オパールと聞けば宝石を思い浮かべる人がほとんどで、パワーストーンとしてのオパールを思い浮かべる人はまれでしょう。オパールは宝石として流通することが多いですが、色や光沢によって100近くの種類がありパワーストーンとしても人気です。今回はオパールの色ごとによる特徴やスピリチュアルな意味を含めて解説します。
オパールとは?意味
オパールは水中でできる鉱物の1種です。地殻中のシリカが硬化し、岩石の隙間に蓄積してできます。水分を多く含んでいるため地上に上がり私たちの手元に届いたあとも水分補給が必要という、少し変わった鉱物です。
多くのカラーが存在する上、光沢の有無によっても線引きがあり、とても奥深いパワーストーンでもあります
オパールの歴史
オパールは古代ローマ時代には「神の石」として知られていて、メキシコのアステカ文化でも祭壇に飾られるなどしていました。スピリチュアルな能力が鉱石化したものと信じられており、その虹色の光沢から「希望の石」ともされています。アラブでは稲妻が宝石になったと考えられ、自然エネルギーをそのまま閉じ込められた石として神聖視されていました。
また、オパールは有名な文献にもいくつか登場しています。シェークスピアの小説やプリニウスの小説、日本では宮沢賢治の小説にも描写があります。
今日では「幸運の石」とされポジティブなパワーと明るさを持つといわれているオパールですが、長い歴史の中では不遇だった時期もあります。1892年に発表されたウォルタースコットの小説がヒットしたことが要因です。小説「Anne of Geierstein」内で、お守りとして持っていたオパールに聖水を零したことで亡くなる描写があったことから、オパールは一転して「不幸の石」という噂が立ってしまいます。「たかが小説の一部で?」思われますが、当時の娯楽の少なさを考えると、その内容によって流行が作られるのは仕方ないかもしれませんね。
オパールの伝説
オパールの伝説として有名なのは、古代ローマ時代の将軍アントニウスとエジプトのクレオパトラ、そして元老院議士ノニウスの逸話でしょう。
「博物誌」の著者であるプリニウスによると、アントニウスは妻であるクレオパトラへの贈り物として、ノニウスの持つ大きなオパールを譲るよう懇願します。しかしノニウスは断固拒否し、「オパールを譲らなければローマから追い出す」と追放宣言を出されても譲らず、オパールと共に姿を消したんだとか。その後、その大きなオパールは行方不明になってしまいました。
また、初代ローマ皇帝であるオクタビアヌスが領土の3分の1と引き換えにしようとした美しいオパールの話もあります。古代から宝石や鉱石は人々を魅了してきた存在ですが、これほどまでに求められる鉱石も珍しいですね。
オパールの名前の由来
オパール(Opal)は、古代ローマ時代には「opalus(オパルス)」という名称で呼ばれていました。その語源は、ギリシャ語で「色の変化」を意味する「oppalos(オパロス)」や「色の変化を見る」という意味の「opalios(オパリオス)」とされています。
この「oppalos(オパロス)」と「opalios(オパリオス)」にも語源があり、サンスクリット語で宝石を意味する「Upala(ウパラ)」が元になっています。
また、ギリシャ語で最良を意味する「Opthlmus(オプティマス)」が語源という説もあります。
オパールの特徴
オパールの特徴は、鉱石の中で色が漂っているかのような「遊色効果」でしょう。遊色効果は英語で「play of colour」と呼ばれ、光の乱反射による現象のことです。虹色がゆらゆらと揺れる現象で、とても美しいですよね。オパールが神聖視され、ローマ皇帝が領土の3分の1を失ってでも手に入れたいと願ったのも頷けます。
また、オパールは色や効果によって細分化され、その数は98種類にものぼるともいわれています。同じ鉱石でありながら分類が多いということは、それだけ人々の注目と関心を集めているということ。求める人が多ければ多いほど情報量も多くなるため、オパールがいかに愛されているかが分かりますね。
オパールの宝石言葉・石言葉
オパール全体の宝石言葉・石言葉は「純真無垢」「希望」「幸運」「忍耐」などですが、色別にも宝石言葉・石言葉があります。
オパールの種類 | 宝石言葉 |
ピンクオパール | 愛の出会い |
シェルオパール | 和合 |
ブルーオパール | 爽やかな愛情表現 |
ミルキーオパール | ときめき |
ブラックオパール | 威嚇 |
ファイアーオパール | 恋する人 |
イエローオパール | 隠された本能 |
ホワイトオパール | 神の守護 |
オパールの誕生石
10月の誕生石として有名なオパールですが、色別に誕生日が割り当てられています。
誕生日 | オパールの種類 |
2月14日 | ピンクオパール |
3月2日 | シェルオパール |
6月16日 | ブルーオパール |
7月8日 | ミルキーオパール |
7月29日 | ブラックオパール |
8月14日 | ファイヤオパール |
11月22日 | イエローオパール |
12月19日 | ホワイトオパールで |
他にも、オパールは蟹座、天秤座、蠍座の守護石であり、申年の守護石でもあります。
オパールと風水
オパールは風水の五行思想では水の性質を持つパワーストーンです。水分を多く含み、保管時には湿らせた脱脂綿で包まなくてはならないなど、水と離れてはいけないパワーストーンですから、水の性質を持つのは当然かもしれませんね。
オパールには多くの色があり、色と方位は強い関係があるため、色によっては違う気を持つと考える人もいるでしょう。しかし、オパールは成分中に多くの水を含んでいるため、どんなカラーリングのオパールであっても水の性質を持っていると考えて差支えありません。
オパールの基本情報
ここからは、オパールの基本情報を見ていきましょう。
オパールの和名・別名
オパールの和名は蛋白石(たんぱくせき)。見た目が卵の白身に似ていることから名づけられました。
オパールの中で日本での人気ナンバー1は、白色に遊色効果のあるもの。これは「虹色石」という別名で呼ばれることもあります。また、愛の女神の祝福を受けた石とされ、人との関わりを深めることから「キューピッドストーン」という別名を持っています。
オパールの産地
オパールの産地は、オーストラリア、メキシコ、エチオピアなどです。中でもオーストラリアは産出量の9割を占めています。
オパールは産地によって特色があります。オーストラリア産のオパールは低温状態で長い時間をかけて作られる堆積性で、含有する水分量が少ないのが特徴です。対してメキシコ産やエチオピア産のオパールは火山性。火山の活動により比較的短い時間で作られ、水分量が多いため透明度が高いです。
エチオピア産のオパールは2006年ごろから産出されるようになったばかりですが、強い遊色効果が特徴です。珍しい上に品質が高く、その割に低価格ということで人気が上昇中なので、近々、オーストラリア一強だったオパールの産出量に変化が見られるかもしれませんね。
オパールと相性の良い方位
オパールと相性の良い方位は、北です。
オパールは水の気を持つため、水を司る北と相性が良いとなります。北は悪い気を流してくれる浄化作用が強い方位とされています。また、愛情や性的魅力を司る方位でもあり、オパールの持つ効能ともピッタリですね。
オパールの硬度
オパールのモース硬度は5.5程度と、比較的割れやすく軟らかいです。
軟らかいだけでなく熱や乾燥に弱いので、取り扱いの際には注意してくださいね。
オパールとチャクラ
オパールが呼応するチャクラは、「クラウン」と呼ばれ頭頂部に位置する第7チャクラです。第7チャクラには「神聖」「神秘」「霊性」といった意味があり、高次元にアクセスするための箇所です。
他にも、オパールは多くの色が存在するため、それぞれによって対応チャクラが違います。ピンクオパールは「美」を司りに尾骨近くに位置する第1チャクラ、ホワイトオパールは「神」を意味し上空に位置する第9チャクラに対応するなど、色によって違います。
オパールの色と種類
オパールは、色や輝き、効果によって多くの種類に分けられます。その数はなんと98種類。カラーリングも乳白色から黄色、ピンク色、紫色、無色など幅広いのです。
まず、オパールを鉱物学的に分けると、砂や岩石の中から発見されるサンドストーンオパールと火山の溶岩から発見されるマウンテンオパールに大別されます。また、ルックスで分けると遊色効果のあるプレシャスオパールと遊色効果のないコモンオパールとに分けられます。コモンオパールよりプレシャスオパールの方が価値があり高価ですが、地色の美しいコモンオパールはプレシャスオパールと同様に人気があります。
では、代表的なオパールの種類をいくつかピックアップして解説していきましょう。
ピンクオパール
近年人気のあるピンクオパールは、遊色効果のないコモンオパールの1つ。まるでいちごミルクのような可愛らしいカラーリングで人気があり、特に女性からの支持を集めています。
ピンクオパールは幸運を呼ぶとされるオパールの中でも女性のための幸せに特化しています。女性ホルモンに分泌を高め、美容効果があり、更年期や生理痛にも効くんだそう。また、愛されるためのパワーを授けてくれる石でもあり、恋愛運や出会い運を上昇させます。
他にも癒しや洞察力アップなどの効果があり、失恋の際に優しく慰め次の愛へと向かわせてくれる効果もあるとされています。
イエローオパール
イエローオパールはコモンオパールの1種で、可愛らしいイエローが特徴です鮮やかな半透明のイエローに心を奪われる人も多いでしょう。
イエローオパールはオパールの中でも明るく陽気なエネルギーを持ち、持ち主に創造力を与えてくれます。そのため、クリエイティブな仕事をしている人におすすめです。思いを言葉や形にする力をアップさせる上、ふとしたときに眺めればリラックス効果も期待できるでしょう。
ホワイトオパール
オパールと聞いてもっともよく連想されるのが、このホワイトオパールでしょう。乳白色のカラーリングで優しく上品な雰囲気を漂わせています。日本では別名「虹色石」と呼ばれることもあります。
ホワイトパールはオパール全体が持つ石言葉の中から、「純真無垢」「希望」を司ります。ホワイトオパールは心身のバランスを整え、持ち主の心を前向きにしてくれるんだそう。辛いことがあっても優しく励ましてくれる、母性溢れるパワーストーンです。
グリーンオパール
グリーンオパールは遊色効果のないコモンオパールであることがほとんどです。アップルグリーンの優しいカラーリングで、少しヒスイに似ています。パワーストーンとしての効果はヒーリングに特化し、心身のバランスを整えて穏やかな気持ちにしてくれるんだそう。
グリーンオパールの中でも遊色効果のあるものは「ドラゴンアイ」という別名を持ちます。キャッツアイ効果のあるものもあり、強い霊力を持ち持ち主を守りながらチャンスを運んでくれるんだとか。金運アップや状況打破に効果のあるパワーストーンとして人気があります。
ファイアーオパール
ファイアーオパールとは、酸化鉄を含有していることによってオレンジ色や赤色、黄色などのカラーリングが入っているもののことです。遊色効果のあるプレシャスオパールの1つですが、効果は控えめ。ですが、まるで炎が揺らめくような美しい輝きを見せてくれるので人気があります。
ファイアーオパールは、持ち主の創造力や情熱に働きかけ、閃きと歓喜に満ちた人生を送らせてくれるんだそう。また、危険回避や金運にも効果があるとされています。
ブラックオパール
男性に人気のあるブラックオパールは、暗い藍色から黒色、もしくは灰色のオパールのことです。ブラックマトリックスオパールという別名もあります。遊色効果のあるプレシャスオパールであり、夜空に浮かぶオーロラのような美しさが人気の理由の1つでしょう。
ブラックオパールには「魔女の石」とされ、スピリチュアルな能力を高めてくれるとされています。他にも性的魅力のアップや幸運などの意味を持っています。
ブラックオパールの中でも最高峰とされるのは、オーストラリアのライトニングリッジ産のものであり、「オパールの王」と呼ばれています。しかし近年は産出量が減ってきており、枯渇する日も近いかもしれませんね。
カンテラオパール
メキシコ産のオパールで、コモンオパールの1種です。母岩である流紋岩がくっついたままになっているのが特徴で、メキシコでは流紋岩のことをカンテラと呼ぶため、カンテラオパールと名づけられました。メキシコ特融のオパールであるため、別名「メキシコオパール」とも呼びます。
カンテラオパールは、母なる大地に眠っていたときのまま地表に出ていることから、未知なる可能性や潜在能力を引き出すとされています。また、眠った状態であるとされ癒し効果を与えてくれるともいわれています。
ジェリーオパール
ジェリーオパールは、地色が透明に近いものや透明がかった中にも青色や黄色が薄っすらと確認できるものの中で、さらに遊色効果の強いもののことです。ジェリーのように瑞々しく繊細な光のダンスを楽しむことができるでしょう。別名「ウォーターオパール」とも呼ばれます。
ジェリーオパールの中でも遊色効果が強いもののことを「クリスタルオパール」と呼ぶこともありますが、ハッキリとした区別はありません。
ジェリーオパールは色がより強く変化することから、環境の変化への対応を助けてくれるとされています。どんな状況にあっても希望を失わないためのパワーストーンであり、対応力を高めて持ち主を成功へ導いてくれる効果があります。
オパールはこんな人におすすめ
明るく陽気でポジティブなパワーを持つとされるオパールですが、どんな人におすすめなのでしょうか?オパールを持つべき人やおすすめの人について見ていきましょ
オパールに合う人の特徴・スピリチュアルサイン
オパールは遊色効果があることから、変化を司る石とされることがあります。そのため環境が変化する人や、自ら状況を変えたい人におすすめです。
また、明るくポジティブなエネルギーを発するパワーストーンなので、明るい未来を引き寄せたい人やネガティブさを改善したいにもよいでしょう。恋愛運や出会い運にも作用するため、パートナーとの絆を深めたい人や新たな出会いを欲している人にもおすすめします。
オパールの効果・効能・スピリチュアルへの影響
「幸運の石」とされるオパールですが、具体的にはどんな効果があるのでしょうか?オパールは、種類によってさまざまな効果を持っていますが、その中でも主要なものをピックアップして解説していきます。
1.幸運を呼ぶ
オパールはその輝きから、人生に訪れる暗闇の中に希望の光を灯してくれるとされています。明るさに満ちたパワーストーンであり、持ち主を前向きな気持ちにしてくれます。
人生において、辛い時期というのは誰にでもあるものですよね。そんなとき、未来に希望を見出すことができれば人は耐えることができます。オパールは、人間が求める希望の欠片を見せ、「悪いことばかりじゃない」と思わせてくれるような力があるのです。
また、オパールは、その遊色効果から多角的な物の見方を促してくれるパワーストーンとされています。オパールのようにさまざまなカラーを持つことで、人は人生の楽しむ手段を多く持てるのかもしれませんね。
2.創造力アップ
オパールには、自由や固定観念打破といった意味があります。これは、オパールの持つ遊色効果が色を自在に変化させているように見えることが由来のようです。
オパールの自由さにより固定観念を取り払うことで、視野が広がり自由な発想ができるようになるでしょう。ふとしたときに良いアイデアが思いついたり、今まで気づかなかった別の意味に気づくかもしれません。そのため、クリエイティブな仕事をしている人や毎日をつまらなく感じている人におすすめです。
3.癒し・魔除け
オパールは強力な癒しや魔除けのパワーを持っています。
オパールは虹色に輝くことから、持ち主の姿をカメレオンのように自在に変化させると考えられていた時期がありました。この能力を使って持ち主を嫌なことや災いから逃したとされ、現在でも、オパールには魔や邪を回避させる能力があるとされています。
また、オパールは持ち主の心の中にある邪念を取り払うことで、精神を落ち着ける効果があります。精神的な落ち着きを得ることで仕事がはかどったり、インスピレーションが磨かれ良いアイデアが浮かんだりするでしょう。また、心が穏やかになることで心身のバランスが取れ、健康にも良いとされています。
オパールのお手入れ・浄化方法
オパールはとても取り扱いが難しい宝石であり、浄化方法の限られたパワーストーンです。
オパールは水分を含んだ鉱物であり、乾燥にとても弱い性質があります。そのため熱や塩分に弱く、浄化の際だけでなく、湿った脱脂綿の中に包んで保管するなど普段の取り扱いから注意しなくてはなりません。もし水分が不足するとヒビ割れする原因となってしまいます。
そのため、オパールが対応できる浄化方法は流水・水晶クラスタ・月光浴・音となります。
また、オパールは油分によって色褪せる可能性があるため、オイルの使用は控えてください。
浄化方法 | 対応 |
---|---|
塩・塩水 | ☓ |
流水 | ◎ |
ホワイトセージ | ☓ |
水晶クラスタ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | ☓ |
音 | ◎ |
流水
水道水を流しっぱなしにし、オパールの上を通らせます。3分程度経ったら水を止め、オパールを優しく拭き自然乾燥させましょう。乾燥の際にドライヤーを使うとオパールが割れる原因となります。あくまで自然な乾燥にとどめてくださいね。
水晶クラスタ
水晶クラスタの上に1晩オパールを置いておくだけの簡単な方法です。オパールは宝石品質のものが多く、他の材質のものを組み合わせたアクセサリーとして使用されることがほとんどですが、この方法ならどんな材質のものと組み合わせていても問題ないでしょう。水晶クラスタではなく水晶さざれの上でも同じ効果が得られます。
日光・月光浴
日光や月光を使った浄化方法の中で、オパールが対応できるのは月光のみとなります。日光だと熱が強すぎて、ヒビ割れの原因となってしまうからです。
月の光が差し込む窓辺にオパールを1晩置いておきましょう。新月から満月へと月が満ちる期間に行うのがベターです。ただし、置きっぱなしは良くありません。月の光が届く範囲には太陽の光も届きますから、ヒビ割れの可能性が高まってしまいます。必ず夜の内に片づけるようにしてくださいね。
音
上級者向けとなりますが、オパールのように繊細な鉱物には音を使った方法も無難でしょう。
クリスタルチューナーや音叉と水晶ポイントで音を鳴らし、オパールを中心に水晶ポイントで円を描きます。水晶ポイントの先をオパールに向けることで、音のエネルギーがしっかり届くでしょう。
オパールと相性の良い組み合わせ
宝石品質のものが多くパワーストーンとしての流通が少ないとされるオパールですが、パワーストーンとして他のものと組み合わせるとどんな効果が得られるのでしょうか?
オパールは色によって効果が違いますが、全体的な意味はどんな色のオパールでも共通して持っています。そのため、ここではオパール全体の意味と照らし合わせた組み合わせをご紹介していきます。
オパール×クリソプレーズ
オパールとクリソプレーズは、才能開花に効果があります。
クリソプレーズは、アップルグリーンの優しい色合いが美しいパワーストーン。持ち主の才能を引き出し開花させる効果があるとされてきました。自由や変化を呼び込むオパールと組み合わせることで、マンネリを打破し、今までとは違う自分に出会えるでしょう。
オパール×アクアマリン
オパールとアクアマリンは、結婚生活のお守りとして効果があります。
アクアマリンは「幸せな結婚」「結婚へ導く石」とされ、結婚のお守りとして有名ですよね。オパールも「キューピッドストーン」という別名があり、人と人の縁を深くしてくれる効果があるとされています。
アクアマリンは海に、オパールは水に縁のあるパワーストーンです。そのため相性が良く、お互いに調和し合って効果を倍増するでしょう。
オパール×シトリン
オパールとシトリンの組み合わせは、商売繁盛や財運アップの効果があります。特にイエローオパールがよいでしょう。
オパールには持ち主の可能性を引き出し、新たな世界での成功に導いてくれる効果があるとされています。インスピレーションを刺激し、今までとは違った形での幸福をもたらすでしょう。一方、シトリンは金運や商売に良いパワーストーンとして有名です。2つを組み合わせれば、新しい事業分野での成功や財運安定に効果を発揮するでしょう。
オパール×トパーズ
オパールとトパーズの組み合わせは、対人運アップに効果があります。
トパーズは持ち主に必要なものを引き寄せる効果があり、オパールも人との繋がりを深める効果があります。両者を組み合わせることでより一層周囲の人との関係が良くなるでしょう。また、トパーズの効果によって不要な人や邪な存在が退けられるため、人間関係をキレイにしたい人にも向いています。
オパール×オニキス
オパールとオニキスは、精神安定に効果を発揮する組み合わせです。
オニキスは魔除けのパワーストーンとして有名ですが、オパール同様、外からやってくる不浄だけでなく、持ち主の内側にある不浄を払ってくれる効果もあります。精神的な強さと冷静さ、そして自信を持ち主に与えることでどんなトラブルも乗り越えられ、さらなる精神安定につながるでしょう。
オパール×クリソコラ
オパールとクリソコラは、心身のバランスや健康に効果を発揮する組み合わせです。
クリソコラは自然回帰のパワーストーン。体からマイナスエネルギーを取り除き、心身のバランスを取ってくれる効果があります。一方、オパールは心を鎮め邪な考えを排除してくれます。そのため、両者を組み合わせることで人間本来の在り方を体現できるようになるでしょう。
また、人間本来の自然な生き方をすることで、持ち主の健康に期待できます。
オパール×ムーンストーン
オパールとムーンストーンの組み合わせは、恋愛運に効果があります。特にピンクオパールなら効果が倍増するでしょう。
ムーンストーンは母性溢れる女性的なパワーストーンです。優しさとたおやかさを持ち、女性としての魅力をアップしてくれます。オパール、中でもピンクオパールは女性の幸せに特化しているため、ムーンストーンと組み合わせることで相乗効果が期待できます。異性からの人気がアップしたりパートナーにより深く愛されるようになるでしょう。
また、生理痛や更年期障害、出産など女性特有の体のことについても痛みや辛さを緩和してくれるとされています。美容にも効果があるといわれ、肌や髪を美しく保ってくれるでしょう。
オパール×ハウライト
オパールとハウライトの組み合わせは、浄化や魔除けに大きな効果を発揮します。
ハウライトは浄化効果に長け、邪や魔を跳ねのけて持ち主を守ってくれます。感情を落ち着けてトラウマを癒し、心の中の闇を払ってくれる効果もあります。一方、オパールは不浄から持ち主を隠し、ピンチを切り抜けさせてくれるパワーストーンです。心の中を浄化し悪しき存在との縁を切ってくれる効果もあります。
オパールもハウライトも浄化効果の強いパワーストーンですが、それぞれ微妙に得意分野が違います。組み合わせることで互いの足りない部分を補い合い、より完璧な防御を目指せます。
オパールを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
オパールに限ったことではありませんが、パワーストーンは色によって対応チャクラが違いますので、効果的な場所も色によって変わります。多くのパワーストーンアクセサリーがありつける場所もさまざまな中で、万能の位置とされるのがブレスレットです。
ブレスレットは手首につけるものですが、手首は物事のインプットとアウトプットができる場所です。インプットが左手、アウトプットが右手です。そのため、パワーストーンアクセサリーから影響を受けて良いものを取り入れたい場合やパワー補充を目的とする場合には、左手につけましょう。逆に、嫌なものを追い払ったり浄化したい場合や、自分の思いや考えを形にしたいとき、対人関係に効力を発揮したいときには右手に着けるとよいでしょう。
オパールは多くの効果があるため、自分の目的に合った場所につけるのが1番です。オパールを身に着けることによってどうなりたいか、何をしたいのかをよく考えて場所を決めてくださいね。
オパールと似ているパワーストーン
多くの種類があるオパールですが、中には他のパワーストーンと似ているものもあります。
遊色効果のあるホワイトオパールはブルームーンストーンに似ていることがあります。しかし、オパール独特の遊色効果を持つパワーストーンは他には少なく、あまり似ているものは見当たらないでしょう。
ただし、遊色効果のないものはいくつか似ているものがあります。例えばイエローオパールはアラゴナイトやイエローフローライトに似ていますし、ピンクトパースはピンクの強いロードナイトに見えることがあります。
オパールのQ&A
ここからは、オパールに関してよくある疑問や心配ごとについて見ていきましょう。
オパールに危険性はある?
オパールそのものに危険性があるという説はありません、オパールがヒビ割れしやすいことから、その破片によってケガをする可能性は否定できません。また、カケラを掃除しないでおくと幼児やペットが誤食する可能性もあるでしょう。
そういった不幸を避けるためには、オパールをしっかりと取り扱うことです。オパールは欠けやすく割れやすい性質があり、水分補給は必須です。乾燥しないように熱や太陽光を避け、衝撃からも守るように心がけましょう。保管場所に水分を置くことも忘れないでくださいね。
オパールの偽物の見分け方は?
オパールの偽物としては、ガラス玉または人為的に作られた人造オパールがあります。
ガラス玉のオパールには、オパール最大の特徴である遊色効果がありません。そのため、プレシャスオパールではガラス玉の偽物はほとんどありませんが、コモンオパールではガラス玉に着色したものが流通していることがあるようです。
一方、人造オパールまたは合成オパールには遊色効果があります。日本では京セラが「京都オパール」という名義で販売しています。
もっとも簡単かつ分かりやすい見分け方は、裏側でしょう。裏側が隠されていれば偽物、隠されていなければ本物である可能性が高いです。これは、オパールが薄く壊れやすいという性質が要因で、他のものに張り合わせたオパールはその継ぎ目を隠すために裏面を加工し別の物体で隠しているのです。カメオやブローチなどに加工されている場合もありますよ。もちろん、例外もあります。
オパールの中には「ギルソンオパール」と呼ばれる精巧な改良品などもあり、プロがルーペでじっくり見て初めて分かるような偽物も存在しています。そのため、どうしても本物にこだわるのなら鑑定書付きのものを選ぶしかないと思いましょう。
オパールが割れたときの意味は?
オパールが割れたときの意味は、2つあります。1つはスピリチュアルな意味、もう1つは物理的な要因です。
スピリチュアルな意味で考えるなら、オパールは浄化や魔除けの効力のあるパワーストーンなので、持ち主に対して大きな邪が迫り、守り切れずに力尽きた可能性があります。もしくは、穢れが溜まってしまい浄化能力が落ち、力を失ったのかもしれません。
しかし、この説はあまり現実的ではありません。なぜならオパールはヒビ割れしやすく脆い性質があるからです。水分が失われたり衝撃を受けたりすると簡単にヒビが入って割れたり欠けたりするため、オパールが割れるのは珍しいことではありません。そのため、スピリチュアルな意味というより物理的要因によって割れたと考える方がよいでしょう。
割れたオパールに対しては感謝の気持ちを伝え、土に埋めて自然に還してあげましょう。
オパールの購入におすすめの販売店・通販
ANAM gems(アナム・ジェムス)
随所にこだわりを感じられる、個人の天然石ショップです。温かみのあるカラーリングのオパールを中心に揃えられています。
HOSHINOTANE
有名パワーストーンショップです。ピンクオパールを中心に、可愛らしく仕上がったデザインのアクセサリーが揃っています。
Art Crystal
オパールの中でも珍しい、原石や磨き石の取り扱いがあります。ピンクオパールに力を入れていますが、ペンダントトップは多くのカラーリングを取り扱っていますよ。
Bijoux
宝石品質のオパールを取り扱ったジュエリーサイトです。パワーストーンとしての販売ではありませんが、オパールであることに変わりありません。美しくカットされたものや本物にこだわる人におすすめです。
cullent
宝石品質のオパールを取り扱う、ジュエリーサイト。繊細な細工に美しいオパールの煌めきが映え、ゴージャスかつ女性らしさがあります。パワーストーンとしてだけでなく、普段使いのアクセサリーとしても肌身離さず身に着けたいという人におすすめです。
まとめ
カラーや効果によって多くの種類に分けられるオパール。その種類は1つのパワーストーンにしては多すぎるほどで、混乱してしまうという人もいるでしょう。
確かに、産地ごとの特色や輝き、品質など多くの要素がありますが、効果の種類ごとに選びたいなら、色を重視するとよいでしょう。色はチャクラに語りかける上、直接的な視覚効果で持ち主に強い影響を与えるからです。恋愛や女性性を重視するならピンク、前向きな気持ちならイエローといった具合に、色と効果には密接な関係があるのです。
多くの種類の中から自分にもっとも適したものを、と真剣にアレコレ見比べるのも大事ですが、もっとも大事なのはそのオパールに惹かれるかどうかです。インスピレーションを大事にして、自分だけのオパールを見つけてくださいね。
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