人は何故過去に戻りたい、と思うのでしょうか。そもそも過去に戻るという言葉をどこで知ったのでしょうか。
心理学では自分の出来ない事を思いつく事はない、と言われています。出来ない事は考えられない様になっているそうです。
という事は過去に戻りたい、と思う気持ちを持っているとすれば、それは可能であるという事を意味します。
戻りたいという気持ちを持つ、という事は出来る、という事ですが、実際に過去に戻る事は出来るのでしょうか。
過去に戻りたいと思う気持ちは「あの時こうすれば良かった」「あの頃に戻りたい」と現実に思う事が出来るという意味でも、確かに脳がそう言っています。そう思っています。自分自身がそう考えています。本気で戻りたい、戻ろう、とまで思っていますか。
本当に戻りたいと思うのであれば戻れるのです。今回は過去に戻る方法を考えてみます。
過去はどこにある?
今の社会を見てみると、過去に戻る為の施設や交通手段はありません。あのバス停から過去に戻るバスが出ているという話も聞きません。空港に行けば過去行きの飛行機が出ているでしょうか。行き先は実際に目に見える場所、国や県内、島に建設されている空港に離着陸するのみです。何の変哲もありません。
この世の中は物質世界なので過去という場所が存在していなければ行く事は出来ません。この世の中に過去という場所はあるでしょうか。ありません。
ではみんなが「過去に戻りたい」「あの頃に戻りたい」と言う過去とはどこにあるのでしょうか。過去とは何でしょうか。どこに行けば過去に戻れるのでしょうか。まずここから見ていきましょう。
過去は存在しないのか
過去はどこにあるのでしょうか。時間の流れという表現をします。時間は流れている様に見えます。時計の針が1秒ごとに動き、時は過ぎていきます。9月24日の朝7時は時計の上では既に過ぎています。戻れるのでしょうか。戻る事は出来ません。今現在朝8時だとすると7時集合の場所に8時に到着すると遅刻と言われます。もしも集合時間が決まっていなければ、永遠に遅刻とはならず、時間を戻さずともいつでも集合する事が出来ます。時間を決めるから時間を戻したいと思うのです。これが一つ時間の考え方です。過去に戻ろうとしなくても、いつも現在なので時間を気にする事がありません。いつも「今」なのです。過去というものはない、という考え方もあるのです。どこにも過去は存在しないのです。しかし過ぎ去った楽しかった昨日の思い出があります。これを過去と呼ぶのですが、「過去の思い出」という表現に惑わされていると思いませんか。実際過去はどこにあるのでしょうか。
どうやって過去に行くの?
ところがエントロピーの法則(熱力学)では過去には戻れないとなっています。コップの中に水が入っています。この中に黒インクを一滴落とします。するとやがて水は色のついた水になります。元に戻す事は出来るでしょうか。つまり過去に戻る事は出来るのでしょうか。
物事は破滅に向かって進んでいるという考え方がエントロピーの法則です。カップの水を元に戻す事は出来ません。エントロピーの法則では物事は元通りにならない、だから過去に戻る事は出来ない、となります。
それではタイムマシーンがあれば過去に戻れるのではないでしょうか。今現在タイムマシーンは開発されていません。月にはロケットで行く様に、過去にもタイムマシーンという乗り物或は機械で行かなければならないと考えるならば今現在過去に行く事は不可能です。
道具がなければ移動する事は出来ない、これもニュートン力学に縛られている地球に住む以上、これ以上の真実はありません。
過去とはどんな状態なのでしょうか。まずそこを知らなければ漠然と過去に戻りたいと思っても、単なる口癖で終わってしまいます。
過去を映像として捉えるのか、概念として捉えるのか、それとも足を踏み入れる事が出来る入り口があると捉えるのか。過去とは一体何なのでしょうか。
過去とは?
過去はない、未来もない、あるのは今だけだ、という考え方は最近の世の中では割と浸透している様です。
少し前は「過去はない」などと言うと哲学だと言われていました。
今はスピリチュアル、いや物理学者の間では時間は過去から未来に向かって流れているという考え方はしない様です。
未来から過去に向かって時間は流れていると考えるそうです。
ニュートン力学で計算されてきた物理学では太刀打ちできない物理学の世界を研究する理論物理学。そこから流れてきたものがスピリチュアルの世界なのです。
ニュートン力学の世界からスピリチュアルの世界へ、と考えても良さそうです。
過去に戻る事はニュートン力学の範囲外の問題です。
スピリチュアルとニュートン力学も分野が違います。
我々はニュートン力学に影響される世界に住んでいますが、スピリチュアルというソフトな言い方で実は理論物理学の世界に慣れようとしているのかも知れません。
夢は時間を超越している。
では概念としか実感する事が出来ない過去ですが、実際に過去を体験する事は出来ます。それは夢の中で、です。アメリカの著名なエベン・アレグザンダー脳神経外科医は臨死体験者でもあるのですが、完全に脳の働きが止まっている状態の中で夢を見たそうです。夢とは脳が作り上げる幻想だと言われてきましたが、脳の機能が停止している中で見たのは何だったのか?という話です。その夢の中で医師は1人の女性を見ます。その女性に励まされ医師は気づくとベッドの上にいたそうです。そしてその夢は脳波が動かなくなっていた間に見ています。つまり脳が作り出す幻覚ではないという証明になったのです。医師が見た夢の世界は「死語の世界」だった様です。何と医師も知らなかった、自分に妹がいる事を。医師には生まれてすぐに生き別れになった妹がいたのです。これも生死を彷徨った直後に知り、夢の中に出て来た女性がその妹である事も判明したそうです。この話はTV番組「アンビリバボー」でも紹介されています。医師は夢を見ていたのです。夢と言って片付けていますが、一体眠っている間に見る映像は何なのでしょうか。エベン・アレグザンダー脳神経外科医が見た世界は死語の世界という事になります。きっと見た事もない妹が亡くなった時の姿そのままで現れたのでしょう。私もその番組を見ましたが、成人した女性が出てきました。後で亡くなった妹の写真を見せて貰い「この女性だ」という事だったのでしょう。これは「死語の世界」という事ですが、私達が良く眠っている時に見る夢(映像)は脳の働きとは無関係と考えた方が良さそうです。医師の妹は数年前、数十年前に亡くなっているはずです。夢の中にその同じ姿で現れたという事になります。時間は完全に超越しています。
この実話を聞けば、まず臨死体験をしています。
脳の機能が停止いるにも関わらず夢(映像)を見ています。
更にその夢(映像)の中には現実には会った事のない妹が出てきます。
亡くなっている妹はいつも兄の近くにいて見守ってくれていたのでしょうか。きっとそうでしょう。でなければ兄の臨死体験に出て来るはずがありません。医師(兄)は妹がいる事すら知らなかったのです。もし妹が生きているとしたら夢(映像)には出てこなかったでしょう。夢(映像)は死後の世界である事は決定的です。
そして医師を励まし、医師は生き返ってきたのです。
いくつかの疑問を同時に解消出来る素晴らしい体験です。
まず医師の幻覚ではない事が分かります。
医師の見た世界が「死後の世界」なのか「過去の世界」なのかそれとも「未来の世界」なのかは分かりません。
時間の概念などない奇妙な世界である事だけははっきり言えます。
奇妙な世界
これまで書いてきた内容を読んで、どう考えますか。
夢の中をコントロールすれば過去にも未来にも死後の世界にも行く事が出来るという事ではないでしょうか。医師は病気の為に脳が停止し一度死んだ状態になっていたから死後の世界を見たのでしょうが、夢と脳とは関係ないという事がはっきりしました。勿論脳が見せる幻覚という見方もあります。しかし私達にも経験があるでしょう。正夢という言葉も昔からあります。最近は予知夢という単語を使いますが、夢なのか宇宙の彼方から受けている現象なのか、或は未来の自分からのメッセージ、或は過去の自分からのメッセージなのかも知れません。良く聞く話では地震予知、事故や事件を前もって知っていた、という人達です。
起きてからでは遅いのですが、起こってしまったら、その過去を変える必要があります。
タイムリープして過去を変えよう。
過去を変える事は可能なのではないでしょうか。
物理的に過去に戻り過去を変えてくる、というよりももっと簡単なやり方、今眠る事で過去を変える事が可能です。但し夢を見る為に眠る事はいつでも出来ますが、夢をコントロールする事は出来ているのでしょうか。眠っている間に夢(映像)を見ているのは確かな様です。目覚めた瞬間にはっきり覚えている夢もあるでしょう。いきなり「数日前にこんな夢を見た」と思い出す事もあります。夢(映像)には確実に何かが隠されています。死後の世界にだって行ける事が証明されました。では既に亡くなった人に会いに行ってみてはいかがでしょうか。何かコツがあるのでしょうか。人は元々超能力を持っていたけれど、文明の発達で超能力が退化していったと聞いた事はありませんか。この技法をタイムリープと呼びます。
過去は変えられる。
過去にも種類があると思います。
「何故あんな事を言ったのだろう」「あの時の決断を変えたい」という精神的な過去。
言わなかった事にする為にはどうすれば良いのでしょうか。未来を変えたら過去が変わる、という意味をご存知ですか。今の行動、言動を変える事で過去が瞬時に変わります。つまり反省して「これからはこう考えよう、こうしよう」と180度自分を変える事です。そうすれば悪い過去は未来に影響させずに済む事が出来ます。
「あの場所に行かなければ良かった」「あの時こうやれば良かった」という行動的な過去。決して同じ行為行動はしない事です。そしていつもいつもこうすれば良かったと思っている事があれば今同じ様にやり直して下さい。行きたくなかった場所には二度と行かない事も過去を消滅させ未来を変える事になります。
それでも変わらない時は、
夢をコントロールします。エベン・アレグザンダー医師の実話をヒントにしましょう。眠っている時に別世界に行っている可能性があります。
見た夢を覚えているのなら、その場所に行ってみましょう。その場所は夢の中に出てきたという事は別世界です。そこはエネルギースポットかも知れません。本当に時空への入り口かも知れません。そこで祈れば過去に吸い込まれるのかも知れません。思い出して下さい。エベン・アレグザンダー医師の夢に悪い点が一つも存在していたでしょうか。夢は正しい導きであり人の幸運を生み出す為の現象だと思いませんか。
過去を変える為に少し時間が掛かるかも知れませんが、過去が変われば一瞬です。過去に戻る為に何十年費やしても戻れば一瞬です。
すぐにその過去に戻っています。エベン・アレグザンダー医師の実話を常に思い出して下さい。ああいう不可思議な現象はどこでも良く起こっています。しかし「不思議な事があるものだね」で終わらない様にして下さい。物理学者の間では時間は過去から未来に流れるのではなく、未来から過去に流れるというのは常識だそうです。
過去に戻る方法はいくつかあります。あるはずです。再度書きますが、エベン・アレグザンダー医師の実話を思い出して下さい。人それぞれ何故過去に戻りたいのか、その過去とは一点の過去の事なのか?その頃なのか、場所は家の中か?何をしていたのか?誰かと一緒だったのか?過去を変えて今現在どうなっているのか?全ての工程を思い描く事が出来ますか。それに因って誰もが幸せになれる事なのか?1人1人立場や環境、原因も違います。本当に過去を変えた方が良いのか?変えるべき事なのか?を吟味して下さい。きっと別世界からの作用もあり過去が変わるでしょう。
もしかするともう既に過去は塗り替えられているかも知れません。その過去にアクセスする事は出来ますか。
そしていつもいつも変えたい過去を思い続けて下さい。そして時々エネルギースポットでもある神社に足を運んで下さい。
変えたい過去は今の行動や言動、思考次第で変わります。
過去を修復する事も出来ます。人との過去を変えたいのなら、その人に会いに行って下さい。それだけでは変えられない過去のある人はやはり不可思議と思われる現象が実際にあるというエベン・アレグザンダー医師の実話を本当に信じていますか。自分の人生の過去と未来はどうでしょうか。亡くなっている妹と会えた、死後の世界に確実に行っていた、その妹は過去に亡くなっているが現代も死後の世界で生きている、この事実はどの人にも当てはまるはずです。奇跡はきっと起こるでしょう。そしてやはりお寺や神社、遺跡といったパワースポットに行く様にしましょう。
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