「親のことが大嫌い!」「顔も見たくない!」
こんなふうに、自分の親に対して「大嫌い」という感情を持っている子供はいます。
一般的には、「子供はどんな親でも親が好き」なんて言われがちですが、実は子供の中には心底親のことが嫌いな子供も存在します。
- そこまで親のこと嫌いになるのはなぜ?
- そもそも子供が親のことを嫌いになるのはおかしい?
なんて、親嫌いな子供に対してさまざまな疑問が出てくるのではないでしょうか?
そこで今回は、親嫌いの子供に焦点を当てて、ムカつく親の9つの特徴と親嫌いによるメリット等を解説します。
親が嫌いすぎる!なぜ親を嫌いになる?
親のことが嫌いすぎる…。血の繋がった親子でも、親のことを心底嫌いでどうしようもないという子供は存在します。
もちろん、親子は仲が良いことに越したことはありませんが、親も人間子も人間。
いくら親子であっても、別の人格を持った人間です。悲しいけれど、いくら血が繋がっていたとしても相性というものがあります。
また、親がいわゆる「毒親」と呼ばれるタイプの親であれば嫌いになってしまうのも不思議ではありませんね。
「親子であっても別人格」「毒親の場合にはより嫌悪感を抱く」
上記のような理由から、親を嫌いになってしまうことがあるのです。
親を好きになれないのは悪いことじゃない!
「親を好きじゃない…」こんなことを言うと、
- せっかく血が繋がっているのに…
- 親に向かってなんて事を…
- 育ててもらっておいて恩知らずが…
なんて、心ない言葉を浴びせてくる人もいますね。
しかし、親を嫌いになってしまうことは決して悪いことではありません。例え血が繋がっていたとしても、どうしても好きになれない…こんな想いを持ってしまっても責められるものではありません。
周囲の家族が仲が良いと、より自分はなんて薄情な子供なんだ…と感じてしまうかもしれませんが、自分の感情に素直になるのは悪いことではありませんので、自分を責めるのはやめましょう。
親が苦手…ムカつく親の特徴11個
「親のことが嫌い!」こんなふうに思ってしまうことは悪いことではありませんが、しかし一体なぜ親のことを嫌いになってしまうのでしょうか?
子供に嫌われる親には、以下の9個の特徴があります。
- 暴力や暴言
- 行動と言動が伴わない
- 信用してくれない
- 否定的
- 悪口が多い
- 過干渉
- 父親や母親らしいことをしない
- クレーマー(モンペ)
- 一貫性がない
それでは、この9個の特徴について解説します。
特徴①暴力や暴言
ムカつく親の特徴は「暴力や暴言」があげられます。
これは、絶対にあってはいけないことですが、残念ながら親からの暴力や暴言に苦しめられている子供がいるのも事実。
暴力や暴言をするきっかけとしては、
- 親の言うことを聞かなかった
- わがまま
- ただの八つ当たり
上記のようなきっかけによって暴力や暴言が始まるケースが多いのではないでしょうか?
自分を守ってくれるはずの親から暴力や暴言を受けていたら子供の心は当然壊れていきます。
特徴②行動と言動が伴わない
ムカつく親の特徴は「行動と言動が伴わない」こどがあげられます。
例えば、
- 悪口はいけないと言いつつ自分が悪口を言っている
- 子供にダメと言っていることを平気でしている
上記のように、言動と言葉が伴っていない親は子供に嫌われます。
自分ができていないのに、いくら口で正論を言っていても説得力に欠けます。
特徴③信用してくれない
ムカつく親の特徴は「信用してくれない」ことがあげられます。
例えば、
- 子供をすぐ疑う
- 子供が嘘をついていると決めつける
上記のように、子供のことを一切信用せず疑うことしかしない親は、子供にとっては最悪の親でしょう。
信用されないことが続くと、どうせわかってくれないと心を閉し、親に何も話さない子供になってしまうのです。
特徴④否定的
ムカつく親の特徴は「否定的」なことがあげられます。
何を話しても否定から入る人がいますが、親がこのパターンだと本当に子供は心が傷つきます。
例えば、
- 相談しても否定から入る
- やりたいことを話しても否定される
上記のように、自分の意見や考えを尊重してくれずに否定ばかりされていると子供は親のことが嫌いになります。
「何話しても否定される…」ということで、子供は親に何も相談しなくなるでしょうし、何も話したくなくなるでしょう。
特徴⑤悪口が多い
ムカつく親の特徴は「悪口が多い」ことがあげられます。
口を開けば、人の悪口や会社の悪口を言う人っていますよね。ネガティブな発言しかしない人。
それが他人であれば距離を置くなど対処は簡単ですが、親となるとなかなか難しいところがあります。
人のことばっかり文句言っている親を子供は「もううんざり…聞きたくない」と感じてしまっていることでしょう。
特徴⑥過干渉
ムカつく親の特徴は「過干渉」なことがあげられます。
稀に、何をやるにも親が先回りして干渉してくる親っていますよね。
例えば、
- 洋服は全て親が買ってくる
- 友達との遊びやデートにも口出してくる
上記のように、子供のことになんでも首を突っ込んでくる親は子供からしたら本当に鬱陶しい存在です。
もちろん、小さい頃はそれでもよかったでしょうが、だんだんと社会に出ていくにつれ自分のコミュニティが広がっていく中で、親がなんでも干渉するのは間違っています。
特徴⑦父親や母親らしいことをしない
ムカつく親の特徴は「父親や母親らしいことをしない」ことがあげられます。
例えば、
- ご飯作らない
- 部屋の掃除をしない
- 子供をほったらかし
- 歯磨きやお風呂も適当
上記のような放置系の親は子供からしたら迷惑な何者でもありません。
このような放置系親の子供の多くは自分でご飯を作ったり掃除をしたり、小さい頃から親に代わってしていることも多いです。
特徴⑧クレーマー(モンペ)
ムカつく親の特徴は「クレーマー(モンペ)」があげられます。
例えば、
- 学校にすぐクレームを入れる
- なんでも学校のせい
- 店員に怒鳴る
- ネチネチとクレームをつける
上記のように、何かとすぐクレームをつける親がいますが、小さい頃はなんとも思っていなくても段々と〝そんな親が恥ずかしい〟と感じるようになり、親のことを嫌いになります。
弱い立場に対して大きな顔をする親を尊敬できるはずがありませんよね。
特徴⑨一貫性がない
ムカつく親の特徴は、「一貫性がない」ことがあげられます。
コロコロ意見を変える人って出会ったことありませんか?
- 昨日言っていた事と今日言うことが違う…
- 昨日は良かったのに今日はダメと言われる
上記のように、言動や態度に一貫性がなくコロコロと変わるような親は子供から嫌われる可能性が大です。
一貫性がないと、子供は何が正解なのか?何がダメなのかがわからず混乱します。
また、一貫性がない人は総じて責任感がないことが多いので、子供からの信頼はゼロに近いと言えるでしょう。
親が嫌いすぎたときどうする?5つの対処法
親が嫌い…どうしても好きになれない時に上手に人生を渡り歩く方法ってあるのでしょうか?
ここでは、親が嫌いすぎる時の対処法をお教えいたします。
対処法①物理的に離れる
親が嫌いすぎる場合には「物理的に離れる」ことをおすすめします。
親のことが嫌いではない人であっても、距離感を取ることでより関係が良好になった…なんてことは珍しくありません。
親のことが嫌いすぎる場合には、より距離を取ることが大切になります。お互いの生活が見えることによって、より嫌な部分が目についてしまうので、物理的に距離をとりましょう。
できれば、親の家からもある程度離れたところに住むのがベストです。
親の家に近いところに住んでしまうと、過干渉な親の場合にはお構いなしに自宅に来たりする恐れがあるので、極力親から離れて住むようにしましょう。
対処法②聞き流す
親のことが嫌いすぎる時には「聞き流す」というスキルを身につけましょう。
物理的に距離を取れればいいですが、それができない人もなかにはいますよね。
また、将来的には家を出ることを考えていてもすぐにはできない人もいるでしょう。
そんな時には、親から何を言われてもスルーするスキルを身につけましょう。
「また何か言ってんなぁ」くらいの気持ちで、聞き流すことができれば今よりは気持ち的に少し楽になるのではないでしょうか?
対処法③家族以外のコミュニティを強化する
親が嫌いすぎる時には、家族以外のコミュニティを広げて強化しましょう。
どうしても、コミュニティがないと家族だけになってしまい、余計に家族と合わないことがストレスに感じてしまいます。
しかし、家族以外の場所でのコミュニティを強化することで、家族間のトラブルや不仲に対してそこまで動じることなく過ごすことができるようになります。
家族以外の大切な人たちとの時間を楽しむことで、意識を親から外に向けるようにしましょう。
対処法④身近な大人に相談する
親が嫌いすぎるときには、「身近な大人に相談する」ようにしましょう。
特に暴力や暴言に遭っている場合には、SOSを出すことがとても大切になります。
今は命に関わっていなくても、暴力や暴言は一般的にエスカレートすることが多いので、いつか命が危険に晒される可能性があります。
そうなる前に、周囲の身近な大人に相談してください。
学生であれば学校の先生でも構いません。親戚と連絡が取れるのであれば、親戚でも構いません。
信頼出来そうな大人に今の現状を知ってもらい大人と一緒に今後の事を考えていってください。
対処法⑤家族だと思わない
親が嫌いすぎる場合には、「家族だと思わない」ことがおすすめです。
戸籍上は親ではありますが、気持ちの中ではもう他人と割り切るようにしてみてください。
もちろんあからさまに態度に出すと危険が及ぶ可能性があるので、気持ちの中で他人と割り切るようにするのです。
ただの同居人。家を出るまで仕方ないから一緒に住んであげよう。なんて気持ちでいると少しは楽になるのではないでしょうか?
親が嫌いなことで起こる意外なメリット4つ
親子が不仲だと、それこそ不幸のようなイメージが先行しがちですが、子供にとっては意外なメリットもあります。
ここでは、親が嫌いすぎるゆえに起こるメリットについて解説します。
①自立心が芽生える
親が嫌いすぎると、自立心が芽生えるというメリットがあります。
小さい頃から親が頼れない環境にいると、「どうにか自分で解決しよう」という気持ちが芽生えてきます。
「親に言ったところで…。親は助けてくれない」このような親への諦めが、親を頼らずに生きていくという気持ちを生じさせるのでしょう。
小さい頃から自分のことは自分でやるようになるので、自然と自立心が芽生えるのでしょうね。
②人を見抜く力がつく
親が嫌いすぎると「人を見抜く力がつく」というメリットがあります。
親という一番身近な人に対して、不信感や嫌悪感を抱いて生きてきてるので、自然と危険なにおいがする人というのを見抜けるようになってきます。
親がその悪い見本になってしまうのは、とても残念なことですが、いい人と悪い人を見抜けるようになるのは、将来的にもメリットになるでしょう。
③縁を切ることで将来的な縛りがなくなる
親が嫌いすぎる場合は、「縁を切ることで将来的な縛りがなくなる」というメリットがあります。
例えば、一般的な家庭だとすると親が年老いた時のことを考えたりしますよね。
しかし、親のことがそもそも大嫌いな場合には、最悪見捨てることができてしまうことで親の老後の面倒などの心配がなくなります。
親のことで将来的な縛りがなくなるので、自由に生きていくことができます。
大人になってから親が嫌いになる人も多い
実は、親嫌いのなかには幼少の頃は親は好きだったけれど、大人になってから親が嫌いになるケースもあります。
それには、幼少の頃には問題にならなかったことが、大人になった今やっと問題として浮き彫りになったからと考えられるでしょう。
ここでは、大人になってから親嫌いになる代表的なケースを紹介します。
認知症の発症・介護疲れなどで親を殺してしまうケースもある
大人になってから親を嫌いになる一つ目のケースは「認知症や介護」などの親の老後からくるケースです。
まず認知症ですが、認知症は病気ですので決して本人が悪いわけではありません。
しかし、認知症のかたの介護は本当に大変なものがあります。
例えば…
- 徘徊
- 暴言
- 物忘れ
- 癇癪
など、仕方ないとはわかってはいても、介護する側にとってみたらイライラしてしまうのも無理はありません。
また、認知症でなくても介護が必要になってくると四六時中目が離せなくなったり、自分の時間がなくなります。
どんなにそれまで親を愛していたとしても、連日の介護疲れや寝不足がたたり、段々と親を憎むようになることも…。
親に憎しみを覚えてしまうと「この人さえいなければ…」と、犯罪に手を染めてしまう危険性もあります。
結婚や孫誕生という環境の変化による親の過干渉
大人になってから親嫌いになる二つ目のケースは「結婚や孫誕生という環境の変化による親の過干渉」です。
それまでは、良好な関係を築いていたとしても、結婚を機に干渉するようになった…なんてことも珍しくありません。
特に一人娘や一人息子だった場合には、寂しさが募り干渉してしまうようになる可能性が高くなります。
また、親の干渉が一番辛いのが、孫誕生のタイミング。
孫フィーバーを起こしてしまった親はそれはそれは手がつけられません。何かと孫の行事には首を突っ込むようになったり、育児の仕方に指摘してきたりと、子供からしたらうんざりですよね。
このようなきっかけによって、親が嫌いになってしまうのでしょう。
親が嫌いな子どもが悪いの?
親が嫌いな子供は一定数います。
相性が悪かったり、親の育て方に問題があったり、その理由は様々ですが、決して親が嫌いになった〝子供〟が悪いわけではありません。
子供は基本的には親に対しては無償の愛を持っている子が多いです。
多くの子供はどんな親でも親が好き…こんなふうに思っていることでしょう。しかし、そんな無償の愛情を持つ子供が親を嫌いになるのには、それなりの理由が存在します。
嫌いになるしかなかった理由が必ずあるのです。
決して、親不孝な子供、可愛げのない子供ではないのです。子供には罪はありません。
親が嫌いすぎて誰にも相談できないとき家族問題は電話占いで相談してみよう
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まとめ
今回は、親嫌いの子供たちに焦点を当てて、ムカつく親の特徴と対処法などを紹介しました。
決して親が嫌いなことは悪いことではありません。親のことが嫌いであっても、自分の人生をより良いものにしていくことを意識していきましょう。
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