世界でもっとも有名なジュエリーであり、「最強のパワーストーン」とも呼ばれるダイヤモンド。価値があるものの代名詞として使われることからも、圧倒的かつ特別な存在感を持っていることがうかがえます。ダイヤモンドの種類、歴史、パワーストーンとしての意味や組み合わせなどをまとめました。
ダイヤモンドってどんな石?
ダイヤモンドとは
ダイヤモンドは、炭素の結晶。鉱石にしては珍しく単一の元素で出来ています。石墨とまったく同じ成分ですが、原子配列が規則的なのでその見た目は石墨とはまったく違います。地球の奥深くに位置するマントル内部で生成され、キンバーライト(キンバリー岩)に含まれて地表近くへ移動したものが採掘されています。
ダイヤモンドは屈折率が高いため内部で光を反射し、明るく強く輝くことからジュエリーとして大人気。中でも、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す「ブリリアントカット」を施されたダイヤモンドは、アクセサリーに多用されています。
もっとも硬い鉱物とされモース硬度10を誇り、人工ダイヤモンドは工業用にも利用されています。
ダイヤモンドの名前の由来
ダイヤモンド(Diamond)の語源は、ギリシャ語で「不屈」「不滅」「不変」を意味する「adams(アダマス)」です。ダイヤモンドが硬い鉱物であったことから「手出しができない」「征服できない」といった意味を持たせ、名づけられたようです。
ダイヤモンドの和名・別名
ダイヤモンドの和名は「金剛石(こんごうせき)」です。
「金剛」とはサンスクリット語で「最上」「もっとも優れている」という意味の「vajra(ヴァジュラ)」を漢訳したもので、日本では仏教用語として使われています。確かに「金剛」という言葉は仏像の名前などでよく見かけますよね。ダイヤモンドがもっとも硬い鉱石であることから、「もっとも硬い石」として「金剛石」と名づけられました。
ダイヤモンドの歴史
ダイヤモンドの歴史は、紀元前300年前にまでさかのぼります。現在のインドにあたる地域で宝飾品として使われ始め、冠や指輪に使われてきました。しかし、あまりに硬いために加工することができず、他の鉱石より装飾品としての価値は低かったようです。しかし、その強い輝きや硬さからパワーストーンとしての価値は高く、「強い魔力を秘めた石」として神聖視されていました。
インドからヨーロッパへと持ち込まれたダイヤモンドは富裕層の間で流行していきます。1475年にベルギーでダイヤモンドをダイヤモンドで研磨するという方法が考案されたことにより、ダイヤモンドは飛躍的にその価値をアップさせました。
インドでの産出量が現象し始めた1728年にはブラジルでダイヤモンドが発見され、1800年代後半まで世界のダイヤモンドシェアはブラジル産が独占している状態でした。しかしブラジルの鉱脈からも産出量が減少し始めた1866年、今度は南アフリカのキンバイリーで大きな鉱脈が見つかります。
南アフリカで発見されたダイヤモンドがごく浅い場所に眠っていたことをきっかけに、利益を求めたジュエリー会社によって婚約指輪・結婚指輪の象徴とうたわれるようになります。この戦略は大成功し、現在でもダイヤモンドは「永遠の象徴」として婚約指輪や結婚指輪に多く用いられるようになりました。
ダイヤモンドの伝説・言い伝え
ジュエリーとしての地位を確立する前のダイヤモンドは美しさよりも硬さが目立ち、「何者にも侵されない」「他者の介入を許さない」といった意味から魔除けの石として知られていました。「嘘つきがダイヤモンドを持つと表面が曇る」「悪夢や不眠から逃れるにはダイヤモンドを枕の下に入れる」など、さまざまな謂れがあります。
しかし、ダイヤモンドの逸話の中でもっとも有名なのは、ジュエリーとして認知されるようになってからの「ホープダイヤモンド」でしょう。
ホープダイヤモンドとは、持ち主を不幸に陥れるという伝説のダイヤモンド。現在はイギリス王室で保管されています。
ホープダイヤモンドは、9世紀頃、インド南部のコーラルにある川辺で農夫が発見したとされています。薄いブルーの112.5カラットの原石だったこのダイヤモンドは、現在は45.52カラットに削られています。
1660年にこのダイヤモンドを購入したフランスジン・ダヴェルニエは、1668年にフランス王・ルイ14世に売却しますが、新たな所有者となったルイ14世は天然痘により死亡。その後、国が傾きフランス革命が起こり、フランス王朝はルイ16世と王妃・マリーアントワネットが処刑されることで終わりを告げています。革命のさなか、ホープダイヤは行方不明となってしまいました。
時は流れて1830年、銀行家であるヘンリー・ホープがホープダイヤモンドをコレクションに加えますが、ヘンリーの死により名家だったホープ家は破産し没落。このときの所有者であったホープ家が、ホープダイヤモンドの名前の由来です。
1902年にはアメリカに渡りますが、手にした人が次々と非業の死を遂げたり子供を失ったり、謎の自殺をしているとされています。最後の個人所有者であったハリーウィンストンの手によって博物館に寄付されていますが、彼自身、ホープダイヤモンドを手にした後に交通事故に4回も遭い、事業に失敗し破産しています。
他にも、「最初にホープダイヤモンドを発見した農夫は、ホープダイヤを奪おうとしたペルシア軍に抵抗して両腕を落とされ惨殺された」「インドの仏像にはめ込まれたホープダイヤを盗んだ商人が、ロシアで野犬に食い殺された」「フランス革命後オランダ人が所有したが、息子がホープダイヤモンドを盗んだことにショックを受けて自殺」「盗んだ息子も発狂して自殺」など、世界各地を転々としたホープダイヤモンドは、不吉な噂がつきまといます。
都市伝説のように語られている部分や脚色されている部分もありますが、ロンドンタイムスで取り上げられるなどして「ホープダイヤモンドは持ち主を不幸にしながら時を超える」と話題となりました。
ダイヤモンドの産地
南アフリカ共和国・ロシア・ボツワナ・コンゴ民主共和国・オーストラリア・カナダからの産出が世界シェアの90%を占めています。
ダイヤモンドは地球の奥深くで生成され、キンバーライトに混じって採掘されます。キンバーライトは古い地質構造にしか存在しないため、新しい地殻構造の土地では産出されないとされていましたが、新しい地殻構造を持つ日本でも愛媛県で発見されたことがあります。
ダイヤモンドの硬度
ダイヤモンドのモース硬度は10。硬さではピカイチですが、へき開性という一定方向へ割れやすい性質を持っています。結晶構造の1箇所にのみ弱いポイントがあり、その部分に平行な力を加えると簡単に割れます。もしダイヤモンドに傷がついていたら、その場所にカッターを入れて力を込めるだけで、簡単に割れてしまうでしょう。
ダイヤモンドの宝石言葉・石言葉
「純潔」「清浄無垢」「貞節」「永遠の愛」など
ダイヤモンドと誕生石・曜日石・守護石
ダイヤモンドは4月の誕生月石です。イエローダイヤモンドは3月13日、ダイヤモンド原石は9月3日と12月26日の誕生日石とされています。
また、牡羊座・牡牛座・獅子座・天秤座・魚座の守護石でもあります。
ダイヤモンドはブライダル業界に重宝されている鉱石であり、結婚10年目そして60年目の記念石でもあります。
ダイヤモンドの色と種類・似ているパワーストーン
ダイヤモンドといえば無色透明のものがメインですが、他にもピンクやブルー、ブラックなどさまざまなカラーがあります。無色透明以外のダイヤモンドは「ファンシーダイヤモンド」「レアダイヤモンド」と呼ばれます。実際に採掘される中でもっとも多いのはイエローやブラウン、次に無色か薄いブルー、そしてバイオレットやパープルです。ピンクやグリーンは少なく、さらに少ないレッドはあまりに希少すぎて「伝説上のダイヤモンドではないか」「本当に実在しているのか」と言われる幻のダイヤモンドとされています。
もっとも価値が高いのはやはりクリアなダイヤモンド。そのため、イエローのダイヤモンドに放射線処理を施したり表面にブルーを蒸着することで、カラーを薄めて無色に近くしていることがあります。また、ピンクやグリーンのダイヤモンドは希少価値が高いため、放射線処理や加熱処理によってカラーを濃くします。
ブルーダイヤモンド
炭素のみで構成されるダイヤモンドですが、ホウ素という元素が混ざるとブルーとなります。呪いのダイヤモンドとしても有名なホープダイヤモンドも、このブルーダイヤモンドになります。
ブルーダイヤモンドは希少価値が高く、天然のものが市場に出回ることはあまりありません。12カラットの良質なブルーダイヤモンドは「ブルームーン」と名づけられ、60億円で落札されています。一般的に流通しているブルーダイヤモンドは人工ダイヤモンドかトリートメント処理を施されたブルーダイヤモンドがほとんどです。
ブルーの中でもカラーによって、「オーシャンブルーダイヤモンド」「スカイブルーダイヤモンド」「アイスブルーダイヤモンド」に分けられます。オーシャンブルーダイヤモンドは「包容力」、スカイブルーダイヤモンドは「自由」、アイスブルーダイヤモンドは「永遠」といった意味を持っています。
また、「結婚式で4つの青いもの身に着けた花嫁は幸せになる」という「サムシングブルー」にまつわるとされ、結婚式向きのダイヤモンドといわれています。
パワーストーンとしてなら「知性」「精神」「冷静」を表し、仕事運アップの効力を持っています。
レッドダイヤモンド
もっとも希少なファンシーダイヤモンドは、レッドのダイヤモンドです。その希少さは「世界に30個しかない」と言われるほど。ジュエリー業界の人やダイヤモンド好きの富豪でもお目にかかれるか分からないほどなので、一般的に流通することはまずないでしょう。お値段も億単位です。
レッドダイヤモンドはピンクダイヤモンドが濃くなったもので、良質なピンクダイヤモンドの産地であるブラジルでは、もっと大きなレッドダイヤモンドである「ムサイエフ・レッド」が見つかっています。「ファンシーレッド」「ファンシーパーキッシュレッド」「ファンシーオランジーレッド」の3種類に分類されます。
2番目に大きいレッドダイヤモンドは所有者が匿名を希望しており、現在地が分かりません。3番目に大きいダイヤモンドはボストンの宝石商であったデ・ヤングが所有していた「デ・ヤング・レッドダイヤモンド」。ガーネットのようなカラーリングだったためずっとガーネットだと思っていたところ、ある時鑑定に出したらレッドダイヤモンドだったという代物です。現在はホープダイヤモンドと同じスミソニアン博物館に寄贈されています。
ちなみに、オークション史上もっとも高額で落札されたのが、4番目に大きいとされる「ハンコック・レッド」。88万ドルでの落札となりました。
ピンクダイヤモンド
ピンクダイヤモンドは、イエローやブルーなど他のファンシーダイヤモンドとは違って、微量に含まれる炭素以外の元素を発色棋院とするのではなく、結晶構造の歪みによって発色します。パープル寄り、オレンジ寄り、ブラウン寄りなど色みだけでなく濃淡によっても分類され、その種類は36種類となります。一般的に、パープル寄りで濃いものほど上質とされますが、あまりにも濃いと暗くなってしまいランクは下がってしまいます。
ここ数十年ではオーストラリアのアーガイル鉱山から産出されていましたが、2020年に枯渇し閉山。もともと希少だったピンクダイヤモンドは、今後さらに希少価値が高くなると予想されています。天然の上質なピンクダイヤモンドは少なく高額なので、一般市場に出回るものは加工処理を施されたものか人工ダイヤモンドであることがほとんどです。
ピンクダイヤモンドは「完全な愛」「美貌」「煌めき」などの意味を持ち、愛の波動が強いとされています。恋愛に前向きになりたい人や幸せな結婚をしたい人には、お守りとなってサポートしてくれるでしょう。
パープルダイヤモンド
パープルダイヤモンドとは、その名の通りパープルのダイヤモンドのこと。レッド寄りのパープルで、レッドダイヤモンドと同じくらい希少です。パッと見るとパープルに見えるものでも鑑定するとピンクダイヤモンドの1つとされることが多いことも、パープルダイヤモンドの少なさに拍車をかけています。
ピンクダイヤモンドと同じく愛や美を司り、恋愛運アップや魅力アップに効果を発揮するでしょう。
バイオレットダイヤモンド
パープルダイヤモンドと似ていますが、パープルダイヤモンドがレッド寄りのパープルであるのに対し、バイオレットダイヤモンドはブルー寄りです。
バイオレットダイヤモンドはパープルダイヤモンドやレッドダイヤモンドと同じくらい希少。一見バイオレットに見えても、鑑別するとグレーに分類されることが多く、年間でほんの数個しか発見されていないんだとか。実際、透明度が高く鮮やかなバイオレットカラーをしているものはほとんどありません。
グリーンダイヤモンド
地球深くで自然界の放射線を浴びたのが、グリーンダイヤモンド。結晶構造の一部を失い窒素が入ることで発色します。人工のグリーンダイヤモンドは加熱処理を施すことで生成できます。
グリーンダイヤモンドは「カラーリングが天然か人工か見分けがつかない」と言われ、「自然界に存在しないのではないか」という疑念が沸き上がっています。しかし、2016年には天然のグリーンダイヤモンドが18億円で落札されるなど、希少で高価であるという認識は変わりません。ちなみに、最大のグリーンダイヤモンドである「ドレステン・グリーン」は41カラットあり220億円という市場価格が予想されています。
グリーンダイヤモンドには「再生」「回復」「豊かさ」といった意味があり、ヒーリング効果や開運効果が期待できるとされています。
オレンジダイヤモンド
イエローとレッドの間のようなオレンジカラーが魅力的な、オレンジダイヤモンド。原子結合の一部が欠損することにより発色すると考えられています。「オレンジレッド」「ラディッシュレッド」「オレンジ」「イエロイッシュオレンジ」「イエローオレンジ」の5つのカラーに分類されます。
1997年に中央アフリカで発見された比較的新しい鉱物で、このときの5.5カラットのオレンジダイヤモンドは「パンプキン」と名づけられ、ハリーウィンストンが1億4400万円で落札しています。このパンプキンは、2002年のアカデミー賞授賞式でハル・ベリーがリングとして身に着けたことで有名になりました。
オレンジダイヤモンドはカラーが近いイエローやブラウンとは違い、価格が高いです。というのも、イエローダイヤモンドやブラウンダイヤモンドはさほど希少性がないのに対し、オレンジダイヤモンドはダイヤモンド全体の1%未満と希少で価値が高いのです。世界最大のオレンジダイヤモンドである「ザ・オレンジ」は14カラットで、41億円で落札されています。同じグレードのイエローダイヤモンドの15倍程度の値が付くと考えてよいでしょう。
オレンジダイヤモンドは「調和」「心の安らぎ」という石言葉があり、気力アップの効果があるとされています。
イエローダイヤモンド
ファンシーダイヤモンドの中でも多く産出されているのが、このイエローダイヤモンド。元素構造の配列により濃淡が決まるとされています。
無色のダイヤモンドより少し価値が高い程度になり、他のファンシーダイヤモンドと比べて一気に価格が下がります。しかし、カナリア色のイエローダイヤモンドは人気が跳ねあがるため、価格は高くなります。
イエローダイヤモンドは「良縁」「富と権力」といった言葉があり、「バローダの月」と呼ばれる有名なイエローダイヤモンドは、マリリン・モンローが愛し身に着けたことでも有名です。
ブラウンダイヤモンド
ファンシーダイヤモンドの中でもイエローと同じくらいに産出量があり、無色のダイヤモンドよりやや価値が下がるのが、このブラウンダイヤモンド。イエローダイヤモンドと似ていて、結晶構造の歪みと原子の欠陥が発色原因となります。
元来、ダイヤモンドの採掘において、無色よりブラウンの方が多く採掘されていました。採掘されるダイヤモンドの半数以上がブラウンダイヤモンドであり、そのことからジュエリーとしてというより工業用に使われていましたが、ジュエリー業界により「コニャック」「シャンパン」「チョコレート」などと名前がつけられ再注目されるようになっています。
ブラウンダイヤモンドは大地の色をしていることから、何物にも動じない精神をやしなうとされています。「威厳」「カリスマ性」などの宝石言葉があり、負のエネルギーを跳ね除ける魔除けのお守りとしての効力を持っています。
ブラックダイヤモンド
グラファイトや鉄鉱石などのインクルージョンが反射することによりブラックに見える、ブラックダイヤモンド。名前やみための美しさに反して、ジュエリーとしての価値は高くありません。1990年までは工業用とされてきたダイヤモンドなので、そもそもがジュエリーではなかったからです。しかし、多くの芸能人らが目をつけることにより知名度が上がり、今では他のパワーストーンに引けを取らない価値となっています。しかし、依然としてファンシーダイヤモンドの中では低ランクであり、ジュエリー用鉱石としても規格外であるとされているのが現実です。
「関わった人を不幸にする呪いがかかっている」とされる、「ブラックオルロフ」というブラックダイヤモンドがあります。所有者を次々と死に追いやる呪いがかかっているとされていますが、実在していない人物の名前が挙がっているなど、怪しい点も多々あります。ブラックオルロフは2006年に4000万円で落札されましたが、この謂れのために価格が高騰しただけであり、他のブラックダイヤモンドは高額にはならないでしょう。
ブラックダイヤモンドは他のパワーストーンのパワーを増幅する効果や魔除け効果もあります。また、自分に正直になれるという意味もあり、「成功」「欲望」などの芋を持っています。
グレーダイヤモンド
グレーダイヤモンドとは、その名の通りグレーのダイヤモンド。ブラックより薄いカラーリングで、カットを施すと美しく輝きます。通常イメージされる無色のダイヤモンドより宝石としての価値は低く、ジュエリー扱いされないためにランクの規定もありません。
グレーダイヤモンドは、自分らしさを取り戻し自信をつける効果があるとされています。
ホワイトダイヤモンド
乳白色をしたダイヤモンドを、ホワイトダイヤモンドとしています。クリアでない分輝きは落ちますが、カットを施せば十分に光り、無職のダイヤモンドよりも希少で人気があります。過去には、2013年に118カラットのホワイトダイヤモンドが30億円で落札されています。
ホワイトダイヤモンドは明るく前向きな気持ちをもたらし、決断力をやしなうとされています。
バイカラーダイヤモンド
1つの鉱石の中に2つ以上のカラーを持つダイヤモンドのことを、バイカラーダイヤモンドと呼びます。実際にはバイカラーダイヤモンドは珍しくはなく、見た目が美しくないため工業用に回されます。しかし、中にはインクルージョンの少なさの輝きの多さ、カラーバランスなど見た目が美しいバイカラーダイヤモンドが存在することがあり、そういったものはジュエリーとされるのです。
ジュエリーやパワーストーンとして流通するバイカラーダイヤモンドはとても希少です。ダイヤモンドは1色でかつ輝きを放つものであることが価値を決めるからです。もしかしたら、今後人気が出て価値があがるかもしれませんね。
カメレオンダイヤモンド
オリーブグリーンのダイヤモンドを加熱することでレモンイエローになるダイヤモンドのことを、カラーチェンジダイヤモンドと呼びます。反対に、加熱によりレモンイエローからオリーブグリーンに変色する効果を示すものを、リバースカメレオンダイヤモンドと呼びます。
カメレオンダイヤモンドについては、色が変わる原理や明確な定義がありません。加熱により色が変われば、カメレオンダイヤモンドです。希少価値が高く、人気があります。
ダイヤモンドと似ているパワーストーン
キュービックジルコニア
高価なジュエリーの代用品として生み出されたのが、キュービックジルコニアです。キュービックジルコニアとは、二酸化ジルコニウムに酸化マグネシウム、酸化カルシウムなどを混ぜて結晶化したもののこと。さまざまなジュエリーの代用品とされていて、屈折率が高いためむしろ天然石よりもキュービックジルコニアの方が輝きが多く美しいこともあるほどです。無色透明のキュービックジルコニアは、同じく無色のダイヤモンドの代用品とされることがあります。
ジルコン
ジルコニウムによって生成された石のことを、ジルコンと呼びます。カラーリングが豊富で、無色透明なものはダイヤモンドの代用品とされています。
名前が似ているキュービックジルコニアと混同されがちですが、キュービックジルコニアが天然の鉱物なのに対し、ジルコンはれっきとした天然石です。ジルコンは地球上で最古の鉱物であり、オーストラリアでは44億年前のジルコンが発見されています。
モアッサナイト
モアッサナイトは1893年にフランス人科学者であるアンリ・モアッサンにより発見された、炭化ケイ素の水晶です。
ダイヤモンドともっとも似ているといわれ、プロの目でも鑑定が難しいといわれるモアッサナイト。ダイヤモンドに近い屈折率や熱伝導率を持つ人工石です。鑑定のための機械すら騙してしまうほど精巧で、鑑定士泣かせの石といっても過言ではないでしょう。しかし、熟練の鑑定士なら見分けることが可能です。
モアッサナイトは熱伝導率がダイヤモンドより高く、息を吹きかければダイヤモンドより早く曇ります。また、輝きが強ければダイヤモンドではなくモアッサナイト、同じ大きさのダイヤモンドよりも軽ければモアッサナイトなど見分ける方法はあります。しかし、これらは素人が見分けることはなかなか難しく、それなりに経験を積んだ鑑定士でなければ自信を持った結果は出せないでしょう。
ダンビュライト
ダンビュライトはケイ酸塩鉱物の1つ。無色かつ透明度の高いものはダイヤモンドの代用品とされることがあります。キュービックジルコニアなど他のダイヤモンドの代用品となる存在が出来たことにより、今ではほとんどダイヤモンドの代用品としての役割を担わなくなっています。
アメリカにあるコネチカット州ダンベリーで産出されるダンビュライトですが、明治時代の日本でも良質のタンビュライトが発掘されていたことから「ジャパニーズダイヤモンド」の異名をもちます。
現在はほとんどダイヤモンドの代用品とはなっていませんが、コレクターがダイヤモンドと思い込んでいたものを手放すなど市場に出回ることもあります。光の反射する様子や表面の光沢はダイヤモンドに似ていますが硬度が低く割れやすいため、「ダイヤモンドが欠けたと思って修理に頼んだら、ダイヤモンドではなくダンビュライトだった」なんて話もあるほどです。
実際のところ、ダンビュライトにはモアッサイトやジルコニアほどダイヤモンドとの類似点はありません。しかし、素人には区別がつかなくても不思議ではなく、上質なものは輝きが増すようなデザインにカットされていることも多いです。プロにお願いした方がよいでしょう。
ホワイトサファイア
サファイアといえばブルー系ジュエリーの代表格ですよね。しかし、ホワイトやピンクなどさまざまなカラーのサファイアが実在しています。その中でも「ホワイトサファイア」と呼ばれる無色透明のサファイアは、その輝きや硬度の近さからダイヤモンドの代用品とされることがあります。
人工ダイヤモンド(合成ダイヤモンド)
人工ダイヤモンドは、その名の通り人工的に作られたダイヤモンドのこと。天然ダイヤモンドと同じく炭素を主成分としています。
しかし、人工ダイヤモンドには人工ダイヤモンドの良さがあります。まずは価格。「人工でも天然と同じようなダイヤモンドの美しさを味わえるならそれでよい」という考えの人にとっては、天然ダイヤモンドよりかなり安価な人工ダイヤモンドはお値打ち価格となるでしょう。また、ダイヤモンドはその価値ゆえにときには命をかけてのやり取りが行われてきました。鉱脈や大きく美しいダイヤモンドそのものをめぐっての争いが起き人命が失われた歴史も1つや2つではありません。美しい宝石は人の心を狂わせるのです。そのことから、「人工のものなら略奪や紛争で得られたものではないから」と罪悪感を持たずにジュエリーを楽しめると考える人も増えています。動物の命を食べることを嫌う、一部のビーガンやベリタリアンと同じ考え方だと思えば分かりやすいでしょう。最近では、天然より人工を支持する人のための人工ジュエリー専門のショップも増えてきています。
ダイヤモンドが持つスピリチュアル的性質
ダイヤモンドは最強のパワーストーン
数あるジュエリーの中でも圧倒的な存在感と知名度を誇るダイヤモンド。特別なジュエリーであることに間違いはありません。と同時に、ダイヤモンドはパワーストーンとしても最強と言われるほど強い効果を持っているのです。
パワーストーンとしてのダイヤモンドの意味には「純粋な愛」「不屈」「永遠」「カリスマ性」などがあります。まるで王座に座ったまま指先だけで世界を変えてしまう、王様のような存在だと思ってください。確固たる存在感を放ち、未来を変えてしまうほどの強いパワーを持ち、それでいて純真さや穢れのなさを持っているのがダイヤモンドです。
ダイヤモンドの持つパワーは強烈な光のようで、すべてに降り注ぎその存在を明らかにします。その光は途切れることがなく、ときには深い影を作り、ときには希望をもたらすでしょう。持ち主に対して強い影響力を示し続けるため、持ち主の方が疲弊することもあるほどです。
王様のようなダイヤモンドを賢君にするか暴君にするかは、持ち主次第です。ダイヤモンドはパワーが強いがゆえに持ち主を選ぶことも多いですから、パワーストーンとして持つ際には自分に合ったダイヤモンドを選び、「一緒に頑張る」「努力するから見守って」という気持ちで接するようにしましょう。
ダイヤモンドと風水
ダイヤモンドはカラーが豊富で、カラーによって風水での意味も変わります。
カラー | 五行 |
クリア | 金・土 |
ブルー | 水 |
レッド | 火 |
ピンク | 火 |
パープル | 火 |
バイオレット | 火 |
グリーン | 水 |
オレンジ | 土 |
イエロー | 土 |
ブラウン | 土 |
ブラック | 水 |
グレー | 水 |
ホワイト | 金 |
ダイヤモンドと相性の良い方位
ダイヤモンドと相性の良い方位カラーが豊富で、カラーによって風水での意味も変わります。
カラー | 方位 |
クリア | 北 |
ブルー | 東 |
レッド | 東・南 |
ピンク | 南西 |
パープル | 太極 |
バイオレット | 太極 |
グリーン | 南・東南・南西 |
オレンジ | 南・東南 |
イエロー | 西・南西 |
ブラウン | 東北 |
ブラック | すべての方位 |
グレー | すべての方位 |
ホワイト | 北 |
ダイヤモンドとチャクラ
ダイヤモンドの対応チャクラは、カラーによって変わります。
カラー | 対応チャクラ |
クリア | すべてのチャクラ・主に第7チャクラ |
ブルー | 第5チャクラ |
レッド | 第1チャクラ |
ピンク | 第1チャクラ・第4チャクラ |
パープル | 第6チャクラ |
バイオレット | 第6チャクラ |
グリーン | 第4チャクラ |
オレンジ | 第2チャクラ |
イエロー | 第3チャクラ |
ブラウン | 第1チャクラ |
ブラック | すべてのチャクラ |
グレー | すべてのチャクラ |
ホワイト | 第7チャクラ |
第1チャクラは尾てい骨にある「ベースチャクラ」。「生命力」「活力」などを意味し、その人が最低限生きていけるだけの生命力を司ります。第2チャクラは下腹にあり「ヘプリーンチャクラ」と呼ばれます。「好奇心」「自信」「官能」などを司り、自分の人生を生きるだけでなく次世代へと命のバトンを繋ぎ、自分自身も実りある人生を送れるようにするためのチャクラです。
第3チャクラはみぞおちにある「ソーラープレクサスチャクラ」で、「人間関係」「陽気」など気力をカバーしてくれます。第4チャクラは胸にある「ハートチャクラ」で、「癒し」「愛」などの意味があり自分自身を慰めるためのパワーを秘めています。
第5チャクラは喉にある「スロートチャクラ」。「コミュニケーション」「知性」「平和」などを意味し、対外的なやりとりを司ります。第6チャクラは眉間にある「サードアイチャクラ」で「霊性」「精神」などを意味し、その人の中にあるスピリチュアルな部分を司っています。
そして、第7チャクラは「クラウンチャクラ」といって頭頂にあります。「神聖」「神秘」「信仰」などを意味し、高次元の存在へアクセスするために必要なチャクラです。
ダイヤモンドが欲しいときのスピリチュアル的な意味
ダイヤモンドを欲しくなるのは、どんなときでしょうか?それはズバリ、運気が上がり始めているタイミング。気持ちが上向きになり良い運気の波に乗りかけていたり、自ら良い方向へと這い上がろうとしているタイミングなのです。
人は、気持ちが沈むと明るいものを見たくなくなります。精神的にどん底まで落ち込んでいるときは、昼より夜を選び、明るく華やかな場所よりも暗く静かな場所を選ぶ生き物なのです。逆を言えば、光から目を背け、闇の中で孤独に佇みたくなるときには気持ちが落ち込んでいるということです。
気持ちと運勢には大きなつながりがあります。気持ちが落ち込むと自信がなくなり不安や恐怖に支配されてしまい、色々なことを失敗してしまいがちになります。「どうせ無理」「きっと失敗する」と思ったまま何かにチャレンジすると本当に失敗してしまい、余計に気持ちが落ち込んで悪循環に陥るでしょう。反対に、「大丈夫、絶対できる」「失敗してもどうにかなる」と気楽に望めば、大変なことでも乗り越えられてしまうのです。こういった経験は身に覚えがある人も多いでしょう。このように、気持ちと運勢は強い関連があり、気持ちが上向きのときには運勢も上向きに、気持ちが沈んでいるときには運勢も下降していると考えられるのです。
ダイヤモンドは強烈な光を放つ光源のような存在なので、ダイヤモンドに惹かれるのは、光を見たいとき。心が恐怖や不安に支配されてただ怯えているタイミングでは光なんて見ていられませんから、ダイヤモンドに惹かれ、手に入れたくなるときは気持ちが上を向き始めているサインなのです。それはつまり、運気が上向きになり始めている証拠。運気アップの波に乗れるかどうかは本人次第ですが、前向きな気持ちで持てばパワーを増幅してくれるダイヤモンドですから、運気の波に乗って高い所まで押し上げてくれるでしょう。
ダイヤモンドはこんな人におすすめ
- 全体的な運気を上げたい人
- 願望成就のサポート役が欲しい人
- 人生の目標が欲しい人
- 大切な人との絆を守りたい人
ダイヤモンドの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.運気が上がる
ダイヤモンドは、宝石の王様といっても過言ではないほど特別な鉱石です。そのため、王に相応しい環境を与えるべく、持ち主の人生をグレードアップさせる効果があります。
ダイヤモンドは非常に強いエネルギーを持つ鉱物で、持ち主に未来を切り開くためのパワーを授けてくれます。精神的にも肉体的にも強くなり、少しのことでへこたれなくなります。忍耐力や持久力が身につくことで、明るい未来が開けてくるでしょう。
また、今やるべきことが何なのか、問題の根本は何なにかといった隠された事実を光のもとに晒します。強い輝きを放つダイヤモンドは、その光のパワーで持ち主を包み込み前進させてくれるでしょう。
2.魔除け
ダイヤモンドは最高ランクの硬さを持つことから、「侵略されない」「影響を受けない」といった意味があります。そのため、魔や邪から身を守るお守りとしても強い効果を持っています。
特に、八面体にカットされたダイヤモンドは2つのピラミッドを上下逆さまにしてくっつけたような形になるため、天と地の両方のエネルギーを持っています。天地のエネルギーの集合体となったダイヤモンドは、より強い波動を持ち、魔や邪を遠ざけてくれるでしょう。
3.思考の現実化・願望成就
ダイヤモンドは持ち主の思考をクリアにし、思考力と判断力をもたらします。そのため、これまでより長期的な視点で物事を見られるようになったり、自分自身の状況を冷静に分析できるようになるでしょう。目標がより明確になれば自分が何をするべきかがハッキリと分かるようになり、人生における大きな目標を持ち毎日を生き生きと過ごせるようになります。
また、最高ランクの硬さを持つダイヤモンドは、持ち主に不屈の精神を与えます。そのため、叶えたい願いに向かって努力する中でへこたれることがなくなり、目標にたどり着くまで自分を信じていられるでしょう。
冷静な分析力と勇気、そして決断力と不屈の精神。これらがあれば、思考を実現化したり夢を叶えたりすることも可能でしょう。
4.良縁を引き寄せる
ダイヤモンドは持ち主の心を静め、インスピレーションを授けます。と同時に、自分の状況や願いを冷静に見つめ直すことができるようになり、本当に必要なものとそうでないものがハッキリ分かるようになります。さらに勇気や強い精神力を与え、持ち主を目標に向かって突き動かすでしょう。
自分の状況が分かり、自分が欲しいものが分かるというのは「分相応なものが分かる」ということでもあります。ダイヤモンドはそんな持ち主のサポートをするべく、持ち主に合うものを引き寄せてくれるでしょう。チャンスや愛情、仕事、金銭など、持ち主が必要としているものを必要としているタイミングでもたらしてくれるのです。
実力があってもチャンスに恵まれなかったり、長いこと同じ夢を追いかけ続けているが実りそうにない人などは、ダイヤモンドを身に着けてみてください。本当に相応しい願いなのか、願いを叶えるにはどうすればよいのかがおのずと分かるでしょう。もしかしたら、「その願いは無理だよ」というメッセージを受け取ってしまうかもしれませんが、諦めるかそれでも突き進むかのどちらの道を選んでも後悔しない未来を得られるでしょう。
5.個性とカリスマ性を与える
ダイヤモンドは強い輝きを放つ、唯一無二の鉱物です。そのため、カリスマ性や個性といった意味があり、持ち主の存在を際立たせ魅力をアップしてくれます。リーダー職をしなくてはならない人や自分をアピールしたい人をサポートしてくれるでしょう。
ダイヤモンドは持ち主に強い精神力と思考力、そして勇気と決断力を与えます。また、持ち主の内部に隠れていた才能や魅力を強い光のパワーで照らし出すため、今までにない魅力を発揮でき、個性的かつ人目を惹くような人物になれるでしょう。
6.絆を強くする
ダイヤモンドはその硬度から、基本的には傷がつきにくいです。そのことから、ダイヤモンドは人と人との間にある絆を守るガーディアンとなり、大切な人との間を強い絆でしっかりと結んでくれます。その絆は誰にも汚されることはなく、永遠に続くでしょう。
特に、クリアカラーのダイヤモンドは清らかで純真な性質を持っているため、持ち主の周りを純粋な愛情で満たしてくれます。
ダイヤモンドと相性の良い組み合わせ
ダイヤモンド×カルセドニー
ダイヤモンドとカルセドニーは、幸せな結婚を望む人におすすめの組み合わせです。
カルセドニーは多くの石英が集合したものであることから、異なる存在を結びつける効果が強いとされています。思いやりと慈愛の心を持つことを教え、周囲の人との人間関係を円滑にしたり、良縁を取り持ったりするサポートをしてくれるでしょう。とても穏やかで優しい波動を持っているため、我が強いダイヤモンドと組み合わせても反発することがありません。どんな人とも合わせられる懐の深さや思いやりの心、相手の良いところを見つける能力といったものは結婚生活には欠かせないものです。そのため、カルセドニーは結婚生活のお守りとしても効果があるとされています。
そして、ダイヤモンドは言わずと知れた「永遠の愛」を象徴する石。絆をより強固にし、誰にも邪魔されない純真な愛情で結ばれた関係を保つことができるでしょう。カルセドニーで縁をつなげ、ダイヤモンドで絆をより強固にするという点で、結婚運アップにおすすめの組み合わせです。
ダイヤモンド×アメジスト
ダイヤモンドとアメジストの組み合わせは、魔除けとヒーリングに強い効果を発揮します。
アメジストは高貴さを意味するパープルをしています。パープルは情熱を意味するレッドと冷静を司るブルーの中間色であることから、「恋愛に溺れず楽しむ」「真実の愛を見つける」といった意味があります。情熱的に相手を愛しながらもしっかりと見極める目線を持つことの大切さを教えてくれるパワーストーンです。と同時に、霊性を高めたり心を癒したりする効果もあります。
ダイヤモンドはアメジストの能力、主にヒーリング能力を高める効果があります。また、アメジストは霊的な攻撃から守ってくれる効果があり、ダイヤモンドが与える不屈の精神力と合わせればどんな障害も吹き飛ばしていくことができるでしょう。
ダイヤモンド×ヒスイ
ダイヤモンドとヒスイの組み合わせは、自己成長とヒーリングに効果を発揮します。
東洋を代表するパワーストーンでありジュエリーとしても好まれる、ヒスイ。西洋ではメジャーではありませんが、控えめながらも強い力を秘めているパワーストーンです。ヒスイは知性を与え、人徳を高め、持ち主の人生を繁栄へと導く効果があります。人生における穏やかな喜びを感じられるように仕向けてくれるので、派手ではなくても幸福感に包まれた日々を送れるでしょう。こっくりとしたグリーンカラーはハートチャクラを活性化させ、持ち主に癒しを与えてもくれます。
ダイヤモンドは強力な幸運の石であり、持ち主に必要なものを引き寄せて人生を成功へと導きます。ヒスイと違って派手めの性質を持ったパワーストーンですが、持ち主に足りないものを判断して成長できるチャンスを運んでくるため、自己成長の意味を持つヒスイとは似ています。ヒーリング効果の薄いダイヤモンドですが、その部分をヒスイで補うこともできるでしょう。
ダイヤモンド×アレキサンドライト
ダイヤモンドとアレキサンドライトの組み合わせは、成功や繁栄といった意味があります。
アレキサンドライトといえば、カラーチェンジ効果のあるパワーストーンとして有名ですよね。希少価値が高く美しいことから「宝石の王様」「皇帝の宝石」と呼ばれます。名声や豊かさを得る効果があり、強力な魔除け石でもあります。
ダイヤモンドも、アレキサンドライトと同じく「宝石の王様」であり、持ち主に強靭な精神力と忍耐力、勇気と思考力を与えることで成功へと導く効果があります。最高ランクの硬さを持つことから魔除けのパワーもあるとされ、アレキサンドライトと組み合わせることで相乗効果が期待できるでしょう。
ダイヤモンド×ルビー
ダイヤモンドとルビーの組み合わせは、目標達成や願望成就に効果があります。
ルビーは「勝利の石」とされ、持ち主の心に強さや忍耐力を与えます。ライバルに打ち勝ったり困難に打ち勝ったりする効果があり、勝利と成功を持ち主が掴めるよう、心に情熱の火を灯してくれるでしょう。また、ルビーはダイヤモンドに負けないパワーを持っているため、ダイヤモンドとの相性も良いです。
ダイヤモンドは持ち主に不屈の精神を与え、強運をもたらします。ルビーと近い性質を持っているため、相乗効果が期待できます。
ただし、この組み合わせは持つ人を選びます。ダイヤモンドとルビーはどちらも火の気質があり、燃え上がってしまうと手がつけられません。猪突猛進に目標に向かって突き進むため、持ち主の疲労が大きくなったり、持ち主自身がアレコレとやりすぎて失敗することもあります。自分の性質を考えて、合わなそうだと思ったらやめておきましょう。
ダイヤモンド×フローライト
ダイヤモンドとフローライトの組み合わせは、才能開花や魅力アップに効果があります。
フローライトは別名「天才の石」と言われ、記憶力や理解力をアップしてくれます。固定観念から持ち主を解き放ち子供のように自由な心を与えることで、インスピレーションをもたらす効果もあります。そのためこれまで気づかなかったことに気づき、未来の可能性を広げてくれるでしょう。
一方、ダイヤモンドは持ち主の思考をクリアにしさまざまなことを強力な光の波動で照らし出します。気づきを与える石なのでフローライトと同じような効果を持ち、これまで持ち主自身も気づかなかった魅力や才能を引き出してくれるでしょう。
ダイヤモンドを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ダイヤモンドが持つパワーストーンとしての能力が最大限に引き出されるのは、八面体です。八面体は正位置と逆位置のピラミッドをくっつけたような形で、天と地のエネルギーを統合する理想的な形。未来を切り開く開拓精神や強い精神力、カリスマ性を与えるとされているのです。
八面体の原石を部屋に飾るのも良いですが、アクセサリーとして身に着ける際にも形にこだわるとよいでしょう。例えばピアスやネックレスなら八面体が利用できますよね。ただし、カットしたダイヤモンドは強烈な二面性を発揮するようになります。ネガティブな気持ちのときに身に着けるとネガティブな方向へと引っ張られてしまうため、気持ちが乗らなければ避けた方が無難です。
また、アクセサリーは着ける位置によって意味合いが変わるため、願い事にそったアクセサリーにするのも大事です。情報収集やチャンスを望むならピアスやネックレス、人とのコミュニケーションを重視するならネックレスやチョーカーなど首周りのアクセサリーにしてみましょう。また、定番の指輪は恋愛運アップなら右手の薬指、カリスマ性発揮なら右手の親指につけるのがおすすめ。左手の人差し指も、自己改革に良い場所です。
ダイヤモンドを身につける効果
ダイヤモンドを身に着けるのは、お守りや自分を高める効果があります。外からやってくる攻撃をブロックし、持ち主の能力を強化してくれるのです。ダイヤモンドの輝きはとても強力で闇を追い払い持ち主を輝かせてくれますから、気分が晴れて良い運気が巡ってくるでしょう。
また、ダイヤモンドはもっとも有名で高貴なジュエリーですよね。パワーストーンとしてというよりジュエリーとしてのイメージが強い人が身に着けると、すっと背筋が伸びるような気持ちになるでしょう。「この宝石が似合う自分でいたい」「こんな素敵な宝石を身に着けているんだから、私は価値がある」といったところでしょうか。ジュエリーとしてのダイヤモンドのパワーを借りて、自分が素敵になったかのように思い込むというわけです。こういった思い込みはとても大事。自信を持ち少し背伸びをすることで、心の中にある理想の自分に近づくことができるからです。自信を持ち堂々としながらも気品のある振る舞いができる人は、魅力的で人気がありますよね。魅力的な人のところには人が集まり、良い運気も巡ってきます。身に着けて自分を高めることで幸運を呼び込むのが、ダイヤモンドなのです。
ダイヤモンドは毎日着けると良い
ダイヤモンドは強い光を放ち、すべてを真実の元に晒します。身に着けて過ごす時間が長ければ長いほど多くの気づきがあり、新たな才能や魅力の開花につながるでしょう。また、これまで見過ごしていた幸せやチャンスにも気づけるようになるため、なるだけ多く身に着けた方がより効果的です。
ただし、ダイヤモンドはカットした途端に強い二面性を持つようになります。光を増幅すると同時に闇も増幅してしまうため、ネガティブな気持ちのときや体調が悪いときには外すようにしましょう。どうしても毎日身に着けていたければ、心身のマイナスエネルギーを癒してくれるヒーリングストーンと合わせて持ってみてください。ダイヤモンドの強すぎる光の波動を調節してくれるだけでなく、持ち主の心を癒し、早期回復へのサポートをしてくれるでしょう。
ダイヤモンドのお手入れ・浄化方法
ダイヤモンドは魔除け効果があります。特にクリアカラーのダイヤモンドは魔や邪を吸収するタイプなので、こまめな浄化をしましょう。ファンシーダイヤモンドはカラーを濃くする処理を施されていることがほとんどなので、紫外線の影響で変色することがあるため注意が必要です。
日頃のお手入れとしては、身に着けた後に柔らかい布で拭き取るだけで大丈夫です。悪夢退散に力を貸して欲しいときには、身に着けたままではなく枕の下に入れるとよいでしょう。
浄化方法 | 対応 |
塩・塩水 | ◎ |
流水 | ◎ |
ホワイトセージ | ◎ |
水晶クラスタ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | ◎ |
音 | ◎ |
塩・塩水
塩や塩分でダイヤモンドを浄化することができます。使用する塩はヒマラヤ岩塩もしくは天然の粗塩を使ってください。
塩だけで浄化する場合は、浄化皿を必要とします。浄化皿の上に塩を盛り、ダイヤモンドを置くか塩の中に沈めてください。3時間程度で浄化が完了するため、流水で塩分をそそいで天然素材の布で水けを拭き取りましょう。
塩水を使った浄化をするなら、まず、3%程度の濃さの塩水を作ります。その中にダイヤモンドを沈めて3時間ほど待ちましょう。時間が経ったら取り出して、流水でダイヤモンドをそそぎ、天然素材の布で水けを拭き取れば浄化完了です。
流水
水道水を出しっぱなしにして、10分ほどダイヤモンドに水を当てます。浄化皿の上にダイヤモンドを置き、ダイヤモンドが落ちない程度に水を浴びせるとよいでしょう。ざるを使ってもよいですね。時間が経ったら天然素材の布で水けを拭き取り、自然乾燥させて浄化完了です。
ホワイトセージ
ホワイトセージの乾燥葉やお香を使ってダイヤモンドを浄化できます。
ホワイトセージの乾燥葉やお香を燃やし、立ち上る煙にダイヤモンドを10回程度くぐらせましょう。回数は厳密に決まっているわけではないので、持ち主本人が浄化できたと感じればそれでOKです。
その後は水で洗ったり布で拭いたりする必要はありません。そのまま身に着けてよいですよ。
水晶クラスタ
水晶クラスタにダイヤモンドを乗せて、浄化することもできます。
水晶クラスタに3時間程度ダイヤモンドを置いておくだけ。ダイヤモンドはアクセサリーとして仕立てていることが多いため、他のパワーストーンが一緒に組み込まれていることもありますが、水晶はどんなパワーストーンとも相性が良いのでもっともおすすめの浄化方法です。
ダイヤモンドは穢れを溜め込みやすい性質なので、しっかりと浄化する必要があります。水晶は浄化のパワーが強いため、1晩置いておくとダイヤモンドを清浄な状態へと戻してくれるでしょう。
日光・月光浴
日光や月光でもダイヤモンドを浄化することができます。ただし、ファンシーダイヤモンドは紫外線によって変色するおそれがあるため、日光での浄化は避けましょう。クリアタイプのものなら変色の心配はないので日光でも大丈夫です。
日光もしくは月光が差し込む場所にダイヤモンドを3時間程度置いておくだけで浄化が完了します。浄化が終わったらそのまま身に着けてOK。ただし、ダイヤモンドは高価ですから、紛失や盗難のおそれがないよう、室内で浄化するようにしましょう。
土
あまりメジャーではなく難易度が高いですが、土の中にダイヤモンドを埋めて浄化する方法があります。パワーストーンなどの石は大地と強い繋がりがあり、特にダイヤモンドは地中深くで生成されたものですから、土の中に埋まるのは里帰りのようなもの。浄化だけでなくパワーチャージも可能でしょう。
まず、ダイヤモンドを天然素材の布で包みます。掘り起こされない場所に2週間程度埋めて、取り出したら流水で軽く洗い、天然素材の布で水けを拭き取ります。
ただし、この方法は自分の土地があり絶対に掘り起こされずかつ静かな場所に埋めなければいけません。盗難や紛失のおそれがないよう、くれぐれも注意してくださいね。
音
クリスタルチューナーや音叉、水晶ポイントがあればダイヤモンドを浄化することができます。
ダイヤモンドを浄化皿の上に置き、音を出します。水晶ポイントの先をダイヤモンドに向けたまま、ダイヤモンドを中心として円を描きましょう。水晶ポイントの先から音が出て、ダイヤモンドにまんべんなく浴びせているイメージを持つとやりやすいです。
ダイヤモンドの好転反応・副作用
ダイヤモンドの好転反応や副作用は、他のパワーストーンとは少し違います。
パワーストーンは、持ち始めの頃には好転反応が起きることがあります。好転反応とは、簡単に言えば、パワーストーンを身に着けている間だけ心身に不調をきたすというもの。持ち主とパワーストーンの波動が馴染んでいないことが原因で、波長が合うようになれば反応はなくなります。初対面で緊張していた人同士が、時間が経つにつれて打ち解けて仲良しになるのと同じですね。
ダイヤモンドはポピュラーなジュエリーですが、パワーストーンとしては少し独特。ダイヤモンドはカットされると二面性といった意味が加わります。良くも悪くも持ち主のパワーを増幅するため、ポジティブなときに持てばよりポジティブに、ネガティブなときに持てばよりネガティブになってしまうのです。持ち主のありのままを増幅させるため、少しでもネガティブな状態でダイヤモンドを持ってしまえばネガティブさに拍車がかかります。結果、鬱状態となってしまうのです。
また、ダイヤモンドは頭の中をクリアにし抱えている問題や足りないものを顕著に浮き上がらせます。そのため思考力がオーバーヒートしてしまい頭痛を感じたり、身体的に疲れを感じたりするでしょう。ポジティブさが倍増してしまい、体の内側から熱くなったり焦燥感を覚えるという人もいます。
ダイヤモンドを身に着けて好転反応や副作用を感じたら、少しダイヤモンドと距離を置くのをおすすめします。お互いの波長を合わせながら、「私が欲しいのはこういう能力なので、こっち方向へ動いて欲しいんだけど」という持ち主の希望と、「あなたに足りないのはコレだからあっちに行った方がよい」というダイヤモンドのアドバイスを擦り合わせましょう。ネガティブにならないことにだけ気をつけつつ、少しずつダイヤモンドを身に着ける時間を長くしていくと、いつの間にかお互いの波長が馴染み心身の不調は収まっていくでしょう。
ダイヤモンドは持ち主を選ぶ?自分に合うダイヤモンドを見つけるには
ダイヤモンドは強いパワーを持つ、癖の強いパワーストーンです。そのため、持ち主の本質や能力を見抜き、持ち主が宝石の王者である自分に相応しいかと見抜いてしまうのです。そして、その本質を色濃く反映し、持ち主のありのままを増幅させてしまいます。
「ネガティブなときにダイヤモンドを持ってはいけない」といっても、ネガティブさがまったくない人は存在しませんよね。では、どうしたらよいのでしょうか?自分に合うダイヤモンドを見つければよいのです。最初からダイヤモンドに相応しい自分になるのではなく、ダイヤモンドを求める自分の声に従い、自分に合うダイヤモンドを探してパワーを底上げしてもらいましょう。
ダイヤモンドのパワーはその大きさと関係があります。大きなダイヤモンドはポジティブで強いパワーを持ち、小粒のダイヤモンドは光のパワーが控えめなのでさほど強引ではありません。そのため、大きなダイヤモンドを元々自信満々な人が持つと傲慢で横暴に、自信がない人が持つとそのパワーに負けてしまいます。
では、どんなダイヤモンドなら自分に合っていると判断できるのでしょうか?それは、直感です。「このダイヤモンドが欲しい」と思ったものを持ってください。カラーやカット、大きさなど、判断基準はいくつもあるでしょう。世の中にたくさんあるダイヤモンドの中で、「今の自分が欲しいと思ったものが自分に合うダイヤモンド」なのです。
クオリティに関係なく「キラキラしすぎ」「カラーが濃すぎ」と感じるなら、実際に手にしたり身に着けたときにそのパワーに負けてしまうでしょう。「大きすぎ」「小さすぎ」と感じるものも良くありません。大きすぎるものは強引に感じて腰が引けてしまうでしょうし、小さすぎるものは願望を満たせない可能性があります。
ダイヤモンドを選ぶ際には、実物を手にしてみることが大事です。他のパワーストーン同様、手に持ったときのインスピレーションを信じてお迎えするのがよいでしょう。
ダイヤモンドのQ&A
ダイヤモンドの偽物の見分け方は?
ダイヤモンドの偽物として取り扱われているのは、キュービックジルコニア、ジルコン、ダンビュライト、人工ダイヤモンドでしょう。
もっとも簡単かつハッキリとした見分け方は、線を描いた紙の上に石を置くこと。ダイヤモンドは屈折率が高いため下に置いた線がぼやけてしまい、線としてどころか何かがあるとも思えないほど何も見えません。ぼやけていても何かがあると確認がきれば、天然のダイヤモンドではないでしょう。
ただし、モアッサナイトと人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同じく線がぼやけてしまいます。さらに、この方法が使えるのはブリリアントカットのダイヤモンドのみ。ブリリアントカットはダイヤモンドの輝きをもっとも引き出すカット方法であり、光を通さず反射させるようにできているからです。ブリリアントカット以外のカットや原石などでは、この方法は使えません。
他にも、天然ダイヤモンドの3割はブラックライトを当てると光る蛍光性を持つとされています。また、天然石にはどんなに上質でも内包物があるものなので、内包物がなかったり、反対に気泡が見えているものは人工的なものであると考えるのがよいでしょう。
ダイヤモンドは構成が簡単なので生産も簡単です。無色のダイヤモンドよりも価値が高く価格も高いとされるファンシーダイヤモンドの中には、別の鉱物を偽っているケースも多々あります。高価な買い物で後悔したくなければ、しっかりと鑑定をお願いするのでよいでしょう。
ダイヤモンドが割れた・欠けた!特別な意味はある?
ダイヤモンドは鉱物としての柔らかさを示すモース硬度で、最高ランクの10を持っています。これは、地球上の鉱物の中でももっとも硬いという意味。厳密にはダイヤモンドより硬いものはありますが、モース硬度10という点では「もっとも硬いジュエリー」といっても過言ではありません。
しかし、ダイヤモンドにはへき開性という一定方向への割れやすさを示す性質があります。
ダイヤモンドは正八面体の結晶が結合することでできていますが、正八面体の一辺に結合が緩い部分があります。そのため、ある一定方向へ力を加えると簡単に割れてしまうのです。少しでも欠けている部分があれば、そこにカッターなどを差し込んで力を入れるだけで割れてしまいます。実際にダイヤモンドの研磨はこういった方法で行われることがあります。
しかし、やはりダイヤモンドは「地球上でもっとも硬い鉱石」。そのため、実際に割れたり欠けたりすることはなく、「割れたと思ってリペアに出したら鑑定されて、ダイヤモンドではなく別の石だと言われた」という話もあるほどです。物理的には割れにくいダイヤモンドですから、実際に割れたり欠けたりしたらスピリチュアル的な要因を考えてもよいでしょう。
ダイヤモンドは魔除けや浄化の力があるため、持ち主の周囲にある魔や邪を吸収します。また、持ち主の中にあるネガティブなものも吸い込んでくれるため、穢れを溜めやすい性質を持っているのです。ダイヤモンドの中に穢れが入り込みすぎれば割れてしまうでしょう。また、持ち主の身代わりとなって災いを引き受けた結果として割れることもあります。
パワーストーンとしてのダイヤモンドを長持ちさせるには、こまめな浄化が必須です。力が強いダイヤモンドだからこそ、持ち主もしっかりと気を遣って守ってあげてくださいね。
ダイヤモンドの色が変わった?退色・変色する?
通常、ダイヤモンドは退色や変色の可能性は低いです。にも関わらず、クリア以外のファンシーダイヤモンドは紫外線を長時間当てると変色することがあります。
それは、ファンシーダイヤモンドはカラーリングをハッキリとさせるための加工を施されていることがあるからです。加熱や放射線による加工によりカラーを操作されたファンシーダイヤモンドは、紫外線を長時間浴びるとカラーリングが変化してしまいます。1度変わると元には戻らないため、注意してくださいね。
ダイヤモンドはどうして高価なの?
ダイヤモンドは産出国が多く、産地によって違いがあるとはいえまだまだ多くが地中に眠っているとされています。それなのに、どうしてこんなに高価なのでしょうか。その秘密は、ダイヤモンド産業においてもっとも大手企業と言われるデビアス社にあります。
1880年にイギリス人であるセシル・ローズとチャールズ・ラッドが設立した鉱山会社のデビアス社。デビアス社は1888年に他の鉱山会社との合併や買収を始め、20年で世界のダイヤモンド流通量の90%を支配するようになります。その後は在庫をロンドンに移し、流通量をコントロールしダイヤモンドを希少な鉱石にしたことで、ダイヤモンドの価値は跳ね上がりました。
しかし、1929年、世界恐慌が富裕層を襲います。困窮し始めた富裕層が贅沢品であったダイヤモンドを手放し始めたことにより、デビアス社の流通量コントロールが効かなくなった結果、ダイヤモンドの価格は暴落しました。そこで、「ダイヤモンドを贅沢品の1つではなく特別なものにしよう」という考えの元、広告が数多く作られます。このときの広告により、現在にも続く「婚約指輪はダイヤモンド」という定番の価値観がもたらされます。婚約指輪や結婚指輪を手放す人は少ないですから、ダイヤモンドの放出量が減り、デビアス社で再び流通量をコントロールして希少価値を保てるだろうというわけです。
「ダイヤモンドは永遠の輝き」というフレーズを聞いたことがある人は多いでしょう。このキャッチフレーズも、このとき打たれた広告の1つ。1939年に広告を開始してからダイヤモンドを婚約指輪に使う人の数は増え、1939年にダイヤモンドの婚約指輪をもらった人が10%程度だったのに対し、1960年代には40%、1990年代には80%にもなっています。世界各国で成果をあげたこの広告により婚約指輪や結婚指輪を手放す人も少なくなり、再びダイヤモンドの価値水準を押し上げ、現在に至っているというわけです。
ダイヤモンドの購入におすすめの販売店・通販
RASPIA
天然石ジュエリー販売サイトです。ピアスやネックレスなどの取り扱いがあり、他のカラーストーンとの組み合わせでダイヤモンドを使っているものが多くあるため、気に入った組み合わせのものを選ぶことができます。もちろん、定番の1粒ダイヤアクセサリーも扱っています。
vec stone club
鉱物の原石やルースを取り扱うサイトです。磨かれてアクセサリーに加工されたダイヤモンドというよりは、小粒ながらも自然体なダイヤモンドがお安く手に入ります。官庁や出版社とも取引経験があるため、安心ができますね。
まとめ
強大なパワーであることから特別視され、数々の不思議な伝説を持つものもあるダイヤモンド。その美しさは人々を狂わせるとされ、恐れられてもいます。
ジュエリーとしてのダイヤモンドは確かに美しいですが、パワーストーンとしての能力もとても高いです。能力の高さゆえに持ち主を選ぶことがあり、持ち主に与えるものも多いですが、奪うものも多いでしょう。パワーストーンとしてのダイヤモンドは持ち主をそのまま映し出すため、どんな石になるかは持ち主次第といったところでしょうか。
気軽に持てるパワーストーンではありませんが、かといって必要以上に怯えることもありません。ダイヤモンドも他のパワーストーン同様、真っすぐに向き合い、心を込めて付き合えば良いのです。願望成就のための努力を後押ししてくれる効果は抜群なので、これだ!と思うダイヤモンドがあればお迎えしてみてくださいね。
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