余分な皮脂やメイクなどによる毛穴の汚れや角栓。
毛穴が開いて見えたり、黒ずんで見えたりすると気になりますよね。
そんな毛穴汚れや角栓をパックでごっそり取りたいという方も多いのではないでしょうか?
こちらの記事では、毛穴パックでごっそり取る方法と注意点について解説します。
毛穴パックでごっそり取るのは良いの?
角栓が取れていることが目に見えるというのもあり、人気の毛穴パック。たくさんの角栓が取れるとスッキリします。
しかし、「肌に負担がかかるのではないか?」「毛穴が広がるのではないか?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか?
「毛穴パックでごっそり角栓を取るのは良いのか」について、結論からいうと、使い方によるところが大きいです。
まず、毛穴パックは主に3種類に分けられます。
- 貼ってはがすシートタイプ
- 塗ってはがすクリーム・クレイタイプ
- 塗って洗い流すクリーム・クレイタイプ
特にはがすタイプの毛穴パックは、それまで詰まっていた角栓が目に見えて取れるため、毛穴が開いて大きくなったかのように見えることがあるのではないでしょうか?
しかし、毛穴のサイズはパック前後では変わらないといわれています。むしろ、角栓によって毛穴が広げられているため、その角栓が取れることで、本来のサイズに戻るそうです。
とはいえ、はがすタイプの毛穴パックを長時間使用することで必要以上に乾燥させてしまい、それを無理やりはがすと肌や毛穴に負担をかける可能性があります。
使用時間を守り、無理にはがさないよう注意しましょう。
ダメージを最小限に抑えられるよう、パック後はしっかりと保湿ケアをすることも大切です。
また、毛穴には主に3つの種類があるといわれています。
- 黒ずみ毛穴:白い角栓の詰まりや黒ずみが目立つ。「いちご鼻」ともいわれている。
- 開き毛穴:穴が開いたような毛穴。毛穴の形が丸く広がっている。
- たるみ毛穴:楕円形の穴が開いているように見える。
この中でも、毛穴パックは特に「黒ずみ毛穴」に効果があるといわれています。開き毛穴やたるみ毛穴は、毛穴パックをしても見た目の変化をあまり感じられない可能性があります。
とはいえ、どの毛穴タイプであっても、角栓ケアは健やかな肌を保つ上でとても大切なことです。
毛穴パックでごっそり取る方法 8つ
毛穴パックで角栓をごっそり取る方法を8つご紹介します。
1. 清潔にする
まずはクレンジングと洗顔をすることで、メイク汚れや余分な皮脂を取り除きましょう。
余分な皮脂が残っていると水を弾き、パックを奇麗につけられないため、清潔な状態にすることがポイントです。お風呂上がりにパックをする場合は汗がひいてからつけましょう。
2. しっかりと密着させる(シートタイプ)
シートタイプの場合、鼻をしっかりと水で濡らし、乾いた手で毛穴パックをつけましょう。霧吹きを使ってミスト状の水を吹きかけるのもおすすめです。鼻とパックの間に空気が入らないよう、密着させながら貼ります。鏡を見ながら奇麗に貼りましょう。
商品にもよりますが、夏は約10~15分、春・秋・冬は約5~10分、乾くのを待ちます。季節によって乾燥にかかる時間が異なるため、注意が必要です。
パックに触り、乾いているかどうか、カピカピになっていないかどうかを確認しましょう。
もし、カピカピになってしまった場合、霧吹きで水を吹きかけるなどしてパックを柔らかくしてはがすのがおすすめです。カピカピの状態で無理やりはがすと、肌にダメージを与えてしまう可能性があります。
また、はがす際は両サイドから少しずつ時間をかけましょう。一気にはがすと、角栓が十分に取れないことも……。肌を傷つける原因にもなりうるため、「やさしくゆっくり」を心がけましょう。
3. 蒸しタオル
パックの前に蒸しタオルで顔を温めるのもおすすめです。
角栓が硬いと取り除くのが難しくなります。角栓を除去しやすくするために、蒸しタオルで毛穴を開かせ、角栓をやわらかくしましょう。
特に、お風呂の中で蒸しタオルをすると、浴室内の蒸気でより温まるため効果的です。
4. オロナインを塗る
一時期、インターネット上でも話題になった「オロナインパック」。オロナインH軟膏(大塚製薬)とシートタイプのパックを組み合わせた方法です。
洗顔後、オロナインを鼻にたっぷり塗り、約10~15分置きます。オロナイン洗い流した後、通常通りシートタイプのパックをします。
オロナインを塗ってパックをすることで、いつもよりごっそりと角栓が取れるといわれています。
5. ワセリンパック
毛穴の汚れを取る方法として、「ワセリンパック」という方法もあります。
ワセリンパックはコスパも良く、手軽に実践できるため人気のある方法です。
ワセリンパックのやり方は、毛穴が気になる部分にワセリンをたっぷり塗り、時間をおいて洗い流すだけです。
より効果を実感したい場合は、ワセリンを塗る前にホットタオルで毛穴を温め、毛穴を開かせておくのもおすすめです。さらに、パック中はワセリンを塗った部分をラップで覆い、しっかりと密着させるのが良いでしょう。
約5分置いた後、綿棒を転がすようにして、やさしくワセリンを拭き取ります。ある程度取れたら、洗顔料で洗い流します。
ワセリンパックは、ワセリンの油分と毛穴の汚れ(皮脂)をなじませることで、角栓を取り除く方法です。ワセリンは安全性が高いため、比較的安心して使用できるところも良いといえます。
とはいえ、ワセリンが肌に残りすぎているとニキビの原因になる可能性があるため、しっかりと洗い流しましょう。
また、パック後の保湿ケアも欠かさず行うことが大切です。
6. オイルパック
オイルパックは、クレンジングオイルやベビーオイルを用いて、毛穴の汚れを取り除く方法です。「ディープクレンジング」と呼ばれることもあります。
毛穴が気になる部分に集中的にオイルを塗り、毛穴汚れとしっかりなじませるように5〜10分置きましょう。その後、指先で円を描くようにやさしくマッサージをしながら、さらになじませていきます。なじませる際に強く擦ってしまうと、肌にダメージを与えてしまう可能性があるため注意が必要です。しっかりなじんだら、通常のクレンジングと同じように洗い流します。
オイルパックは、普段使用しているクレンジングオイルでできるため、手軽にできるところもおすすめのポイントです。
7. オリーブオイルパック
オイルパックに食用のオリーブオイルを用いるのもおすすめです。オリーブオイルは人間の皮脂に近い成分でできているため、毛穴の皮脂を溶かしやすいといわれています。
実際に、オリーブオイルが配合されたクレンジングオイルも多く見られます。
やり方は上述したオイルパックと同じです。肌になじませることで、汚れが溶け出すでしょう。
8. 馬油パック
馬油も人間の皮脂と似た性質を持っているため、パックに適しているといわれています。
まず、顔全体に馬油を塗り、指先でやさしくマッサージをします。5~10分置いて、なじませた後、洗顔料を泡立てて洗い流します。ベタつきや不快感がなくなるまで洗い流しましょう。
馬油は保湿剤としても用いられているため、少しくらい肌に残っても問題ありません。
馬油パックは、特に皮脂が多い季節の朝洗顔におすすめです。
毛穴パックでごっそり取るときの注意点
最後に、毛穴パックで角栓をごっそり取るときの注意点を解説します。
毛穴パックは使い方を間違えると肌にダメージを与え、肌トラブルにつながってしまう可能性があるため、適度に正しく使用することを心がけましょう。
パックをするときは肌を清潔な状態にする
余分な皮脂やメイク、汗などの汚れを洗い流してからパックをしましょう。清潔な状態の肌にパックをすることで、より効果を引き出すことができます。
顔に水分が残っていない状態で使用することが推奨されているパックの場合は、やわらかいタオルなどでやさしく水分を拭き取りましょう。
また、奇麗にムラなく密着させ、はがすときには少しずつゆっくり剥がしましょう。
汚れを無理やり取り除こうとしない
はがすタイプのパックを一気にはがしたり、クリームやオイルなどを肌になじませる段階で強く擦ったりすると、肌にダメージを与えてしまいます。毛穴の汚れをたくさん落とそうと力を込めるのではなく、肌への負担を最小限に抑えられるよう、やさしく触れることを心がけましょう。
過剰なケアによって、逆に毛穴を開かせたり、肌トラブルにつながってしまったりする可能性があります。一度開いてしまった毛穴を小さくするのは難しいため注意が必要です。
長時間放置しない
毛穴の汚れを一気に取り除こうと、長時間放置するのも避けましょう。
はがすタイプのパックがカピカピになるまで放置したり、洗い流すタイプのパックを必要以上に塗ったままにしたりすると、肌にダメージを与えてしまいます。
商品の注意書きをしっかりと読み、使用時間を守りましょう。
使用頻度を守る
使用時間だけでなく、頻度にも気をつけましょう。
商品によって推奨される頻度は異なりますが、やりすぎには注意です。
過剰なケアにより、皮脂を必要以上に取り除いてしまうと肌が乾燥し、トラブルの原因になることもあります。
使用頻度を守り、適度なケアを心がけましょう。
洗い残しがないようにしっかり取り除く
パックが肌に残ったままだと、ニキビや肌荒れなど、肌トラブルの原因になります。毛穴パックは長時間肌につけておくことを想定されていないため、肌にとって刺激になる可能性があります。
洗い流すタイプのパックや、クリームやクレイをはがすタイプのパックは、特に肌に残りやすいといえます。そのため、ヌルヌル感や不快感がなくなるまで、しっかりと洗い流しましょう。
洗い流す際も、強く擦るのではなく、洗顔料をしっかり泡立てるなどしてやさしく触れましょう。
パック後は保湿を欠かさない
どのような種類のパックであっても、パック後は必ず保湿をしましょう。パック後の肌は水分が蒸発し、乾燥しやすい状態です。
せっかくパックで毛穴を奇麗にしても、保湿をしなければ乾燥してしまい、毛穴が開いて見えたり、肌トラブルが生じたりする可能性があります。
健やかな肌でいられるよう、パック後は化粧水、乳液、クリームでしっかり保湿をしましょう。
おわりに
毛穴パックでごっそり取る方法と注意点について解説しました。
毛穴パックは肌に負担がかかったり、逆に毛穴が広がったりするのではないかと不安に思う方も多いと思いますが、使い方次第だということが分かりました。
肌にダメージを与えないよう、使用方法に注意し、毛穴が目立たない肌を目指しましょう。
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