ダイヤモンドの中でも可愛らしいピンクカラーを持つ、ピンクダイヤモンド。エンゲージリングとして女性に大人気ですが、2020年からは流通量が激減し価格は高騰し続けています。美しく希少なジェムストーンであり強力なパワーストーンでもあるピンクダイヤモンドについて、効力や取り扱い方、組み合わせ方などをまとめました。
ピンクダイヤモンドってどんな石?
ピンクダイヤモンドとは
ピンクダイヤモンドとはピンクカラーのダイヤモンドのこと。地殻変動により炭素結晶がゆがむことで生成されるといわれていますが、いまだに実際のところは分かっていないという鉱石です。ダイヤモンドの中ではレッドやブルー、グリーンに次ぐ希少さで、ダイヤモンド全体の0.1%程度しか産出しません。しかも、ピンクダイヤモンドの95%近くを産出していた鉱山が閉山してしまったため、クオリティの高いものが新たに採掘できる可能性は極めて低く、ジェムやパワーストーンとしてだけでなく資産として購入する人もいるほどです。
ピンクダイヤモンドは人工的にも作り出すことが可能で、カラーレスやブラウン、イエローのダイヤモンドに放射線処理と加熱処理を加えることで生み出すことができます。天然のピンクダイヤモンドより価値は下がってしまいますが、天然の一定ランクのものが減少の一途をたどる以上、今後加工ピンクダイヤモンドは増えていくと予想されています。
有名なピンクダイヤモンド
ヌール・アル・アイン
ヌール・アル・アインとは60カラットのピンクダイヤモンドであり、現在はイランの王冠にはめ込まれています。インド産であると推測されていますが、詳しいことは分かっていません。元々は南インドにあったカカティヤ王朝が所有しており、イランへ渡ったのは18世紀ごろとされています。王冠になったのは1958年で、ハリーウィンストンによってデザインされています。
ダリア・イ・ヌール
ペルシア語で「光の海」という意味を持つダリア・イ・ヌールは、淡いピンクカラーのダイヤモンドです。イラン国王のコレクションの1つであり、182カラットの大きさを誇ります。もともとはヌール・アル・アイン同様カカティヤ王朝が所有していましたが、18世紀にイランへと渡っています。
実は、ヌール・アル・アインとダリア・イ・ヌールは元々同じ1つのピンクダイヤモンドであった可能性が指摘されています。大きい方がダリア・イ・ヌール、小さい方がヌール・アル・アインとなったようです。
ウィリアムソン・ピンク・スター
ウィリアムソン・ピンク・スターとは、1999年に南アフリカのデビアス鉱山で採掘された132カラットのピンクダイヤモンドです。研磨後は59カラットとったウィリアムソン・ピンク・スターは、カラーグレードで最上級レベルのファンシーピンクを獲得し、クラリティグレードでもインターナリーフローレスという最高ランクを獲得しています。不純物を含まない美しいピンクカラーのダイヤモンドとして競売にかけられたウィリアムソン・ピンク・スターは、香港で行われたオークションで79億円で落札されました。
ルロ・ローズ
2022年7月、アンゴラ北東部にあるルロ鉱山で、過去最大サイズのピンクダイヤモンドが発見されました。驚きの170カラットのこのピンクダイヤモンドの原石は、今後国際競売にかけられる予定です。これだけのサイズですから研磨して半分程度になったとしても、ウィリアムソン・ピンク・スターを超える大きさとなることはほぼ間違いなく、価格もウィリアムソン・ピンク・スター以上となるのではと予想されています。
ピンクダイヤモンドの名前の由来
ピンクダイヤモンド(Pink Diamond)が、ピンクカラーのダイヤモンドであることが由来です。
ダイヤモンドの語源は、ギリシャ語で「不屈」「不滅」「不変」を意味する「adams(アダマス)」です。ダイヤモンドはモース硬度が10あり、とても硬い鉱物であったことから「手出しができない」「征服できない」といった意味で名づけられました。
ピンクダイヤモンドの和名・別名
ピンクダイヤモンドの和名は「金剛石(こんごうせき)」です。ピンクダイヤモンド個別の和名ではなく、ダイヤモンドとしての和名となります。
「金剛」とはサンスクリット語で「最上」「もっとも優れている」という意味の「vajra(ヴァジュラ)」を漢訳したもの。日本では仏教用語として使われているため、日本人にも馴染みがありますよね。ダイヤモンドがもっとも硬い鉱石であることから、「もっとも硬い石」として「金剛石」と名づけられました。
ピンクダイヤモンドの産地
インド・ロシア・南アフリカなど
何十年もの間「ピンクダイヤモンドといえば、オーストラリアのアーガイル鉱山産」という認識が一般的でした。というのも、アーガイル鉱山から産出されるピンクダイヤモンドは、ピンクダイヤモンド全体の95%を占めているうえに、小粒でありながら鮮やかで、クオリティが高かったのです。しかし、アーガイル鉱山は、2020年11月に採掘コストが悪いことを原因として閉山。アーガイル鉱山以外でもピンクダイヤモンドの産出はありますが、単純に計算してもこれまで流通していた年間量の95%が失われたことになり、もともと希少であったピンクダイヤモンドは幻の宝石となる日が近くなってしまいました。また、アーガイル産以外のピンクダイヤモンドはカラーが薄く、あまり高品質とはいえません。
今後新たな鉱脈が見つからない限り、良質なピンクダイヤモンドは現時点で市場に出ているもののみです。そのことから、ジュエリーというだけでなく資産価値を見込んでピンクダイヤモンドを購入する人も増えています。
ピンクダイヤモンドの硬度
ピンクダイヤモンドのモース硬度は、最高ランクの10です。劈開が4方向にあるため、モース硬度が硬くてもカットができるのです。
ピンクダイヤモンドの宝石言葉・石言葉
「完全無欠の愛」・「最終決定」
ピンクダイヤモンドと誕生石・曜日石・守護石
ピンクダイヤモンドは4月7日の誕生日石とされることがあります。また、ダイヤモンド全体が4月の誕生月石なので、ピンクダイヤモンドも含めて考えてよいでしょう。
ピンクダイヤモンドの色と種類・似ているパワーストーン
ピンクダイヤモンドのカラーは、主に4つに分けられます。まずは純粋なピンク。混じりっ気のないピンクカラーで、希少かつ人気が高く、もっとも価値が高いとされています。次に価値が高いのが、パープルが混じったパープリッシュピンク。ブラウンが混じったブラウニッシュピンクやオレジが混じったオレンジッシュピンクとなると、一気に価値が下がってしまいます。
ピンクダイヤモンドは、そのカラーの濃さにも価値が左右されます。上質かつ濃いファンシーインテンス、上質で深いファンシーディープ、上質で暗いファンシーダーク、上質なファンシー、上質で薄いファンシーライトあたりが高品質といえるでしょう。続いてライト、ベリーライト、フェイントとなりますが、カラーが薄く鮮やかでないため、高品質とは呼べません。高品質とされるランク名にはすべて「ファンシー」という言葉が入っているため、高品質クラスのことを「ファンシークラス」と呼ぶこともあります。
ピンクダイヤモンドと似ているパワーストーン
ピンクダイヤモンドと似ているのは、ピンクサファイア、ピンクジルコン、クンツァイトなどさまざま。クリアかつピンク系のものであれば、たいていが似ていると思ってよいです。
ピンクダイヤモンドが持つスピリチュアル的性質
ピンクダイヤモンドと風水
ピンクダイヤモンドは風水における五行思想では火気を持っています。
火気は「礼」で、華やかさや激しさ、旺盛さを表します。真夏の太陽にように元気で派手で、静と動でいえば動の気質が強いです。また、火は物質を燃やして別の物質へと変化させることから、昇華や応用といった意味もあります。
ピンクダイヤモンドと相性の良い方位
南西
ピンクダイヤモンドとチャクラ
ピンクダイヤモンドは第1チャクラと第4チャクラを活性化させます。
第1チャクラは尾てい骨にある「ベースチャクラ」で、生きるための基本的なパワーを表します。名前の通りすべての基礎となるチャクラであり、このチャクラに元気がないと何をやってもうまくいかなかったり、そもそも健康を害して日常生活に支障が出たりするでしょう。
第4チャクラは胸にあり、「ハートチャクラ」と呼ばれます。愛や癒し、調和を司るチャクラで、持ち主の心を癒し精神バランスを取ったり、周囲の人を気遣う心の余裕を作り出します。自分の内面へ向けたチャクラですが、内面を整えることで周囲との関係も良くしてくれますよ。
ピンクダイヤモンドはこんな人におすすめ
・幸せな結婚をしたい人
・恋愛に積極的になりたい人
・片思いを実らせたい人
・自信が欲しい人
・自分を好きになりたい人
・成功したい人
ピンクダイヤモンドの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.恋愛運アップ・幸福な結婚に導く
ピンクダイヤモンドは、恋愛運アップ効果や幸福な結婚に導く効果があります。
ダイヤモンドは、その硬さから永久性の象徴とされたりお相手との絆を固くする効果があるとされています。強い絆で永遠に結ばれるとなれば、結婚指輪に最適ですよね。事実、ダイヤモンドは結婚指輪に最も多く使われるジェムストーンといっても過言ではないでしょう。ダイヤモンドの中でも、ピンクダイヤモンドは女性の恋愛運アップや縁結びに効果を発揮してくれるので、結婚を踏まえたお相手を探している人や、片思いを成就させたい人におすすめです。強い輝きを放つピンクダイヤモンドは、持ち主の魅力を際立たせ、自然にお相手にアピールをしてくれます。可愛らしさやたおやかさ、優しさなど、持ち主の美点がスポットライトを当てたかのように輝き、恋のチャンスが訪れますよ。もちろん、すでにお相手がいる場合でも、お相手との絆を深めたり新しい魅力を引き出してさらなる愛情をもたらしてくれます。
また、ピンクダイヤモンドは自信を高めて積極性をもたらすので、引っ込み思案な人や恋愛に臆病な人にもよいです。自分の中にある「恋愛がしたい」「両想いになりたい」「結婚したい」という思いを否定せず素直に表現できるようになり、片思い成就や結婚へと近づくことができるでしょう。
2.自尊心を高める・意志を強くする
ピンクダイヤモンドは自尊心を高め、意志を貫かせる効果があります。
ダイヤモンドは強い波動を持つ石で、持ち主にも強さを与えます。硬く傷がつきにくいことから「不可侵」という意味を持つダイヤモンドは、持ち主のことを誰にも邪魔させないでしょう。邪魔者が人であっても状況でもあっても打破させ、自分自身を貫かせてくれるのです。そのため、願望成就や自己実現にピッタリです。
ダイヤモンドの中でもピンクダイヤモンドは愛の波動が強いため、自己愛や自尊心をもたらしてくれます。ピンクダイヤモンドは持ち主が持つ願いや感情、そして自分自身を否定させません。どんな自分でも受け入れ、認め、愛するように仕向けるのです。その結果、自信を持って自分の人生を歩んでいけたり、他人との関りに怯えることがなくなるでしょう。他人の意見に流されやすい人や自分より他人を優先させて後悔しやすい人、堂々とふるまいたい人におすすめです。
3.成功へ導く
ピンクダイヤモンドは成功へと導く力を持っています。
ダイヤモンドは気品と自信、正しい自己愛に溢れたパワーストーン。持ち主が自分を持つのにふさわしいか否かを見極めるといわれ、もしふさわしくないと判断した場合は、自分を持つにふさわしいレベルまで持ち主を引き上げるといわれています。ダイヤモンドは光のエネルギーが強いので、持ち主を闇から救い出し光の元へと連れて行ってくれるのです。その光は、社会的地位であったり幸福な結婚であったりと人によって違うでしょう。しかし、持ち主を幸福にして自信をもたらすという点では共通しています。
また、ダイヤモンドは「栄光の石」「ドリームストーン」と呼ばれることがあります。それは、ダイヤモンドが持ち主の力を底上げし、魅力を引き出し、チャンスを呼び込んでくれるから。光の力で隠れていたものを明るみに出すため、潜在能力が開花したり、新たな価値観を得たりもするでしょう。成功したい人や自分の力を生かしたい人、頑張るエネルギーが欲しい人などにおすすめです。
ピンクダイヤモンドは恋愛や結婚に強いパワーストーンですが、ダイヤモンドとしての能力もしっかりと備えているため、持ち主を成功へと導いてくれます。恋愛面での成功ならお手の物ですし、第4チャクラを活性化させて持ち主を癒しながら目標達成をさせてもくれるでしょう。
5.魔除け・引き寄せ
ピンクダイヤモンドには、魔除け効果や引き寄せ効果があります。
ダイヤモンド類は輝きが強いことから光の力を宿すとされ、闇を払う魔除け効果があります。中でも、ピンクダイヤモンドは第4チャクラに作用して持ち主の心が弱ったときのケアをしてくれるので、持ち主が自らマイナス要素を引き寄せないようにしてくれるでしょう。魔や邪は弱った心に近づいてくるため、持ち主の精神力を強くすることで付け込まれる隙を作らないようにするのです。すでにまとわりついている闇や持ち主自身が抱えている闇に対しても、強力な光の力で浄化して消し去ってくれるでしょう。
また、ピンクダイヤモンドは持ち主に自信を与えて積極的に行動させたり、周囲に実力や願いをアピールさせる力があります。持ち主の良さや魅力、長所といったものにスポットライトを当てて周囲の人に伝えてくれるので、信頼を得てチャンスに恵まれることが多くなります。他にも、人脈や良縁、気づき、新たな価値観など、持ち主に必要なものが自然と近づいてくれるでしょう。ピンクダイヤモンドは持ち主の願いを具現化する石だからです。ただし、何もしなくても勝手に願いが叶うというわけではないので、しっかりと努力をしてくださいね。
ピンクダイヤモンドと相性の良い組み合わせ
ピンクダイヤモンド×ダイヤモンド
ピンクダイヤモンドとダイヤモンドの組み合わせは、ピンクダイヤモンドのエネルギーを強化します。
カラーレスのダイヤモンドはピンクダイヤモンドの元といっても過言ではない鉱石です。鉱物種としては同じなので相性が悪いはずはなく、ダイヤモンド同士が強力に共鳴し合って、ピンクダイヤモンドの力を底上げしてくれるのです。ダイヤモンドが補助役となり、ピンクダイヤモンドが持つ力を全方位に向けて高めることができるでしょう。
ピンクダイヤモンド×パパラチアサファイア
ピンクダイヤモンドとパパラチアサファイアの組み合わせは、自己成長や願望成就に効果があります。
パパラチアサファイアとは、サファイアの中でもオレンジピンクのカラーを持つもののこと。、パライバトルマリン、アレキサンドライトと合わせて世界3大希少石と呼ばれています。持ち主に自分の願いを認識させ、積極性を与え、自らの力で人生を切り開く勇気と強さを与える効果があります。環境を整える効果があるうえに清らかな愛の波動で持ち主の精神的ブロックを外すので、紆余曲折あったとしても、自分らしさを貫ける環境を得ることができます。
そして、ピンクダイヤモンドは自信や自尊心を高めて、精神を強くしてくれます。自己主張が上手にできるようになったり、周囲の人に信頼されるだけの実力を発揮することができるでしょう。積極的に幸福を掴み取りにいかせるパパラチアサファイアと組み合わせれば、目標に向かって一生懸命努力することができますし、何よりチャンスや人に恵まれます。結果、確固たる地位を築けたり願望を叶えられたりするでしょう。自分に必要なものを選び取り身に着けながら目標に向かえるので、夢が叶うころには自分の成長を感じることもできますよ。
ピンクダイヤモンド×パライバトルマリン
ピンクダイヤモンドとパライバトルマリンの組み合わせは、片思い成就や復縁、出会い運アップなど恋愛における願望を叶える効果があります。
パライバトルマリンとはネオンカラーのトルマリンのこと。パライバトルマリンは静電性があることから引き寄せ効果があるとされ、必要なタイミングで必要なものを運んできてくれるといわれています。洞察力を高めたり潜在能力を開花させるともいわれ、持ち主の願望を叶えるドリームストーンとしてとても優秀な石となります。チャンスを引き寄せたり能力を開花させたり、ピンチとチャンスを見極める力がつくことで、ここぞというときにベストな振る舞いができ、願望成就に一役買ってくれるというわけです。
一方、ピンクダイヤモンドは恋愛における栄光を掴ませてくれるパワーストーン。パートナーと強い絆で結ばれたり、持ち主の魅力を輝かせる効果があります。自信を与えたり、光の力でマイナスの存在を払ってもくれるでしょう。パライバトルマリンが持つ引き寄せや洞察力アップ効果と合わさることで、恋愛面における願いを叶える力が強まります。出会いが欲しい人には出会いを、復縁や片思い成就のチャンスが欲しい人にはチャンスを与えてくれるでしょう。パライバトルマリンが持つ洞察力アップ効果とピンクダイヤモンドがもたらす恋愛に強くなる効果が合わされば、恋愛における失敗もしなくなりますよ。
ピンクダイヤモンドと相性の悪い組み合わせ
ピンクダイヤモンド×タイガーアイ
ピンクダイヤモンドとタイガーアイの組み合わせは、お互いが強すぎて反発し合ってしまいます。
タイガーアイとは、虎の眼のような力を持つとされるパワーストーンで、主に仕事運アップや魔除けに効果を発揮します。虎のような洞察力や勇猛さ、思慮深さを持ち主に与えるとされ、仕事におけるピンチやチャンスを見抜いたり、危険を回避したりできるでしょう。そして、ピンクダイヤモンドは持ち主に自信と自愛をもたらし、願望成就へと突き進ませる力があります。光の力を宿すダイヤモンド類の1つなので、魔除け効果もあります。
両者ともに目標達成や願望成就に強いパワーストーンなのですが、お互いが強すぎて良くない組み合わせとなります。冷徹にやるべきことをなすタイガーアイと心の声を聞かせるピンクダイヤモンドですから、同じ効果を持っていても作用機序が違うのですね。残念ながら、合わない組み合わせといえるでしょう。
ピンクダイヤモンドを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
ピンクダイヤモンドはネックレスやリングにするのがおすすめです。
ピンクダイヤモンドは胸にある第4チャクラを活性化させるため、胸付近に持ってくると効果が増します。リングにする場合は、願い事別に指を変えるとよいでしょう。叶えたい願い事があったり目標に向かって努力したいときには、親指や人差し指がおすすめ。ピンクダイヤモンドは恋愛における願い事に強いパワーストーンなので、積極的に恋愛に向き合いたいときには左手人差し指がベストです。ペアリングとして着けるなら左手薬指がよいですし、良縁や出会いを求めるなら小指がよいです。片思い成就なら、右手小指にするとアピール力が増して魅力が際立ちますよ。
ピンクダイヤモンドのお手入れ・浄化方法
ピンクダイヤモンドには人工のものが多く、その処理方法によって弱点があります。
放射線処理を施されたものとコーティング処理を施されたものがありますが、放射線処理を施されたものは紫外線に弱く、コーティング処理を施されたものは酸に弱いです。それぞれの弱点を理解し、取り扱うようにしましょう。また、天然のものであっても紫外線で退色するおそれがあるため、長時間日光に晒すのは避けてください。
浄化の頻度は週に1度、パワーチャージは2週間に1度を目安にしましょう。
浄化方法
対応
塩・塩水
◎
流水
◎
ホワイトセージ
◎
水晶クラスタ・水晶さざれ
◎
日光・月光浴
△
土
◎
音
◎
ピンクダイヤモンドのお手入れ・浄化方法早見表
塩・塩水
塩や塩水による浄化方法は、ピンクダイヤモンドに対応しています。塩は天然の粗塩もしくはヒマラヤ岩塩を使用してください。
塩で浄化する場合は、浄化皿の上に塩を盛りつけ、ピンクダイヤモンドをその中に埋めるか上に乗せるかしましょう。2時間程度経ったら流水で塩を洗い流し、天然素材の柔らかい布で水けを取り、自然乾燥させてください。
塩水での浄化は、まず3%程度の濃さの塩水を作ります。その中にピンクダイヤモンドを沈め、1時間から2時間程度経ったら取り出し、流水ですすぎます。天然素材の柔らかい布で水けを取ったら、自然乾燥させましょう。
流水
流水による浄化は、ピンクダイヤモンドに対応しています。
浄化皿の上にピンクダイヤモンドをセットし、水を流します。ピンクダイヤモンドに直接水が落ちないよう、蛇口との位置関係を考えてください。小川の流れの中にピンクダイヤモンドが浸っているような構図が理想的です。10分程度で浄化が完了しますので、天然素材の柔らかい布で水けを取り、自然乾燥させましょう。
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、ピンクダイヤモンドに対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙にピンクダイヤモンドをくぐらせます。10回程度くぐらせれば浄化が完了します。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、ピンクダイヤモンドに対応しています。
クラスタを用いる場合は、クラスタの上に直接ピンクダイヤモンドを乗せればOK。さざれ石を使用する場合は、まず、浄化皿の上にさざれ石を盛ります。ピンクダイヤモンドをその中に埋めるか上に乗せるかしましょう。どちらの場合も、3時間程度で浄化が完了します。
日光・月光浴
ピンクダイヤモンドは日光により退色する恐れがあるため、日光による浄化は避けた方が無難です。月光での浄化なら、対応可能です。
浄化皿の上にピンクダイヤモンドを乗せ、月光浴をさせましょう。1時間から2時間程度で浄化が完了します。
月光でパワーチャージができる
ピンクダイヤモンドは女性性を持つパワーストーン。そのため、女性性を持つ月と相性が良く、月光を浴びせることでパワーがチャージできます。浄化皿の上に乗せたピンクダイヤモンドに、2時間程度月光浴をさせてあげましょう。ただし、月が満ちる期間で、月が天頂に昇りきるまでに行いましょう。満ちる月や昇る月には「増加」「発展」の意味がありますが、欠ける月や沈む月には「減少」「退行」の意味があり、パワーチャージには向かないのです。
土
土による浄化は、ピンクダイヤモンドに対応しています。
天然素材の布でピンクダイヤモンドを包み、柔らかく乾いた土の中に埋めてください。1週間から2週間程度経ったら取り出し、流水で汚れを落とし、清潔な天然素材の布で水けを取り、自然乾燥させましょう。
音
音による浄化は、ピンクダイヤモンドに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にピンクダイヤモンドをセットし、音を鳴らします。水晶ポイントの先をピンクダイヤモンドに向けたまま、ピンクダイヤモンド中心に円を描きましょう。音が鳴りやんだらまた音を鳴らし、繰り返します。10回程度繰り返せば浄化が完了します。
ピンクダイヤモンドの好転反応・副作用
ピンクダイヤモンドはダイヤモンドの1つであることから、好転反応起きやすいパワーストーンです。ダイヤモンドは波動が強烈であり、持ち主がそのパワーを受け止めきれないケースが多々あるのです。特にサイズが大きいものやカラーが濃いものは力が強いとされているので、注意した方がよいでしょう。
ピンクダイヤモンドの好転反応を抑える方法は、主に2つあります。
1つは時間をかけてお互いの波動を馴染ませていく方法。まずはピンクダイヤモンドを身に着ける時間を極端に短く設定し、問題がなければ徐々に時間を長くしていってください。最終的に長時間身に着けていても問題がなくなれば、お互いの波動が馴染んだということ。ピンクダイヤモンドの力も最大限に引き出されるでしょう。
もう1つは、水晶を合わせる方法です。水晶はすべてのパワーストーンの基礎であり、どんなパワーストーンとも合わせられる万能の石です。と同時に、合わせた他のパワーストーンの波動や効果をコントロールする能力があり、ピンクダイヤモンドの力を持ち主にちょうど良いレベルに制御してくれるでしょう。
ピンクダイヤモンドのQ&A
ピンクダイヤモンドの偽物の見分け方は?
ピンクダイヤモンドは偽物が多い石です。希少価値が高く今後もまとまった産出量が見込めないため、価格が高騰し続けているからです。似た石も多いので、気をつけるべきパワーストーンといえるでしょう。
ピンクダイヤモンドは、実は蛍光性を持つことが多い鉱物です。ピンクダイヤモンドの95%を占めるアーガイル産はブルーに蛍光することが多いため、オレンジなど他のカラーに蛍光するピンクダイヤモンドはアーガイル産ではなくそもそもが天然ではない可能性が指摘されます。しかし、アーガイル産ピンクダイヤモンドは100%がブルーに蛍光するというわけではないので、決定打にはなりえません。ベストなのは、やはり鑑定書を取ることです。カラーが天然か人工かの判別もできるので、鑑定書があれば安心といえるでしょう。
ピンクダイヤモンドが割れた・欠けた!特別な意味はある?
ピンクダイヤモンドはモース硬度こそ最高レベルの10あるものの4方向に劈開を持っているため、摩擦には強いですが衝撃には弱いです。ぶつけたり落としたりしないよう注意してください。
物理的な要因でないと言い切れるなら、スピリチュアルな要因を考えてみてもよいでしょう。
ピンクダイヤモンドは恋愛における勝利をもたらしたり、自尊心や自信を育てて持ち主らしさを貫かせるパワーストーン。パートナーと永遠の絆を結ぶ効果もあります。そんなピンクダイヤモンドが割れたり欠けたりしたら、失恋や破局、離婚など何らかの形でパートナーとの縁が切れてしまうかもしれません。また、自分らしさを押し殺さなくてはならないような場面に出くわしたり、手にした栄光を失う可能性もあります。何にせよ凶兆なので、覚悟と準備をしておきましょう。
また、パワーストーンは力を失うと自ら割れたり欠けたりして、ただの石に戻ったことを告げるといわれています。浄化不足やパワーチャージ不足が原因であることが多いですが、一時的に大きな力を使って力が底を尽いた可能性も否めません。破損したピンクダイヤモンドは縁起の良い存在ではないため、パワーストーンとして身に着けるのはやめてください。ジェムストーンとしてリメイクするなら問題ないですが、持ち主が不吉さを感じるなら、潔く土に戻してあげるとよいでしょう。
ピンクダイヤモンドの色が変わった?退色・変色する?
ピンクダイヤモンドは紫外線を長時間当てることによって退色する性質があります。日光はなるだけ避けた方がよいですね。
物理的な要因でないと言い切れるなら、スピリチュアルな要因があるのかもしれません。
パワーストーンは、力が強まるとカラーが濃くなり、力が弱まるとカラーが薄くなるといわれています。ピンクダイヤモンドのグリーンが濃くなったら力が強まり、薄くなったら力が弱まったと思ってよいでしょう。力が強くなる分にはよいですが弱くなった場合には、浄化とパワーチャージを行ってあげましょう。それでもカラーが戻らなければ、1ヵ月から半年ほどジュエリーボックスで休ませてください。長期休暇を取ってもらうのです。それでもダメなら、そのピンクダイヤモンドは以前のような力を持たなくなったということ。力の弱まったピンクダイヤモンドとしてお付き合いしていくしかありません。
ピンクダイヤモンドの購入におすすめの販売店・通販
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まとめ
天然のピンクダイヤモンドは元々が希少であったうえに、2020年に一大主要産地からの産出がなくなったことで、さらに希少になっています。そのため、現在一般的に見かけるものといえば、ほとんどカラーが見えないような低ランクの天然ピンクダイヤモンドか、ラボで人工的に作られたものとなります。持ち主が気に入ることがもっとも大事ですから、カラーや背景に惑わされることなく、インスピレーションで選んでください。高品質の天然ピンクダイヤモンドでなくても、持ち主に愛の波動を注ぎ込み、栄光を掴ませてくれますよ。
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