多彩なカラーがあることで知られ、定番のローズレッド以外のカラーリングにも注目が集まっているガーネットの中で、ヘソナイトガーネットは、落ち着いたオレンジカラーをしています。パワーストーンとしてのガーネットの力をベースに特有の明るさやポジティブさを持つヘソナイトガーネットについて、効果や注意点、組み合わせ方などをまとめました。
ヘソナイトガーネットってどんな石？
ヘソナイトガーネットとは
ヘソナイトガーネットとは、オレンジカラーのガーネットのこと。ガーネットといえば深いレッドを思い浮かべる人が多いでしょうが、実際にはグリーンやイエロー、パープル系ピンクなど多彩なカラーリングが存在し、それぞれの成分によって名前があります。
ヘソナイトガーネットはカルシウムを含み、組成式はCa3Al2(SiO4)3です。糖蜜状組織またはトリークルと呼ばれる模様が特徴で、ルーペで覗き込むと、水中に蜜を垂らしたときのようなぼんやりとした模様が確認できます。ただし、ジェムランクのものはこの模様が確認しづらいとされています。
ガーネットグループについて
ガーネットは大きく分けると2つのグループに分かれます。
まずは、アルミニウムを含むパイラルスパイトグループ。レッド系のカラーがメインで、ロードライトガーネットガーネットやアルマンディンガーネットなど、ガーネットと言われて思い浮かべるような、有名どころが属しています。
もう1つのグループは、カルシウムを含むウグランダイトグループです。グリーンやイエロー、オレンジなどのカラーリングが多く、ツァボライトやデマントイドガーネット、メレラニミントガーネットなどが属しています。ヘソナイトガーネットは、このウグランダイトグループに属します。
大きく2つのグループに分かれるガーネットは、さらに3つの中分類に分けられます。
パイラルスパイトグループのガーネットたちは、それぞれアルマンディンガーネット、パイロープガーネット、スペッサータイトガーネットと分類が分かれます。ウグランダイドグループはアンドラダイト、ウバロバイト、グロッシュラーの3つに分けられます。さらに、ガーネットは固溶体なので、それぞれの中分類においては中間の存在もあります。ヘソナイトガーネットはグロッシュラーガーネットに分類されます。同じグロッシュラーガーネットにはツァボライトが属していて高い評価を得ていますが、ヘソナイトガーネットは産出量が少なく流通量も多くないため、あまり知名度がなく、ツァボライトほど高評価を受けてはいません。
ヘソナイトガーネットの名前の由来
ヘソナイトガーネット（Hessonite）の名前は、1822年、鉱物学者であるルネ・ジュスト・アウイ氏（Rene Just Hauy）が命名しました。
語源はギリシャ語で「少ない」を意味する「hesson」です。他のガーネットよりも屈折率が低いことが由来という説と、市場での価値が他のガーネットより低かったからだという説とがあります。真っ赤なガーネットが果物のザクロの実に似ていることが由来です。
ちなみに、ガーネット（Garnet）の語源は、ラテン語で「種子」を意味する「granatus」です。
ヘソナイトガーネットの和名・別名
ヘソナイトガーネットの和名は「灰礬柘榴石（かいばんざくろいし）」です。他にも、「ヘッソン石（へっそんいし）」と呼ばれることもあります。
海外では、レッドが強いオレンジカラーのヘソナイトガーネットを「カニールストーン（kaneel stone）」と呼ぶことがあります。kaneelとはシナモン（cinnamon
）のこと。そのため、日本ではよりなじみの深い単語を用いた、「シナモンストーン」という呼び名の方が定着しています。他にも、国内外でレッドが強いブラウンのものを「ヒヤシンス」と呼ぶことがあります。しかし、ジルコンの一部を「ヒヤシンスストーン」と呼ぶことがあるため、混同を避けるために現在ではほとんど使われなくなっています。
ヘソナイトガーネットの伝説・言い伝え
ガーネットは古い歴史を持つ鉱石ですが、希少種であるヘソナイトガーネットも、同じく古代より愛されてきたといわれています。
エジプトやギリシャ、ローマでは、宗教的な意味合いを持っていたヘソナイトガーネット。宝飾品だけでなく、寺院や教会の窓枠にはめ込まれたり、聖書ではノアの箱舟の穂先に明かりとして吊り下げられたとされています。
また、インドの占星術においてガーネットといえばヘソナイトガーネットのことであり、星の周りが悪く運気が下がってしまった際にヘソナイトガーネットを用いれば、マイナスエネルギーから持ち主を守ることができるとされていました。
ヘソナイトガーネットの産地
アメリカ・スリランカ・ブラジ・パキスタンなど
ヘソナイトガーネットの硬度
ヘソナイトガーネットのモース硬度は6.5～7.5で、劈開性はありません。比較的丈夫な部類に入るといえるでしょう。
ヘソナイトガーネットの宝石言葉・石言葉
「肉体表現」・「持久力」・「正常化」・「循環」など
ヘソナイトガーネットと誕生石・曜日石・守護石
ヘソナイトガーネットは1月3日、11月20日の誕生日石です。原石状態のヘソナイトガーネットは、9月7日の誕生日石とされています。
ヘソナイトガーネットの色と種類・似ているパワーストーン
ヘソナイトガーネットは主にオレンジカラーですが、レッドを帯びたブラウンやブラウン、レッド、グレーやブラックなども存在します。
レッドに近いオレンジのものを「シナモンストーン」、より赤みが強まったものを「ヒヤシンス」と呼ぶこともあります。
ヘソナイトガーネットと似ているパワーストーン
マンダリンガーネット（スペッサータイトガーネット）
オレンジカラーのガーネットは、ヘソナイトガーネットだけではありません。「マンダリンガーネット」と呼ばれるガーネットがあり、こちらもオレンジカラーをしています。
マンダリンガーネットは、アルミニウムを含むパイラルスパイトグループに属するガーネットで、組成式は Mn₃Al₂（SiO₄）₃ 。Ca3Al2(SiO4)3が組成式で、カルシウムを含むウグランダイドグループに属するヘソナイトガーネットとは、鉱物としての成分も成り立ちも違うのです。
ヘソナイトガーネットは、カラーリングが濃く、落ち着いた印象を持っています。対して、マンダリンガーネットはカラーリングが明るく、鮮やかな印象を受けるでしょう。ただし、品質によっては見分けがつかないことも多いです。
両者をハッキリと分ける違いは、ヘソナイトガーネット特有の糖蜜状組織。ルーペで覗いた際、水中に流れ込んだ蜜のようにとろっとしたものが見えれば、ヘソナイトガーネットです。ただし、こちらも高品質なヘソナイトガーネットでは確認しづらいので、購入の際には鑑別書付きのもの選ぶことをおすすめします。
ヘソナイトガーネットが持つスピリチュアル的性質
ヘソナイトガーネットと風水
ヘソナイトガーネットは、風水における五行思想では火気を持っています。
火気は「礼」。華やかさや激しさ、旺盛さの象徴です。火は物質を燃やして別の物質へと変化させることから、昇華や応用といった意味もあります。
ヘソナイトガーネットと相性の良い方位
南・東南
ヘソナイトガーネットとチャクラ
ヘソナイトガーネットは、第2チャクラを活性化させます。
第2チャクラは下腹にあり、「ヘプリーンチャクラ」と呼ばれます。「元気」「自信」「好奇心」などを司るチャクラで、ただ生命を維持するだけでなく、人生をより豊かにいきようとする力が宿っています。はつらつさや活発さをもたらすためのチャクラで、活性化することで、無気力にならないように自分自身をコントロールすることができるでしょう。
ヘソナイトガーネットはこんな人におすすめ
・マイナス思考を改善したい人
・勇気や行動力が欲しい人
・なんとなく毎日がつまらない人
・何をしたいか分からない人
・人間関係の悩みがある人
ヘソナイトガーネットの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.守護
ヘソナイトはネガティブなものから持ち主を守る守護の力があります。
ヘソナイトはバランス感覚に優れ、すべてをあるべき場所へと戻そうととしたり、持ち主にとって有益な方へと進めていく性質があります。運気の停滞を解消したりエネルギーの歪みを直したりしてくれるので、心身のバランスが取れ、精神的にも肉体的にも落ち着きを取り戻すことができるでしょう。
ヘソナイトガーネットは、外部からやってくるエネルギーから持ち主を守るというよりも、持ち主の心に根付いてしまったネガティブなエネルギーを払う効果が高いです。疑心、嫉妬、後悔などを明るい波動で消し去り、未来への希望を抱かせてくれるでしょう。持ち主が持つ欲をコントロールすることに長けていて、自己成長や目標達成にも力を貸してくれます。欲が悪い方へ進むことを止めてもくれるので、トラブルや自己破壊をしないように守ってくれるのです。ヘソナイトガーネットが持つバランス力と正常化の力を借りれば、欲を満たすための行動力や勇気、活力などが得られるでしょう。
2.快活さをもたらす
ヘソナイトガーネットは、持ち主に明るさや快活さをもたらします。
ヘソナイトガーネットは主にオレンジカラーをしています。オレンジカラーはいわゆるビタミンカラーと呼ばれ、元気の出る色ですよね。この色を持つヘソナイトガーネットは、波動が明るく、持ち主に明るさをもたらしてくれます。物事をあるべき姿に戻す性質を持つヘソナイトですから、持ち主が持つ潜在的な欲求に語り掛け、本来の望みを叶えさせてくれます。人が持つ本来の望みとは、「幸せになりたい」という願望です。幸せになりたくない人なんていませんよね。正常化を得意とするヘソナイトガーネットは、持ち主の心の奥底にある欲を引っ張り出し、明るい未来への努力をさせるのです。そのため、持ち主本来の明るさを取り戻すことができたり、無気力な人の潜在的な欲求を自覚させて行動的にしてくれるでしょう。
また、ヘソナイトガーネットは欲をコントロールするパワーストーンです。過ぎた欲や悪い欲ではなく、自分の未来や幸福につながる欲を刺激してくれるので、勇気や実行力、やる気などを得られます。目標ができて頑張ろうと思えるので、日ごろから無気力な人や楽しいことが何もないといった人にもおすすめですよ。また、心の奥底に根付いてしまった、持ち主自身でも気づいていないようなネガティブなエネルギーを察知し、ポジティブな気持ちに変換してくれます。知らぬ間に溜めてしまったストレスや忘れたつもりの過去の嫌な思い出なども取り払ってくれるでしょう。
3.問題解決・環境改善
ヘソナイトガーネットは、問題解決や環境改善に強いパワーストーンです。
ヘソナイトガーネットは、物事をあるべき場所にあるべき姿で戻す、正常化の力を持っています。また、内部にしみこんでしまったネガティブなエネルギーを追い出す力もあります。そして、持ち主自身はもちろん、周囲の人にさえ明るさや希望をもたらす効果もあるといわれています。
ヘソナイトガーネットが持つ正常化と活性化の力は、持ち主の魅力や能力を輝かせます。無気力な人よりも快活でサッパリとした人の方が、他人から好まれますよね。そのため、ヘソナイトガーネットがもたらす明るい光のパワーは、持ち主から周囲の人への影響力も抜群。関係が良くなったり、職場の対人関係全般が改善したりするでしょう。持ち主が自覚した欲を叶えられるよう、頑張るための環境を整えてくれるというわけですね。
また、ヘソナイトガーネットがもたらす正常化と活性化の力は、問題解決にも役立ちます。特に長い間解決していない問題や人間関係の問題に有効です。ヘソナイトガーネットは持ち主が問題解決までのモチベーションを持続できるよう力を与え、正常化の力で運命を動かし、ときには周囲の人を巻き込んで問題解決へと導いてくれます。
ヘソナイトガーネットと相性の良い組み合わせ
ヘソナイトガーネット×ツァボライト（グリーンガーネット）
ヘソナイトガーネットとツァボライトの組み合わせは、目標達成に効果があります。
ツァボライトは、ヘソナイトガーネット同じくグロッシュラーガーネットに属するグリーンのガーネットです。ガーネット種には「勝利」「実り」といった意味があり、目標達成やライバルに勝利するなどの効果があります。目標に向かって一途に努力させ、それ相応の実りを得させてくれるのです。グリーンカラーのツァボライトは、そういったガーネットの基本的な効果に加え、冷静さや穏やかさといった意味があります。一心不乱、猪突猛進に突き進むのではなく、ときには自分の現状を見つめる冷静さを持つことができるので、必要なタイミングで休息を取ったり、軌道修正することも可能でしょう。
一方、ヘソナイトガーネットも、ガーネットの1種なので目標達成やライバルに勝つ、実りを得るなどの効果があります。ヘソナイトガーネットには持ち主が頑張れる環境を整える力があるため、心配事がなくなり、目標までの努力に集中できるでしょう。活力と平穏の両方を与えてくれるツァボライトとの組み合わせは、自分自身にも周囲にも臨機応変に対応しながら頑張らせてくれ、目標達成までの距離が縮まるでしょう。
ヘソナイトガーネット×モスコバイト
ヘソナイトガーネットとモスコバイトの組み合わせは、恋愛に対して前向きになれる組み合わせです。
モスコバイトはキラキラとしたピンクカラーで、絶縁体としても知られています。そのため、心をウキウキさせる効果や悪縁をキレイさっぱり切る効果があるとされています。また、周囲からの影響を受けずに自分を貫けたり、失恋から立ち直り前向きになれる効果もあります。石薬として利用されてきた過去があり、心身のデトックス効果もあるといわれています。
そして、ヘソナイトガーネットには快活さをもたらしたり、欲を自覚させる効果があります。モスコバイトの心をウキウキさせる効果と組み合わせることで、主に恋愛に対して威力を発揮します。心から楽しくなるような出会いがあったり、マンネリ化しているパートナーとの関係を改善したりできるでしょう。周囲からの影響をシャットアウトするモスコバイトと欲求を自覚させるヘソナイトガーネットとの組み合わせは、自分自身を見つめ、自分らしく生きる環境を整えてくれます。自分が心から好きになれるお相手を大事にできるよう、本心を貫けるようサポートしてくれるでしょう。そのため、現在のお相手と縁が切れることもありますが、最終的にはこれでよかったと思えるところに落ち着きますよ。
ヘソナイトガーネット×カーネリアン
ヘソナイトガーネットとカーネリアンの組み合わせは、目標達成に効果があります。
カーネリアンは通称「活力の石」と呼ばれるオレンジのパワーストーン。持ち主のモチベーションをアップさせ、保つ効果があります。また、「真実を見抜く石」ともいわれ、困難が生じたときに原因や本質的な問題を見つめさせることで、現実的な解決方法を見つけさせてもくれるでしょう。そのため、目標達成までの間に問題が生じた際にも、きちんと向き合わせ心を強く保って解決させてくれます。
一方、ヘソナイトガーネットには、持ち主に快活さを与えたり環境を整える効果があります。目標ができて頑張っていくうえでのモチベーションをアップすることはもちろん、小さなことを気にしなくなり、余計な問題に煩わされることがなくなります。同じく活力アップの力を持つカーネリアンと組み合わせることで、相乗効果が期待できます。また、もしも大きな問題が生じたとしても「負けるものか」とより力が湧いてくる組み合わせなので、精神的にも強いままでいられるでしょう。カーネリアンが持つ問題解決能力が発揮されますので、しっかりと問題を解決して、また努力を続けられるようにもなりますよ。
ヘソナイトガーネット×シトリン
ヘソナイトガーネットとシトリンの組み合わせは、貯蓄運をアップします。
シトリンは水晶の変色種で、そのイエローカラーから「商売人の石」「金運アップの石」といわれてきました。シトリンは気の流れを循環させて悪い気を遠ざけ、良い気を呼び込みます。商売や仕事においての開運のお守りと思ってよいでしょう。シトリンがアップする金運は正財運なので、ギャンブルや宝くじではなく、持ち主がしっかりと努力することで金銭を得られるようサポートしてくれます。
そして、ヘソナイトガーネットは持ち主が頑張れるような環境を整える効果があり、主に人間関係に影響を及ぼします。持ち主だけでなく周囲の人を巻き込んで明るく爽やかな波動で包み込むため、お互いに気持ちの良いやり取りができるようになり、コミュニケーションが円滑に進むでしょう。また、ヘソナイトガーネットはガーネットの1種であり、ガーネット種全般が持つ、「勝利」や「実り」といった意味も持っています。努力に応えてくれる石なので、シトリンがアップさせてくれる正財運をさらに高めることができるでしょう。さらに、ヘソナイトガーネットは正常化の石であり、運気のつまりを直してくれます。悪い運気を遠ざけ良い運気を呼び込むシトリンとの組み合わせは、相乗効果が期待できるでしょう。
ヘソナイトガーネットを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ヘソナイトガーネットを身に着ける場合は、リング、ブレスレット、ネックレスがおすすめです。
リングにする場合は、願い事や状況によって指を選ぶのがポイントです。アクティブに動きたいときや目標達成したいとき、勇気をもって1歩を踏み出したいときには左右ともに親指もしくは人差し指がおすすめ。人間関係を改善したいときは左手の中指、恋のチャンスが欲しいときやマンネリ改善を求めるときには、左手の小指がよいでしょう。
ブレスレットにするときも、左右によって意味が変わってきます。ヘソナイトガーネットが持つポジティブさや快活さ、エネルギーが欲しい時には受信の側である左腕に、存在感をアップしたり能力を発揮したいときには送信の側である右腕につけてください。
心を強く持ちたいときや喪失感を埋めたいときには、ネックレスにするとよいでしょう。
ヘソナイトガーネットのお手入れ・浄化方法
ヘソナイトガーネットは、紫外線に長時間当て続けると退色する恐れがあります。クリアかつ有色の鉱石は、紫外線で退色することがほとんどなので、ヘソナイトガーネットもその可能性が高いです。長時間日光に当てる浄化方法は避けましょう。モース硬度は十分にあり劈開性もないので、弱点はないに等しいといえますので、浄化方法は日光以外なら何でも大丈夫です。
普段のお手入れに関しては、身に着けたあとに汚れや皮脂を拭き取りましょう。柔らかい布で優しく拭き取るだけでOKです。日光に関しても、普段外出する際に日光が当たる程度なら問題ないので、気にしなくてよいでしょう。
浄化の頻度は2週間に1度、パワーチャージは1ヵ月に1度程度がベストです。
浄化方法
対応
塩・塩水
◎
流水
◎
ホワイトセージ
◎
水晶クラスタ・水晶さざれ
◎
日光・月光浴
△
土
◎
音
◎
ヘソナイトガーネットのお手入れ・浄化方法早見表
塩・塩水
塩や塩水による浄化方法は、ヘソナイトガーネットに対応しています。塩は天然の粗塩もしくはヒマラヤ岩塩を使用してください。
塩で浄化する場合は、浄化皿の上に塩を盛りつけ、ヘソナイトガーネットをその中に埋めるか上に乗せるかしましょう。2時間程度経ったら流水で塩を洗い流し、天然素材の柔らかい布で水けを取り、自然乾燥させてください。
塩水での浄化は、まず3％程度の濃さの塩水を作ります。その中にヘソナイトガーネットを沈め、1時間から2時間程度経ったら取り出し、流水ですすぎます。天然素材の柔らかい布で水けを取ったら、自然乾燥させましょう。
流水
流水による浄化は、ヘソナイトガーネットに対応しています。
浄化皿の上にヘソナイトガーネットをセットし、水を流します。ヘソナイトガーネットに直接水が落ちないよう、蛇口との位置関係を考えてください。小川の流れの中にヘソナイトガーネットが浸っているような構図が理想的です。10分程度で浄化が完了しますので、天然素材の柔らかい布で水けを取り、自然乾燥させましょう。
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、ヘソナイトガーネットに対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙にヘソナイトガーネットをくぐらせます。10回程度くぐらせれば浄化が完了します。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、ヘソナイトガーネットに対応しています。
クラスタを用いる場合は、クラスタの上に直接ヘソナイトガーネットを乗せればOK。さざれ石を使用する場合は、まず、浄化皿の上にさざれ石を盛ります。ヘソナイトガーネットをその中に埋めるか上に乗せるかしましょう。どちらの場合も、3時間程度で浄化が完了します。
日光・月光浴
ヘソナイトガーネットは日光により多色する恐れがあるため、日光による浄化は避けた方が無難です。月光での浄化なら、対応可能です。
浄化皿の上にヘソナイトガーネットを乗せ、月光浴をさせましょう。1時間から2時間程度で浄化が完了します。
日光でパワーチャージができる
ヘソナイトガーネットは明るくポジティブ、陰と陽でいえば陽の気を持っています。そのため、同じく陽の気を持つ太陽と相性が良く、パワーをチャージできるのです。ヘソナイトガーネットは長時間日光に当て続けると退色してしまいます。しかし、ほんのわずかな時間なら紫外線に当て続けてもそこまでのダメージにはなりません。
浄化皿の上に乗せたヘソナイトガーネットに10分程度日光浴をさせましょう。午前中の太陽で行うのがおすすめです。特に、日の出のころの太陽はもっとも穢れのない存在なので、早い時間に行うのがベターです。ただし、午後の太陽はパワーチャージには向きません。沈む太陽には「退行」「退化」の意味があるため、パワーがチャージされないのです。
土
土による浄化は、ヘソナイトガーネットに対応しています。
天然素材の布でヘソナイトガーネットを包み、柔らかく乾いた土の中に埋めてください。1週間から2週間程度経ったら取り出し、流水で汚れを落とし、清潔な天然素材の布で水けを取り、自然乾燥させましょう。
音
音による浄化は、ヘソナイトガーネットに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にヘソナイトガーネットをセットし、音を鳴らします。水晶ポイントの先をヘソナイトガーネットに向けたまま、ヘソナイトガーネット中心に円を描きましょう。音が鳴りやんだらまた音を鳴らし、繰り返します。10回程度繰り返せば浄化が完了します。
ヘソナイトガーネットの好転反応・副作用・注意点
ヘソナイトガーネットは明るくポジティブな波動で、特別にクセがあるというわけではありません。ですが、ガーネット種は「一途」という意味がある石なので、パワーストーンとして身に着ける場合には少しの注意が必要であることも事実です。好転反応や副作用というよりは、心持ちの問題です。
好転反応が絶対起きないというわけではありませんので、頭痛や倦怠感など何かしらの異常を感じたら、まずはヘソナイトガーネットから離れてみてください。離れている間は平気なのにヘソナイトガーネットを身に着けたときだけ異常が生じるなら、それは好転反応と考えてよいでしょう。水晶を組み合わせるか、身に着ける時間を極端に短くしてから徐々に長くしていくなどして、お互いの波動をなじませれば問題が生じなくなりますよ。
副作用としては、ヘソナイトガーネットが陽の石であることから、高揚感や不眠などが挙げられます。精神がいつも稼働している状態に陥ってしまうため、眠るときや休息時には外した方がよいでしょう。
そして、ガーネット種は「一途」という意味があり、アレコレと願い事をしたり多方面に手を伸ばすことはよく思いません。そのため、目標や願い事は1つだけにして頑張ることを心がけましょう。
ヘソナイトガーネットのQ&A
ヘソナイトガーネットの偽物の見分け方は？
ヘソナイトガーネットはカラーリングにもよりますが、マンダリンガーネットと見分けがつかないほど似ていることがあります。
ヘソナイトガーネット最大の特徴は、糖蜜状組織と呼ばれる模様です。ルーペで覗き込んだ時に見られるとろっとした模様があれば、ヘソナイトガーネットです。ただし高ランクのものほど糖蜜状組織は見えづらくなっているので、高額なものは鑑別書付きのものを購入した方がよいでしょう。本物のヘソナイトガーネットなら、鑑別書には「鉱物名：天然ガーネット」「宝石名：ヘソナイトガーネット」と記載されます。
ヘソナイトガーネットが割れた・欠けた！特別な意味はある？
ヘソナイトガーネットはモース硬度が低くなく、劈開性もありません。そのため、傷が入ったり割れや欠けが入ったりすることは少ないです。もちろん、何をしても大丈夫というわけではありませんが、石について基本的な扱いを心得ていれば問題ないでしょう。
そのため、ヘソナイトガーネットが割れたり欠けたりしたら、スピリチュアルな要因が考えられます。
ヘソナイトガーネットは陽の気を持ち、静と動でいえば完全に動のパワーストーンです。そのため、パワーの消耗が激しく、浄化やパワーチャージを怠ると力が底を尽いてしまうのです。パワーストーンは力を失うと割れたり欠けたりして、ただの石に戻るといわれています。ヘソナイトガーネットも同じ理由で割れたり欠けたりしたのかもしれません。割れたり欠けたりしたヘソナイトガーネットは不吉な存在ではありませんので、リメイクしたり飾っておいたりしても問題ありません。ただし、持ち主が不吉さを感じるようなら、土に還してあげるのがベストです。自分の感覚を信じるようにしましょう。
ヘソナイトガーネットの色が変わった？退色・変色する？
ヘソナイトガーネットは、長時間紫外線に当て続けることで退色する性質があります。そのため、日光の当たる場所や蛍光灯の下に置きっぱなしはNGです。身に着けないときにはジュエリーボックスに入れて保管してくださいね。
取り扱い方に問題がなかったのにヘソナイトガーネットのカラーが変わったなら、スピリチュアルな要因が考えられます。
パワーストーンは、力が弱まると退色するといわれています。浄化やパワーチャージをしっかり行っていれば基本的には起きない問題ですが、ときにはパワーを一気に放出するような出来事もあるでしょう。そのあとのヘソナイトガーネットは弱った状態なので、退色して知らせているというわけです。ヘソナイトガーネットが退色していたら、まずは浄化とパワーチャージを試してください。それでもカラーが戻らなければ、ジュエリーボックスに入れて1ヵ月程度休ませます。長期休暇を取ることで力が戻り、ルックスも元に戻ることはときどき聞かれる話です。それでもダメなら、力の総量がダウンしたヘソナイトガーネットだと割り切ってお付き合いしていくしかないでしょう。
また、ヘソナイトガーネットが全体的に黒ずんでいたり黒点が見られるようになったら要注意。ヘソナイトガーネットはネガティブな存在を払う効果がありますので、もしかしたら、払おうとしたネガティブな存在が大きすぎ汚されてしまったのかもしれません。物理的なお手入れをしてもダメなら、そのヘソナイトガーネットは穢れを含んだ存在ということ。縁起の良いものではありませんので、手放した方がよいでしょう。しばらくの間周囲に気をつけたり、自分が邪な考えを抱いていないか振り返ってみてくださいね。
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まとめ
ヘソナイトガーネットは、ガーネットらしい力強さと、独特の明るさやポジティブさを持っています。ジェムランクのものは通常のガーネットより希少ですが、パワーストーンランクのものは流通量も多いため、少し探せば手に入れやすいでしょう。
夢に向かって頑張りたいけど必死になりすぎないようにしたい人や、明るさを持ち続けたい人にピッタリなので、当てはまると思った人はお迎えを検討してみてくださいね。
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