皆さんの中には、占いをよく利用している方もいるかと思いますが、度を過ぎてのめり込みすぎていませんか?
「占いに頼るのをやめたいけどやめられない」そんな皆さんは「占い依存症」になってしまっている可能性が高いです。
- 占い依存症の危険性
- 占いに依存してしまう原因
- 占い依存を克服する方法
本記事では、これらを含む占い依存症の概要についてご紹介していきます。占い依存脱却を目指して一緒にチェックしていきましょう。
占い依存症とは
占い依存症とは、今日のラッキーアイテムや行く場所などのささいな判断から結婚や転職を含む大きな判断まで意思決定のほとんどを占いに任せてしまう状態のことを指します。
簡単に言えば、占いに頼らないと不安になってしまう状態のことですね。そもそも依存症というのは、「やめたくてもやめられない」という心理状態を引き起こすもの。
依存症は、日々の生活や健康、大切な人間関係や仕事などに悪影響を及ぼしているにも関わらず、特定の物質や行動をやめたくてもやめられない(コントロールできない)状態となってしまいます。
厚生労働省
そんな状態により、いつまでも占いに頼りに頼ってしまい日常生活にまで支障が出てきてしまう。これを「占い依存症」と呼びます。
占い依存症の危険性
では、占いに依存してしまうことにはどのような危険性が隠されているのでしょう。
ここでは、占いに依存するリスクそれぞれについてご紹介していきます。
「占いにはのめり込んでいるけど、イマイチその危険性が自覚できていない」という方は要チェックです!
判断能力が低下する
占いに依存するということは、つまり判断を占い師に任せきりにしてしまうということ。
するとどうなるかは賢い方が多いので勘づくかと思いますが、自分で判断する能力が低下してきてしまいます。
日常においてとっさに判断することが苦手となれば、少なからず生活において支障は出てきてしまいますよね。
金銭的にきびしくなる
ご存知のように、対面にせよ電話にせよ占いは決して安価なサービスとは言えません。
料金相場(30分あたり) | |
対面占い | 5,000円/30分 |
電話占い | 6,000円/30分 |
もちろん、占いの種類や相談内容によっても異なりますが、占いに依存して高頻度で利用すれば相当な負担額となるのは確かです。
週に3回30分利用するだけでも月に6万円。やたら鑑定を受ければ金銭的に厳しくなるのは目に見えてますね。
人間関係でいざこざが起きる
占いに依存してしまうと、占い師さんの助言が絶対的な答えとして認知してしまい周囲にいる知人の意見に耳を貸さなくなる傾向にあります。
中には「一緒に占いやってみようよ」と無理に勧誘する方もいるようです
当然、そうなれば人間関係が悪化する一方。しまいには友達や職場仲間などからも距離をとられてしまいます。
差別の少ない時代となりましたが、まだまだ依存症者への目は厳しいまま。人間関係でいざこざが起きるばかりか、社会的に孤立してしまうこともなきにしもあらずです。
【簡易診断】占い依存症チェック
「自分が占い依存症なのか理解できていない」という方も多くいらっしゃるかと思います。
依存症の怖いところは、何より当の本人が依存していることに自覚がしにくいということ。
現段階であやふやだという方に向けて簡単な占い依存症チェック項目をお届けします。よく占いを利用している皆さんはサクッと確認してみてください!
皆さん、何項目当てはまりましたでしょうか。いずれも占い依存症者によくみられる症状です。
ほとんど当てはまるという方は、私生活にまで影響が及ぼされている可能性がありますので、早めの対処が必要となります。
占いに依存してしまう心理・原因
「自分って占い依存症かもしれない」と思った方、占いに依存してしまう原因または心理と聞いて何が思い浮かびますでしょうか。
すぐ不安になりやすいから?周りに頼る人があまりいないから?
占い依存症を改善すべく、まずは占いに依存してしまう原因についてご紹介していきます。
不安になりやすい性格
不安になりやすい人、自分に自信のない人は相談に応じて的確なアドバイスをしてくれる占いに依存する傾向にあります。
- 「告白したいけど振られそう」
- 「仕事でこれからうまくいくか心配」
- 「人間関係がうまくいかなくて…」
こういったなんらかの心配事は誰しも持っているでしょうが、不安になるたびに占いに頼れば当然依存に繋がります。
日常的に不安になるのはおそらく不安にさせる要因があるのでしょうね。この不安の要因こそ、占い依存症の原因となっているのです。
ストレスフルな環境にいる
皆さん、自身の気が滅入ってしまうようなストレスフルな環境で過ごしていませんか?
職場が自分に合わなくて毎日憂鬱…
ストレスが募る生活をしていれば、何かしらの手段でストレス発散するかと思いますが、この手段が占いになるケースもあります。
悩みを適度に相談する程度であればよいのですが、ストレス発散がてら頻繁に占いに頼っている場合は注意が必要です。
過度なストレスは健康上にも悪影響を及ぼすわけですので、ストレスが原因であれば早期での対策が必要となってきそうです。
完璧を求めすぎてしまう
あいまいな状態が苦手で白か黒かというハッキリした答えを絶えず求めてしまう、いわば完璧主義な性格も占い依存症を招くひとつの原因となります。
日常の判断において0か100で考えることは決して悪いことではありませんが、自分で判断せず占いを含む他者に決断を求めてしまうのは問題ありです。
占い師さんは的確な助言をしてくれるがゆえ、ハッキリとした判断というのを占いに一任させてしまう。これにより、占い依存症に繋がることも多くあります。
相談できる人が周りにいない
本気で相談できる相手が周りにいない方も占い依存症に陥りやすいです。
悩みがあっても打ち明ける相手がいない、そんな中誠実に寄り添ってくれる占い師に頼ってしまうのはごく自然なこと。
ただし、占い師による客観的意見に頼りきってしまえば占いに依存するばかり。自分の意思を持つことが苦手な方はなおさらですね。
占い以外に楽しみがない
人は刺激や楽しみを求めてしまう生き物。映画であれ音楽であれ、何かしらの楽しみ方は人それぞれあるかと思います。
楽しみって言われても、そんなに思い浮かばないや…
ただ、その楽しみがひとつである場合、唯一の楽しみに依存してしまう可能性があります。
占い以外楽しみがない、だからこそ唯一刺激を得られる占いにのめり込んでいってしまうのです。
占い依存を克服したい!具体的にどうするべき?
不安感情や環境上の問題で占いに依存してしまうというのは理解できたたかと思います。
では、どのようにすれば占い依存を克服することができるのか。
最後に、今皆さんが悩む占い依存症をやめる具体的な方法についてご紹介。生活に少なからず支障ができているという方は、ここでの改善策をぜひ参考にしていってください!
ストレッサーを取り除く
もし皆さんが今過度なストレス環境にいるのなら、ストレスの要因(ストレッサー)を取り除くことが求められます。
過度なストレスは、依存症を誘発させるほか、健康を害するリスクも併発してきます。
「自分にとってのストレスは何か」を起点にストレスの要因に対して可能な範囲から早めに対処していけば、占い依存も克服へと向かっていけそうです。
楽しみを増やす
占い以外にこれといって楽しみがないのであれば、まずは楽しみを作るところからスタートしてみてください。
- 映画・アニメ
- ゲーム
- 旅行
どれだけ小さな楽しみでも構いません。大事なのは、日常において偏りすぎのないある程度の楽しみがあるということ。
占い依存を少しでも克服できるよう、占い以外の楽しみを見つけて、新たな刺激を生活に取り入れてみましょう。
利用頻度を減らす
占いを利用する頻度を減らすというのもひとつの策ですね。
不安になるたびに相談している状態ではより一層のめり込むばかり。かといって、利用しなくなれば不安な気持ちにより余計にストレスが溜まってきてしまうかと思います。
たしかに受けるのやめたらなおさら不安な気持ちも出てきちゃいそう
極端な対処はリスクを伴いますので、まずは利用頻度を週に5日から4日に減らすなど簡単なところから対処していくと良いでしょう。
周りの人や無料掲示板へ相談する
周囲に普段接している人がいるのであれば周りの人、抵抗があるなら掲示板へ思い切って打ち明けてみるといいかも。
周りの人に相談すればそこから交友関係を広げられることもありますし、無料掲示板であれば金銭的な負担なく客観的意見を取り入れることが可能となります。
占い師以外の意見だと不安と思うかもしれませんが、依存を克服したいのなら「占い」ではなく「知人又は掲示板への相談」へシフトチェンジしてみることをおすすめします。
カウンセリングを受ける
言うまでもありませんが、占いをはじめとする依存症の克服はそう容易なことではありません。
そこでおすすめしたいのが、偏りのある考え方を調整する認知行動療法を含む心理療法の受診。重度な依存症ともなれば、ひとりで考え方を変えることは難しいため心理療法の受診が必要となることもあります。
「色々試したけどやっぱり克服できないし、のめり込んでいく一方だ」という方は、依存症専門医療機関にて心理療法を受けることも視野に入れてみるといいかもしれません。
まとめ:占い依存を克服するなら早めの対処を!
占いに限らず、依存症は対象にのめり込めばのめり込むほど克服することが難しくなってきます。それゆえ、早い段階での対処が求められます。
- 「占いに依存する原因は何か」
- 「原因に対してどう対処できるか」
占い依存症への対処法は原因によって異なりますので、克服する際は、まずは原因を探ることが肝となります。
これまでの内容に加えこれら2つの考えを軸として占い依存症の克服を目指してみましょう。
コメント