ヒーラーや霊能力者の中で注目を集める、アンデシンというパワーストーンをご存じでしょうか?発見されたのは比較的新しいですが、実際にはチベットで古くから神聖視されてきたという、サイキックなパワーを秘めた鉱物です。世界中で採掘されるのに高品質なものが極端に少なく、レアストーンとなっています。とても強いパワーを持ち持ち主を選ぶとされるアンデシンの魅力や効果、組み合わせなどをまとめました。
アンデシンってどんな石?
アンデシンとは
アンデシンは、長石グループに属する斜長石の1種。斜長石はアルバイトとアノーサイトの比率によって別々の鉱物となり、4種類の鉱物が存在しています。
斜長石は、アルバイト90%・アノーサイト10%前後ならオリゴクレース、アルバイト60%・アノーサイト40%前後ならアンデシン、アルバイト30%・アノーサイト70%前後ならオリゴクレース、アルバイト10%・アノーサイト90%前後ならオリゴクレースといった分類されきました。20年ほど前からは「アルバイトが多ければアルバイト、アノーサイトが多ければアノーサイト」という、50%ルールが作られ推奨されています。しかし、これではアルバイトとアノーサイトしか存在しないことになる上に細かな分類ができないため、以前としてアンデシンやラブラドライトという鉱物名が用いられています。
アンデシンはオリゴクレースとラブラドライトの中間に位置する鉱物ですが、鉱物はきっちりと成分の比率が分かれているものではありませんよね。そのため、オリゴクレースに近いアンデシンやラブラドライトに近いアンデシンが存在します。「見た目はラブラドライトなのに成分的にはアンデシンだった」というケースもあり、斜長石グループの分類をよりややこしくしています。
アンデシンそのものは決して珍しい鉱物ではなく、世界中で採掘されています。しかし、チベットでしか採掘できないレッドカラーのアンデシンは高品質かつ貴重とされ、高価で取引されています。長石グループの中でレッドカラーが珍しいことや、アレキサンドライトに代表されるカラーチェンジ効果やオパールやマザーオブパールで有名なプレイオブカラー効果を有するものもあり、マニアの間で人気があるからです。霊性が高いことからパワーストーン好きにも人気があり、加工され産地を偽ったものも出回っているほどです。
アンデシンの名前の由来
アンデシン(Andesine)はアンデス山脈で多く採掘されるアンデサイト(Andesite)という鉱物の中に多く含まれていることが名前の由来です。
アンデシンの和名・別名
アンデシンの和名は「中性長石(ちゅうせいちょうせき)」。斜長石類はアルバイトとアノーサイトの比率によって鉱物名が変わりますが、アンデシンは比率がちょうど中間あたりに位置することが名前の由来です。
チベットで採れるレッドカラーのアンデシンは「チベットナイト」「チベットサンストーン」と呼ばれることがあります。
アンデシンの歴史
アンデシンは2002年に南アフリカのコンゴ共和国で発見されたとされています。しかし、もっと古い時代からチベットで聖なる石として特別視されており、祭壇の宝飾品として利用されてきた歴史があります。
他にも、1841年にコロンビアのマルマート山脈で発見された説があり、人類とアンデサイトの出会いはさらに時代を遡る可能性もあります。
アンデシンの産地
チベット、モンゴル、中国、南アフリカなど
発見地の1つとされるコンゴ共和国ではニイラゴンゴ火山地域で採掘されていましたが、現在は閉山しています。
宝石品質ではないものの、アンデシンは日本では長野県でも採掘されています。東京都小笠原村硫黄島ではアンデシンの分離結晶が採掘され、うずらの背中に似ていることから「うずら石」と呼ばれます。他にも長野県上田市の独鈷山で採掘されるアンデシンの分離結晶は「違い石」「誓い石」と呼ばれています。
アンデシンの硬度
アンデシンのモース硬度は6~6.5。硬めですが、カッターで傷がつくかつかないかといったあたりです。
また、アンデシンはへき開性という一方方向へ割れやすい性質を持っているため、衝撃に弱いです。取り扱いには注意をしましょう。
アンデシンの宝石言葉・石言葉
「変化」「調和」
アンデシンと誕生石・曜日石・守護石
10月4日・6月30日
アンデシンの色と種類・似ているパワーストーン
アンデシンは全世界で採掘されている比較的流通量の多い鉱物です。採掘量が多いのに一部が高騰しているの理由は、産地によってカラーが変わり、カラーによって希少価値が上がるからです。もっとも価値が高いのはチベット産のレッドアンデシンで、次にグリーン、イエローと続きます。
アンデシンのカラーリングは、主にチベット産の赤褐色や黄色のものと、モンゴル産の黄色のものとに分けられます。他にも白や灰色、緑色などがありますが、赤いチベット産のものが最高品質とされもっとも人気があり、次に緑色、そして黄色の順に人気があるとされています。
アレキサンドライトのようにカラーチェンジ効果があるものや、光の角度によって赤と緑のバイカラーになるものもあります。
レッドアンデシン(チベットナイト)
最高品質とされるアンデシンは、チベットで採掘されるレッドアンデシンです。銅を多く含有することで発色しているとされ、透明度の高いものは角度によって緑色を含むこともあり、非常に高価で取引されます。
赤色が濃く内包物がないものはとても珍しく、「チベットの聖なる石」とされ、スピリチュアルなパワーが強いとされています。他の産地のものや薄い赤色のアンデシンを着色加工したものも多く出回っているため、本物で無加工のレッドアンデシンを求める際には鑑定してもらった方がよいでしょう。
イエローアンデシン
主にモンゴルで採取されるアンデシンです。イエローというより薄いシャンパンゴールドのものが多く、遠目から見ればクリアなようにも見えます。★
赤色や緑色に比べてグレードが低く安価ですが、加熱処理をすれば赤色になることがあり、加熱処理をしてから「チベット産レッドアンデシン」として流通していることが多々あります。
アンデシンと似ているパワーストーン
アンデシンラブラドライト
斜長石類の分類方法により、「見た目がラブラドライトなのに成分はアンデシン」というものは、まれに「アンデシンラブラドライト」という名前で流通していることがあります。アンデシンよりラブラドライトの方が知名度が高い点や、アンデシンはチベット産のレッドアンデシン以外は比較的安価であることから、ラブラドライトの名前をつけているようです。鉱物学的にはアンデシンとなり、「ラブラドライトに見えるだけのアンデシン」程度に思っておいて間違いありません。
カーネリアン
オレンジカラーが美しいカーネリアンは、古くから世界各地でお守りとして愛されてきたパワーストーンです。古代エジプトでは「幸運を呼ぶ石」とされ、紀元前2500年の王墓からはカーネリアンを使った装飾品が発掘されています。戦士が「勇気と勝利のお守り」として戦地へ赴く際のお守りにしたり、ナポレオンが印章に使っていたことでも有名ですね。
カーネリアンは、見た目通り明るい波動を持つパワーストーン。持ち主に勇気ややる気を与え、向上心をもたらします。血を連想させるレッド系のカラーリングから、血液のお守りともされています。
サンストーン
サンストーンといえばオレンジやレッドのイメージを持つ人が多いですが、中には濃いカラーリングのものもあり、内包物が多く透明部分が少ないものもあります。こうした品質のものはアンデシンと見分けがつかず、鉱物学的にも似通っている部分が多いです。そのため、素人での鑑別はまず不可能でしょう。
同じ理由で、サンストーンの亜種であるオレゴンサンストーンもアンデシンとそっくりです。こちらも、鉱物的に見ても比重が違うだけ。プロの鑑定を受けた方がよいですね。
アンデシンが持つスピリチュアル的性質は?
アンデシンと風水
アンデシンは五行思想における水の気質を持っています。五行と色は深い関係がありますが、アンデシンは水を連想させるブルー系のカラーリングではありません。それなのになぜ水の気質を持っているかというと、アンデシンが持つ高い霊性や人智を超えたスピリチュアルなパワーに由来します。
水の気質は「智」「自由」を表し超常的で、アンデシンの石言葉である「調和」「変化」に近いものがあります。何事にもとらわれないからこそ、自己を次々と変えていけるしなやかさがあるのです。水のように形を変える柔軟さと自由さを持ち主に与えるアンデシンは、水の気質を持っているといわれても納得ですね。
アンデシンと相性の良い方位
アンデシンと相性の良い方位は、北です。水の気質を持つアンデシンは北の方位と相性が良く、冬や寒さにも縁があります。
アンデシンとチャクラ
アンデシンの対応チャクラは第7チャクラです。
第7チャクラは「クラウンチャクラ」と呼ばれ、頭頂に位置します。「霊性」「直感」「神聖」などを司るチャクラで、高次元の存在へのアクセスを可能にするといわれています。
また、アンデシンは「サードアイチャクラ」と呼ばれ眉間にある第6チャクラにも対応します。第6チャクラも直感力を高め霊性を高めることができます。
アンデシンは高い霊性と強いパワーを持つスピリチュアルなパワーストーンなので、予知能力開花やインスピレーションを高めたい人におすすめです。
アンデシンはこんな人におすすめ
- 魂の成長
- 本当の自分を見つけたい
- 自分に合った生き方をしたい
- 周囲の人との絆を深めたい
- 心身を癒したい
- 若さや美を保ちたい
- 柔軟な考え方を身に着けたい
アンデシンの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.自己改革と魂の成長
アンデシンは、今の生活に違和感を感じている人や本来の自分が分からなくなっている人におすすめです。というのも、アンデシンは変化と調和のパワーストーンであり、持ち主を変化させることによって周囲や環境と調和させ、違和感を取り除き物事がスムーズに運ぶよう手を貸してくれるからです。
生きていると、さまざまなギャップに出くわして戸惑ったり落ち込んだりすることがありますよね。周囲と自分との差に落ち込む人や、環境が変わったことにより実力ややり方が通じなくて困った経験のある人は多いでしょう。自分自身についてだけでも、過去と現在では考え方が変わったり、本当にやりたいこと現実との違いにジレンマを感じることもあります。また、本当にやりたいことが分からない人など、自分の望みの検討がつかない人もいるのではないでしょうか?
そんなとき、アンデシンはさまざまな事象のギャップを埋めたり擦り合わせたりして、心の摩擦を減らしてくれます。やりたいことが分からない人は、やりたいことが見つかったり見つからなくてもいいやと思えるようになるでしょう。人と自分を比べて落ち込んでしまう人は、その差を埋めるべくやる気が出たり、そもそも差があって当然と考えられるようになります。
アンデシンは自分の中にある矛盾やジレンマを消化し、新しい考え方を身に着けさせてくれるパワーストーンなのです。
2.対人運アップ
アンデシンは持ち主本来の魅力を見つけ出し、それを素直に表現できるようサポートしてくれます。アンデシンは持ち主が気づいていない愛や優しさを引き出すこともあり、その結果、周囲と良いご縁を結んだり絆が強くなったりするでしょう。
また、アンデシンは持ち主の意識を変化させ柔軟性を身に着けさせます。そのため、他人との付き合いの中で傷ついたり考え込んだりすることが少なくなり、対人ストレスが減っていきます。いつもニコニコしている人は魅力的ですから、結果、周囲に人が集まってくるでしょう。
3.ヒーリング
アンデシンは持ち主の意識に変革をもたらし、ストレスを軽減する効果があります。
日常生活におけるさまざまな出来事により、人間は傷ついたり悩んだりしますよね。そういった行為は生きていく上で避けられず、精神面での成長において重要な出来事です。しかし、中には不要な傷を負うこともあります。いじめや嫌がらせなど原因がハッキリしているものもあれば、ネガティブな考え方が原因で傷を増やす人もいます。アンデシンは、持ち主の考え方を柔軟にし余計な傷を増やさないよう導いてくれます。
些細なことで傷ついたり、悪い方向へと考えてしまう癖がある人はアンデシンを持ってみてください。上手く処理できなかった感情を解放し、疲労やストレスを癒してくれるでしょう。
4.魔除け
アンデシンは、持ち主の洞察力や直観力を磨き、勘を鋭くする効果があるとされています。持ち主が自分で危険を察知し、回避するよう導いてくれるのです。さらに、霊的なものから持ち主を守る効果もあり、現在も産地であるチベットではもちろん、イスラム教マホメットがお守りとして身に着けていたことでも有名です。
アンデシンはとても愛情深く、まるで家族のように持ち主に接してくれます。そのため、持ち主に悪いものが近づくと「うちの子に何か?」と言わんばかりに防御してくれるのです。と同時に「自分の身は自分で守りなさい」と持ち主自身の防御力も高めてくれる、鉄壁の魔除け石といえるでしょう。
5.アンチエイジング
アンデシンは持ち主の疲労を取り除き、本来の魅力を発揮させる土台を作ってくれます。そのことから、近年ではアンチエイジングに効果があるとされ、若さや美を保つのに効果的だといわれています。
医学的な根拠はありませんが、ストーンヒーリングの世界では赤いパワーストーンは血の巡りを良くし、新陳代謝を促進するとされています。そのことも関係しているのかもしれませんね。
アンデシンのお手入れ・浄化方法
浄化方法 | 対応 |
塩・塩水 | ☓ |
流水 | ☓ |
ホワイトセージ | ◎ |
水晶クラスタ | ◎ |
日光・月光浴 | △ |
土 | ☓ |
音 | ◎ |
ホワイトセージ
ホワイトセージの乾燥葉やお香から立ち上る煙に、アンデシンを10回程度くぐらせれば浄化ができます。
アンデシンは熱に弱いので、火に近づけるのはやめた方が無難でしょう。
水晶クラスタ
アンデシンを水晶クラスタの上に1晩置くだけでも、浄化ができます。
アンデシンは非常に強いパワーがありますが、消耗も激しいです。また、気難しいところがあるため、何にでも合わせられる水晶を使った浄化がもっともおすすめです。
特に、チベット産のアンデシンを浄化する際にはヒマラヤ産の水晶がおすすめ。パワーストーンは産地が近いと波動が近いとされているため、よりアンデシンを休めることができるでしょう。中国産の水晶もよいですよ。
日光・月光浴
アンデシンは、月光浴なら対応可能です。
月の出る夜、アンデシンを1晩月光浴させるだけでOKです。ただし、アンデシンは熱によって変色もしくは退色する性質があるため、日光が差し込む前に片づけましょう。
音
クリスタルチューナーや音叉、水晶ポイントを使った浄化方法も、アンデシンにはおすすめです。
浄化に使われる音は4096Hzで、「天界の扉を開く音」といわれています。アンデシンは霊性が高くスピリチュアルなパワーを強く持ったパワーストーンなので、音を使った浄化方法と相性が良いです。
やり方は、アンデシンを中央にして、音を立てながらクリスタルチューナーで円を描くだけです。このとき、クリスタルチューナーの先がアンデシンの方向に向いているようにしてください。
アンデシンの好転反応・副作用
アンデシンは霊性が高くエネルギーが強いです。特に、チベット産のアンデシンはシャーマニズム的な役割を担ってきたこともあり、持つ人を選ぶ石です。そのため、好転反応を感じる人もいるでしょう。
アンデシンを持って頭痛やだるさなど身体的な異常を感じたり、悪夢やトラウマを思い出すなど精神的に辛い目に遭ったなら、まずはアンデシンと少し離れてみましょう。「アンデシンと離れているときには平気なのに、アンデシンを身に着けると悪いことが起きる」というなら、それはアンデシンの好転反応と考えるのが自然です。
解決方法は2つあります。
1つは、チベット産のアンデシンをやめて他の産地アンデシンを持つこと。チベット産のアンデシンは特に波動が強く癖も強いので、持ち主を選ぶからです。他の産地のものに変えることで、少々パワーが収まり、好転反応を起こさなくなる可能性があります。もし「レッドカラーじゃなくちゃイヤだ」という人で加工処理を気にしないなら、他の産地のものを加熱処理して赤くしたアンデシンを選ぶとよいでしょう。
もう1つは、アンデシンの原石を持っていた場合、原石でなくアクセサリーなどにカットされたものに変更しましょう。どんなパワーストーンでも、原石と加工されたものなら原石の方がパワーが強いです。アクセサリー加工されたものやタンブルなど、何らかの形で人間の手が加わったものの方が扱いやすいこともあります。
アンデシンと相性の良い組み合わせ
アンデシン×サンストーン
アンデシンとサンストーンの組み合わせは、ポジティブに人生を楽しみたい人におすすめの組み合わせです。
サンストーンは、「太陽の石」という意味の「ヘリオライト」という別名を持ち、太陽の力を閉じ込めた鉱物とされます。持ち主に活力を与えて行動的にし、ネガティブ思考や弱気な考え方を追い出し、自信をもって人生を歩いていくことができるでしょう。
とはいっても、ネガティブな人がいきなりポジティブにはなれませんよね。変化を調和を司るアンデシンは、持ち主に対し、サンストーンによる明るい波動を受け入れる準備をさせます。アンデシンは個性がありクセも強いですが、同じ長石グループのサンストーンとなら上手くいくでしょう。
アンデシン×ムーンストーン
アンデシンとムーンストーンは、女性の美や健康に力を注ぐと同時に、人生の道しるべとなってくれます。
ムーンストーンは、アンデシンと同じ長石グループの鉱石。気難しいアンデシンですが、近い存在であるムーンストーンとは相性が良いです。
ムーンストーンは月の力を持つとされていますが、月は女性性のシンボルです。満月の日にお産が多いことや月経など、女性の身体と月は深く関連していることからも、月が女性にとって非常に重要な存在であることが分かりますよね。そんなムーンストーンは女性の体内リズムを整え、女性としての魅力をアップしてくれます。そのため、恋愛運アップにも効果があるとされています。
一方、アンデシンは赤い色なら血液の循環や新陳代謝促進に効果があるとされる、アンチエイジングのパワーストーンでもあります。ムーンストーンと組み合わせることで、体内環境を整えてくれるでしょう。美容にも健康にも嬉しい組み合わせですね。
また、ムーンストーンは暗闇に浮かぶ月のように、迷った際の方向性を示すとされています。本来の自分を取り戻すアンデシンの効果とあわせることで、より明確に、進むべき道と魂の求めるものが分かるようになります。
アンデシン×テクタイト
アンデシンとテクタイトは、自己変革をもたらす効果がある組み合わせです。
テクタイトは炭のようなルックスをした天然ガラス。諸説ありますが、隕石落下の際にできたとされ、宇宙との繋がりやカルマの浄化、魂の成長などの効果があるとされています。また、ヒーリング能力にも長けています。
宇宙と繋がるテクタイトと、霊性を高め高次元の存在へとアクセスするアンデシンは、似たような意味を持っています。そのため、今世での目的や生きる意味といった根本的な悩みを解決することができるでしょう。
また、テクタイトは持ち主が抱えている問題を顕在化し、目の前に突き付けます。自己矛盾解決や変容の石であるアンデシンと合わせることで、テクタイトによって露わになった問題点をより早く解決しやすくなるでしょう。
アンデシン×ラブラドライト
アンデシンとラブラドライトの組み合わせは、霊性を高め直感力や洞察力を鋭くしてくれます。
ラブラドライトは、アンデシンと同じ長石グループの1種。見た目はラブラドライトなのに鉱物的にはアンデシンといった鉱物が存在するほどで、アンデシンともっとも近い存在といえます。アンデシンはクセが強いパワーストーンですが、鉱物的に似たパワーストーンとなら相性が良いので、ラブラドライトとは最高の相性といっても過言ではないでしょう。
ラブラドライトは太陽と月のパワーを併せ持ち、中でも虹色のラブラドレッセンスを持つものは「魔法の石」と呼ばれ、霊性を高める効果があります。眠っていた才能を目覚めさせたり自分の本質に気づくなど、持ち主に気づきと喜びをもたらすのです。同じく霊性を高め自己改革を促すアンデシンと組み合わせれば、相乗効果が期待できるでしょう。
アンデシン×水晶
アンデシンと水晶の組み合わせは、アンデシンの力を持ち主に馴染ませる効果があります。
少し変わった使い方ですが、アンデシンのような持ち主を選ぶ強いエネルギーを持ったパワーストーンには、水晶を合わせてパワーをコントロールするのがおすすめです。水晶は他のどのパワーストーンとも相性が良く、力を増幅させたり和らげたり、パワーストーン同士の仲を取り持ったりしてくれます。もしアンデシンを持って好転反応が辛い場合は、水晶を合わせてアンデシンとの仲を取り持ってもらいましょう。
水晶をつけたからといって、アンデシンの効果が失われるわけではありません。水晶はパワーを増幅する効果もあり、いわば調節装置のような役割を果たすのです。アンデシンのパワーをちょうどの強さに調節してくれるため、効果はそのままに好転作用を減らしてくれます。
水晶を使うなら、アンデシンと近い土地出身のヒマラヤ水晶がおすすめです。パワーストーンは産地が近いと波動も近くなるため、相性が良いのです。人間でも、遠く離れた場所で同郷の人と知り合うとほっとしますよね。それと同じで、パワーストーンにリラックスしてもらい本来の力を発揮してもらうためにも、チベット産アンデシンにはヒマラヤ水晶がよいでしょう。もちろん、他の産地のアンデシンにヒマラヤ水晶が良くないわけではありませんので、安心してくださいね。
アンデシンと相性の悪い組み合わせ
アンデシン×ルチルクウォーツ
アンデシンとルチルクウォーツは、重なり合う部分がなく効果がバラけるため相性は良くありません。
アンデシンは霊的なエネルギーが強い、スピリチュアルなパワーストーンです。対するルチルクウォーツは金運の石とされ、現実的な部分での補佐をしてくれるパワーストーン。正反対の性質とパワーを持つため重なり合わず、組み合わせる意味はほとんどありません。
スピリチュアルも現実も両方が欲しいという人は、まずはどちらか片方から始めるとよいでしょう。
アンデシン×アクアマリン
アンデシンとアクアマリンの組み合わせは、持ち主が抱える問題に対する姿勢が違いすぎて、合いません。
アンデシンは持ち主の意識を変革することで問題を問題としないよう仕向けます。余計な傷を増やさないよう持ち主を守り、ときには戦う強さを授けます。一方、アクアマリンはトラウマや悲しみを洗い流すパワーストーン。癒し効果は抜群ですが、問題に対する姿勢がアンデシンとあまりに違うため、お互いの効果を半減させ合ってしまいます。
アンデシンを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
アンデシンは第7チャクラに対応するパワーストーンですが、頭頂部分に着けることはほとんどできません。そのため、頭頂に近く情報の取捨選択を助ける意味で耳に着けるのがよいでしょう。
ブレスレットとしても見られますが、へき開という性質を持ち、一方方向へ力を加えると簡単に割れてしまいます。そのため、ブレスレットとして身に着ける際にはぶつけたりしないよう注意しましょう。ブレスレットとして身に着けるなら、パワーを受け取る受信機の役割を期待して左腕につけるのをおすすめします。
アンデシンのQ&A
アンデシンの偽物の見分け方は?
アンデシンは人工的に作り出されることはほとんどありませんが、産地によって価格が大幅に変わるため、産地を偽装するケースが後を絶ちません。
アンデシンは世界中で採掘できる、比較的メジャーな鉱物です。カラーバリエーションも豊富ですが、もっとも人気のあるレッドカラーのアンデシンはチベットでしか採掘できず、チベットは環境的に採掘が難しいので、産出量は極端に少ないです。チベット産のアンデシンでも内包物がなく大きさがあり色みが深いとなると、さらに希少となります。
そのため、チベット以外で採掘されたイエローアンデシンに加熱処理を施して、レッドアンデシンに変化させることがあります。加工されているとはいえアンデシンはアンデシン。しかし、「イエローアンデシンを加工してレッドアンデシンにしたもの」ではなく、「チベット産の高品質レッドアンデシン」として販売するケースが多いのです。これはもはや産地偽装であり詐偽ですよね。
アンデシンの中でレッドは高価なレアストーンですが、イエローアンデシンは人気が低く安価であることから、このような詐偽行為が横行しています。素人が見ても分からないことがほとんどなので、プロにお願いするしかありません。チベット産の天然レッドアンデシンを購入する際は、鑑定書つきのものを購入すると安心です。
アンデシンが割れた・欠けた!特別な意味はある?
アンデシンはモース硬度を見ると硬くも柔らかくもない鉱物ですが、一定方向へ割れやすいへき開という性質を持っています。そのため、衝撃に弱く割れやすいです。日ごろから最新の注意を払い、ぶつけないようにするのはもちろん、お手入れの際にも超音波で洗ったりしないようにしましょう。水に弱く表面のツヤが失われる可能性があるため、水で洗うのもNGです。
また、アンデシンは強いエネルギーを持っていますが消耗が激しいタイプのパワーストーンです。癒しや魔除けなど、石そのものに穢れを溜めることで成り立つ効果も持っているため、ぶつけていないのに急に割れたりしたら、パワーを消耗して役目を終えたのかもしれません。アンデシンのような高い霊性を持つパワーストーンは割れやすいため、浄化はこまめにしましょう。
アンデシンの色が変わった?退色・変色する?
アンデシンは紫外線によって退色してしまいます。特に色の濃いアンデシンでは顕著に表れるため、気をつけた方がよいでしょう。日常生活で身に着けて昼間出かける程度でしたら問題ありませんが、保管の際には太陽が当たりっぱなしのところに飾ったりしないでくださいね。
また、アンデシンは水にも弱いです。水に触れると石が変質して、表面のツヤがなくなりガサガサになってしまうのです。その結果、色褪せたり色が変化したように見えることもあります。毎日一緒にお風呂に入ったりするのはやめましょう。雨に濡れるなどしたら、必ず優しく拭くのを忘れずに。
アンデシンの購入におすすめの販売店・通販
ANAM gems
ハンドメイド用のアンデシンを多く取り扱っています。他のパワーストーンよりお高めですが、チベット産の美しいレッドアンデシンがありますよ。
FOREST BLUE
宝石ランクのパワーストーンのみを扱ったサイト。返品・返金保証もあり、画面越しでも安心して買い物することができます。
まとめ
持ち主の霊性を高め、スピリチュアルな能力を活性化させるというアンデシン。ヒーリング能力や魔除けの効果もあり、ヒーラーや霊能力者の中で密かに支持されているパワーストーンです。
アンデシンは、チベット仏僧たちが古くから神聖視していただけあって、強いエネルギーを持ち、持ち主の意識に直接語り掛け慈悲深く導いてくれる効果があります。洞察力を高め勘を鋭くし、持ち主が本当に求めているものに気づかせるのです。結果、持ち主は自分の足で求める未来へ向かって歩き出すことができるでしょう。
ただし、アンデシンは強いエネルギーがあり癖が強く、持ち主や合わせる他のパワーストーンを選ぶといいます。特にチベット産のアンデシンは力が強いため、無理をしないのが大事です。また、チベット産のアンデシンはレアストーンで価格も高いため、他の産地のものを偽っている場合もあります。それほどまでに欲する人が多いということなので、もし機会があれば手にしてみてもよいのではないでしょうか。
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