近年、DV被害のニュースがネットやメディアで多く取り上げられるようになりました。DVは男性だけではなく、女性が行うこともあります。中にはDV彼女と別れられない男性もいるでしょう。DV彼女と別れられない男性は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。今回はDVを行う女性の心理や行動パターン、DV彼女と別れる方法を解説していきます。
DV彼女との関係の特徴
DV(ドメスティック・バイオレンス)という言葉が広く浸透するようになりました。DVに明確な定義はありませんが、親密な関係の相手から暴力を振るわれることを指します。身体への暴力だけではなく、言葉や経済的な暴力もDVです。まずはDVについて詳しく知りましょう。
DVにはいくつかの種類があります。まずは身体的な暴力です。殴られたり首を絞められたりして身体を痛めつけられます。時には身体にあざや傷が残ることもあるでしょう。服に隠れる部分や跡が残らない強さの暴力であれば、他の人にばれることもありません。
暴言や誹謗中傷などの精神的苦痛を感じる行為もDVの一つです。トラウマになったり、精神を病む人もいるでしょう。身体的なものとは違い、証拠が残りにくいDVです。性的な暴力もDVに含まれます。自分が望まない性行為を無理やりされると、身体も心も苦痛を感じてしまいます。性的な問題は第三者には相談しづらいです。
経済的なDVもあります。勝手にお金を使われたり、自分のお金をコントロールされたりしてしまうのです。生活を共にしていれば、上下関係も生まれてしまうでしょう。また家族や友達に合わせない、自分以外の人間と連絡を取らせない社会との隔離や、第三者を使って嫌がらせをする行為もDVに含まれます。
彼女がDVの加害者となる典型的な行動パターンとして、ものを投げたり刃物を向けたりすることが挙げられます。女性は男性よりも力が弱いので、ものを使って攻撃をするのです。中には直接殴ったりけったりする人もいるでしょう。また、大声で怒鳴ったり罵声を浴びせたりすることもあります。女性は感情的な生き物です。ヒステリーな状態になれば、言葉の暴力もエスカレートします。
精神的なDVとしては、行動やメールを細かくチェックすることもあるでしょう。束縛や執着心が強い女性がよくするDVです。経済的な面でのDVをすることもあります。お金を借りて返さない、お金を勝手に使われるなどされた時には、DVだと考えるようにしてください。そして女性の中には性的なDVを行う人もいます。嫌がっているのに性行為を強要する、避妊に協力してくれない女性はDV彼女だと思ってよいでしょう。
彼女がDVを行う原因には様々なものがありますが、相手に対しての独占欲が強いことが多いです。彼氏に自分だけのことを考えてほしいと思っています。思うように連絡が取れなかったり、他の人を気にしたりすると感情的になってDVをしてしまうのです。小さな嫉妬は可愛いですが、過度な束縛は心身ともに苦痛を感じてしまいます。
ストレスからDVを行うこともあるでしょう。仕事やプライベートの不満を、彼氏にぶつけてしまいます。ストレスでDVを行う女性は、外面が良いことが多いです。まわりの人には素敵な女性だと思われています。できた女性を演じるストレスを、彼氏を傷つけることで発散しているのです。
また、彼氏であれば何をしても許されると思っている人もいます。深い関係の相手なので、甘えられると考えるのです。彼氏になら何をしても良いと考える女性は自己中心的な考えを持ち、相手に依存もしています。相手の気持ちを考えられません。自分自身もDVを行っていることに気がついていないでしょう。
育った環境が原因になっていることもあるでしょう。幼いころ、両親やまわりの人から暴力を受けていた人は大人になってDV彼女になる可能性が高いです。不満や不安を解決する方法として、暴力を選んでしまいます。厳しい家庭で育てられて人も感情をうまく表現できず、DVを行うことがあるでしょう。口下手な女性に多いパターンです。
DV被害者となった男性は、身体にも心にもダメージを受けます。身体的なDVが行われれば、身体に傷がついたりけがをしたりもするでしょう。精神的なDVにより眠れなくなったり、身体の不調を感じたりすることもあります。また、DVは強い不安や絶望感を引き起こします。いつDVが行われるのかわからず、不安とともに強い恐怖感も感じます。交友関係を制限されれば、社会との関わりも持つことができません。彼女のDVを誰にも話せず、孤独感を感じるようにもなります。
DVは身体的にも精神的にも大きな傷となってしまうのです。
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DV彼女から別れられない男性の心理
心身に被害を受けながらも、どうしてDV彼女と別れられないのでしょうか?DV彼女と別れられない男性の心理として、4つの点が挙げられます。
自分の存在価値が確認できる
彼女からDVを受けることで、自分の存在価値を見出す男性がいます。「彼女のつらい気持ちを理解できるのは自分だけだ」と思っているのです。彼女のことを大切にしているように見えて、実は自分の気持ちを満たしています。彼女も彼氏も相手に依存していると言えるでしょう。どちらかがDVを行いながら別れないカップルは、共依存の関係であることが多いです。
自分に自信がない
自分に自信がない男性も、DV彼女と別れられません。DVは行う方が全面的に悪いですが、自信がない男性は自分のせいだと感じてしまいます。「自分が相手を満足させられないから」と考えてしまうのです。長年DVを振るわれるうちに、自信もますますなくなっていくでしょう。相手から離れる勇気も持てなくなります。
恐怖心がある
別れた後に何をされるかわからない恐怖心から、DV彼女と別れられない男性もいます。被害が自分以外の人に及ばないか、さらにひどい暴力がされないかなど不安や恐怖を感じていてはなかなか別れることはできません。脅されていることもあるでしょう。まわりの人に迷惑をかけたくないと感じています。
愛情がある
DVされても彼女のことが好きな男性もいます。「自分が思い続けていれば、いつかは変わってくれるだろう」と信じているのです。もともとはお互いに惹かれあった二人です。心身にダメージを受けても、なかなか相手を見捨てられないのでしょう。
DV彼女から別れられない男性の例
Aさん(仮名) 25歳: 彼氏が浮気をしたと思い込み、暴力や罵倒を繰り返した。彼氏が逃げ出した後、自分が間違っていたことに気づき、自己嫌悪に陥った。
Bさん(仮名) 28歳: 彼氏が自分よりも仕事や友人を優先すると感じ、束縛や嫉妬を強めた。彼氏が別れを切り出した際、自殺未遂を起こした。
Cさん(仮名) 32歳: 彼氏が自分の理想に合わないと思い、自分好みにしようとした。彼氏に服装や髪型、趣味や交友関係などを指示した。彼氏が反発した際、脅迫や暴力を振るった。
Dさん(仮名) 26歳: 彼女に暴力や罵倒を受けているが、彼女が自分に依存していると思い、別れることができない。彼女に別れを切り出すと、自殺をほのめかしたり、他の男性と浮気すると言ったりする。
Eさん(仮名) 29歳: 彼女に経済的に支配されているが、自分に自信がなく、他の女性と付き合えると思えない。彼女に別れを切り出すと、自分の借金や秘密をばらすと脅される。
Fさん(仮名) 35歳: 彼女に精神的に支配されているが、彼女が自分の唯一の理解者だと思い込んでいる。彼女に別れを切り出すと、自分の人格や価値観を否定されたり、孤立させられたりする。
DV彼女と別れることの重要性とその方法
DV彼女とは別れることが大切です。なかなか別れを決断できないかもしれませんが、お互いのためにも気持ちを切り替えてください。DV彼女を変えることは難しいのです。どんなに相手のことが好きで我慢していても、優しい彼女になることはありません。また、自分が悪いと思うのもやめましょう。間違っているのは100%DV彼女の方なのです。
DV彼女と別れるために、まず距離を置くようにしてください。なるべく会わないようにしたり、連絡を取らないようにしましょう。物理的に距離ができれば、被害を受けることも少なくなります。徐々に距離を取るのがポイントです。いきなり別れを切り出すと気持ちが逆上することもあるので気を付けてください。
言葉に惑わされてはいけません。DV彼女の中には、別れ話を切り出した途端、後悔や反省の態度を表す人もいます。しかし優しくしてはいけません。別れが回避できれば再び元の姿に戻ってしまうでしょう。強い意志を持ってください。
別れ話をする時は、二人きりで会わないようにしましょう。あなたと別れたくないDV彼女は、今まで以上にひどい暴力を振るってくる可能性があります。お互いのことを知る第三者を交えるのがおすすめです。人が多いカフェや飲食店で話をするのも良いでしょう。
警察や家族に相談するのもおすすめです。第三者に相談しておけば、トラブルが起きた時にもすぐに対処ができます。自分の身の安全を一番に考えてくださいね。
どうしても別れられない人は、相手のDVのタイプを見極めてください。暴力を振るった後に深く反省していたり、自分で変わりたいと思っていたりすれば改善の余地もあります。感情表現が苦手な人や、触れてほしくない面に触れられると暴力を振るってしまう人はあなたの行動次第で変わる可能性もあるでしょう。彼女の行動をよく観察し、言葉を選んで気持ちを伝えてみてください。
今後の関係構築に向けて
DV彼女と別れた後には、再び付き合ってはいけません。DV彼女に自分の存在価値を見出している人は相手と共依存の関係になっています。お互いに必要としている共依存の関係を抜け出すことは難しいかもしれません。相手にまだ愛情を感じている人もいるでしょう。しかし、DV彼女の元へ帰ってしまえば再び心身ともに痛めつけられてしまいます。情を感じるかもしれませんが、お互いのためにも別れる決心を貫いてください。
連絡をしないようにするのも重要です。仕事や学校が一緒であれば、顔を合わせることもあるでしょう。なるべくDV彼女の来ない場所を選び、一緒になる時には二人きりにならないようにしてください。相手からの連絡や、アプローチにも答えてはいけません。
危険を感じた時には、警察や専門機関に連絡するのも大切です。中には別れに納得できず、自宅や仕事先にまでやってくるDV彼女もいます。まわりの人に迷惑をかけないためにもすぐ連絡するようにしてください。自分自身の身も守れます。
まとめ
DVは決して許されることではありません。付き合っている相手がDV彼女であれば、別れる覚悟を決めてください。共依存の関係であったり、相手に愛情が残っていたりするとなかなか別れられないかもしれません。しかし付き合い続けてもお互いのためにならないものです。強い気持ちを持ってください。なかなか別れられない人は、DV彼女と別れる方法を参考にしてください。別れた後の行動も大切になります。本当に幸せになれる相手と、素敵な恋愛をしてくださいね。
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