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肌断食はやめたほうがいい?真相を調査

肌断食はやめたほうがいい?真相を調査

みなさんは「肌断食」をご存じですか?

スキンケアというと、美容液やクリームなどの化粧品を使用するのが一般的。しかし、肌断食は「なるべく化粧品を使わない」美容法なんです。いろいろな化粧品を使ってもなかなかお肌がキレイにならない人にとっては、気になる方法ですよね。

しかし、一部では「肌断食はやめたほうがいい」という噂も広がっています。肌断食に挑戦しても、逆に肌状態が悪化してしまったら困りますよね…。

そこで今回は、肌断食はやめたほうがいいという噂の真相について、詳しく調査していきます!

肌断食が気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

監修者
Haruna先生
Haruna先生
Lyours代表・エステティシャン

美容業界歴12年/施術人数およそ1万人以上。現在はフリーランスエステティシャンとして、船橋・柏を拠点にレンタルサロンを使用してヘッドスパ・フェイシャル・アロマトリートメントをしています。女性ホルモンの変動による、女性特有のお悩みを解消できるような施術、情報をお届けできれば幸いです。

監修者の詳細

肌断食とは

肌断食とは、スキンケアアイテムやメイクアイテムの使用を控えることで、肌本来のバリア機能を引き出す美容法です。

美意識の高い人や、肌トラブルが多い人ほど、たくさんのスキンケアアイテムを使って熱心にスキンケアをしているものですよね。

しかし、過剰なスキンケアが肌の力を弱めたり、肌に合っていない化粧品を使うことによって肌の状態がより悪くなってしまうこともあるんです。

そんな人に有効なのが肌断食。肌断食をすることで、化粧品による肌への負担を減らし、肌が持っているバリア機能を高める効果が期待できるといわれています。

肌断食をやめたほうがいいと言われる理由3つ

しかし、インターネット上では「肌断食はやめたほうがいい」といった噂も流れています。

たしかに、お肌に何もつけないで過ごしていたら、美肌になるというよりはカサカサに乾燥してしまいそうなイメージがありますよね…。

実際に、肌断食に挑戦したものの効果を実感できず、「失敗した!」と感じている人の声も見つかりました。

ここでは、肌断食はやめたほうがいいと言われている理由について、ネット上の意見を参考にしながら詳しく解説していきます!

ニキビが増えた

肌断食を試してみた結果、ニキビが増えてしまったという声が複数見つかりました!

キレイなお肌になるために肌断食をしているのに、ニキビが増えて肌が汚くなってしまったらショックですよね…。

肌断食は、保湿用の化粧品はほとんど使用しません。そのため、お肌が自分の力でうまく潤いを保ってくれればよいのですが、人によってはお肌のバランスが崩れて肌荒れ・ニキビに発展してしまうことも。

なお、肌断食をはじめてからニキビなどのトラブルが見られることを「好転反応」と呼ぶ場合もあります。「スキンケアの方法が変わったために、肌が一時的に荒れているだけ」という考え方です。

しかし、いつまでも肌荒れが治らないのであれば、それは好転反応とは言えませんよね…。

もともとお肌が弱い人や、お肌が荒れやすい人は、肌断食をしてもうまくバリア機能が向上してくれないこともあります。ニキビがどんどん増える・肌状態が悪化していると感じる場合は、思い切って肌断食を中断することも必要ですよ。

肌が老化した気がする

「肌断食をしてから老けた気がする」「シワが増えた」といった声も、いくつか見つかりました!

肌断食は、その効果を信じて1年・3年・5年とストイックに続けている人も一部では見受けられます。続けることによって美肌効果を実感している人ももちろんいますが、後悔しているという人もいますよ。

肌断食は「何もしない」スキンケアなので、年相応に老化が進むことも考えられます。あまりスキンケアをしてこなかったおじいさんおばあさんや中年男性は、ほとんどの人が年相応に老化してますよね。

もしも、間違ったスキンケアによって老化が早まってしまっている人なら、肌断食は有効な方法なのかもしれません。

また、肌断食は保湿アイテムを使用しないので、乾燥によって小じわが増えることは想像できますよね。小じわは放置すると深いしわになると言われていますから、肌質の向上が感じられないのなら早めに保湿重視のスキンケアに変更したほうがいいかもしれません!

乾燥がひどい

肌断食は、肌のバリア機能がうまく向上してくれれば、乾燥肌の改善も期待できると言われています。

しかし、理想通りにいかず、逆に乾燥が悪化してしまったという声も多く見受けられました。

とくに冬の肌断食は要注意。冬は、つるつるの子供の肌でも粉を吹いてしまうことがあるくらい空気が乾燥する時期です。もしも、お肌の水分量が減少している大人世代が保湿をしなかったら、かなりひどい乾燥に見舞われてしまいます。

肌断食に挑戦するなら、なるべく空気が乾燥していない夏場がよいでしょう。

なお、肌断食をはじめると、ほとんどの人が肌の乾燥を感じるようですが、続けていたら軽減していくのか悪化していくのかの見極めは重要です。

痒みがひどすぎる・皮まで剥けてくるといった場合は、深刻な肌トラブルにつながることもありますので、肌断食は中止したほうがよいでしょう。

肌断食をやめたほうがいい人の特徴

肌断食は、もともとお肌の回復力が高めの人は効果を実感しやすいかもしれません。また、現在使っている化粧品がお肌に合っていない人にも有効でしょう。

しかし、肌断食は乾燥による肌トラブルが起きやすいので、誰にでもおすすめできる美容法ではありません。

ここでは、肌断食をやめたほうがいい人の特徴をまとめていきます!

ひどい乾燥肌の人

肌断食は、うまくいけば乾燥肌の改善も期待できると言われています。過剰なスキンケアによってお肌のバリア機能が壊されている人は、肌断食をすることで本来のバリア機能が整うためです。

しかし、もともとひどい乾燥肌の人の場合、肌断食をしてもバリア機能が回復するとは限りません。

最初から水分も油分も少ないお肌なので、きちんとスキンケアで補ってあげないと、お肌を守るものが何もなくなってしまいますよ。ひどい乾燥肌の人が肌断食に挑戦する場合は、痒みや痛みが出ていないか細心の注意を払ってくださいね。

なお、肌断食の世界では、乾燥でお肌が荒れている状態を「好転反応」と呼ぶことがあります。しかし、「続けていればきっと良くなる…!」とストイックに続けて、皮膚科で治療しなければならないほど肌が荒れてしまう人もいますので、くれぐれもご注意ください。

アトピー性皮膚炎の人

アトピー性皮膚炎の人は、肌断食を避けた方がよいでしょう。アトピーは皮膚のバリア機能が低下していることにより、痒みや炎症が起きる病気です。肌断食をすると、症状がより悪化してしまう可能性がありますよ。

自己流の美容法は危険も伴うので、お医者さんの指導のもと、適切な保湿や治療を行ってくださいね。

肌の状態にメンタルが影響されやすい人

肌断食が吉と出るか凶と出るかは、実際にやってみないとわかりません。

また、「肌断食をしてよかった!」と感じている人も、乾燥やニキビなどのトラブル(好転反応)に耐え抜いた末に、肌が強くなったことを実感する場合が多いようです。

ですから、「肌断食中のニキビや肌荒れを、おおらかな気持ちで受け止められるかどうか」は重要なポイントです。

ニキビが少しできるだけで一日中気持ちが暗くなる人や、荒れた肌を他人に見られるのが耐えられないという人は、あまり肌断食には向いていないかもしれません。

なお、後ほどご紹介しますが、肌断食は化粧品をほとんど使わない本格的なスタイルと、スキンケアアイテムの数を減らしたりメイクを薄くしたりする緩めのスタイルがあります。

お肌にあまり劇的な変化を与えたくない場合は、緩めの肌断食に挑戦するのもおすすめですよ。

肌の老化が気になる人

肌断食は、どちらかといえば若くて肌に元気がある人におすすめの美容法です。

肌が若々しければ、皮脂が比較的多く乾燥から肌を守ることができます。また、「肌断食に失敗した!」と感じても、再び適切なスキンケアをすれば、活発な新陳代謝によってトラブルをリカバリーできます。

しかし、肌の回復力が衰えている年代の場合、肌断食に失敗してもリカバリーできない可能性がありますよ。乾燥によって一気に老化が進んでしまったら、もう取り返しがつかないかもしれません。

お肌のシミやシワ・たるみなどの老化が気になる人は、慎重に検討してくださいね。

肌断食のやり方をご紹介

肌断食は人によって効果が異なりますが、うまくいけば化粧品に頼りすぎずに健康な肌を維持できます。「試しに肌断食に挑戦してみたいな」と感じている人もいますよね。

ここでは、一般的な肌断食のやり方についてご紹介していきます!

化粧品を極力使わない本格的なスタイルと、化粧品の数を減らす緩やかなスタイルをご紹介しますので、ご自身に合った方法を見つけてくださいね。

本格的な肌断食のやり方

本格的な肌断食は、極力化粧品を使いません!

洗顔は、基本的には水かぬるま湯で行います。顔の油分が気になる人は、水よりはぬるま湯のほうが油落ちが良いでしょう。肌はゴシゴシとこすらず、ぬるま湯をやさしく肌に当てるようにして洗います。

洗顔後は、化粧水や乳液などは付けません。乾燥が気になるときだけ、白色ワセリンを塗ってもよいとされています。ただし、ワセリンは油焼けを起こしやすく、紫外線に当たるとシミなどの原因になることがあります。日中はなるべく塗らないほうがよいでしょう。

もちろんメイクもしません。メイクを落とすには、クレンジングが必要になるからです。日焼けが気になる場合は、お湯で落とせる日焼け止めなどを使うとよいとされていますよ。

このように、本格的な肌断食は、肌に化粧品を付けすぎない・洗いすぎないことによって、肌が本来持っているバリア機能が正常に働くことが期待できます。乱れたターンオーバーが整うともいわれています。

また、気付かないうちに肌に合わない化粧品を使い続けていた場合も、肌断食の効果を実感しやすいでしょう。スキンケアをやめることで化粧品の悪影響がなくなり、「肌の調子が良くなった!」と感じるかもしれません。

肌断食の期間は人それぞれで、本気でやっている人は1年以上続けている人もいますよ。ただし、本格的な肌断食はトラブルが起こる可能性もあるので、合わないと感じたら無理に続けないでくださいね。

緩やかな肌断食のやり方

「本格的な肌断食はハードルが高い…」「メイクをまったくしないのは無理…」という人も多いですよね。そんな人には、緩やかなスタイルの肌断食がおすすめです。

例えば、ブースター・化粧水・美容液・アイクリーム・保湿ジェル・クリームなどなど、毎日かなりの数のスキンケアアイテムを使っている人は、少し減らしてみましょう。なるべく化粧水と乳液で済ませるのがおすすめです。

はじめはお肌が乾燥してしまうかもしれませんが、お肌のバリア機能が向上してくると、たくさんの化粧品を使わなくても潤うようになるかもしれませんよ。

また、メイクアイテムを石けんで落とせるものに変えるのもおすすめ。毎日のクレンジングは、汚れと一緒にお肌のうるおいまで奪ってしまうと言われています。クレンジングを使わずに落とせるコスメなら、お肌への負担を減らせますよ。

そのほか、お肌に何もつけない本格的な肌断食を、休日だけ実践するのもよいでしょう。お肌に合っていないスキンケアアイテムに気づくきっかけになるかもしれません。

まとめ

今回は、肌断食はやめたほうがいいという噂の真相について詳しくまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。

肌断食は化粧品を極力使わないので、お肌がかなり乾燥してしまい、人によってはお肌が荒れてしまうこともあるようです。しかし、刺激の強い化粧品の悪影響を減らすという意味では、有効な場合もあるでしょう。

「肌に良いと言われる化粧品をいくら使っても、なかなか肌がキレイにならない…」とお悩みの方は、緩めの肌断食で一度スキンケアをリセットしてみるのも良いかもしれません!

ご自身に合ったスタイルを見つけて、より美しいお肌を手に入れてくださいね。

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