手する気にはなれないでしょう。

子作りの義務感が辛い

夫婦が自然に愛し合って子供ができれば一番良いのですが、子作りは思い通りにはいかないもの。自然に任せていてもなかなか妊娠しなかったり、年齢的に子供が一刻も早くほしいという事情で「妊活」を始める夫婦も多いでしょう。

しかし、病院でさまざまな検査をされたり、妻から「排卵日だから絶対しようね」「子作りに良い生活を心掛けて」などと言われると、旦那はセックスに義務感を感じてしまいます。

「妻が好きだから抱く」というよりは、「子作りのために、種付けのために抱く」という状況になってしまい、プレッシャーによって旦那の性欲が減退してしまうこともありますよ。

妻の性欲についていけない

すべての男性が性欲が強いというわけではなく、頻繁にセックスしなくても平気、という人も結構います。そういった男性と、性欲が強いタイプの女性が結婚してしまうと、セックスに対する気持ちのズレがどんどん大きくなってしまいますよね。

妻に「なんで抱いてくれないの？」と責められたり、「私に魅力ないんだね」と冷たくされたりすると、妻に対する性欲がさらに減退してしまいます。また、妻に毎日のように「セックスしよう」と迫られたりすると、相手をしきれずに鬱陶しく感じてしまうこともあるでしょう。

結婚した頃の妻と変わってしまった

「結婚した頃はスタイル抜群だったのに、子供を産んでから太ってしまった…」「結婚してから仕事や家事、育児に忙しく、身なりに構わなくなってしまった…」など、妻が結婚当時と様変わりしてしまうと、どうしても女性として見れなくなってしまうことも。

また、結婚した頃は優しかったのに、今は旦那に対して思いやりがなく暴言を吐いてくる、文句ばかり言ってくる、笑顔がない、といった妻の行動も、旦那を萎えさせます。普段そんな状態なのに、セックスのときだけ男女の関係を求めるのはなかなか難しいのかもしれません。

子どもがいるとやりづらい

子供がいるとなかなか夫婦ふたりきりになるタイミングがなく、気付いたらセックスをずっとしていなかった…ということも。子供が小さいうちは、夜泣きなどもあって落ち着いてセックスができなかったりします。

また、子供が大きくなったらなったで、「声に気付かれたらどうしよう？」「うっかり目撃されたらまずい」と気になって、セックスをする気になれないこともあるでしょう。

加齢で性欲が減退した

男性は本人の頑張り次第では生涯現役でいられるかもしれませんが、年齢を重ねるとやはり若い頃にくらべて性欲が減退する人は多いものです。20代の頃は毎日でもできたのに、40代頃になると「たまにでいいや…」と感じる男性もいるでしょう。

また、中にはまだ若いのにEDになってしまう男性も。妻にさえもEDであることはなかなか打ち明けられず、なんとなくはぐらかしてセックスレスになってしまうというケースもありますよ。

以前拒否されて傷ついた

「セックスしよう」と旦那を誘ったときに、断られると結構傷つきませんか？同じように、旦那も妻にセックスを断られると落ち込んでしまうんです。「仕事で疲れてる」「子育てで忙しい」などさまざまな理由で断わってしまうこともあるかと思いますが、それが続くと旦那も「もういいや」と諦めてしまいます。

旦那の誘いは断ったのに、自分の誘いはきちんと受け止めてほしいというのは、なかなか難しいもの。旦那の誘いを無下にした自覚のある方は要注意ですよ。

セックス自体が面倒

セックスは夫婦二人で楽しむものですが、旦那ばかりに頑張らせて妻はされるがまま…ということはありませんか？「私のことが好きなら頑張れるでしょ」と傲慢な考えをしていると、旦那は妻とのセックスに疲れてやる気を失ってしまいます。

妻とセックスすると大変だから、1人で処理した方がいいと考えてしまう旦那も。妻も、旦那が喜ぶことをしてあげるなどの努力が必要なのかもしれません。

セックスレスが理由で離婚できる？

「このままセックスレスが続いたら耐えられない…離婚しようかな？」と考えている方もいるかもしれません。セックスレスは離婚の理由として認められるのでしょうか？

結論から言うと、夫婦双方が同意していれば、セックスレスを理由として離婚することはできます。

しかし、もしも夫婦のどちらかが合意しない場合、一方的に離婚を成立させるためには「法定離婚事由」が必要になります。セックスレスは、法定離婚事由のうち「その他婚姻を継続し難い重大な事由」に該当しますが、裁判ではその深刻度が問われることになるでしょう。

セックスレスのほかに不倫などの問題がある、セックスレスが原因で長い間別居しているなど、その他の事情があれば離婚が成立するケースもありますが、単にセックスレスだけで離婚が認められるかは微妙なところですね。

セックスレスで離婚すると後悔する理由

夫婦一緒に暮らしているのに性生活に満足できないのは、とても辛いことですよね。でも、その気持ちの勢いのままに離婚してしまうと、後悔することも多いかもしれません。

ここでは、セックスレスで離婚すると後悔してしまう理由について解説します。

寂しい気持ちがもっと大きくなる

旦那が抱いてくれなくて、「寂しい」「もっと愛してほしいのに」と悩んでいる方もいますよね。その気持ちをわかってくれない旦那に対して、当てつけのように離婚してしまいがちですが、離婚してもその寂しさや虚しさは解消するわけではないのです。

新たに愛してくれるパートナーが現れれば別ですが、離婚してひとりきりになったままでは寂しさはさらに増すばかり。セックスはなくても、そばにいてくれる人さえいてくれれば良かった…と後悔してしまうかもしれません。

金銭的に苦しくなる

夫婦は、旦那のほうが収入が多いというパターンも少なくありません。セックスレスを理由に離婚してしまうと、収入の少ない女性は生活が苦しくなることも考えられます。とくに専業主婦は、ダメージが大きいでしょう。

セックスがなくてもお金があればいいと考えるのか、セックスレスの旦那とは別れて生活が苦しくても新たな人生を歩むのかは、判断の難しいところですね。

再婚できるとは限らない

子供が欲しいのに旦那が協力してくれず、離婚を考えている方もいるかもしれません。その選択ももちろんアリなのですが、今の旦那と離婚したところで必ず再婚できるわけではないことは、覚悟しておく必要がありますよ。

離婚したものの、良い人が現れず結局独身のまま…となると、「旦那と別れる前にもっとセックスレスを解消する努力をすればよかった」「子供がいなくてもパートナーさえいればよかった」と後悔してしまうかもしれません。

セックスレスを解消するために妻ができること

旦那が抱いてくれない理由はさまざま。旦那自身が多忙だったり性欲がそもそも弱かったりということもあれば、妻に色気を感じられないなど、妻に対する不満が原因の場合もあります。

ここでは、セックスレスを解消するために妻ができることをご紹介します。

スキンシップを増やす

普段の生活でスキンシップが全然ないのに、いきなりセックスだけするというのは無理がありますよね。おはようのキスをしたり、出かける前にハグしたりといったスキンシップがあるからこそ、自然に気持ちが高まってセックスがしたくなるものです。

「旦那からスキンシップしてくれないと恥ずかしい…」という方もいるかもしれませんが、求めるばかりでなく自分からも新婚当初のように旦那に甘えてみましょう。きっと旦那の気持ちも盛り上がってきますよ。

会話を増やす

夫婦にとってセックスでの愛情表現ももちろん大切ですが、同時に大切にしたいのはやはり言葉でのコミュニケーションです。普段会話のない夫婦はセックスレスになりやすく、逆に会話の多い夫婦は性生活も充実しているものですよ。

男性は女性にくらべておしゃべりが苦手な人も多いので、妻側から積極的にその日にあったことや子供の様子などを伝えてこまめにコミュニケーションを取るのもいいですね。

感謝の気持ちや愛する気持ちを言葉で伝える

結婚生活が長くなると、「旦那が毎日仕事をするのは当たり前」「妻が家事育児をするのは当たり前」といった感覚になり、いちいち感謝の気持ちを伝えなくなってしまいがち。毎日のことでも意識して「ありがとう」と感謝を伝えると、旦那の妻に対する意識が変わってくるかもしれません。

また、今さら「好き」や「愛してる」と伝えるのはちょっと恥ずかしいものですが、誕生日や記念日など、何かきっかけがあるときに愛する気持ちをきちんと伝えると、旦那も結婚当初の愛を思い出してくれるかもしれませんよ。

魅力的な体型を作る

結婚当初とくらべてかなり体型が変わったと自覚のある方は、少しスタイルアップを目指してみるといいかもしれません。年齢とともに体型が崩れてしまうのは仕方のないことですが、食事の内容を見直したり運動をしたりと、努力できることはしてみましょう。

セックスのときに、だらしない体型よりはメリハリのある体型のほうが旦那の気持ちも盛り上がるものですよ。

下着を新しくする

夫婦なのだから、下着なんて気にしないでしょ…と思っている方もいるかもしれませんね。でも、旦那は意外と見ています。ゴムが伸び切ったヨレヨレの下着では、どうしても気持ちが盛り上がりませんよね。

過剰にセクシーな下着を用意する必要はありませんが、色がきれいだったり、レースなどの装飾が素敵な下着に新調するだけで、旦那のやる気もアップするかもしれません。

寝室でスマホやテレビを観すぎない

セックスをする場所は寝室が多いかと思いますが、寝室に行ってからもずっとスマホを見ていたり、テレビを付けていたりすると、なかなかセックスをする流れになりませんよね。

寝室に入ったらなるべくゆったりとした気持ちで旦那と会話をしたりして過ごすと、自然とセックスをする雰囲気にもなりやすいですよ。

まとめ

今回は、旦那が抱いてくれない理由や、セックスレスで離婚すると後悔する理由、セックスレスを解消するために妻ができることなどを解説しました。

抱いてほしいのに、旦那は全然その気がない…離婚した方がいいのかな？と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。