「仕事がなかなか続かない」「人間関係がいつもうまくいかない」そんな悩みを抱えてはいませんか?社会に適合できない人を社会不適合者といいます。生きていく上で社会とのかかわりは欠かせないもの。「責任感がない」「甘えている」と思われることもあるでしょう。
今回は社会不適合者かわかる診断とともに、特徴を解説していきます、社会不適合者になる原因や改善方法も紹介するので、参考にしてみてください。
社会不適合者診断
次の質問に「YES」or「NO」で答えてみましょう。すべて回答を終えた後、「YES」の数をチェックしてください。
深く考えず、直感で選んでくださいね。
- 飲み会やイベントには参加したくない
- 一人でいるのが好き
- 人に合わせることができない
- ルールを守ることができない
- 注意されるといつまでも引きずってしまう
- 同じミスを繰り返すことが多い
- 片付けるのが苦手
- ちょっとしたミスが多い
- 社交辞令が苦手
- 人前に立つと極度に緊張する
- 人とのかかわりが面倒くさい
- 遅刻することが多い
- まわりとのずれを感じる
- 指示されることが嫌い
- ミスを人のせいにする
「YES」の数が10~15個
「YES」の数が10~15個のあなたは、立派な社会不適合者。人間関係のトラブルも多いでしょう。
どこへいってもうまくいかず、集団の中で孤立することも多いあなた。人ともできるだけかかわらないはずです。仕事も人間関係も、なかなか続かないでしょう。ミスを人のせいにしたりルールや約束を何度も破ってしまうと、まわりの人も離れてしまいます。自分の行動を顧みるようにしてください。
「YES」の数が5~9個
「YES」の数が5~9個のあなたは、社会不適合者予備軍です。
うまくやっているように見えて、内心ストレスいっぱいのあなた。人とのかかわりを面倒くさいと感じているようです。まわりとのずれを感じることもあるでしょう。人からの評価を気にし、指摘されたことをいつまでも引きずってしまうのも、このタイプの特徴です。自分なりの方法で社会に溶け込むようにしてください。
「YES」の数が0~4個
「YES」の数が0~4個のあなたは、社会不適合者の可能性は低いです。
やるべきことはしっかりとやり、まわりと協調できるあなた。乗り気でなくても、飲み会やイベントには参加するでしょう。ルールや約束もしっかりと守ります。ミスやトラブルもきちんと受け止め、人からのアドバイスも素直に聞き入れます。そんなあなたは、まわりに安心感を与える人。あなたのような人がいることで、社会はうまく回っていくのです。
社会不適合者の特徴
社会不適合者には、同じような特徴があります。ここからは、社会不適合者の特徴を詳しく解説していきましょう。
自己中心的な考え
社会不適合者は何事も自分中心。マイペースすぎるので、まわりと協調もできません。職場や学校関係の人に嫌がられることもあるでしょう。自己中心的な考えをする人は、人のアドバイスを聞くことも苦手です。何事も自分なりのやり方で進めようとします。
人とのコミュニケーションが苦手
人とのコミュニケーションが苦手なのも、社会不適合者の特徴です。飲み会やイベントにも参加することはめったになく、参加したとしても隅のほうでじっとしています。会話に慣れていないため、人との交流をできるだけ避けようとするのです。受け答えがうまくできなかったり、社交辞令を本気にしたりもします。
人の気持ちが理解できない
社会不適合者は、人の気持ちが理解できません。人の気持ちを理解しようとしないため、自分勝手な行動をとりがちです。理解したくてもなかなかできない人もいるでしょう。このタイプは、「私は心が狭いのではないか」「どうして自分には相手の気持ちが理解できないのか」と悩むようになります。人の気持ちが理解できない人は、場の空気を読むことも苦手です。悪意ない一言で相手を嫌な気持ちにさせることもあります。
注意力や集中力がない
注意力や集中力がないのも、社会不適合者の特徴です。すぐに気が散ってしまうため、何をするにも時間がかかります。うっかりミスや小さなケガも多いです。落ち着きない態度は、まわりの人もイライラさせるもの。ミスが多くなれば、風当たりも強くなります。
約束や時間にルーズ
社会不適合者は約束や時間にルーズです。簡単に約束を破ったり、平気で遅刻したりします。約束や時間を守るのは、人として最低限のマナー。仕事の納期を守れなければ、まわりの人にも迷惑がかかります。何度も同じことが続けば、信頼されなくもなるでしょう。約束や時間にルーズな人には責任感もありません。ミスやトラブルも人のせいにします。
プライドが高い
社会不適合者の中にはプライドが高いタイプもいます。自分が正しいと思っているので、何事も自分本位になりがちです。自分の考えが認めてもらえないと、たちまち不機嫌になってしまいます。まわりの意見に耳を貸すこともないでしょう。実力以上の仕事引き受けたり、人を見下したりすることもあります。
自分に自信がない
プライドが高いタイプとは逆に、自分に自信がない人もいます。他人に心を開くことが苦手で、自分の気持ちも素直に伝えられません。人とのコミュニケーションも、うわべだけのことが多いです。自分の気持ちを言えないと、ストレスもたまっていきます。限界までたまればすべてが嫌になってしまうでしょう。
劣等感を抱えやすい
自分に自信がない人は、劣等感も抱えやすいです。社会に適合できない自分を、自分自身で責めてしまいます。何かにつけて、自分とまわりを比べてしまうのです。「このままではいけない」とプレッシャーを感じることも多いでしょう。その結果、さらに緊張し発言や行動もぎくしゃくしてしまいます。
整理整頓が苦手
社会不適合者の多くは整理整頓が苦手です。部屋だけでなく、机のまわりもいつも散らかっています。机の上が散らかっていては、仕事も勉強もスムーズに進みません。空間だけでなく、頭が散らかっているのも社会不適合者の特徴です。頭が散らかっているので、集中力や判断力もありません。
継続ができない
社会不適合者は続けることが苦手です。努力や我慢が嫌いなので、仕事も恋愛もすぐにあきらめてしまいます。苦手なことやうまくいかないことを、途中で投げ出してしまうことも多いです。人間関係の我慢もできません。上司や同僚が気に入らないと、すぐに会社を辞めてしまいます。
社会不適合者になる原因
社会不適合者になってしまうのにはいくつかの原因があります。ここでは、社会不適合者になる3つの原因を解説します。
先天的なもの
生まれながらのマイペースな人は、社会不適合者になることが多いです。押さえつけられるのが苦手なので、怒られることや注意されることに耐えられません。集団行動にもストレスを感じるでしょう。また、もともと数字に弱い人や複数の作業ができない人もいます。このような人達は遅刻やミスも多くなり、社会不適合者のレッテルを張られがちです。
親の教育
人の人格形成には、親からの影響が大きくかかわります。親から厳しく育てられた人も甘やかされて育てられた人も、社会不適合者になりがちです。親から厳しく育てられた人は、必要以上に他人の目を気にするようになります。まわりの評価を気にし、常にびくびくするようになるのです。逆に甘やかされて育った人は、傍若無人に振る舞うようになります。ミスやトラブルを人のせいにしたり、責任逃れしたりすることも多いです。
親に反抗しなかった
親に反抗しなかった人も、社会不適合者になることがあります。なんでも親の言うことを聞いてきたため、自分で意思決定ができません。仕事でもプライベートでも、優柔不断な態度をとるでしょう。自分に自信もなく、劣等感や不安も感じやすいです。お世辞や社交辞令をいうことも多いです。
改善方法
最後に、社会不適合者の改善方法を紹介します。社会に順応するための参考にしてみてください。
マナーを身に着ける
社会人として、ルールやマナーを守るのは大切なこと。まずはマナーを身に着けるようにしましょう。マナーを身に着けることで、その場に合った行動や発言ができるようになります。場違いな行動でまわりから反感を買うこともなくなるはずです。一度身に着けたマナーは一生もの。仕事でもプライベートでも役に立ちます。
得意分野を伸ばす
どんな人にも苦手なこともあれば得意なこともあります。自分の得意分野を探し、伸ばすようにしてください。誰にも負けないことがあれば、自分に自信もついてきます。自信がつくにつれて、社会にかかわる意欲も出てくるでしょう。自分の得意なことが生かせる仕事であれば、高く評価もされるはずです。
コミュニケーションスキルを学ぶ
コミュニケーションスキルを学ぶのもよいでしょう。コミュニケーションスキルがないから、会話のキャッチボールが上手くいかないのです。コミュニケーションスキルを学べば、人との付き合い方のコツもわかります。自分の気持ちも上手く伝えられるようになるでしょう。コミュニケーションスキルは本やネットなどで学べます。講座に参加するのもおすすめです。
まとめ
生きていく上で社会とのかかわりは避けられません。
生きづらさを感じている人は、まずは社会不適合者診断をしてみましょう。
自分が社会不適合者だと知れば、気持ちが楽になるかもしれませんよ。
自分を変えたい人は得意分野を伸ばし、自分に自信をつけてください。
マナーやコミュニケーションスキルを身に着けることも役立ちます。
コメント