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共感覚があるか診断テスト

最近話題になっている「共感覚」。聞いたことがあってもどのような感覚か知らない人も多いと思います。「自分にもあるのかな」と思う人もいるでしょう。

そこで今回は、共感覚の診断テストとともに共感覚について詳しく解説していきます。共感覚を身に着けるトレーニング法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

共感覚とは

共感覚とは

シナスタジアともいわれる共感覚とは、通常とは違う特殊な感覚が生じることです。人には姿や形をととらえる視覚、音を聴く聴覚、口に入れたものの味を感じる味覚、もの香りを感じる嗅覚、触ったものを感じる触覚の五感が備わっています。しかし共感覚を持つ人は聞く音に色がついていたり、目にしたものに味を感じたりするのです。

共感覚については古くから知られていましたが、研究が始まったのはここ最近です。共感覚を持つ人は人口の4%程度だとされていますが、はっきりとはしていません。遺伝的なかかわりが深いとも考えられています。

共感覚の種類

共感覚と一口に言っても、起きる感覚は人それぞれです。ここからは、主な共感覚の種類を紹介していきましょう。

数字に色がついて見える

共感覚を持つ人の中には、数字に色がついて見える人もいます。さいころの目などの形がある場合、個数や大きさと色が連動することもあるようです。また、数字を触って数を認識する人や時間を色や大きさでとらえる人もいます。

文字に色がついて見える

共感覚の中で最も多いのが、文字に色がついて見える人です。この共感覚を持つ人は、特に欧米に多いと言われています。26文字のアルファベットに色を付けるのは、脳にとっても負担がかからないのでしょう。それに対して、数多くの文字や複雑な漢字を使う日本人や中国人には文字に色がついて見える人が少ないとされています。

人に色がついて見える

人に色がついて見えるのも、共感覚のひとつです。人の姿や性格を色で認識します。しかし、スピリチュアルでいうオーラや波動とは異なります。人のオーラや波動を第六感で感じ取るスピリチュアル能力とは違い、この感覚は脳の構造によるものです。

音に色がついて見える

共感覚を持つ人は、音に色がついて見えることもあります。音階を色でイメージしたり、メロディーに色を感じたりするのです。耳にしたすべての音を音階としてとらえる絶対音感も共感覚のひとつです。音楽の仕事している人には、有利な才能だと言えるでしょう。

ミラータッチ共感覚

ミラータッチ共感覚とは、自分以外の人が触れているものを自分が触っているように感じられる感覚です。逆に、触れられていないのに触れられていると感じることもあります。相手の姿を見ただけで触覚を感じることもあるようです。ミラータッチ共感覚がある人はとても少数だとされています。

その他

そのほかにも見たものににおいを感じたり、痛みに形や色を感じる人もいます。研究者の中には、60種類以上の共感覚の種類があると言う人も。共感覚のレベルも現れ方も人それぞれであり、軽い共感覚の持ち主はかなり多くいるとされています。

共感があるか診断テスト

それでは自分に共感覚があるか診断してみましょう。

次の質問に「YES」or「NO」で答えてみてください。すべて回答を終えた後、「YES」の数をチェックしましょう。

  1. 聞いた音を音階に変換できる
  2. 数字や日付に色を感じる
  3. 香りに色を感じる
  4. 人の気持ちに色を感じる
  5. 温度ににおいを感じる
  6. 口に入れたものに手触りを感じる
  7. 音やメロディに色を感じる
  8. ほかの人の体験を自分ごとに感じることがある
  9. 数が立体で見えることがある
  10. 聞いたメロディに形を感じる

「YES」の数が8~10個

「YES」の数が8~10個のあなたは、高い共感覚の持ち主です。自分自身、まわりの人との違いを感じているかもしれません。鋭い共感覚を活かし、芸術方面に進むのもおすすめです。

「YES」の数が5~7個

「YES」の数が5~7個のあなたは、共感覚がある可能性が高いです。磨けばさらに鋭くなるでしょう。

「YES」の数が4個以下

「YES」の数が4個以下のあなたは、残念ながら共感覚がないようです。しかし共感覚は誰もが持っているものだともされています。トレーニングをすることで、開花するかもしれません。

共感覚がある人の特徴

共感覚の現れ方は人それぞれですが、共感覚がある人には共通する特徴があると言われています。

共感覚がある人は、ある特定のものに対して共感覚が起こるようです。また、共感覚は意識せずとも起こり、抑えることはできません。そして、共感覚は一貫性があり一方通行です。文字を見て色を感じることがあっても、色を見て文字を感じることはありません。

共感覚のメリットとデメリット

共感覚がある人には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

仕事に役立つ

共感覚がある人は、ひとつの情報にほかの情報がついてインプットされます。[数字+色][人の顔+香り]など+αの情報があることで、さらに強く印象に残るでしょう。この能力は、仕事で人の顔や名前を覚えたり、商品コードを覚えたりする時に役立ちます

勉強に有利

数字を色で感じられる人は暗算が強いとされています。目にしたものをより強くインプットできるので、覚えたことも忘れにくいです。見たものの姿が音や色、においとともに脳に収納されていくので、必要な時にすぐに取り出せます。

芸術方面で才能が発揮できる

共感覚があることでイメージの幅がさらに広がります。感じたものを組み合わせれば、新しいものも作り出せるでしょう。次から次へとアイデアが出てくれば、芸術方面でも才能が発揮できます。実際に芸術家の中には、共感覚がある人が多いようです。

違和感が気になる

共感覚がある人は、ほかの人よりも視覚や聴覚が敏感です。普通の人が気にならない文字や音楽も、感じる色によっては違和感を感じてしまうかもしれません。特に子どもの場合、数字や音楽の組み合わせが気に入らないと自分が落ち着くものに置き換えてしまうことがあります。

共感覚を身に着けるトレーニング法

共感覚はもともと誰もが持つものです。最後に共感覚を身に着けるトレーニング方法を紹介します。

見たり聞いたりしたものを別の感覚で置き換える

見たものや聞いたものを、色や香りに置き換えてみましょう。意識的に共感覚の状態を作ることで、共感覚が目覚める可能性があります。食べたものや見た写真など身の回りにあるものを別の感覚でとらえてみてください。次第に共感覚が感じられるようになるでしょう。

クラシックを聴く

共感覚を身につけるには音楽が最適。中でも、クラシック音楽は色や香りを連想しやすいです。クラシックを聴いて、イメージを膨らませましょう。音や香りが浮かんで来たら、さらに感覚を研ぎ澄ませて多くのことを感じ取ってください。自然と共感覚の能力が備わってきます。

まとめ

共感覚は特別なものではありません。共感覚がない人も、トレーニングをすれば開発が可能です。共感覚が見につけば、感性もより豊かになります。共感覚を身につけたい人は、ぜひトレーニングしてみてくださいね。

カラーセラピスト&耳つぼセラピスト。

『個性を活かして自分らしく』をテーマに、個人や企業にセッションや講座を開催しています。個人セッションは200名以上経験。

カラーセラピーの他にもコーチングや数秘鑑定も行っています。

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