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モラハラ夫の母親の特徴は?うまく付き合うコツを解説!

彼氏としてお付き合いをしていた頃は、全て2人の世界で完結して楽しく過ごせばよかったけれど…。
結婚した後に発覚する夫のモラハラ傾向。そして背後にチラつく癖の強い義理の母の影!
もしかして、この親子ヤバいのでは⁈
今回は、結婚してから後悔したり苦労したりしないために、モラハラをする夫や、モラハラ夫の母親の言動の特徴についてまとめていきます。既に夫のモラハラやモラハラ夫の母親との上手な付き合い方について悩んでいる人も必見です。

モラハラ夫の幼少期からの生い立ち

そもそも、モラルハラスメントをする男性はどのような親子関係で育ってきているのでしょうか?幼少期からの生い立ちを紐解いて、理解を深めていきましょう。

モラハラ夫になる男性の幼少期の親子関係は、大きくざっくりと2つの傾向に分かれると考えられます。

1️⃣過剰適応で抑圧的な子ども
モラハラ夫は、母親もしくは父親がモラハラをする人だった可能性が極めて高いです。モラハラの親は常日頃から「お前は無能だ」「私がいないと何もできない」「全てお母さんの言う通りにすべき。そうすれば間違いない」という論調で話をします。すると子どもは、自分の考えを持ってはいけない、親が全て正しい、という世界に頑張って適応することで親から認められようとします。次第に、親の想い通りに動く操り人形のようになっていきます。

そのため、幼少期はどんな子どもだった?と尋ねると、いわゆる大人から見たら「いい子」であったり、波風を立てない物わかりの良いタイプに見えていた、という回答になるでしょう。しかし、実は抑圧された子どもらしい欲求や、ありのままの自分を認めてもらえなかった悲しみなどが、無意識の奥底に押し込められていて、これが結婚後にモラハラをする要因につながっていきます

2⃣高圧的で選民意識の高い子ども
親のモラハラに対し、自分を抑圧するのではなく、自分をそのまま親と同じ考えに迎合させていくことで傷つかないように防衛していた子どももいます。つまり、親からのモラハラを受ける側ではなく、親と同じようにモラハラをする側になれば自分は傷つかずに済むと学び、できるだけ親と同じ考えを持ち、親と似たようにふるまおうとして生きてきたタイプです。
例えば、学校の先生やお友達などについて母親が見下すような発言をしていれば、それをそっくりそのまま受け入れて、自分も先生やお友達を下に見るような考えを身に付けます。
お店で店員に横柄な態度をとっている親を見たら、自分もそうやって横柄にふるまっていいんだ、自分たちにはそうやってふるまって良い権利がある、というような誤った思想を身に付けていきます。

そのため、幼少期はどんな子どもだった?という質問では、生意気で大人みたいな高圧的なタイプだった、という回答になるでしょう。モラハラをモラハラだとは気が付かないほどに、自分は選ばれた人間であり、他の人と比較して優秀なのだと心の底から信じています。そのため、結婚後も妻を見下す行為を平気で行うことができるのです。

母から子へ モラハラの連鎖

モラハラは親から子へ連鎖する可能性が高いことが指摘されてします。これは、先ほどモラハラ夫の幼少期や親子関係を紐解いた際にも触れましたが、モラハラ家庭に育つ子どもが、モラハラ加害者に同調する場合が多いからです。特に、母親のモラハラ傾向は、息子の人格形成に多大な影響を与えます。
ターゲットに対して執拗に人格を否定し、尊厳を奪う行為を繰り返す母がいれば、それに同調した子どもは、自分が優位に立って人を支配するためには、精神的な暴力という手段を使ってもよいのだと考えるようになります。すると、表立って精神的な暴力によって人より優位に立とうとする人間に成長する可能性があります。

一方、モラハラ家庭に育つ子どもが、モラハラされる側に同調する場合もあります。
例えば、モラハラする父親からの執拗な攻撃に、なす術もなく、ひたすら耐えつづける母親がいたとしたら、その母親の姿に子どもが同調する場合があるのです。家庭の平穏のためには、暴力を受け入れ、耐えなければならないということを学びます。暴力に対して、抵抗することはできないのだという価値観を取り入れてしまうのです。
そして、この価値観を妻に押し付ける場合があります。結婚後に妻に対してだけ、自分が優位に立つために妻を傷つけるという手段を迷いなく行い、それに抵抗せず従うのは当然だという考えの夫になるかもしれません。

モラハラ夫の母親との関係性

ここまでは、モラハラ夫の子ども時代の親子関係についてみてきましたが、ここからは夫となった現在のモラハラ夫とその母親の関係にはどんな特徴があるのか、いくつかのキーワードで見ていきましょう。

1⃣過干渉
モラハラ夫の母親は過干渉な場合が多いようです。常に過干渉なケースもありますが、どちらかというと限定してある特定の事柄に関してだけ過剰に干渉しコントロールしようとする、という歪みがあるようです。例えばそれは衣食住のどれかに表れることが多いです。

【衣】であれば、夫の着るものやファッションに極端に関わり、妻が選んだ服や夫が自分で選んだ服に対して「センスがない」「趣味が悪い」などと平気でこき下ろす発言をします。自分で選んだ衣類が間違いないと強く思っており、それを結婚して夫となった息子にもいまだに強要する姿が見られま

【食】であれば、嫁の作るご飯を徹底的に否定し、自分のご飯が食べられない息子はかわいそう、といったことを平気で発言します。自分でご飯を作ってきて勝手に夫に食べさせようとしたり、夫に仕事帰りに実家に寄らせて、晩御飯を実家で食べてから帰るようにさせていた、というエピソードもあるようです。

2⃣無関心
自分にとって思い通りではないことに関しては一切関心を示さない、という態度を示すのもモラハラ夫の母親の特徴です。例えば、夫婦が旅行に行ってきて楽しかったと報告しても、不機嫌に全く興味がないムードを出したりします。お土産を渡しても、「こんなものわざわざ買ってこなくていいのに。お金の無駄ね」などと、善意を踏みにじるような発言を平気で繰り出します。これは、自分が蚊帳の外である話や、夫が妻と仲良くしていることに対して、どこか不満があるからである場合が多いです。

3⃣条件付きの愛情
モラハラ夫の母親は、愛情がないわけではありません。むしろ息子である夫に対して、深い愛情を持っていることも多いです。ただ、その愛情は条件付きである場合がほとんどです。例えば、〇〇をしてくれるからありがたいとか、〇〇のお仕事をしているから立派など、ありのままの息子を認めているというよりは、自分の理想通りであるかどうか、自分にとって価値があるかどうか、そういった条件を付けて愛情を息子に注いでいたように見えるようです。
そのため、自分の思い通りではないことに関しては徹底的に嫌味を言ったり非難をしたりします。もし結婚についても自分の理想通りではなかった要素があるとしたら、それをいつまでも引きずって、折を見て嫌味を言ったり否定的な言葉を投げかけてくるでしょう。

4⃣服従 (※夫の父親がモラハラ気質で母親は被害者の場合)
これは、母親ではなく夫の父親がモラハラ気質で、母親はむしろ被害者だった場合のキーワードです。母親は夫や息子に対して絶対的に服従をしています。男尊女卑が当たり前のような世界で、絶対的主である夫や、その跡継ぎである息子に対し、言いなりのような態度をとります。当然、嫁も自分と同じように夫を立てることを求めます。

モラハラ夫の母親が嫁に見せる態度

モラハラ夫の母親は、息子の嫁に対して最初からあからさまにおかしな態度をとることは少ないようです。人当たりが良く、良い母親、という風に見える場合も多いです。
しかし、息子とその嫁の間で問題が起こると、必ずと言っていいほど息子の肩を持ちます。悪者は嫁になり、息子は悪くない、悪いのは嫁であるあなた、という論調で一気に畳みかけられます。

よくあるパターンとして、夫のモラハラについて悩み、それを夫の母親に相談したことから、母親の態度が悪化することがあります。
例えば、夫が料理について非常に細かくて、食事に毎回困っていると相談でもしようものなら「それはあなたの料理の腕が悪いからだ」「息子は私の作った料理が一番大好きだから、仕方がない」などと言われるかもしれません。中には「息子が可哀そうだからあなたの料理ではなく私の料理を食べさせて」と、作り置きを持ってくる母親もいるようです。
他にも、夫の暴力や暴言について相談すると、「あなたの態度が悪いからでは?」「嫁として、それくらいは当然我慢してもらわないと」と、平気で暴力暴言を正当化したりします。

根底にあるのは、「息子のことを一番分かっているのは私であり、あなたではない」という見下した気持ちや、息子を奪った憎きライバルといった気持ちなど、歪んだ愛情があるようです。

モラハラ夫の母親と上手く付き合う方法

モラハラ夫の母親のタイプによって、うまく付き合う方法は異なります。モラハラ加害者の母親なのか、モラハラ被害者の母親なのか、2つに分けてみてきましょう。

◆モラハラ加害者の母親と付き合うポイント
母親が息子にモラハラをしていた構図が見られる場合は、できる限り距離を取ることが大切です。息子を取られてなるものかと必死で関わろうとしてくるかもしれませんが、できる限りかかわりを減らしていきましょう。物理的な距離を取るため、遠方に住むというのも一つの手です。金銭的に自立することも大切です。また、色々と物を送ってきたり譲ってきたりするかもしれませんが、極力自分たちでそろえられるからと、丁重に断りましょう。最初は距離を取ろうとする態度を非難したり責めたりするかもしれませんが、しっかり境界線を引いておくことで、時間と共に少しずつ適切な距離が取れるようになってきます

◆モラハラ被害者の母親と付き合うポイント
母親自身が夫からモラハラを受けていた構図が見られる場合は、嫁がのびのびと過ごしている様子を知ると、(私はこんなに我慢をして生きてきたのに)という妬みような気持が生まれる場合があります。そのため、夫婦の情報をあまり事細かに伝えすぎないことが大切です
例えば、妻として慎ましやかに、夫を立てながら生活しているというエピソードであれば問題ありません。ですが、夫を気にせず自由に遊んだり働いたりしている話や、夫から大事にされているようなエピソードを伝えると、ずっと我慢をして生きてきた自分と比較し、複雑な感情を持ちかねません。そこから、嫁に対する不満や嫌味が増える可能性があるので注意が必要です。

本当に困った時は弁護士に相談を

今回は、モラハラ夫の母親の特徴や付き合い方についてまとめました。物理的距離や伝える情報量を調整し、適切な境界線を引けるかどうかが、上手に付き合っていけるかどうかのポイントになります。

ただし、夫のモラハラが深刻だったり、妻の味方になってくれることが全くないような状況であれば、一人で対応するのは非常に難しいといえます。本当にしんどい時は、まず弁護士など嫁姑問題やモラルハラスメントの問題に精通している専門家に相談するのが良いでしょう。経験豊富な専門家に早めに相談し、一人で抱えすぎないことも、モラハラ夫やモラハラ夫の母親に対応するためには大事であること、忘れないでくださいね。

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